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射手 エステル に 12人が投票した。
青年勇者 アイン に 1人が投票した。
死喰い人 ダート に 1人が投票した。
射手 エステル は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、青年勇者 アイン が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、魔王 ケテル、エンフェルケスーカの渡り人 ナジ、お米犬 タンガリザ、召喚獣 チャペ、戦士 アルシェス、死喰い人 ダート、月虹 アロラ、魔剣士 フリッツ、信徒 レティーシア、黒騎士団団長 アミー、竜の子 ダリア、悪魔の司教 リリ・リリト の 12 名。
――― カドゥタ村 魔狼騒ぎのあった頃 ―――
[猫はまだ岩場にいた。遠くの喧騒はニンゲンには聞こえない位置だ。闇と共に見開かれていく猫の瞳孔。
そこに現れたのは"勇者"アインだった。見回りでもしているのだろうか?]
ゆーしゃちゃん!
[猫はいつものようにアインの元に駆け寄る。]
一緒に、集会所まで戻ろう?
[そう言うと、アインの横に付いて歩き始める。
歩きながら、猫は昔を懐かしむように語り始める。]
ゆーしゃちゃん。チャペと出会った日のこと、覚えてる?
[旅立ちの日、勇者の御供の召喚獣として贈呈されたのがチャペだった。
本来ならばニンゲンに友好的な種族しか呼ばれるはずのない召喚の儀。それがどうして猫を呼び寄せたのかは、今となっては誰にも分からない。案外、魔導師が緊張していただとか、そんな単純な理由なのかも知れない。]
あれから、いろんなことがあったよね。
[召喚獣なのだから安全だ。国の者は誰一人として疑おうとしなかった。猫を呼び出した魔導師も、国王も含めてだ。
アインも猫を僕としてではなく、仲間として接してくれた。
猫にとって、これ以上に好都合な事はなかった。]
ウタリ村のみんなに応援されて、嬉しかった。
初めて戦った敵を簡単にやっつけちゃったゆーしゃちゃん、かっこよかった。
イペカム町で食べたお魚、とっても美味しかった。
食人植物退治はずいぶん苦労したよね。
嵐の後の虹を見て、一緒にはしゃいだりなんかもしたっけ。
泣いて、笑って、怒って、ほんと大変だよね。
[猫はちらりと横目でアインを見る。
猫には、アインがチャペをすっかりと信用しているように見えた。そうか、チャペのことを敵だなんて思っちゃいないんだ、この子は。
どうして? どうしてそんなにも不用心でいられるの? どうしてそこまでチャペを信用できるのさ?
今この手を伸ばせば、すぐにでもその命を刈り取る事ができるってのに。]
――――――今なら殺れる。
[魔獣としての狩猟本能が、そう叫ぶ。
何をやっているの。もっと警戒しなきゃダメだよ。ゆーしゃちゃんは、世界を背負う勇者なんでしょ!?
夜の闇に紛れて、四方八方からあの影が迫ってくる。
猫の震える手から、鋭い爪が顔を覗かせる。]
一緒に居られて、楽しかった。だから、さ……
[それから数刻が過ぎたか。
土が踏み乱されたその場には、口と前脚から血を滴らせた黒い獣一匹だけが立っていた。
アインは抵抗したか、それとも猫の正体を理解することなく逝ってしまったか。
それを知る者は、もうこの世には一匹しかいない。]
ゆーしゃちゃん。ごめんね。あなたがあの地を穢す姿だけは、チャペどーしても見たくなかったんだ。
[どうしてだろう?
