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次の日の朝、独居老人 大田敏文 が無残な姿で発見された。
大田敏文が、夜中の内に死んでいた。これでもう、山入を訪れる村人は誰もいなくなったことだろう。
遺体には、虫刺されの痕のようなものが膿んでいる以外は特に外傷はなく、高齢ではあるが死に至るような持病を持っていたわけでもない。
不自然な死は村の不安を煽る。
これは疫病ではないか、あるいは、兼正が……と。
現在の生存者は、院長 高瀬顕尚、事務長 神威京斗、喫茶店のマスター ディビッド・ライス、青年 雨宮紫苑、コック 須藤暁、未亡人 瀧華伽耶、学生 咲田瞳、女子高生 支倉桜子、水道修理業 遠藤明夫 の 9 名。
[夜はこんなに長かっただろうか。
闇はこんなに深かっただろうか]
[うとうとしかけては、ハッと目覚める。
ベッドの中。思いだしそうになる、あの山入の光景を、強いて忘れようと努めながら]
[ドアを開け、中に入る]
敏さん!敏さん!!
[反応がない。いや息をしていない。瞳孔をチェックしても反応しない。それになにより…死斑が現れだしていた。]
何故だ…!!
[寝入っていた時間が悔やまれた。しかし、急変は起こりうるものだし、何かの拍子にブレーカーが上がることもある。不幸が重なった結果と言えばそれかもしれない。]
[食事の最中、徐々に言葉数が減った。浅黄氏の死の知らせを聞いたならば、単語が減り行くペースはより速かっただろう。]
慌しい警察、うちの社長含め沢山の人が掛かる流行病、兼正の屋敷に新たな隣人…か。
一体、何なんだろう。
こんな静かな村に一杯いろんなことが起こってさ…。
[思わず愚痴を零した。
と、何処かで何かを鳴らしてる―そんな音が聞こえたきがした。]
須藤、あなた相当浮かれているわね?
[くすくすと笑いながら、瞳にデザートの説明をしている須藤に目をやる。様子からして、食事を我慢してる風にも見て取れる]
そう言えば、瞳さんは須藤みたいな男はお嫌い?
サングラス取ると、意外にいい男なのよ?
[ケラケラと笑いつつ、須藤を手招きする]
もし瞳さんが良ければ、須藤も一緒に"食事"に付いてもいいかしら?
ねぇ須藤?貴方も"食事"しなさい、ね。
[促すと言うよりかは、一箇所だけどう受け取っても命令文的な言い回しに、瞳は何を思っただろうか。
あくまでも楽しく、しかし言葉にはどこか不穏な空気を孕ませつつ――]
― 食堂 ―
[緊急事態に、看護婦、事務員を招集した。
一連の経過を説明する。]
みんな、夜中なのに悪いな。
敏さんは身寄りがない。寺に掛けあって無縁仏で葬式を出してもらうしかないな。
神威さん、悪いが寺に連絡してもらえないか。
あとは不審なところがないかチェックしてくれ。
[看護婦たちは病院内をチェックするために食堂を出、
神威もそれに倣うだろうか]
―高瀬医院・食堂―
[男は程無くして眠りから覚める事になった。高瀬から連絡があったからだ。それは大田老人が死んだという知らせだった。男は急いで支度をして高瀬医院へと向かった。
職員が集合した食堂。高瀬の指示に頷き]
わかりました。
[男は食堂を出、寺に電話をかけに行った。
受話器を取り、ダイヤルを回し、繋がるのを待つ。ややあって声が聞こえたのを確認すると、医院からだと前置きし、敏文の死を告げ、葬式についての話をした]
[ほどなく2階から看護婦が駆け下りてくる]
「銀子さんが、亡くなってます」
そんな…馬鹿な…
[男は慌てて2階に上がる。]
バイタルサインも安定していたのにっ。
[銀子を見ると大田と全く同じ状態だった。
ただ一つ違うのは…癤(せつ)の多さ]
網戸を開けていたわけでもないのに…
なんでこんな虫さされの痕が…
[それにしても、不思議な痕だなと思いつつ、
目の前に山積している問題を解決することが先だった。
とにかく、銀子を親戚に引きとってもらわなければならない。神威に銀子の親戚に連絡をとるよう依頼した]
[男は何かを思い出したように神威に話しかける]
そういえば、戸田さんと一緒に支倉製材所の桜子ちゃんも山入に行ってたんだよな。
あの仏さんを見たんだろうか?
