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[キャンプ地で行うのは、今一度の装備の確認。
薬草も癒しの魔法も受け付けない身体を直すための補修キットはウエストポーチの中に。
長銃にはこの樹海で取れるビーンズ製の弾丸を籠める。威力はやや劣るが、弾を樹海に残してきても、一帯の友好種に対する悪影響がより少ないとされているためだった]
あぁ、僕は問題ない―――― 今、何と?
[ふと、その場に残っていた一人から伝えられたことに、赤い目を大きく見開かせた]
奥の黒い湖付近で、異様に巨大な影を見たから気を付けろ?
……そうか。伝えてくれてありがとう。
[それが既知の生物が巨大化したものなのか、本当に未知の生物なのかは、聞けた範囲では窺い知れない。
ただ少なくとも、ただならぬものが存在することは想像に難くなかった]
したっけ、エドワーズさん、盾乗ってぐべ〜
[店を出たところで盾を降ろし、さぁ乗ってくれと示す。
掘り出し物ならば、と、よろず買取の店も耳にしたが、ひとまずは心に留め置くことにして、今はありふれた日用雑貨を扱う店へ。
とりあえず必要なものは、どこででも手に入る消耗品だ]
エドワーズさんもどっか寄り道すっがぃ?
言っでくれたらそっち行ぐがらよぉ
盾動かしてる間ぁ返事はでぎねぇかもしんねけど、堪忍しでな?
[そう前置きして]
f〜♪
[盾をその場にふわりと浮かべた]
― 樹海→望遠/タウン・ナリヤ→ ―
[九十九折りの坂道を登る。
ポコの歌のお蔭もあって、坂道のきつさもそうは感じない。
でたらめな、とても陽気な歌だった。]
― タウン・ナリヤ外周 ―
[やがて、タウン・ナリヤ外周と官憲の詰め所が見えてきた。
少し前までは何事かあったようで、何時もより少しざわついているように思える。幾つかの単語は、ちらほらと耳に届くが、何が有ったかは誰かから話を聞かないと察せないだろう。
ナリヤでは沢山の事件や依頼が起こる。
色んな事を知っておくに越した事はないけれど、詰め所が騒ぐくらい(ジェルトルーデは常に)なのだから、いずれ誰かから話を聞けるだろうし記事になるかもしれないと判断し、ヘロイーズは官憲に向き直った。
何時ものように、ポーチからポコの友好種の認定カードを取り出した。「ハート」、心の回路を持った自動人形の身分証明を提示する。]
[そちらの依頼を受けることにした。樹海へはどうせ行くつもりだ。
そう話を取りまとめ、続いて先程から気になっていたことを思い切って聞いてみることにした。話の間もずっと持っていたのは、アブラハム特製回復薬>>0:112]
あのっ。これ…回復薬、にしては、色が変わってますよね?こっちの傷薬、これってシマカンギクですよね。これの効用を高めるなら、調合するのはコウホネだと思うけど、それにしては赤くない、し。
[他にも思いつくままに商品について質問を。結局店じまいまでそのまま居座るかもしれない。そしてジェスロが樹海への護衛をと言ってくれるなら、嬉しそうに頷いてお願いをする。そしてアブラハムから提示された報酬を、ジェスロとオノンと分けるように提案するだろう]
[「巨大な影」と称されたものの情報を持ってきた冒険者は、やがてキャンプ地を後にする。もうタウン・ナリヤに戻るのだろう]
用心に越したことはないな。
[暫くキャンプ地で待機することを選んだのは、念のために同伴者を可能ならば得ることと、そうならずとも情報は伝えておくこと、両方のためだった]
そうだなぁ……。
[視線の先には、刻印つきの護符や特殊な魔素を含んでいるらしいお守りなどが並んでいた。
気になるものを手に取って眺めつつ]
今の所だと、ソコナ村の木彫り細工が欲しいだとか、絵描きを捜してくれだとかいう依頼があったかな?
他にも9(10)な依頼なんかがあった気がするな。
[酒場で見掛けた依頼を幾つか伝える]
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