泣きたいはずなのに、泣けないんだ。
ちっとも、悲しくなれないんだ。
やっぱり自分は、化け物だったんだね。]
[獣の姿が陽炎のように揺らめき、チャペの姿が浮き上がる。
それはせめてものたむけだった。チャペとして、送り出してやりたかった。]
バイバイ、"アイン"ちゃん。
[遺体を見つけられる訳にはいかない。魔王城へと影に運ばせておいた。『誰かさんへ、約束と違ってすまない。予定変更だ。』というメッセージと共に。
そしてその場には、2つの痕跡が残された事だろう。
1つめは、大きな獣が南東へ向かう足跡。
2つめは、いくつかの消し残しと思われる南西へ向かう足跡。
共通しているのは、どちらも陽動に過ぎないということだったが。
ハナから北行きを止める事など期待はしていない。ただ、少しでも動揺を広げることができれば幸いだ。猫はそう考えていた。]
[集会場へと戻った猫は、不思議に思う。
そこには誰もおらず、鍋だけがセットされていた。
まさか行方不明者が2人になっていると知れば、さすがの猫もたまげた事だろう。**]
― 異空間エンフェルケスーカ ―
[エステルが独りになった隙に身柄を確保する。
知らぬ者にとっては神隠しに近いものだ。
注意を払っていれば足元に空いた亀裂に"落ちた"ことは見ることができただろう。
もし手を出し助けようとしていれば共に"落ちる"ことになったかもしれない。
亀裂の向こうに見える紫色の煌きは背筋を凍えさせる不気味さがあっただろう。
"エンフェルケスーカ"へと落ちたエステルは神殿に捕らえていた。
秘宝を回収し用済みとなったが、
秘宝と共に在ったことでどの様な変化があるのかは気になるところである。
現在は空間の歪を枷として手首足首を束縛され、
中空に浮いた状態となっている]
さ、て――
[人間達は互いに互いの足を引っ張りあっていることだろう。
盗賊ギルドを使い混乱を招く必要性は薄かろう。
であれば後は勇者候補の動向を監視することとしよう。
何、血の気の盛んな魔軍の者が後は勝手に動くだろう。
"ナジは"エンフェルケスーカからカドゥタ村へと渡った*]
― カドゥタ村 ―
[逃げ出す老人たちの方へ早足で行けば、荷馬車の中に入っていくダリア>>2:267とフリッツ>>2:268の背中が目に入る。
近づけばむせかえるほどの血臭に気付き、夫婦の遺体と魔狼の亡骸に気付いた。
迎撃を終えた後なのだろうと思い、夫婦にお祈りを捧げる。
中からでて来た2人が手にしていた錫杖>>0:394>>0:396を見て、眉をしかめる。
今持つ錫杖よりもずっと上等な稀少級の品だが、何かがヘンだと思う。
細工して>>2:188あるせいか、詳細はよく分からない。
集会所から出て来た顔ぶれ>>9にアインの姿はない。
魔狼の件もあり、ばらばらに手分けして村の様子を見回る。]
[再び集まった中に、アインとエステルの姿は無かった。
今度は2、3人で行動して村の中を探す。
その中には助力を願った村人の姿もあっただろう。
残された痕跡>>6に悪い想像が浮かぶ。
怯えた村人たちは、徐々に不審を募らせる。
勇者一行が居るからこんなことになる、と誰かが言った。
そうだ、と呼応するように誰かが言った。
ざわめく不穏な空気に、レティーシアはため息をついた。]
…困ったわね。
早めにこの村を出た方がいいかも知れないわ。
[元より旅人の身分だ。
そのことに抵抗は無かったが、
村人の反応は当然とはいえ、少しかなしい。
世界に必要とされているはずの勇者なのに。
人は勇者を必要としない事もある。]
―― 時間は少し遡り、魔王城にて ――
[ (>>240>>245)魔王の言葉に、リリ・リリトは謀る事無く頷く。
そして、お前の好きに使え、という言葉に、リリ・リリトは再び頷いて
如何なる身振りが行われたのだろうか。
言葉を使えぬ自身の境遇になれたのか、身振りの業が熟達したか
或は、筆談、ないしは魔王の洞察力の賜物か
リリ・リリトが求めた"人類に対する恐怖"に対して
魔王はその求めに応じて(>>249)、陽炎のようにゆらめく人形を
竜に乗せた。それは魔王そのものを体現したかのような――
少なくとも人類、或は弱き者達にはそう映るであろう。
さながら、世界の崩壊を告げる笛の音の如く咆哮を響かせ
邪竜は空を悠々と駆けてゆく。その背には魔王の闇と、悪魔司教を乗せて。 ]
[ 魔王の闇は"仕上がった"はじまりの国に悪魔司教と共に辿り着く。
そして、広場の勇者像は闇の剣の一閃によって砕かれ
そして、広がる瘴気は、周辺を瘴気によって変質させた。
周囲にいた者達はどうなっただろうか。
風を一陣受けただけで腐り落ちたかもしれない。
その姿を眼に納めただけで強力な呪いによって死したかもしれない。
リリ・リリトには王を探す目的があった故
周囲の様子に関しては報告が上がってくるまで知る事は無いだろう。 ]
―― 王族の隠れ家 ――
[ リリ・リリトが王の首級を前に佇んでいる。
魔王からは、どのような扱いをしてもよい、との沙汰があったが
いざ目前にするとどのように使ったものかと思案どころである。
そうこうしているうちに、黒騎士団が王城に入ったとの知らせ
そして団長からの使い魔が、適当なアンデッドを用立てて欲しい(>>2:211)、と
何をするつもりなのか、それを聞けば悪魔司教は手を打つ。
玉座の守をするのであれば、今目前に転がっている死体
そして玉座の守を守護させるには、王室近衛騎士団こそが相応しい
死者の蘇生は速やかに終わる。
王は統治能力を持つだけの一般人であったが故、能力には少々下駄を履かせたそれに加え、王家の宝物庫の残り物で装備を固めたが故一端の戦士程度の働きは期待できるだろう。
画して、はじまりの国の王は屍者となって、
再びその身を玉座に納めるのだった。
己が首級を脇に抱え、そこに冠を受けたその様は、さぞ愉快だろう ]
― カドゥタ村 岩場近く ―
[>>14 >>15 >>10
アルシェスの言う通り、周囲に彼らの姿はない。
得られた情報は足跡だけだった。
フリッツの視線は彼の懸念の現れか。案の定、駆け出すアルシェスの腕を掴んで引き止める。]
食事時に手練二人が行方不明。
残されたのはある意味あからさまとも言える足跡。
追っていった先に彼らが居るとは限らない。
彼等を"さらった"連中は別方向に離脱して、二方向に分断した後、待ち伏せでカタをつけるのかもしれない。
なにしろ、アインとエステルをこうも見事にさらう連中だぞ?
