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─三段リーグ・最終節─
[頭を撫でられて、泣きそうになる]
うん。わかりました。今度はそうする...。
[まるで子供になったかのように泣きじゃくるのでした]
でも、よかった。勝ってよかった。
本当に、よかった。
[ぐしゃぐしゃの顔で、理乃さんに泣きついたのでした。
それからしばらくして、理乃さんに送られて、自宅へ帰ったことでしょう**]
[クリスマスに呼んだのは、クリスマスだったから。というのもあったし、ゲン担ぎというものもあった。奇跡とかそういうのがあるらしいからだ。
だから試したくなった。
別に、あやめさんから直接聞いたわけではない。ただ右手の冷たい記憶がこびりついていることも、それは夜、寝ているときに起きたことも、深くかかわっていると思うから。]
ねぇ、あやめ……こういうの詳しくないから見当違いかもしれないけどさ。
[今日は、お布団に転がりながら、あやめの右手を取り、手の甲にそっとキスをした後、両手で包むように握りしめて]
……あやめ、忘れて。
[忘れるのは幸せだと思う>>532気持ちは変わらない。]
…僕で、冷たさを忘れて。
[その凍ったトゲが刺さったままだから、ずっと、違う視界が見えてしまっているのだろうか。って思ってしまったから、深く深く、溶かして浸透させてしまいたいから、大事に手を包んであやめを見つめて]
僕だけみてたら大丈夫だから。
[それが無理でも、少なくとも、彼女が見たいものを選べるようにはしたい。
霊というのは知らないけど、願わずにはいられない気持ちもあった。
僕だって我儘だから、そんなあやめを奪って、自分で満たしてしまいたくなった。
薄明かりの中で、これ以上はなれたらお互いの顔が見えなくなるぐらいまで近づいて囁き]
その瞳を僕にだけ独占させて。
[特殊な瞳でも構わない、そうじゃないとこうはならなかったんだから。
でも知ったからなら、自分だけの特殊なものにしたくなる]
……今日は暖かくして寝れそう?
[最後は熱っぽさよりも、優しく眠りを誘うように、今日は自分の部屋に恋人を隠してしまおう。]
おやすみ、好きだよ、あやめ。
[少しだけ好きな人へと奇跡がおきることを願って、あやめが眠りについたのを確認したらそう囁いて自分も、手をつないだまま眠っただろう*]
ー 三段リーグの日に ー
僕のためにやってくれたことは、分かっているから。
ひなたちゃんが喜んでくれると、僕も嬉しい。
今まで本当に、ありがとう。
[ぐしゃぐしゃの顔でさえ可愛いと思ってしまうのは、きっと末期なのだろうなと思いながら。
泣かせて帰ったと思われるかもしれないなとは思いつつ、ひなたちゃんを今日も家まで送ったことだろう。]
……あ。膝枕、今度宜しくね。
[別れる前に、そんな一言を付け足して**]
ー 卒業式・終了後に ー
ひなたちゃん、この後時間ある?
[ひなたちゃんは、結局どこを受けることになったことだろうか。どこを受験するにしても…きっと、応援はしていたことだろう。
写真も一通り撮り終えて、まだ皆で何かするのかもしれないけれど。
その最中に彼女に声をかけた*]
─卒業式─
[卒業式の代表挨拶も理乃さんでした。入学式の時にも増して、その挨拶は素晴らしいものでした。
入学式の時に探していた、同級生たちの熱は見つけることができたのでしょうか。まるで傍観者のような入学式での挨拶からは、視点も考え方もまるで変ってしまったかのような。
孤独とプレッシャーが、期待とそれに応える気持ちに変わっているのを、うろ覚えで対比していました。
理乃さんには内緒で、入学式の録音を聞いておいてよかったと内心で微笑みながら。
三段リーグ1期抜けという記録を出し、将棋界から注目を集めた彼は、その後もプロとしての活躍を続けてきたことでしょう。
時には進み、時には退き。
それでも、棋士西野理乃としてありつづける努力を重ねてきたという自負があの挨拶になったのだと思うのです]
お疲れ様。
[席に戻ってきた理乃さんに、そう言って、慰労しました*]
─2年の春 神楼例大祭頃─
そろそろ、夏がきますね。
[あの、海浜公園で二人、のんびりとした時間を過ごしています。久しぶりのお休みが取れたというので、ひなたがここに来たいとお願いしたのです。
去年と同じく、サンドイッチを持って、海に向かって、芝生で二人、まったりと。
約束の通り、膝枕で、理乃さんの髪を梳きながら、そうつぶやきます]
あ。耳かきします?