そうでなくても、かなりのショックだろう。
朝になってからでいいから、様子がおかしければ病院に来てくれと電話してくれないか。
何ができるわけじゃないだろうが、話を聞いてやるだけでも違うと思うからな。
[男は病院で亡くなった二人分の死亡診断書を*作り始めた*]
[寺への連絡を終えてすぐ、慌しい足音が聞こえた。何か不吉な異変が起こったのだと、直ちに察せられた。そして、今この院内で起こり得る、そのような異変といえば――
男の予想は当たっていた。入院していた銀子が死んだ。日中は容態が安定し、急変などしないだろうと思っていた銀子が。それも、その日の内に亡くなるという、最悪な結果になったのだ]
……そんな……銀子さんが、……
……わかりました。すぐに連絡します。
[動揺を滲ませながらも、高瀬の指示に頷く。再び受話器を取ったところで、続けられた言葉にまた頷いて]
……ええ。……戸田さんの話だと、どうやら見てしまったようで……
酷く、ショックを受けていたようです。
[沈んだ声で桜子について話した。医院に戻ってきた際に戸田が男に伝えた内容だった。深い後悔を隠さぬままに。それを聞いて、男もまた後悔を深める事になった]
さてマスター、そろそろお暇するよ。
暗くなっているし、何だか両親が心配になってきた。
[ディビッドがメニューにお酒を用意しているのであれば一杯だけ貰った。勘定を行い、帰る間際に、小さく一言呟いた。]
マスター。
また噂話、聞かせて欲しい。
[自分も見つけたら話すので、と付け加え、ドアを閉めた。]
― 帰りの路地 ―
そうだ、確か咲田さんの娘さんが帰省したとか言ってたな。噂ばかりで姿を見てないけど、余り出歩いてないだけかな。
[そうして、足元は目的をやや変えて。
少し気分を落ち着かせたいだけだったのかもしれない。]
そうですね。朝になったら連絡してみます。
[桜子の心が少しでも休まればいいと思った。話を聞く事なら、己にもまた出来るだろうと考えながら。
その後、男は銀子の親戚へと連絡した。受話器越しにも驚愕と動揺が伝わってきた。彼らも当然、銀子が今夜死ぬ事になるなどとは考えていなかったのだろう。落ち着かない声色のまま、状況の確認や遺体についての話などを進めていた。
院内の空気はざわめいたまま、夜は益々深まっていく]
[朝になると、男は支倉へと電話をした。桜子について、調子がおかしければ医院に来るように、そうでなくともいつでも好きな時に来てくれれば、というような事を話した*だろう*]
[咲田家を通り過ぎ、序でに支倉家も通り過ぎた。のんびり歩を進め、路上にてコツコツと足音を鳴らす。その様子を多少なり人から姿を見られただろうが、呼びかけでもない限りは気にも留めないだろう。
光源がある無し、大小、暗がりでも理解できるほど見慣れた家々を見て、大きめに溜息をついた。]
何も変わってるように見えないんだよな。何も。
きっとちょっとした事が事件扱いの、何事も無い、何時もの村だ。インフルエンザが早く来たんだ。
[そうに違いないと口に出さず思い、自宅へと向かう。
帰宅すると開口一番、聞かされた連絡事項があった。
社長の体調が芳しくなく、明日は休んでよい、とのことだった。]**
[検死を進めていて見慣れすぎていて見落としていたもの]
………。
[虫さされの痕に見えた癤が、銀子の体には多数見受けられた。
病院にいて虫が大量に入り込んだとは考えにくい。
それになにより…]
この痕…なんでこんな間隔なんだ…
まるで蛇に噛まれたようだな…
[しかし、いくら田舎とは言え蛇が病院内に入り込むことはないし、この短時間で死ぬのはあり得ない。
病院にいても対応しきれないほどの急激な容態悪化。
そして悪化したら最後、食い止める術もない]
どうすればいいってんだ…!!
