情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
死病診 エルス に 1人が投票した。
貴族 サラ に 3人が投票した。
手紙配達人 レーヴ に 4人が投票した。
観測者 オブゼビオ に 1人が投票した。
手紙配達人 レーヴ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、蒸気機関技師 テルミット が無残な姿で発見された。
照坊主の下駄が、どこからともなく 貴族 サラ の頭に飛んできました。
からんころ〜ん♪…明日は… 霰 かなぁ?
現在の生存者は、死病診 エルス、新聞屋見習い アイリーン、貴族 サラ、捨て子 リリアーヌ、代弁者 ルーツ、箱入り娘 ヘンリエッタ、観測者 オブゼビオ の 7 名。
テルにー。
こっちにいるの?
ごめんね、気づかなかった。
ううん、違う、少しだけ、気づいてた。
でも。気づかないふりしちゃった。ごめんね。
大好きだった母が死んだ。
呆気なく、死んだのだ。
自分のせいで死んだのだ。
その事実を目の当たりにした時、レーヴは大好きだった時計を造ることをやめてしまった。
レーヴ・トラスト。それが、彼の本当の名前だった。
トラスト家は代々、命の時計を造る職人として、ここまで血を繋いできた。
知る人ぞ知る、時計職人の名家。
そんな家の次男としてレーヴは生まれた。
だからこそレーヴも、父と母を見習って、将来はそうなるのだと夢を見ていた。
跡継ぎを争って兄と喧嘩をした日もあった。
産まれた生に命を吹き込む時計を作る職人に、誇り高き命の時計職人になるのだと。
……母が死んだ、あの時までは。
─────×───────×───────×───────×─────
兄と手を繋ぎ、父と共にどこかへ出掛けていく。
大きな建物。その中の一室の扉を開けば、白い部屋のベッドで横たわる母が居た。
父は、誰かと話をしに行くといってその場から立ち去っていく。
そんな様子を、ただ呆然と扉の前で見ていた。
兄の手が、不意に強く握られる。
どうしたのかと前を見れば、母の手から零れ落ちそうになっている命の時計があった。
「だめ、ママ──!!」
止めようとする兄の手を振りほどき、レーヴは駆け出した。
小さな足を懸命に動かして、地面に落ちそうになる命の時計へと手を伸ばす。
あと少し、もう少しで、手が、
────ガシャン
伸ばした手は空を切り、命の時計を受け止めることはなかった。
命を刻んでいたはずの時計が、散らばった部品が、様々な音を立ててレーヴの中に死を刻み込む。
救えなかった。助けられなかった。
ただその出来事だけを強く、強く眼に、心に、刻みつけられる。
涙を流して、悲鳴を上げて。
ぐらり、と、視界が暗転した。
……そこからのことはよく覚えていない。
ただ一つ覚えていること。それは、自分のせいで母が死んだという事実だけだった。
─────×───────×───────×───────×─────
「あ"あ"あ"あ"あああああああ!!!!!」
叫び声を上げながら、レーヴは飛び起きた。
久しぶりにあの夢を見た。やはり、死んでしまっても夢は見るものなのか。あの、恨めしくこちらを見てくる悪夢。最期にはいつも首を絞められて………
………………夢?