[念のため、耳かき棒も持参済なんですよ*]
─卒業式・終了後に─
はい。もちろん。
[みんなで写真を撮り、一通り、わいわいやった後、理乃さんに声をかけられました]
どうしました?
[卒業証書を携えて、理乃さんに寄り添います*]
ー 2年生・神楼例大祭の頃 ー
……そうだね。
[ひなたちゃんの希望で再び海浜公園にやってきて、芝生で自分は膝枕を受けていた。対局に、指導も時折ながらあって。去年よりは忙しくなっていたけれど、それでもこういった時間は、本当に大切だと思うから。
……柔らかい。全部が、柔らかい気がする。太ももも、頭の後ろで感じるお腹の方も。見上げようとすると特に無視出来ない双丘は、また心拍数が上がるのを感じて。
少し不埒だなぁ…と内心で思いながらも、今はそれでも逃れられそうになくて。髪をすかれながら、海の方を見ていた。]
…持ってきているなら、お願いしようかな。
[と言ってゆっくりとしようか*]
ちょっと…外に出ない?2人で。
[寄り添われたら、そう問いかけて。
首肯されたなら外へと一度向かおう。大きな邪魔は、入らないと信じて、伝説と名高い桜の下へ*]
―― クリスマス当日 朝 ――
[目覚めはいいほうです。冬らしい冷気が包む朝。
少しだけ思考がぼやけて、自分以外の熱が手の中にあることに意識が覚醒する。
あやめは先に起きたかな。寝ていたら起きるまでのんびりと寝顔を不躾に見ることもなく待って、先に起きていたら目を合わせて]
あやめ
……おはよう……
[朝起きて初めて呼ぶ声が恋人の名前という事実を、ゆっくりと噛みしめて、それから挨拶をする。
奇跡はおこってくれると嬉しいなとは思いながら包んでいた手をぎゅっとした後、そっと引き寄せ、あやめの右手の手の甲に口づけをする。
ところで、クリスマスプレゼント。というのは考えていた。
赤みを帯びた黄色に濃褐色の斑点のべっこうの手作りチェーンブレスレットだが、それは後ほど渡すことになる。ただその前に、寝起きなあやめにいってみたいことがあった]
僕の名前だけど、名前…君は外して真夜って呼んでくれないの?
[無理強いはするつもりはないけれども、一度いって見てほしいな。ってそんなことを強請ってみる、そんな朝のはじまりであった*]
─2年の春 神楼例大祭頃─
あの、理乃さん。一つ、お話があるのですが。
[耳かきをしてから、膝枕はそのままで。つらつらと話を始めました]
この前、ひかりの病院の話なんですけど。実は、ひかりなんですけど、しばらく、理乃さんと会うのは止めた方がいいって言うんです。というのは、ちょっと、理乃にはショックかなって。
義手義足を装着する前に、その...切除した状態なんです。
[去年の年末から始まった手術で、一番大きいのが手足と大型の臓器だったので。臓器についてはこれからも何年かかけての話になるのだけれど、手足を先にとなったのでした]
来年くらいには、義手義足が揃って、車いすに乗れるくらいまではなんとかなりそうって。だから、合うとしたら、その後がいいかなって。
なので、この前は、ごめんなさい。
[と、つぶやくように伝えたのでした*]
─伝説の桜の下で─
どうしたんですか?