[彼に語りかけるが興奮状態の彼に言葉は届くだろうか*]
落ち着いて、アルちゃん。
[猫はアルシェスの肩を安心させるようにぽんぽんと叩いてみる。]
焦ったって、仕方がないよ。本当に2人を助けたいのなら、目の前の手掛かりを見逃さないことが先決だよ。じっくりと目を凝らせば、他に何か分かることがあるかも知れないし、さ。
[暖かみのある、優しい声。人心乱されていれば、つい心を許してしまいそうなほどに危うい声。
もしこれがアインであれば、彼女を本当によく知るものであれば、気が付いただろうか。猫はこれほど冷静で居られる様な性格ではないはずだということに。
疑問に思ったとてすぐに忘れてしまうそうな僅かな綻び。それは甘い蜜に覆い隠されていた。]
――――――辛い現実に差し込む一筋の光
―――――それが偽りの光なら、あなたは拒絶することができる?
――――真実を、見極められる?
[猫の内なる囁きは、何人にも気取らせない。]
で、でも……。
[アロラ>>28の言葉に反論しようとするけれど、それは居ても立っても居られないという感情からのもの。
言葉が見つからずにいれば、フリッツからも声を掛けられる>>30]
それは……。そんなの、当たり前じゃないか!!
[アインは勇者だ。共に旅をして、その確信は一層強くなった。
そんな思いを込めて断言した所に、優しく肩を叩かれ、温かな言葉を掛けられた>>31]
チャペ……。
[彼女を見、目元に浮いた涙を拭う]
そう、だよね。ありがとう。
……チャペは、頼もしいね。
[仲間が急に行方不明になって、彼女も心配だろうに。
その冷静さに少年が違和感を持つことはなく、ただ、チャペが自分を落ち着けるためだと勝手に解釈した*]
[――魔狼騒ぎの後。アルシェスという青年と同行していた、鎧の青年と女性がいなくなっていることが発覚し。村人達に続いて、勇者一行にも動揺が走ることになった。
それは少女も例外ではなかった。鎧の青年がかつて探していたアインという青年なら尚更のこと。けれども、何とか周辺の捜索を名乗り出たのは、『ダリアに出来ることをすればいい』という言葉ゆえか。]
― カドゥタ村・岩場近く ―
――も、戻りました
[皆が集まっている岩場近くに、竜を伴って現れる。
羽ばたきがわずかな風を巻き起こしたか。
――集会場からこちらを覗いていた老人は大層驚いていたが、少女は一瞥するだけ。たとえ彼らに、いつかのように化け物と罵られたとしても、竜という力を使い皆を少しでも助けることが今の少女にとっての全てだった。]
あたりには、それらしい影は見当たりません、でした
空からだから、見落としは……あるかもしれないけれど
[竜に地を踏ませ、少女もまた大地に降りる。
残されていた僅かな手がかり>>6を探ってみたその報告は、既に『次』の議題に移っていた彼らにとって、あまり意味のないものだったかもしれないが。
鎧の青年を慕っていたアルシェスは大丈夫だろうかと見やれば、――やはり動揺は少なくないらしい>>34様子に、視線を伏せた。*]
若者が村を出て、不安な事もあるでしょう。
私たちは、カドゥタ村を困らせたくて、
ここに身を寄せたわけではありません。
ですから…
お望みなら、明日にでもここを出ましょう。
そう、村長に伝えてください。
[共にいた村人にそう伝えれば、足早に村長の家へと向かう。
その背中を見送って、周囲を見回す。
彼らはどこに行ったのだろうか。
痕跡の残る場所に、今も居るだろうか。
岩場へと足を向ける。]
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