[奥歯をギシリと噛み締め、窓の外を睨みつける。
…意図せずに睨むその視線の先にあるものは……兼正の屋敷]
―朝・屋敷の自室―
[昨晩の"楽しい晩餐"の後、紫苑の帰りを待たずに結局先に寝てしまった。
目が覚めると、時計を手に取り時間を見る]
(まだ10時過ぎ……)
[連日の暑さで、体が堪えてるようでもう暫く寝ていたいかも……と思いはするものの、昨日マスターに聞いた寺の話が気になっていた]
(あそこは、紫苑達は入れない。私が行かなければ……)
[ベッドから出ると身支度を整える。今日は少し控えめで大人しそうな雰囲気のツーピースを選んだ。]
[悪夢にうなされた転寝だけで、今日も一日忙しい日々が始まる。
病院での大田や銀子の死は瞬く間に人々に伝わり、原因が分からず、容態が急激に悪化することもあり、
心配した村人が自分は大丈夫なのかと相談するケースが増えた。]
風邪かな?と思ってもすぐに病院に来てくれ。
今はそれしか言えない。
[本当にそれしか言えない状態だった。
目の前で次々と人が死んでいく。
そしれそれを為す術なく見ていることしか出来ない焦り、苛立ち…
それを表に出さずに対応する。]
(焦りを出したら…負けだ)
[焦りで前が見えなくならないように、どんな些細な事でも手がかりを見つけようと…感覚を*研ぎ澄ましていた*]
―屋敷→村内へ―
[今日は少し目立つ色目の日傘を持つ。別に目立つとかそういうつもりは無いのだが、村に死が蔓延し始めた雰囲気にはそぐわない、異質な物に見えるだろう]
[外に出る前、屋敷の廊下を歩きながら電気を消して回る。本当は点けっぱなしでも良いのだろうけど、あくまでも生活感というものを出すための演出。
紫苑の部屋の前でふと立ち止まり、そっとドアに触れる。小さく「いってきます」と呟いた]
[外は今日も晴天。まだ10時過ぎだというのに朝の涼しさはもう何処にも無い。
日傘を差し、ゆるりと坂を下る。
夏の暑さだけではない、何か異様な熱気に包まれつつある村に、どれだけの人間が気が付く事だろうか。
ゆっくりと歩を進めながら、散策をしてるようにあちこちを物珍しそうに眺めながら偵察をする。
自分の姿を見た者は声をかけてくれるだろうか?もしかけられたなら笑顔で挨拶を返すだろう。喫茶店で気になったお寺の話を含めながら、誰かに案内を頼むかもしれない。疲れてくれば、お気に入りの喫茶店クレオールにも*寄るかもしれない*]
[午前の診療を終えようかという頃、桜子が病院に来た]
桜子ちゃん…昨日は声かけられなくて済まなかった。
気分はどう?
[元気であれば病院に来るはずもなく、顔色もよくない。
ただ今までの貧血患者とは違い、例の痕も、貧血症状もない]
ちょっと気分転換するか。
神威さん、忙しい時に悪いがちょっと桜子ちゃんと出かけるから。
何かあったら呼び出してくれ。
[呼び出すとはポケベルのことである。]
まぁ行き先はクレオールだから、あっちに直接電話くれてもいい。
[そう言うと桜子を連れてクレオールに向かった]
― クレオール ―
[ここだけはいつもと変わらない。と思いたい。
いつものように軽い口調のマスターに]
今日はコーヒーじゃなくてマスターのお薦めを貰えるかな。
桜子ちゃんにも何か頼む。
[もちろん俺の奢りでと付け加える。それから桜子に話しかける。]
今思ってることを言ってみるといい。
前後のつじつまが合ってる、合ってないは気にしなくていいから。
[桜子の話す言葉に耳を傾ける。アドバイスをするわけでもなく、彼女の心の中にあるものを出させることで、少しでも負担を減らそう…そう考えて]
― 翌朝 ―
ああ、何時もなら寝坊だな…
[仕事が休みで夜更気味で、何時もより2時間くらい遅く起きた。]
―井戸端会議でも混じろうか。
[朝食を食べ、とりあえず外に出ることにした。]
>>20
オー、若先生。イラッシャーイ。
支倉のオジョーサンもイラッシャーイ。
若い女の子のお悩み相談デスネー。お医者さんは大変ネー。
ワァタシィのお薦めデスカー。今日は、麦茶と水ようかんアルヨー。冷たいヨー。
―村内→クレオール―
[散歩の途中、誰かに会うことは出来ただろうか。もしかすると当てもなく歩いてる遠藤と、すれ違い様に挨拶位はしただろうか。
今朝は昨日の晩餐の事も有り、屋敷で食事を取らずに出てきた為か、少しお腹が空いた気がする。それよりも、喉の渇きに少し苦痛すら感じた。
昨日寄った喫茶店クレオールへと自然に足が向かった]
―クレオール―
[扉を開けると、昼時らしく少しざわめきを感じる。チラリと店内を見回し、自分はカウンターに座った]
マスター、今日のオススメは何かしら?
