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―タウン・ナリヤ、西方の街道へと出てすぐ―
何?
命辛々辿り着いて、同じ隊商の馬車とはぐれて?
一体、何があったんだ。何かに襲われたのか?
……いや、まぁ、とりあえず今は落ち着いてくれ。
[蒼褪めた御者からは、その身に起きたことは未だ上手く聞き出すことはできなかった。
幸い、幌の中の交易品は無事である、ということは判ったが……。
ロッテはその幌の中身を見通すかのように、一度赤い目を其方に向けて]
それで、ところでガラスか……いや木材でも金属でも骨製品でも良い。
魔法銀、となると値が張ってしまうのが難だが……。
何か、杯の類を積んでいるならば、買わせてはくれまいか。
[己の請け負った依頼の件を口にして*いた*]
[ジェスロを見送る鉱夫らは一様に、ジェスロ自身に関しては特に心配する事もないだろうと判断している。
街にやってきたその日にオーガの襲撃にはち合わせ、街で買えばいいやと武器らしい武器を持っていなかった。そして己が持つ能力をオーガ相手に行使したことから“素手喧嘩オーガキラー”と呼ばれる事になった男なのだ。その実力は疑うまでもない。
付き合いが長いからこそ、ジェスロのもう一つの特異点を知っている鉱夫たちは、馬車を調べる彼の背中を見ながらこんな話をしていた]
「今回は何枚になるだろうな」
「こないだの魔素水晶のかけらで30枚だっけか?」
「うっわ!魔法銀で何枚なるんだよ、それ!」
[一定以上の魔素含有物質への接触で、自分自身が持つ先天属性までも変質してしまう……彼の持っている特異体質とはそういったものだった]
んん。なんが人集まってる?
おっがねェことでもあったんかねぃ?
[ちらほらと人が集まっていく?西街道に目を移すも、首を傾げて答える人が傍らにいるでなし]
[ぐきゅるぅ〜]
ん。
腹の虫さ言うことにゃあ逆らえねェよ。
めし、めし、めし屋はどこだぃね?
[きょろきょろと探し、見つけ出した酒場に入ってみたら、お冷をいただこうにもグラスが足りないとのこと。
路銀…というより小遣い稼ぎに手伝おうかと申し出てみたら、既に冒険者に依頼済みらしい>>3]
したっけ、オレも手伝いに行ぐかぃ?
大荷物運ぶのはちぃっと得意だよ?
[荷車代わりにも使っている大盾を示す。面積の余裕は十分だ]
んじゃ、行っでぐっからよ〜
[報酬は一食分の食事代で十分なこと、先約の冒険者への報酬とは別契約で、相手の報酬から棒引きしたりはしないこと、先約の冒険者の向かった先と、その人相風体、などなど。
必要なことを確認した上で。
酒場の主人に告げて、店をあとにする]
ff〜 f、f〜♪
はぁ〜 すれ違いかねぇ〜?
ffff〜♪
[ともすれば鼻歌のようにも聞こえる旋律を口ずさみながら、広場を抜け、街道へ向け、盾を飛ばした**]
[ジェスロに魔法の素質はなく、この体質は「本人の確認を困難にさせてしまう」というデメリット以外の何物でもない。普通の人間が数秒かからず通れる門でも、彼を通すのには短くとも十分の時間を要する。
それは、彼個人に対して魔素含有物質に対する装備制限と、魔素含有物質の接触&摂取制限などという枷となって振りかかり……さらに、属性の変質が予想される事態が起きた場合、大量の書類の提出が義務つけられていた]
「………」
[提出すべき書類の枚数をリアルに想像してしまったのか、鉱夫らの視線に同情の色が濃くなる頃、ジェスロは鉱夫らの元に駆けてきた。
その顔には、焦りが張り付いている]
スコルさん、急いで街に!
街の外でもいいから官憲に取りつげるとこまで!!
