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毒舌家 セルマ に 3人が投票した。
人造妖精 エステル に 1人が投票した。
中毒 カイン に 2人が投票した。
灰色翼人 ランス に 1人が投票した。
手紙狂い パース に 1人が投票した。
毒舌家 セルマ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、手紙狂い パース が無残な姿で発見された。
闇が村を覆い、村人達は自らの過ちに気付いた。人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
―薄れて行く意識の中で―
[…研究所に居た仲間たちに思いを馳せ、
男はくすりと微笑んだ。
研究所には、色々な奴がいた。
議論をしたり、喧嘩をしたり…
ああ、そういえば。
あいつは、一体どうしただろうか・・・]
―回想―
[最初は、苦手な相手だった。
親を失い研究材料として送られてきたと言う境遇の彼は、
自分からすればどう扱っていいか分からない難敵だった。
それでも、研究所では年の近い相手なんてろくに居なくて。
気付けば、何も気負わず話せるようになって居た。]
…花を白く、ねぇ…
一番雑で手っ取り早いのは、絵の具か何かで塗る事なんだが。
残念ながら、それじゃ面白くないんだよなぁ。
[冗談めかして言いながら、ひょいと小瓶を取り出して。
瓶の中にはアルコール。…飲む用にするにゃ危ない純度の。]
…さて。ここでちょっとまめ知識。
アルコールって言うのは、結構いろいろな物を溶かせる液体でね。
このアルコールに花を入れて、暫し漬け込むんだが…
・・・数時間付け込まないと白くならないんだよなぁ。
即白くするなら塗るぐらいしか浮かばないけど、どうするよ?
[…灰に埋めても、きっと白くはなるだろうけど。
花がボロボロになりそうなので、選択肢には入らなかった。]
― そして ―
[おかしくなったと思われたまま、迫る刃を受け入れた。
そうしたい、と記憶が告げたから、そのままの記憶に従って。
激突すれば痛い筈、刺されれば呻く筈、の先入観による刺激もすべて、記憶が作り出した産物。
生命を維持した肉体は、擬似的な体温はあっても、生きているものとは異なる。
濁った鮮度の無い血液が零れ、パースの手を汚してしまうのが、酷く申し訳ないことのように、思えた。]
[同時に、それは己がカインではない証明になった気もした。]
一緒に死んでやれなくて、ごめんな。
[首を狙われたのであれば、言葉と共に、白い煙草を押し流すようにどす黒いものが溢れた。
上手く紡げたかも気にすることは出来ずに。
――死した身体は、漸く眠りの波を見た**]
―回想―
[それから、アルコールを花に漬け込むのを手伝う。
すっかり作業を終えると、トロイの服の裾を引っ張る]
ようし、完成までには時間がかかるんでしょ。
それなら稽古の相手してよ。
強くなって、僕のお父さんとお母さんを食べた魔物を、
やっつけてやるんだから!
[父が魔物化したことを少年は聞かされてはいなかった。
ただ、"両親は魔物の為に死んだ"とだけ聞かされていた。
えい、やあ、とう、と。
何も知らない少年は、無邪気に組手の構えをする]
─教会─
[神の命が、 途絶えた 瞬間 。
世界は陰りを増した。
人の身《死体》に籠ろうと、神が居る事で、
辛うじてあった世界の秩序は更に麻の如く乱れ断たれた。]
神が死んだわ。
[ピシリ、と音がして──────。
両手を組み合わせ祈るエステルの、何処かに 罅 が入る。]
[神様の話を知っているのかしら?
神様は慈悲深く、愛に溢れ、忍耐強く、希望を持っていた。
そんな神様の話を。
でもね、そう。
そんな神様が世界を終わらせようなんてのはよっぽどのこと。
ずたずたな有様の神を希望に振り向けるなんてこと。
そんなむごい望みが許されるのかしら?]
[一対の翅は捻れ。
其れは最初からその様な形状だったのか、
死の灰によって捻れたのか。]
セルマサン、
あなたの未練は何かしら?
[エステルは眸を開き、
何処か夢見るような緩やかな口調で言の葉を零す。]
[ピシリ──────。
教会の内部にフレスコ画があれば、
神と創世に纏わるものも描かれていただろうけれど。]
……………。
[エステルは微笑み佇んでいる。
薄暗い建物内部にて。髪や翅には灰がはらりと積もり、
石像とまでは行かないまでも霜のようには見えただろうか。
ドワイトとギュルスタンの血は混ざり合い、陰鬱な絵を床に描いている。]
……。
[傷を誰かに見せることはよくあることなのに、
心なしか緊張して、ガーゼの上から傷口を押さえる手に余計な力が入りそうになる。
この真っ赤な傷を見て、ナデージュは実のところどう思っているのか、
訊きたいのに言葉が出てこない。
ちろり、と不安の色が瞳に浮かんでは消える。
そんなことを繰り返しているうちに、処置は終わった]
ありがとう。
……だいじょうぶ、…?
