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数年に一度開かれる「Big Fire」の大会、「The Golden Bough」。
会場は熱気に賑わい、様々な人々で混み合っていた。
まだ受付を済ませていない者、飛び込み参加者へのアナウンスが流れる。
だが既に殆どの参加者は受付を済ませ、「大会」開始までの間、賑やかな会場内を探索し楽しんでいる。
勿論、最終チェックの為に機体格納庫に居るものもいるだろう。
青空。雲一つない良い日だ。
1人目、前回の王者 ゴードン がやってきました。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜The Golden Bough゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
The Big Fire.
企画 The Golden Bough Project.
脚本 All members.
音楽 Your Love Music.
THANX 瓜科国, Player / Character, and Read Only Member.
2人目、兎人 クロノ がやってきました。
――「大会」会場上空/ラント軍戦艦――
フン
[耳を風にそよがせ、眼下を見ているのは黒い人型兎。
否、ラント、もしくは兎人(とじん)と呼ばれる異星人だった。
ラント軍の上官制服を着ているが、足に靴は履いていない。
胸元には、時計の短針長針とハートを組み合わせたような飾りが首から下げられている。]
Entry Name
――――――
宇宙(ウミ)を跳(ト)ぶもの クロノ
BigFire Name
――――――
狂気のアーミラリースフィア メテログラフト
真鍮色をした、天球儀に似たBigFire。
しかし、地球のそれとは違い、奇怪さを感じる天球儀。
天球儀の中央に、惑星―ラントの母星―が幾らか簡略化して鎮座している。
母星を示す、球体型のBF本体の周囲8つの天体軌道環はバリア。
地球の太陽系によく似ているが、二つ違う所がある。
母星以外の惑星軌道環が6つであり、ラントの月と太陽の軌道環2つが、母星を示す球体型のBF本体を回るという、地動説ではなく”天動説”の構造である事。
「メテログラフト」はラント語。
機体自体は、鈍足だが、5M程の距離を跳躍(リープ)する事が出来るBF機体。他の機能は未定。
搭乗者は、BF機体に触れる事で、とぷん、とまるで水に潜るように中に入れ、パイロットスペースに収まる事が出来る。
BigFireとラントの科学力を結合させた機体。
わざわざ「大会」規格に合わせている。
BigFire Arm
―――――
★8つの環(バリア)
BFメテログラフトの周囲を回る8つの環。
8つの環が各自回転する事で弾幕を弾き返す。内2つは逆回り。
各環が交差する部分を狙われると弱い。全部の環が破壊されれば、バリアは消失する。完全消失しなくても、環の隙間を潜り抜ければ被弾する。
★ラガリアの刺塵(BF外部弾幕兵装)
不定形の刺塵型弾幕兵装。ただし、弾幕を放つ時は固化し、固化した状態であれば砕く事が出来る。
★カ・エディーリの歯車(BF内弾幕機構)
BFの装甲内側がそうである。
BFの機体破壊が進めば、一時、弾幕放出も出来なくなるかもしれない。
★見よ、ワレらがメテログラフト(BF内弾幕機構・弾幕開放)
BFの最深部手前に展開されている。
この機構が発動すると、いわゆる発狂弾幕が放たれる(生温い弾幕ではなく過激な弾幕攻撃と見るが良し)
見せてやろう、ワレワレの科学力を!
