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―― 回想・樹海にて
[ガガーを手に戻ってくると目に入ったのは盾を手に警戒するオノン>>73と背後にいるヴェル>>69とエドワーズ>>85の姿だった。
鳥型危険種の話をした際の反応は様々で――…特にエドワーズ>>85に対しては、気を使わせちゃってるなーという意識が生まれたらしく]
あー、あれだ。俺の体質の話なら、後で官憲詰め所で聞いてみたらいいんじゃないか?
あそこ、何に触ってどうなったのか全部記録に残ってるはずだから。
…っつーか、毎回あんだけ書類書かせて、記録に残してなかったら、あいつらしばく
[と、教えるだろう]
へえ!その盾宙船製か!
あいつといえども、宙船は焼けないだろうな
[オノンの言葉>>74に対しては、まじまじと盾を見つめた。
元々、盾に相応しい形だったのか、そのように精製したのか。後者であるなら、どのようにして作られたのか……と、触って確かめたい衝動にかられたりもしたが、すんでのところで踏みとどまった]
[キャンプ地につくと、つい今しがたまで誰かがいたことが伺われる。いくつかの果実とメモが目に入った。森でヘたまに見かける光景だ]
…?
[それをしげしげと見つめているエドワーズに不思議そうな顔をするが、フィールドワークに慣れていそうとはいえ、樹海のルールに慣れている訳ではない。初めて見るのかと結論付けた]
――っ
[葉を揺らす音が微かに聞こえて、咄嗟にウエストポーチに手を伸ばす。入っているのは武器ではないのだが。一応身を守るためのナイフは持っているものの、先に手が出るのはナイフよりもこちら]
……?
[オノンの呼びかけに答える声>>104には、聞き覚えがあった]
[ウィルの反応に、ほっと内心安堵する。]
「ふすっ」
[リトは残念ながら、挨拶されても眠たそうで息を洩らしただけだった。ヘロイーズは、再び鉛筆を走らせる。]
『気にしないで。
依頼を見ていました。
これから何件か納品をしたあと帰ります。』
[ウィルにメモを渡す。
それから、スズラ蜂蜜ジュースで喉を潤した。]
― 酒場 ―
この依頼、メリルさんのところで見繕えばいけるんじゃない?
[>>86モデルの依頼の紙を指さしつつポコを見る。果たしてどんな絵になるのか、それはそれで興味がわいたが]
じゃあ、同じので?
[>>92酒場の主人に聞かれれば、ヘロイーズと同じ物と頼む。味は知らない、興味本位と言うよりもいつもの癖である。店主は笑って肩をすくめた]
[紅クレーレの花、沢山付いたつぼみを落とさぬように大事に抱えながら、反対の手ではポコを撫でて]
うん。副団長もとても張り切ってたし。
僕も少し、気になるし。
[目線がちょうど依頼書くらいだったか。
ポコと視線を合わせると、そっと微笑んだ]
はっ!
[ウィルから声をかけられて、ぴょんと姿勢を正した。]
ぼく、ヘロちゃんのオトモ・フレンドリのポコです!
ウィルさん、はじめまして。
よろしくなのですっ。
[名は知らずとも、その姿を見ればかの人と判る――そんなベテランの魔法使いに助けられたのは何時だったか。
新米冒険者にとってはただでさえ頼りになるその人は、魔法を使う術の一切無い身にとってはさらに頼もしい存在だった。
「レディ」として扱われたことに対しては、当時は少々微妙な遣り取りも挟んだ「機巧使い」だったが――。
特に街の噂に上ることもなかった(はずだ)し、今となってはロッテ自身それ程気にしていない]
エドワーズ……、
[対して、今目の前に居る「魔法使い」。
少なくとも「冒険者」としては、ロッテの記憶の中には無かったのだが]
――回想・少し前――
[頭の上にぽふ、と重みがかかる。見上げるとジェスロが頭に手を置いていた]
……。
[かけられた言葉が慰めてくれているものだと分かる]
…うん、そうだね。
……ありがとう。
[小さく礼を言い、いくら珍しい現象とはいえ、もうこんなことがないよう改めて気を引き締めると、列の前に足早に戻った]
――回想・了
もしかしたら……
[言いかけたらぴょこりと姿勢を正すポコに、うわ、と驚いた。
振り返ると、ウィルの姿]
この前はどうもありがとうございました。
[掲示板前の隅っこのほうでしゃがんだまま、微笑んで、ぺこり。
ヘロイーズとの会話を邪魔しないよう小声なので、ほとんどゼスチュアだけの、挨拶]
[その少し前、友好種の自動人形が姿勢を正すのが見えた]
はじめまして、ポコ。
[可愛らしい動きを見てくすりと笑う]
よろしくなー。
[ぷるぷるしているポコの手を、握手とばかりそっと握った。
人肌の温かさにちょっとびっくりするのはこの男も同じだった]
[やがて木々の間から姿を現したのは、たしかにロッテだ。小さく息を吐く]
こんにち、は。ロッテさん。珍しいところで……、…?
[少し前に似たようなことを言った気がして、小さく首を傾げた]
[ロッテもこちらに気付いたようで軽い言葉をかけられれば、大げさに]
まあ、いつもより書類が少なかったからな!
なんてえの?俺の人徳のなせる技?