[ふいに視界が歪んで、ぱちぱちと瞬きを繰り返す。
するりと頬を流れるのは血ではなく涙。
透明な雫が床に落ちて、赤とほんの僅かに混ざり合った]
[処置が終われば、わたしは包帯をもうひと巻き、道具箱から取り出しました。
だいじょうぶ、とは、何に対する問いかけなのでしょうか。
ゆるやかに笑んだまま、わたしは首を傾げます。
スーさんの傷は確かに酷くはありますが、醜いと称するものではありませんでした。
もっと医者の設備がちゃんとしていれば、綺麗に治ったのかもしれません。
ですが、わたしにそんな知識は無く。
涙を流すスーさんの頭を幾度も、リズムをつけながら撫でます。
それから少し身体の向きを傾けて、顔が正面から見えないようにすれば、わたしは自分の包帯を解きました。
わたしの包帯は傷ではなく、病を隠す為なので、直ぐに巻き終わるでしょう。
赤く染まった包帯が、床に落ちます。]
―回想―
[…二人で花をアルコールに着け、浮かないように蓋をする。
実験用の溶媒だけれど、ちょろまかしても言い訳は効くし。]
・・・稽古って言われてもなぁ。
体術は特に覚えがないから、あんまり役立つとは思えないんだが…
[…言いつつも稽古に付き合うのは、
彼の事情を知らされているから。
・・・何時彼が本当の事を知るかは、分からない。
それでも、力は生き延びる術になる。]
少なくとも、無理に攻めを入れるな。
魔物相手の戦いでは避ける事が第一。体勢を崩せばやられるぞ。
そして魔物は基本、技より力任せだ。
一撃一撃が大ぶりな分、一撃でこっちを刈り取りに来る。
どうしても隙が大きくなるから、その隙を狙って急所を狙うんだ。
[・・・結局、組手より知識面の指導になったとか。]
― 去年の記念日に ―
[全く律儀な男だと思った。>>3:75
ありがとう、も。
きみとであえてよかった、も。
そんな言葉をもらうに値するわけないのに。偽の手紙とその差出人は。]
あれ以来、手紙をよこしてくれてないってのにねえ。
今年で終わりにしたらどうだい?
[毎年、己の村に来た日が年を巡ってやってくると、ドワイトは封筒を持ってやってくる。
今年も苦笑しながら受け取った。
宛先を示す記号がないものなんか、通常は扱わないけれど。
彼に手紙を届けた人に届けてくれ、と指定されたら、分からないとは言えない。
自宅に戻って封筒を開ければ、押し花でできたしおりが1枚。
これで9回目、9枚目。]
[どうやら己はしくじったようなのだ。
何でも彼は、元々は別の名前を持っていたという。
何だいそれ。もっと早く教えてくれてりゃあ。
嘘をついた私になんで、なんてすてきな笑顔と言葉をくれたんだ、とか。
もう今更謝ることもできないじゃないか、とか。
それでも、ま、いいか、なんて。]
しかし、しおり、ねえ。
変わらないねえ。
本は読めないから、いらないんだけどねえ。
[それでも、棚に入れておいて、もし何かのきっかけで彼の目の前に落としたらと思うと、手元には残しておきたくないのだ。
だから、食べた。
毎年食べた。
おいしくはないけれど、気持ちごと食べた。うれしい。
これで9枚目だ。
果たして、今年で終わるのやら**]
― 終幕 ―
[迫る刃を避ける素振りは、一切なかった。
おかしいと思われたまま。
そうしたい、と記憶が告げたから、そのままの記憶に従って。]
[両手に、懐から取り出した二つのものを握ってから。
己に刃を埋めた相手を、抱きしめて、受け止めて。
逃がさないように、閉じ込めた。]
[反射のように。
唇から溢れた火のない煙草の代わりに、赤毛の一部に噛み付く。
皺の寄った手紙を握り締めた左腕で、背を抱いたまま。
右手に握ったナイフをそっと、己と同じ場所に当てた。
魂が共に死ねなかった懺悔の記憶が、せめてカインの肉体の終わりを共にと願うから。
濁った鮮度の無い血液が零れ、パースの髪に肩に、はたはたと落ちてしまうのが、酷く申し訳ないことのように思えた。
けれど、口端から黒い液体を溢れさせるカインの表情は。
諦めとは、きっとまた、別の*]
[処置はうまくいったからだいじょうぶ、と。ナデージュに伝えるつもりだったのに、
いきなり涙が流れたものだから、戸惑いに声は揺れて問いかけのかたちとなる。