Manufacturer
―――
ラントの科学技術省が仕切る全宇宙向け製品を提供している企業、地球名で言えば「ClockWorks.rant」製。
日用品から軍用品まで、あらゆる科学技術製品を取り扱う、ラント唯一の企業。
メーカーロゴは、メトログラフトそのもの、ラント母星を象っている。
備考:全てがラント製であり、かつ複雑である為、長いピットイン時間での修理を中心とするかもしれない。
「ラガリアの刺塵」はその特性上、完全破壊されると機能しない(修理出来ない)弾幕兵装とする。
(備考の制限を緩める可能性があるかもしれません)
経歴
――
ラント。兎人(とじん)とも言う。
地球からは物凄く遠い銀河の異星人で、宇宙の中でも知能が跳びぬけている種族である。
現実に思想を合わせるのではなく、思想に現実を合わせるという行動の癖があり、自分達の母星が太陽の周囲を回るのではなく、母星の周囲を太陽が回るようにした。
かといって過激な性質かといえば、そうではなく、どちらかといえば全体的に性格は温厚な種族である。
ただ、ラントの軍閥はそうではなく温厚派と過激派があり、勿論というか、クロノは過激派である。
だが、現在彼らの母星は滅んでいる。
数週間前、平和を保っていた筈の母星で急に戦争が発生。戦争の末、その星に居たものは全て死に絶え、母星の生命兆候の一切が消えた。
クロノ一同は戦艦を率いて母星を離れていた為、無事だった。しかし、彼らがどんなに願っても母星に調査の為に降りる事はある理由により出来ない。
その事実が分かるまでに3名の部下をクロノは喪っている。
現在、母星の調査は宇宙連邦の手で行われているようだ。
自分達の手で調査も出来ず、遅々として動く事が出来ないそんな中、クロノは独断で地球に殴り込みに行く事を決定。
自棄や逆切れも甚だしい限りの勢いで、クロノは戦艦を率いたまま地球の「大会」に殴りこみに来ました。
「大会」で勝てば地球はラントのものだ、などと勝手な事も言っているようですが―――。
(余談だが、クロノ自身はBFの大会には前々から出たがっていた模様だが、素直にそうは言わず、複雑な心境をいだいてたりする)
補足
――
ラントは、躊躇う事なく自分達を遺伝子操作し寿命を無くしている。ただし、身体能力は鍛えなければ普通レベルである。
クロノは200才程度。部下にはクロノ隊長と呼ばれているかもしれない。
一言(PLより)
――――――
廃村した瓜483村のエピローグで登場したキャラです。
設定も継続します。
一部前村を読まないと分からない部分は、おいおいログで書いていけれればと思います。
おい、副官。
またああいう奴に捕まったら、躊躇わずギチャールを使え。
[護身程度から殺傷まで可能な、携帯用武器の使用を促す。
クロノが言っているのは、先程、大会参加者の一人に副官が捕まった事だ。誤解ではあるが、「大会」を辞退させる為に、人質をとったと今は思い込んでいる。
騒動が起ころうとしたその瞬間、大会スタッフ達によって被害は未然に防がれたのだった。]
[上空から見る大会会場は、賑わい、とても楽しげな空気に満ちていた。クロノの部下の一部も、今は祭と化している会場のどこかに居るかもしれない。]
……。
[クロノには、過激派のクロノとは違い、温厚な性格を持つ副官が、殺傷まで出来ないのは分かっている。戦争でもないのだ。]
「何をお考えですか?」
フン。
チキュウの空気は悪くない。
良い青空だと考えていた。
[考えている事と違う事を副官に告げる。
クロノは、口吻を強く結んだ。]
ここが、第二のワレワレの母星となれば、宇宙に散ったラントの同胞達の心の安らぎとなる。
カ・エディーリも絶える事はないだろう。
「本気ですか?」
……。
「ワレワレの心を何にでも良いから前に進ませる為には、多少強引な手をとるのも仕方ありません。
けれどもこれでは、チキュウ人達に……」
……それ以上は言うな。
ヲレは、格納庫へ行く。
それまでに、あのふざけたクソガキを含めた参加者データを集め、「メトログラフト」の中枢に転送しておけ。
部下達には引き続き、半数は祭に繰り出させていろ。
分かったな。