[その様子から、異常事態と悟ったスコルは鉱夫らを馬車に乗せ、出せるだけの速度で、タウン・ナリヤへと向かった]
ロッテさん>更新立会いについては特に指定しませんので、えーと…しいて言えば不要?になるでしょうか。
すみません、寡聞にして更新立会いの要、不要を気にしたことがなかったものですからー…
――タウン・ナリヤ
[タウン・ナリヤに着くとスコルら鉱夫達は街の中へ、ジェスロは外付けの官憲詰め所へ向った。いつも手続きをする場所なのだろう、ジェスロが顔を見せると官憲の一人が書類棚を漁り始めるのだが]
書類はちゃんとやるから、先に話聞いてくれ!!
[ジェスロはそれを制止し、魔法銀で作られた鎖を官憲へとみせた。
自身の体質を自覚している彼が、魔法銀を持ってきた。その事が彼自身の焦りの表情よりも、官憲達に対し自体の重さを訴える力があった事は皮肉としか言いようがない]
[話を聞く体の官憲の前に椅子を引き、どっかと座るとジェスロは何があったのかを彼らに伝えた]
護衛帰りに西側の街道沿いで、何者かに襲われた馬車の残骸があったんだ!
[馬車の残骸〜という言葉を聞き、数人の官憲が詰め所を飛び出した。
ジェスロはその方に視線を送ることなく話を続ける]
モックが魔法銀の臭いがするって言うし、野盗の仕業にしては何かおかしいと調べる事になったんだが……それで出てきたのがこれだ!
[じゃらと鎖を広げて見せる]
何かを固定したか拘束してたかわからないが、わざわざ魔法銀製のって…それが奪われるって…やばくね?
[言わんとした事が伝わったのか、官憲の顔色が悪くなり、どう対処すべきかあたふたし始める。最高責任者がその場にいない状態からなのか、方針が決められないでいる官憲に代わり]
まずは、出入り予定の商人や出入りするはずだったものを、調べる!
で、品物の特定ができたら次はその対策と奪還。品物が特定できた時点で賞金かけるのもありだ!
[と、何故かジェスロが命令を下す。
その場の責任者の言葉ではないのだが…特におかしな事も言っていないと、官憲らは判断し、守備担当の者以外は街の内外へと駆けて行った]
で。
[駆けだすのを見送った後、残った官憲に声をかける。まだ何かあるのかと緊張した面持ちの相手に、ジェスロはへらっと笑いかける]
変質する要因の現物もってきたんだし……書類まからないか?せめて半分に。
[そんな言葉もむなしく、官憲は首を横に振り大量の紙束を机の上に乗せる]
……ですよねー
[処理しなければならない紙の山を前にしたジェスロは、遠い目をするしかなかった**]
煙草売り ヌァヴェル がきたらしいよ(5人目……だったかなあ?)。
煙草売り ヌァヴェル は てけとー になれるよう、天に祈った。
……?
[いつもの道を通り、いつもの時間に己が店へと足を運んでいると、いつもとは違いなにやら慌てた様子で官憲が街を出て行くのがみえた]
………。
[それに好奇心を覚えたのか微かに歩調を緩めるが、何が起こったかを確認するまではするつもりもなく、行き交う人の流れを眺めながら店へとゆるやかに歩を進めた]
[きぃ。
けして大きくはない音をたてて店の扉を開けると、慣れぬ者なら一瞬戸惑うほどの薫りがあふれ出した]
……。
[ほの暗い店の中を勝手知ったるもので奥まで歩くと、店とは仕切りで簡単に分けただけのスペースに入り、狭い店には不釣合いなほどのテーブルの上に今採ってきたばかりの薬草、香草、ハーブといった彼女以外にはそれにどんな効果があるのかはほとんど分からないようなものを広げた]
…。
[広げたものを手早く仕分けると、狭い階段を登って屋上へ。
屋上で一番に目に入るのは、硝子張りの小さな小屋。中にはいくつもの鉢がいくつも並べられ、それぞれに大小様々な植物が植えられているのが見える]
……。
[今はその小屋には用はないのか、硝子越しに植物たちの様子を確かめながら通り過ぎると、階下から持ってきた新たな植物を乾燥させるために広げて置いた]
これは…もう、大丈夫か…
[今広げたものではなく、今まで干してあった植物を手に取ると、きちんと乾燥しているかを確かめるように顔を近付ける。ふと香った匂いに、小さく目が細められた。
匂いに敏感な者でなくても、彼女が通った後には様々に入り混じった、不思議な薫りに気付くだろう。
そして敏感な者なら、今彼女が手に取った植物。それが彼女の匂いのベース、最も好きな薫りだと気付くかもしれない]
[乾燥させた数種の植物を持って階段を降りていると、きぃ、と扉の開く音が小さく聞こえた]
「ヴェルさん、おられますー?」
[自分の名を呼ぶ声に、小さく口の中で「いますよー」と返事。もちろん相手に聞こえるものではないが、さほど広い家でもない。少し急いで階段を降りると、近所のおばさんの姿がみえた]
はい。えーと…いつも、の?