「…………………なんだ、これ。」
流れる汗は頬を伝い、落ちていく。それを追いかけるように身体を見れば、否。これは魂が浮かんでいるような状態だと理解する。
足元を見れば、眠ったように横たわる自分の姿。上から覗くようにそれを見れば、苦笑する。
「……なんだ、そう簡単に眠らせてはくれねぇのか。」
あの悪夢を見続けなくて良い安堵感と、また眠れない日々が続くかもしれない恐怖が混ざり合う。
しかし、これはもういつもの事。慣れた事だった。
ため息を吐けば、辺りを見る。他の者も同様にこのような形を取っているのかと、そう思って。
きょろきょろと辺りを見渡せば、サラに命を砕かれた筈のレーヴの姿がそこにあった。
「レーヴお兄さん、おはよう。」
うーん、テルにーの体で言うの、なんか、変だなぁ
「どうして、」
時計を見つめます。
「わたしに渡したこと、きっと後悔するわ」
そう言いながら、リリアーヌは腕時計を胸に抱きました。
ずっと味方だからな、なんて。
欲しい言葉を最後にくれて、彼は去っていきます。
風が吹いて、身が縮むような心地がしました。それでも、彼の体温が、リリアーヌを温めました。
「だいすきよ、レーヴさん」
大切なお友達。少しだけ、彼といる時は時を進めることも苦しくありませんでした。────だけど、もう彼はいません。
✑──────────
6日目経った。
18人いた加護を受けた人間も、既に7人。
マザー・クロックが、そうさせているのか。
観測者一家の足掻きだというのか。
未だに生きて、この本にこうして綴っている。
町中を歩き回っても、静けさと寂しさが後ろをついてくる。静かすぎて耳鳴りがしてきそうになるくらいだ。
生物がそのままになっている店があり、そこからの腐臭が強くなる。
この街が拍動していた時には考えられない事だ。
『記されなかった真実は、どうなるのか。
マザー・クロックの加護はなぜあるのか』
1つ目の問いには答えた。
しかし、2つ目の問いには返せなかった。
✑──────────
[金の髪色をした男が眠っている。胸は規則的に上下し、今日もただその時を進め続けている。
カーテンの存在しない窓に光が差し込み目蓋を擽った。耐えかねて薄く目を開くと、それの正体を知る]
……太陽光……。
[分厚かった雲は今や青空を映す程に薄く広がり、隙間からは多量の陽の光が射し込んでいる]
……眩しい、な。
[星と同様に太陽も。今までの人生でしっかりと見ようとしたことが無かった。本で読んだものとは比べ物にならない情報量に息を飲む。
この国がこの国であり続ける限り、二度と見ることの無い光景]
オレは……オレのやるべきことを、やるだけだ。
[誰にともなく呟き、コーヒーを淹れる為動き出した]
[投票数を数える。どうも今日の結果はおかしい]
「皆さんの投票はどうなっているのでしょう。こんなにバラけたのは初めてです。今1度確認した方が良いと思いますが。
【ヘンリエッタさんに近付いた人はいませんでした】」
「レーヴさんは魔女の主犯格でしたか。
時計職人に2人は騙らないという奇策だったのでしょうが。
エルスさんには助けられました。」
>>全員&蓄音機
「ご機嫌よう皆。
【投票に関して。厳重注意をして欲しいわ】
変な話をするようだと。
昨日のレーヴとの事が"そう言う夢を見た"となりかねなかったりした所だった、なんてね
ヘンリエッタの結果を待ちつつ。
今日話すことは
1:何故オブゼビオではなくテルミットが砕かれたのか
2:アイリーン・オブゼビオ・エルス・ルーツの中で、誰が敵か
3:視る対象と砕く対象をそれぞれ二人ずつ
……抜けがあれば教えて?寝不足で頭が回っていないから」
耳をすませば、また人が増えたのだろうことが分かる。その声の中には、昨日のお嬢さんの姿だったものの声もあり、模倣が出来ているのだろうとグレゴリオは思った。
>>+8 レーヴ
「ふふ、」
訝しむような顔で挨拶を返してくれたレーヴにずいと近寄る。
おお、目線が、近い、すごい。
「女の子の顔をそんなにじろじろ見るのってどうかと思うんだよね。この間なんて無理やりむぎゅーてほっぺたあげてきたし。」
リーンはとても女の子だなんて言えない、テルミットの顔でぷくりと頬を膨らませ、疑問を滲ませながらも自分の名前を呼ぶレーヴに満足そうに口角を上げた。
「せいかーい!やっぱり私、テルにーになってる?」
━━━━━━━━━━━━━━━
この国に住み着いたのは、父の代からだ。
なんの変哲もないリー・スミスの名前は何処にでも溶け込めて、物怖じしなければ商売が成功する…はずだった。