[と、答える。
先日の不審者制圧の際のように冗談に聞こえる言葉を真顔でいうのも何度か見ているので、表情よりも言葉で判断し、軽口をたたいた。
いつもより書類が少なかったのは、魔法使いが生きて捕らえられた事によるものなのだが]
――そうだな、ヴェル殿。
此方も時折足は運ぶが、おそらくヴェル殿とは異なる辺りに行っているのやもな。
まさに奇遇、という感じだ。
[少なくとも樹海でヴェルと鉢合わせた記憶があまり無いことは事実だったので、ちょっぴり可笑しそうにも見える笑みを作りながら、頷いていた]
―南の樹海・キャンプ地―
[果実を前に唸っていた>>93が、思い出してすっきりした所に声がかかって>>91振り返る。
赤い瞳の少女の、樹海のただ中とは思えぬ軽装に目を見張る。
携えた銃と「新人か?」との言葉に彼女もジェスロの同業者であろう、と見当をつけた]
やあ、はじめましてレディ。私はエドワーズ、魔術師だ。
タウン・ナリヤには今日到着したばかりなのだよ。
[少女に向かって一礼した]
そうだな、新人冒険者になるのも悪くないが……
彼のような熟練の冒険者との差を思い知ったばかりだよ。
[何か作業をしている>>111ジェスロを指し示し、悪戯っぽく笑った。
少女本人か、知り合いらしき同行者から紹介を受ければ快活に笑んでまた礼をしただろう]
[楽しそうなポコのはしゃぐ様子を見ていては目を細める。
手を挙げるウィルに、同じように――ではなく、だいぶ控えめに手を挙げて、ありがたいです〜と返事を返して]
ああそれ。
白っぽい生き物とか聞いてますけど。詳しくは依頼主さんに直接聞いてもらえると助かります。
[>>127ウィルの視線が、自分の貼った依頼書を見ていれば、こそこそと付け加えてみたりして]
え、あ、なんだっけ。
[>>130ポコの声に、はっとして其方を見る。
ちなみに、こう、小さな悪戯で相手を驚かす前の子供みたいな期待感いっぱいの眼差しでポコを見ていたのは永遠にナイショだ、誰も見ていなければ]
[火起こしの準備をするオノンを見たので、そちらの方は一任することにした。キャンプ地におかれたケトルを持ち近くの水源まで水を組みに行った。
やがて火が起こされればケトルをかけ、湯を沸かすだろう。豆茶用の豆を入れ、煮立たせたあとは、持参のマグでそれを飲む。
皆が持つのはキャンプ地の物か持参の物か、頼まれれば彼らにも淹れただろう。
ヴェルがキャンプ地の外へいくと言えばついていっただろうが、行動範囲がキャンプ地の結界内であればマグを手に見える場所に座っている]
斧槍使いに銃使い、薬師に大盾の操り手。
半日もたたずにこれだけの人材に出会えるとは幸運だな。
誰に依頼をしたものか、迷ってしまうじゃないか。
[冒険者としてのロッテを知らぬ者にとっては、市井の少女のようなものが銃を持った姿は、まさに異様だったかもしれない。
軽装でも旅に乗り出せるのは、何だかんだで「生身」ではないからで、それでも機巧を覆う皮膚を溶かす類の危険種は存在する。
この恰好は、半分はロッテの好みの問題もあったのかもしれない]
はじめまして、だ。
僕はロッテ=グラングレシャムという。以後、よろしく頼む。
[エドワーズという名前からは特に誰を思い出すでもなく――やっぱり知らない顔だった、と結論付けた]
熟練者との差か……ふふ。
まぁ、初めは誰しもがそんな思いをするものだろう。
僕もそうだったな――、
[思い出していたのは数日前、官憲の詰め所>>0:90でのこと。あの時も普段顔を合わさないロッテと、似たような会話をかわした。
そんなことを思い出していると、こちらを振り向いたロッテに声をかけられ、慌ててぺこりと頭を下げる]
…うん、本当に。
[奇遇、という言葉に一層実感をこめて頷いて、にこりと微笑む。この間会った時より、少し柔らかい笑みだったかもしれない]
[それから、思い出したように、或いはタイミングを見計らったように、口を開いた]
そう言えば――皆はこの辺りで、何か変わったものを見ているか?
実は先程、この近辺には居ない筈のヴィロバードを一羽見かけたものでな。
奥の黒い湖で謎の巨大物体を見たという情報もある。
少々、気に掛かっている。
調べに行くことも考えている。
運が良ければ、材料に出来るやもしれぬしな。
[それから、思い出したように、或いはタイミングを見計らったように、口を開いた]
そう言えば――皆はこの辺りで、何か変わったものを見ているか?
エドワーズ殿の話から察するに、何かしらのエンカウントはあったようだが。
実は先程、この近辺には居ない筈のヴィロバードを一羽見かけたものでな。
奥の黒い湖で謎の巨大物体を見たという情報もある。
少々、気に掛かっている。
調べに行くことも考えているところだ。
運が良ければ、材料に出来るやもしれぬしな。
[ロッテにかけられた意地の悪い返答>>132には、やっぱり?と言いたげに肩をすくめた]
まー、あの椅子に座ってる時は9倍早く老いるような気がするしなー。
解放されりゃ生き生きもするさ!
[少なく済んでよかったと言われれば……大げさに、しかし偽ることなく心情を述べる。
ジェスロが、タウン・ナリヤに来るまで共通語の書き取りができず、書類を書かねばならないから必死に共通語の書き取りを習得したという事を知ってるのは極一部――…昔からナリヤに住んでいた者は知っているかもしれない。
古参の住人と知り合いであれば、聞かされている可能性もあるにはあるのだが。ジェスロはその事を把握はしていないようだ]
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