[副官の傍らを通り、クロノは艦橋から下がる。
小型の浮遊機――下部に、組み合わせた幾つもの歯車が見える――に乗り、クロノは賑やかな地上に降りた。**]
3人目、夢幻の竜騎士 マリア がやってきました。
―― 降下場 ――
[微量のナノマシンが行き来する抜けるような青空。
そこをゆっくりゆっくり降下してくる飛行船]
[飛行船は明るい、そして聞きなれた音楽を纏う。
その腹には幻想的なモンスターやドラゴン、古来からのファンタジーを想起させる絵柄が所狭しとかかれていた]
[中央に大きく描かれたロゴは――『MiddanEden』]
[予め告げられていた時刻通りに降りて来る飛行船。
降下場のフェンスの脇で待機していた小さな群集はどよめいた。思い思いに鎧や、獣耳や、そうしたファンタジーなアイテムを身につけているヒューマノイド男性が多い]
[彼らが息を呑んで見つめることしばし。
やがて飛行船の音楽が『竜騎士マリアのテーマ』に変化して――]
[―― マリアはタラップへと一歩踏み出した]
[緑がかった軽い金髪。
抜けるような青空を閉じ込めたような瞳。
くすんだ透明感のある水晶銀のアーマーは、身体にぴっちりと合ったボディースーツのよう]
[マリアは地球の風に乱れた髪をそっと耳にかけて整えると、「おおきいおともだち」でいっぱいの群集を見つけるとコケティッシュに微笑んだ]
[何度も何度も様々な角度から検証した動き。
指先1つ、髪の一本一本の動き、細かな表情筋。
全てが彼らの理想どおりであるように]
[大会の規定に沿って、マリアは今はファンの所へは行かない。
けれど]
『あ り が と』
[そんな形に口は動いて、マリアはファンに投げキッスを1つ贈った。そうして、颯爽と格納庫の方へと歩いていく。マリアの魂の相棒と合流するために**]
―― ネットの検索結果 ――
[群集の中にいる誰かが、
ネットワーク上の自由編集辞典からマリアの情報を引き出した]
☆夢幻の竜騎士 マリア=カリラ
天の川銀河最大の滞在型リゾート惑星の1つである、MiddanEdenより初エントリー。いつものお騒がせマリアが今日も空回り!? 今度は武者修行のためマリアがBFの黄金のトロフィーを狙う!!
☆BF:界渡りのウィルアトゥワ
マリアの相棒はと言えば、はるばる次元界の果てからやってきた水晶竜のウィルアトゥワだ! 高性能ロボットとも、MiddanEdenお得意のバイオノイドとも、いやいや本当に次元竜だとも言われているウィルアトゥワ。いつもは制限されている真の姿がtBFで解放される……。
[そこには、ウィルアトゥワのホロ画像が載っている。
体長5mほどの『西洋風ドラゴン』。
長い尾、水晶緑の鱗、金色の瞳に真紅の鬣。
特筆すべきは、胸にうめられている巨大なコアと、
青みがかった大きな皮膜に覆われた翼]
☆兵装
【魔導砲 倶利伽羅不動ガン】
マリアが左肩に装備する巨大なランチャー。
引き金を引くと、周囲に巨大なルーン文字(エネルギー体)が曼荼羅状に広がった後、無数のホーミング弾幕として周囲に散布される。
【宇宙一刀流 ビーム居合い】
マリアが右腰に装備する、鞘に入った刀。
鞘から居合い抜きのように振られれば、長い三日月状のビームが直線状に飛ぶ。
【ドラゴンブレス】
ウィルアトゥワが大きく口を開け、息継ぎをした直後のみ使用可能。巨大な炎がドラゴンの口から吐き出され、目の前に現れた弾幕を炎のかかったところのみ無効化する。体内に充填された熱量を使い切ったらピットインまで補充不可能。
☆MiddanEden
天の川銀河の星系を1つ丸ごと買い取って、滞在型リゾート施設を作り上げた企業。特徴は、指輪物語などの古典的なファンタジー世界を思い起こさせる人工的世界観。観光客は、妖精溢れる雄大な自然の中で羽根を伸ばすもよし、人造モンスターを狩るスリル溢れる冒険に出るもよし、日常を忘れる夢の国で過ごすことが出来る。MiddanEden社はバイオテクノロジーに通じており、夢の国の片隅には医療施設や孤児院、ホスピスなども充実している。
今回、MiddanEdenの宣伝も兼ねてはじめてBFに選手を送り出した。ちなみに、竜騎士マリアは珍妙なアイテムを拾ってきてはMiddanEden世界にトンデモな騒動を引き起こす人気運営側キャラクター。