誤算と言えば、この国では時計が第1で、自らの肉体を健康にしようという意識が低いことだ。国民は悪い空気に慣れきって、煙が身体を蝕んでも安定した寿命を持つ。単純な漢方薬では、国民に売れることがなかった。
そこに、悪魔がつけこんだ。
彼は悪魔の渡す調合に心底感謝し、依存した。
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━
母はこの国の出身で、時計を憎んでいた。
彼女の肉体はひ弱で、医療や薬ではどうにもできず不安定な命を刻んでいた。
母は時計を嫌っていた。彼女の時計は度々狂い、それに気づく度に精神すらも病んでいった。
その中で、子供が産まれた。
彼女は"時計に縛られず生きてほしい"のだと、彼のために用意した懐中時計に水を閉じ込めて、封をした。その封も時計も余りにも歪だ。悪魔が指南して、父が加工したからだった。
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━
父は彼女を狂うほど愛していて、彼女が苦しむのを許さなかった。あるときは痛みを失わせ、あるときはその意識を奪った。
そのかいもなく、母はその目をかいくぐって飛び降りた。父はその後を追った。
息子はとっくに成人を迎えていたが、その狂気に嫌気がさしていたから止めもしなかった。
葬式を終えて幾日か経った後、悪魔は息子の前に姿を現した。
「味気なく終わってしまった。いま売れている薬は、俺が融通したものだ。契約を続ける気はないか」と。
━━━━━━━━━━━━━━━
―――ワタシも、マザークロックに縛られるのは本意ではなかった。アレのせいで、両親が狂ったのだと理解していたからネ。
・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…━…‥・‥…
「−−人の身でありながらこの地へ乗り込んできた度胸だけは褒めてやろう。
しかし、学がないというのも考えものだ。蛮勇さは皇帝の誇りやもしれんが、己の力の限界も知らねば敵のあまりにも広く響き渡った逸話さえ知らぬ。故、無謀で無策の愚者にしかならんわけだな。
改めて、この身国王にお目にかかる。
正常なる時を支配しこの世を見守る者−−シルヴェール・シュタルト・フォン・エンデだ。
世を乱す悪王−−身の程を知ることだ」
*/
ぱつ、と今日はそこで記憶が途切れる。
日に日に過去を辿る夢は、この国を荒らすものとして見させられる悪魔なのか、または《マザー・クロック》の思し召しなのか。
そして、次に来る記憶は。
/*
「……」
*/
薄く目を開け、時計台の屋根煉瓦にもたれかかったまま、シルヴィは名を呼ぶ。
/*
朝起きたらルーツはいなかった。
ベッドの隣は冷たく、嫌な予感だけがほとばしる。
飛び起きて周りを見ても誰もいない。
思わず身支度もそこそこに広場へと駆け出していく。
そこでテルミットが襲われたことを知り、レーヴが眷属だと話すエルスの姿を見た。
「……ごきげんよう。
そう……先生がおっしゃるにはレーヴは……眷属だったのね。
【テルミット、オブゼビオ、アイリーン】この中のひとりを占いました。
【そのかたは眷属ではありませんでした】
エルスが本当のことを言っていてレーヴが眷属なら、ヘンリエッタが想像した最悪の未来はないはず。
……きっと、ないはず。
「皆さんのお考えを聞いてから、どなたが眷属でなかったかお話しします。
それで、よろしいかしら?」
[ひとつ、ふたつと目を瞬いて。アベルは優しく微笑むと、歌うように言った]
……。
分かったよ、シルヴィ。
[そして、自分も煉瓦に後ろ手をついて空を仰いだ。時計台の上にはぽつりと二つの影がある。]
>>+21 グレゴリオ
/☼風が入り込むからと閉じられた、というよりそもそもない瞳からは何も読み取れない。
言葉に含められた愉楽に覚える苛立ちは空洞の心に備わっていなかった。
自身の過去に重ねたであろう言葉に、ああこいつもまた眷属であり、過去は人であったのだと彼の過去をみとおす。☼/
……どこの誰を指しているか、敢えて察さずにおくが。
あんたこそ、目の前で見ているルクレースがどう思うか。見ものだな。
/☼決して若いとは言えぬ見た目に、世帯者ではないかと思い当たりながらもルクレースの名を出す。この2人の仲をかつて取り持とうとした名残かもしれない。☼/
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[メモ記入/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新