困った顔でナデージュと一緒に首をかしげた。
涙を拭こうにも、ポケットの中にはパースとカインからのお代しかなく。
泣いてる理由を説明することもできず。
なすすべなく座り込んでいると、ナデージュの手が頭に伸びた]
……… ふ…っ――、
[撫でる手つきはあやすかのよう。
泣いているのに胸には暖かさがひろがって、しゃくりあげるような声となってこぼれ落ちる。
泣く時に声が出るのは久しぶりのことだった]
……。
[俯いて、涙をこぼし続けるスーの視界に、
やがて、するりと解けて落ちる赤が、入ってきた。
そっと顔を上げる。
ナデージュの顔はよく見えない]
[灰化が始まったのが半年くらい前。
それより前は、ただの肌荒れのように思えていたのに。
そっと左の頬に触れます。
ぱりぱりと、乾いた白い粉が頬からこそげ落ちて行きます。
あ、と、小さく息を漏らすと、唇の動きに反応するように、ぱきぱきと小さな欠片が落ちました。
もう、口元まで進行しているようです。
困りました、唇の動きというのは、なかなかに意思疎通の為に使えるツールだったのですが。
わたしはそっとそれらを隠す様に。
スーさんからも隠す様に、包帯を巻いていきます。
こんな顔を見られては、尚更、スーさんを不安がらせてしまうでしょう。
鏡があればよかったのですが、贅沢は言ってられません。
巻き終われば、首の後ろで端と端を縛りました。
おそるおそる、、スーさんに向き直ります。
解れなどが、ないと良いのですが。]
―回想―
えー。
だって他の人は相手にしてくれないもん。
[渋りつつも、トロイは稽古に付き合ってくれる。
自分の境遇に同情してくれているからだろうと
幼心に思ってはいたが、
それでも構ってもらえるのは嬉しかった]
おお、流石だ。はくしき、だな!
[彼の言葉は真剣に頷きながら聞き、
唸りながら脳内トレーニング]
ううむ。むむ。隙をみつけて、打つ。
隙を見つけて―――――…、えいやっ!
[脳内トレーニングしていた心算が思わず体が動いた。
トロイへ向けて放たれる、不意打ちの右ストレート]
[…たぶん、あとで怒られた]
[ばさりばさりと羽ばたくたびに、力無くぶら下がっていた灰色の羽根は抜け落ちて、終わりをもたらす灰とともに、ふわりふわりと宙に舞う。]
───マイダ。
[礼拝堂へと戻れば、マイダは、微笑みを浮かべているかのようにも見えた。]
マイダ、これを。
ドワイトが───おれの親友が、咲かせてくれた花だ。
[やわらかな笑みを浮かべ、金色の髪に降り積もった灰をそっと払い落として。
薄紅色のリボンの花を、マイダの髪に飾り付ける。]
[生きているって、すばらしい。
それはたとえどんなことでも。
殺しても、他人を虐げても、憎んでも、悲しみしか生まなくても。
「生きるため」につながる行為と信じて行われたものなら、全てがいじらしい。
そんな可憐な人たちの思いをつなぐため、そして己が生きるため、きれいなことも汚いこともなんでもやった。
嘘と花を飲み込んで生きてきた。
だから、目の前の諦めが許せない。]
[地を蹴り相手の喉めがけて矢を向けたけど、避ける仕草がない。
せめて欠片でも正気のあるうちに殺してやりたいけれど、抵抗されないのはさらに悲しくなる。
諦めているんだ、と思い知らされて、それが悔しくて悔しくて涙があふれる。
全く、鹿狩人に転職する気はないと言ったのに―
親愛なる鹿、変わってしまった鹿の胸に飛び込んで、ありったけの思いを込めて貫いた。]
私、は!
―回想―
[随分と時間は過ぎ、二人で漬け込んだ花を取り出す。
赤い花は見事に白く変化していた。
感嘆の声をあげながら、
それを大事そうに青い空へ掲げてみる]
…トロイ、僕、実は研究所を出ていくことになったんだ。
政府からお達しがきたみたいでね。
戦争する人手が足りないから、
此処からも誰か差し出せってさ。
[白い花は雲一つない青空に、よく映えた]
所長は無視しようとしたらしいんだけど。
そんなことして、研究所が潰れたら困るし。
だったら僕が行くって、言ったんだ。
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