―地上/本部建物近く―
「ええ、ですから……ラントの戦艦の許可は出されているのですよ。」
[大会スタッフが、何事か観客に尋ねられ答えている。どうやら、あんなものが勝手に地球に来ている事に心配げな誰かを宥めているようだった。]
「はい。ええ、こちらに次元転移バイパスでワープする前にちゃんと申請が……ですから、違法ではなく正規です。」
[大会スタッフが、そう言葉を終えた直後に、クロノが乗ったラント製小型浮遊機が地上に降り立った。]
『プシュー』
[蒸気めいたものを、両脇から吐き出し、少し浮いた状態で停止。
クロノがひらりと飛び降りると、自動的に小型浮遊機は折り畳まれ、見る見るうちに手の平に収まるサイズの小さな歯車になってしまった。
どうやら、このラント製浮遊機の動力はBigFireに使われているコアではなかったようだ。
クロノが地上に降り立つと、ざわりと周囲から群集が下がる。
当たり前だ。次元転移バイパスを通り、大会会場上空にバイパスを繋げて戦艦で現れ、その際に、大会運営側の補助ロボを一つ躊躇いなく破壊したのだ。]
―― 降下場 ⇒ 格納庫 ――
[マリアは足を歩む速度を落とした。
マリアの耳が、降下場の反対側で起きた騒ぎの音を拾ったからだ。そちらへとマリアが目をやろうとすれば、陽光がマリアの邪魔をする]
『……ざーんねん。
やっぱり、そんなに目立たないじゃない』
[マリアの触覚は周囲からの視線を感じ取る。
かすかでも集めている衆目がゆえに、陽光には表情をしかめず手を翳す]
[手の影の下、大きな戦艦がマリアの目に映る。
マリアはことんと首を傾けた]
4人目、黒詰 ユージーン がやってきました。
5人目、課長代理 マシマ がやってきました。
─ 本部付近 ─
えぇ、はい…申し込みは完了しました。
それで…
[隅っこの邪魔にならないあたりで、ケータイ端末で通話しながらペコペコと頭を下げる姿。
どうやら、上司と連絡を取っているようだ。]
■ENTRYNAME
"kami-kaze" 真嶋 ススム
■MAKER 白川重機株式会社
この時代においても「ある意味変態的」技術大国である東の島国の有名メーカー。
旧き伝統文化と漢の浪漫を共存させることに関してはこの会社の右に出るものは居ない。
■BigFire Name 白川弐拾参式=改
オーソドックスな単翼戦闘機形。
白鳥を思わせる優美なラインの機体は、抜き身の刃物のような白鋼色。
一般的なBFよりは若干小さく、機動性を重視した作り。
軽くて丈夫な匠の技光る鏡面加工の装甲はビーム兵器には強いが、その重量の軽さ故に爆風や乱気流には翻弄されがちか。
■BigFire Arm
☆範囲型撹乱グレネード【細雪】
いわゆるチャフグレネードシステム。
細かな薄膜金属の紙吹雪を散らし、一定時間(5発言分ほどを目安)レーダーシステムの撹乱及びエネルギー兵器の拡散を行う。
☆攻勢エネルギーフィールド【双月】
両の主翼に設置された高出力ビーム刃。一見バリアのように見えるが、防御効果は無い。
これを纏って特攻する姿から付いた二つ名が"kami-kaze"。
☆広域弾幕兵装【枝垂桜】
二門の射出口は機体後部に後ろ向きに設置。
花弁状の高エネルギー体は一度後方に打ち出された後、扇状に広がるような軌跡を描く。
■Data(自己紹介・経歴など)
白川重機株式会社の開発部可動試験課所属のサラリーマンパイロット。
参加は三度目。
東洋人特有の童顔からは想像もつかないが、これでも二児の父である。
6人目、少年 ロジャー がやってきました。
[青空。雲ひとつない、広がる一面の青。
そこに、ぽかんと浮かぶ、絵の具を落としたみたいなアイボリー。
徐々に下降してくると、それは丸みを帯びた不規則な形の小型のBFであることがわかる。機体は風に乗ってゆっくりと旋回しながら、少しずつ高度を下げ、ふわりと格納庫の前に着陸した。
altocumulus’アルトキュムラス’――ひつじ雲と名づけられたそのBFから
背の低い少年がひとり、元気よくぴょん、と飛び出した。]
すっげーーー、いい天気!