[二人でと言われれば、何か話したいことがあるのかなと。
尚、進路については、専門学校に受かったとだけは、理乃さんには伝えたと思います。どことまでは言ってなかったように思いますが*]
─2年の春 神楼例大祭頃─
ありがとう。ひかりが、ね。気にしてると思うの。
一応、女の子だから。
[その気持ちはひなたにもよくわかるのです。数少ない知り合いの男性。ううん、多分、ひかりも理乃さんのことは好きなんだと思う。多分、人間として。だからと言って、嫉妬するわけでも、何か言うわけでもないけれど。
だから、好きな人に見せたくない姿があるってことは、逆を返せば、生きたいっていう気持ちが強いからだと、ひなたは思っているのです]
ええ。もちろんですよ。
ライン、繋ぎますね。
[そう言って、初めて、ひかりのアカウントを理乃さんのアカウントに紐づけするのでした。それ以降、ひかりとも好きな時に会話ができるようにはなっていました**]
ー 2年の春 ー
分かった。
[少なくとも嫌われてはいないと思っていたし、見せたくない姿を見るようなことはする気がなくて。
生きるという意思を持っているのであれば、それが一番だと思っていた。]
ありがとう。
[そうして、ひかりちゃんともしばしば、やりとりをするようになったことだろう**]
ー 卒業式後 ー
[ひなたちゃんを連れて、桜の木の下にまで連れていった。
自分は、プロになっての2年間でC1に、そしてそれに伴い五段昇段して。対局も一度だけではあるが、N○K杯でTVに写った。三段リーグを一期抜けした代償で最初の1年は勝ち星を積み上げることが難しかったが、少しずつ長時間の対局にも慣れて、次第に勝てるようになりつつある。
今日もよく晴れていて、桜の花びらが風に舞っているのはこの卒業を祝福してくれているのだろう___そう思いながら。]
あの、さ。
卒業、おめでとう。色々あったけれど、学業と将棋を両立しながら、こうしてひなたちゃんと一緒に卒業できてよかったと思う。
それで。僕は大学には行かないけれど、ひなたちゃんはこれから進学するわけで。一緒に通う…ということは、もうないから。それは…少し、残念かもしれない。
[そういう暗い話をしたかったわけではないから、緩く首を振って。]
僕と付き合ってきて、色々と。
他の人とだったらないような、心労をかけたり。色々と気を遣わせることも少なくなかったと思う。
そしてそれはきっと僕と一緒にいる限りはこれからも、なのだけどね。
それでも。ひなたちゃんに負担をかける部分が多々あることは、分かっているけれど。
[懐から、小さな箱を取り出して。ひなたちゃんの前に片膝を付いて瞳をまっすぐに見つめる。
誰にもひなたちゃんを、渡したくない。ひなたちゃんのまっすぐな気持ちを、信じているけれど。その上で。]
ひなたのことを、愛しています。
____僕と、結婚してください。
[そう言って、箱を開けて。今日のために用意したソリテールの婚約指輪をひなたちゃんへ見せた*]
─卒業式典後の桜の下─
[桜舞い散る校庭。これが最後の登校。この風景ともお別れとなるその日。ひなたはこの伝説については覚えがなかったのです。
なので、この樹の下に呼ばれる意味をすぐには把握できていませんでした]
理乃さんも、おめでとうございます。これで兼業は終わり。ようやくプロ棋士として専念できますね。
[時間のやりくりが大変だったのは常にそばにいたからよくわかる。不幸中の幸いと言おうか、1年目は勝ち星が少なかったため、3年生の間も、参加できるトーナメントが少なかったというのもあったかも知れないけれど、詳しくはひなたも分かりませんでした。
ただ、今年からはかなりの多忙を極めることになりそうとはなんとなく]
心労だなんて...わたしは全然。
[あのお百度参り以来、神頼みは止めました。なるようになる、の精神で試合結果もあまり気にしないようにしてました。
その代わり、栄養士の勉強に一段と熱が入り、専門学校も早々に決めていました]
け....。え。
[膝まづく理乃さん。そして、差し出された箱。開くと顔を出す指輪。
それは、まるで映画でみたようなワンシーン。
けれど、心づもりがなかっただけに、完璧なヒロインを演じることができずにいました]
あの...。わたしも、理乃さんを...。はい。愛してます。
よろしくお願いします。
[噛み噛みのなんとも、締まりのないせりふ回しでした]
そこに、
『おめでとう』
[背後から、声がするのです。ひなたそっくりの声と共に、拍手のような音が]
『西野さん。やるね。妹をよろしくお願いします』
[と、現れたのは、お父さんとお母さんと、車椅子に乗ったひかりでした。
ひかりは、大きなポンチョのような外套を被り、電動の車椅子で進んできます。背後には少し大きめのボンベを背負い。普通に見れば、重病患者とも思える姿。けれど、ベッドで寝たきりの頃を知るものからすれば、外出できるようになっただけ、隔世の感があるのです]
おねえちゃん。来てくれてたんだ?
わー。なんか、恥ずかしい...。
[病院の先生からは、間に合わないかも知れないと聞いていたのだけれど、実は、ひかりが先生に内緒にと言ってたらしいのです*]
ひかりちゃん…!