[汗を拭いていたハンカチを鞄に片付けながら、マスターに問う。
店内では、誰かに声をかけられない限り、自分からマスター以外の人間に声をかけることは無いだろう]
−朝:支倉宅−
[わたしは日常どおりに高校へ行きたかったけれど、過保護な両親は、病欠の届けを出した。
だから、鳴った電話を取ったのは、わたしだった]
え……。
銀子お婆ちゃんが……?
[電話を切った後も、わたしはしばらく呆然としていた]
[わたしの日常を守らなければならない]
[平日に家にいるのは、日常じゃない]
[でも]
[こんな時間から、どんな顔でバスに乗ればいいんだろう?]
−遅い朝:病院前−
[無意識の間に制服に着替え、通学鞄を持って通学路を歩いていたわたしだったけど、バスの来る時間が分からない。
ふと見れば、ここは病院だ。
わたしは、朝の電話を思い出した]
−喫茶クレオール−
[忙しい先生を、独り占めしてはいけないと思いつつも、わたしはその好意に甘えて、喫茶店について来ていた。
小さい声で、ミルクティーを頼んだ]
先生……わたし、怖いんです。
今までと同じがいいの。
変化なんていらない。
[そんな折に、「よそもの」の訪問を見て、いけないと思いながらも、わたしは顔が強張るのを止められなかった]
――黄昏時――
咲田瞳の行方が知れないことも話題になっている刻限だろうか。
大田敏文の葬式が執り行われている。
人の死が続いている。しかしまだこれで終わりではない。悲劇はこれから始まる――
不吉な予感がじわりと村に広がっていた。
そしてやがて夜が来れば。山から鬼が下りる刻限、大田老人は"起き上がる"のだろうか?
― 昼さがり・クレオール ―
[桜子が話を一通り終えると、伽耶が入ってきた。
明らかに青ざめる桜子の肩をぽんと叩き、]
(大丈夫だ)
[声には出さないで頷く。そして、伽耶の方に近づく]
こんにちは、兼正の奥さんですよね。
今は白衣を着ていませんが、この村の小さい病院で医者をしてる高瀬です。よろしく。
うちの事務員の神威と話をされたようで、美男美女のご夫婦と伺いましてね。
是非一度お目にかかりたいと思ってました。
[人懐っこい笑みで話しかける]
[返事があればそれを聞き、無かったとしても話を続ける]
そういえば、奥さんは貧血気味だとか。
今年は性質の悪い貧血が流行ってましてね、
もともと貧血気味と聞いちゃこっちとしても心配なんでね、
調子はどうですか?
[答えが返ればまた世間話をしただろう]
― 伽耶が来る前 ―
[桜子の話しは尤もだ]
そうだな、俺も変化しないでいいものなら、変化してほしくない。
桜子ちゃんには、厳しすぎる現実だろう。
[遺体を見ることにある意味慣れている男でも、あの山入の状況は悲惨だった。まして、遺体を見る機会が少ないはずの桜子にとって、どれだけの衝撃だったかは計り知れない]
[桜子が気が済むまで話したと言ったところで]
俺が説教じみたことを言うのもおかしいが、
その場に立ち止まり続けることはできない。
いずれ何がしかの選択をして、進んでいかなきゃいけない。
ご先祖も時代の流れに、時に順応し、時に抗った。
今は順応すべき時か、抗うべき時か…
それは、それぞれが選ぶしかない。
…難しい話をしたかな?
ま、いずれ分かるときが来るだろうさ。
[フッと笑い、桜子の頭をポンポンと撫でる。
その場にそぐわないかもしれないが、それは何かの暗示だったのかもしれない。]
― 夕刻 ―
[桜子を送り、病院に戻った。]
やぁ悪かったな。
[患者らしい患者はいなかった。大田爺と銀子、そして山入の3人の葬儀が一気に重なり、
“病院に来る暇”がなかったようだ
さすがにこの状態は苦笑せざるを得ない]
まぁ…こんなもんか。
[すると一本の電話が入る。神威が出て応対するも、その声がだんだん緊迫したものへ変化する。]
[男は、“また”誰か死んだのかと不謹慎な事を考えた。
しかし…―――]
咲田さんとこの瞳ちゃんが?
[咲田瞳が昨日から行方不明なのだと連絡が入った。
目撃情報では兼正の方へ向かう坂を上るのを見た者がいるらしく、その付近を中心に捜索していると]
わかった、じゃ、戸田さん留守を頼んでいいかな?
男手がいるだろうから俺と神威さんは捜索に加わろう。
[昨日山入に行って参っているだろう戸田と看護婦を残し、神威と二人は瞳の捜索に加わるために出て行く]
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