[少年は、気持ちよさそうに両手を上に伸ばして空を見上げた。
その目も髪も空の色を映したような、青。]
[少年は格納庫に向かい、自機を決められたスペースに入れた後
外へ出て周りをきょろきょろと珍しそうに見回すと、目を輝かせた。
チキュウ人だけでなく、いろんな姿をした者がいて賑やかだ。]
やっと、出られるんだ。
アネキ、おれ絶対トロフィー持って帰っから。
すっげー人だなあ。へへ、たのしみだーーー。
[少年は腕につけた端末からエントリーデータを呼び出して、
嬉しそうに自分の名前を見つめた。
間違いなく、「出場者」とエントリーされている。
99回も確認しては口元が緩む。]
■Entry Name:
【天気読み’weathermaster’ロジャー】
大会最年少を噂される今大会が初出場のルーキー。
代々気象士の家系に生まれ、気流を操り風に乗ることに長ける。
■Maker:
baloon社製。シリーズnature-100-cloudのカスタマイズ機。
微細な動きに定評があり、操縦の腕次第でかなり性能に差異が出る。操縦者が外部情報を察知しやすいよう内壁構造はやや薄く防御性能はそんなに高くはない。シリーズでは自然を模した形状デザインのものが多く作られている。
■BigFire Name:
【altocumulus’アルトキュムラス’】
ひつじ雲を思わせる不規則な膨らみを持つアイボリーの機体。
小型だがスピードはもともとはそんなに速くはない。気流に乗ることで機体性能を上げている。縦横斜前後方向自在にランダムな動きができるのが特徴。
■BigFire Arm:
【天気雨’sun shower’】
閃光弾を巻き込んで発射される放射状弾幕。
敵の目を眩ます効果付随。威力は中程度。
【霧雨’drizzle’】
広範囲拡散弾幕。下方向に向かって広範囲に巻かれる。威力は低め。
【暴風雨’rainstorm’】
円形弾幕の一種。ランダムに渦を巻いて敵艦に襲いかかる。
兵装の中で一番攻撃力が高いが命中率は低め。
―― 格納庫 ――
[エントリー手続きの終わった機体が次々と納入される格納庫]
[マリアは爪先で軽やかに足を進めた。
機械のオイルや金属の匂いを、マリアの鼻は捉える。
マリアの目指すのは、中でも特異な匂いを纏う場所。
―― 不快を与えすぎないよう絶妙にコントロールして作られた獣臭]
[マリアは瞳を幾度か瞬かせて、小山のような相棒の姿を捉えた]
『ただいま、ウィリー』
(……おかえり、マリア)
[マリアの目の前で私の金色がゆっくりと持ち上がる。
マリアと私は、敢えて声に出して挨拶を交わしあう]
[マリアは計算されつくした笑顔でふぅとため息をつき、
私の鼻面を撫でる]
[……マリアの瞳で私を見、マリアの手で私に触れる。
そのことに奇妙なパラドックスを感じた]
(……なかなか慣れそうにないか)
[マリアの瞳は、私の瞳の中に心配そうな色を見る。
このままでは大会が不安だと言いたいのだろう]
[BF用に新規に生成されたこのマリアという端末は、未だ私が体内感覚を自由に操れるまでには至らない]
『ウィリー、心配なんかいらないの。
私を誰だと思っているの。
私はマリア=カリラよ』
[少しでもナノマシンの経験値を積むために、私は私とまだリンクせず、しばらくマリアのままでいることにした]
[マリアは腰を落として私の鼻面にそっとキスを落とす。
それからマリアは手を伸ばして、私の真紅の鬣をそっと弄んだ]
[マリアがふと視界を前にずらせば、そこには白い不規則なBF]
『……あら。
他にもメルヘン仲間がいるとはね』
[マリアの水晶の瞳でまたたいた]
戦士ババルウ イター が見物しにやってきました。
[その時。ステーションに降り立った宇宙人]
俺は来たぞ。俺は来たぞ。
チキュー!
最強の戦士ゴードン、イターと勝負するノダ!
■Data
ババルウ星の戦士。名前は「イター」。
いつか宇宙一の最強戦士になるために、星星を渡り歩いている。
この日、イターはBFの「前回の王者 ゴードン」と戦うためにやってきた。
しかし、イターはBFを持っていないので観客席でゴードンを見物するつもりだ。
そして再び王者になったゴードンが地上に降りた瞬間を狙って戦いを挑もうと考えている!
「なんというカンペキ無双なけーかく!」byイター
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