そして、こんにちは。
[ひかりちゃんが来ることには流石に知らされていなかっただろうから、驚いて。そしてご両親のお二人には、挨拶を。
……というか、見られてしまったのか。]
段取りを一つずつ、と思っていたのですが。
まだまだ未熟な身ですが、ひなたさんを泣かせるようなことはしませんので。
ひなたさんと共に、歩ませていただければと思っております。
[と言って頭を下げる。
勿論、ひかりちゃんのことも。自分にできることがどれほどあるかは分からないが、彼女が幸せになるためのことはするつもりだった*]
『ふつつかな娘(妹)ですが、よろしくお願いいたします』
[三人がハモって、理乃さんに頭を下げました(ひかりは下げられないけど)*]
[超恥ずかしい場面ですが、やることはやっておかないとですよね]
よろしくお願いいたします。
[そう言って、理乃さんの持つ箱に向けて、左の手を差し出しました*]
─蛇足─
[後日、二人の新居を探すため、不動産屋を回るひなたがいた。
専門学校は、首都圏、しかも、将棋会館の近隣に決めていて、上京が前提でした。
結婚はもう少し先かもとは思ってましたが、できるだけ近くにはいたいと思っていたので、地元から通うことは考えてなく。
どこを拠点にするかは事前に聞いていたので、そこに近いところということで決めていたのでした。
結婚が決まって、急遽、二人の住む場所を探すことになったのでした**]
ありがとうございます。
[ご両親とひなたちゃんにはそう言って、ひなたちゃんの方を見て。]
……こちらこそ、末長くよろしくお願いします。
[改めて彼女の左手の薬指へ、指輪を通させてもらおうか。キラリと光るそれを見て、目を細め。
彼女の手の甲に、接吻を落とした**]
― 8/1 ―
[そして唇が離れて、また見つめあったあと――]
ところでさ、今日は俺の誕生日じゃん?
誕生日プレゼント持って来たんだけど……
[なんて、受け取る側らしからぬ言い回しとともに、自分たちが想いを交わし合うのを守ってくれた優姫の帽子に何かゴソゴソと。]
俺の誕生日、何が欲しいか考えたんだけどさ
優姫が欲しい――とは思うけど、これは言った通りふたりとも希望したとき
俺が欲しいものは……
[と、優姫に見せた帽子には。
三日月をかたどったハットピンが優姫の帽子に差し込まれていて。
http://jinrosns.net/sns/web/ca... ]
これをつけてくたら、ずっと傍にいられるなって――
[自分がつけてもらいたいプレゼントを贈るから、自分の誕生日プレゼントになるらしい。**]
――クリスマスの夜>>564――
初詣は神楼神社に行きましょう。
……え? もちろんまた勉強会もしないと。
うん、ビーフシチュー、とても美味しかった。
そうなんだ、ご両親は幼馴染なんですね。
[向かい合わせに横たわって。
たくさん、たくさん、色んな話をした。
他愛もないことで笑って。
初めて知ることに驚いて。
過去を、未来を語り合って、そうしているうちに緊張はどこかへ行ってしまっていた。
こうして穏やかに、今日の最後まで彼の声を耳にする。
それはとても幸せで、――今夜はきっと眠りに落ちる直前の、暗闇に落ちる恐怖を感じない。
そう信じられるだけで、十分だと思っていた。]
[いつからだったか。
あの夜を無かったことにすることを、瞳が元のように戻ることを、望まなくなったのは。
諦めた方が楽だったのだ。
色んなことを試してもダメで、それを思い知る方が辛くなったから、逃げた方が生きやすかった。
ずっと目隠しして過ごそうか。
いっそ、この目を失くしてしまおうか――と。
結局高校にはヤケになって来たわけだけれど。
ついぞ、この瞳をどうにかしようなどとは、思い至ることもないままだった。
――真夜くんは、願ってくれるんだ。
わたしが失くした気持ちを思い出させてくれるんだ。]
[どれほど時間が経ったろう。
ぽつり、ぽつりと、ようやく声は零れ落ちた。]
わすれ……られるかな。
忘れても、あの子は許してくれるかな。
[ひとりぼっちで立っていた座敷童の女の子。
忘れないで、置いていかないで。
彼女と話した記憶はなくとも、いつだってどこだって、あの手の冷たさがそう訴えた。
でも、そうか。
わたしはもうその温度をうまく思い出せないのだ。
真夜が少しずつ、消してくれたから。]
……わたしには、真夜くんがいる。
[心細さなんてない。
座敷童に囚われる心の隙間を埋めてくれるひとは、もう目の前にいるのだから。]
うん。真夜くんだけを、見てる。
[これは決意でもあった。
黒紫だけをまっすぐ見つめ、ふっと微笑む。
ありがとう。ごめんね。
真夜がこんなにも自分を想ってくれるから、わたしは、わたし自身の望みを願うことができる。]
――クリスマス当日・朝――
[ゆるやかに意識が浮上する。
慣れない布団の感触を認識する前に、ぼんやりとした視界に真夜>>576が映り込んだ。
どうやら彼は先に起きていたらしい。
寝起きは良い方ではないから、目を擦りながら、もそもそと起き上がったことだろう。]
……おはよう、ございます。
[ぼんやり、朝から隣に真夜がいて、真夜の声が聴けるなんて幸せだなあと思って。
右手へのいつもの触れ合いに唇を綻ばせて。
こちらも名前を呼ぼうとしたら、その前に思いがけないお願いをされてしまった。]
……なんか、突然、恥ずかしいです、けど。
[寝起きに何てこと言うんだ。
昨夜のあれこれも置き去りに軽く睨んでから。]
おはよう、真夜。
[朝の澄んだ空気と静けさの中。
なにものにも邪魔されない視界に、淡い朝陽を浴びて、大切な人だけが映っている。
彼の名を呼んだ瞬間に気づく。
黒いモヤも障子向こうの人影もない、明らかに前日までと違う視界に、辺りを見回し、最後にまた真夜を見つめて――細く細く息を吐く。
すぐには何も言葉が出てこない、惑うようにしてから、顔を歪め、しがみつくように抱きついた。
しゃくりあげながら真夜だけが見えるよと伝えよう。
ありがとうって、たくさん、言いたい。
さよなら、とどこかで女の子の声がした気がした。]
実は真夜…くんは魔法使いだったり……。
いや、この場合はサンタでしょうか。
[落ち着くのはきっとだいぶ後のことで。
彼には後ほど、クリスマスプレゼントに手編みのマフラーを渡すことになる。
柔らかなベージュ色のアラン編みは似合うだろう。
それから。]
今のわたしの瞳でもキラキラして見えます。
これはやっぱり、あの瞳のせいじゃないんですね。
――真夜、大好き。
[もう一度、ぎゅっと抱きついた。**]
――卒業式――
西野くん、答辞の挨拶、素敵でした。
これからも応援しています。
[西野の挨拶に入学式を思い出す。
あの日とは、受け取る自分もまた変化している。
心からの大きな拍手をおくって。
相変わらず長い式を苦笑しながら終えれば、ふたりの先生があたたかな声をかけてくれる。]
また、この学園に遊びに来ます。
本当に今まで、ありがとうございました。
[晴れやかな笑顔で。]
[高校に入学してから沢山のことが変わった。
始まりもあったし、終わりもあった。
全部大切で、かけがえのない煌めきばかりだった。
これからはそれらを大切に抱えて歩んでいきたいと思う。]
あ、はーい! みんなも、ほら!
[呼びかけに>>529に手を振って。
当然のように真夜>>542と隣同士、手を繋いで。
いちのびーって掛け声はもうおかしいけれど、あのクラスはやっぱり自分にとってとても大切で、全てのきっかけだったように思うから。
小さな声で呟いたら、隣には聞こえるかな。
これからの皆に、幸いがありますように。
そして自分は隣の大切な人と――真夜と、共に。**]
―― クリスマス当日 朝>>600 ――
[寝ぼけていってくれてもいいのにな。っていう思いはあったが、軽く睨まれてしまった。
ふふっと笑みを浮かべつつ、してほしいと思ったのはそうだけど―――すぐに聞いたりして無理だったら気に病まないようにしたいからね。
だから、真夜と呼ばれて>>601嬉しかったのはあるけれども、その後のあやめの姿が顕著で、いいようになったのか悪いようになったのか、少しだけ固唾をのんで見守り、しがみつくあやめをぎゅっと抱きしめて背中をあやすように撫でる。
見える。といった、自分だけ。ともいった、ほっとして嬉しくて、しばらくそのまま目を伏せて腕の中の温もりを大事に抱きしめた。]
そうだよ。
泣き虫な恋人の前だけではね。
[少しだけおどけるようにいったりしながら、あやめが落ち着くまでの間>>602
髪を撫でたり背中を撫でていく。
結局ああいって正しかったのかはわからない。だから折を見ずとも自分は今までと同じように手を繋いで、そこにキスをして、それは続けていくのだろう。
ただ自分にはどうしようもなかった、日常の怖さが、夜の怖さが、少しでも減ってくれるならそれに勝る喜びもない]
あやめの恋人なんだから、当たり前だろ。
[キラキラしてると言われて、照れ隠し気味にいうが、実際それはそうだと思う
生来のものは別として、忘れられるようにしようと思っていた自分は、誰よりも恋人に覚えていてもらおうと決めた。そう思わせたのは間違いなく]
うん……大好きだ。あやめ。
[腕の中の恋人だ。愛しさを声に乗せ、態度に示すように、ぎゅうっと抱きしめ返した**]
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