[お喋りが続きそうなおばさんの様子に、少し困ったような笑みが浮かぶ。本来あまり人付き合いの上手い性分ではない。が、商売をしている以上、人並みには会話術は心得ている…のだが。
乾燥して粉状にした薬草を量りながら、お喋りを背中で聞く。今までも何回も言ってきた言葉ではあるが、それがおばさんに届いているかどうか]
うち、煙草屋であって、薬屋じゃないんだけどなぁ…
ふぅ…
[一頻り喋って納得したのか、満足したように帰っていくおばさんを見送り、先ほど屋上から持ってきた植物たちに向き直る。
本当ならここで一休みしたいところだが、相手は植物という生き物だ。タイミングを逃さぬよう、手早く作業してしまわなくてはならない]
今日は、気分が落ち着くのがいいな…
[目的のハーブを手に取り、それに合わせるように数種類の植物を。合わせた状態で薫りの強さを確かめ、それらを刻んでゆく]
『薫り煙草、売ります』
[店の表に出ている看板の文字は、そんな素っ気のないものだ。
店内も本人も華やかさよりも使いやすさ、動きやすさを重視したものばかり。薫りだけが豪奢に華やかに客を出迎える。
彼女の扱う煙草は、煙草といっても薫りを楽しむためのものである。一般的な葉煙草は扱わず、香草や薬草を原料として彼女が独自に見つけてきたものをブレンドし、客の好みに合わせて作り上げてゆく。
が、原料として一部入手困難な薬草なども独自のルートで見つけてくるために、煙草売りとしてではなく街の便利な薬屋さん状態になっているのが悩みの種である]
[乾燥させてあるとはいえ、香草を刻むと一際強い薫りが立ちのぼる。それを楽しみながら、先ほど見かけた光景を思い出した]
怪我人でも出た、のかな…
[ここに店を出して数年。顔見知りもでき、官憲の中にも望む望まないに関らず知り合いもできた。何故か薬草を卸すという役割で。]
あとで、行ってみようかな…
[怪我人がいるなら薬草が必要になっているかもしれないし。困ったことに、煙草屋としての収入よりも薬屋としての収入で店が立ち回っているという現実。これでいいのかと自問自答しつつも生活はしなければならない。
ため息ひとつ。刻んだばかりの香草に顔を近付けて気分を持ち上げると、なにをどれだけ持っていくかを頭の中で組み立て始めた*]
村の設定が変更されました。
スカウト ウィル がきたらしいよ(6人目……だったかなあ?)。
スカウト ウィル は 余り物 になれるよう、天に祈った。
― タウン・ナリヤ ―
[男は木の上に登っていた]
[何故なら高い所が好きだからだ]
おやぁ、なんだか騒がしいねぇ。
[額に手をやり、官憲詰め所>>23の方向を見る。
今し方、数人の官憲が飛び出して西の方向へ向かっていった]
何があったんだか……。
ま、動くのは応援要請があってからでもいいか。
[よっ、と軽い掛け声と共に、木から地上へ飛び降りる。
高さにして3m以上はあるはずだが、着地の際の足音は全くと言っていいほどしなかった]
さて、仕事前に一服でもするかね。
[独り言ちて向かう先には、煙草屋の看板が掲げられていた>>31]
― 煙草屋 ―
[扉を開けて店内へ入ると、薬草の独特の薫りが体を包んだ。
慣れているのか、驚いたり気にしたりする様子もなく]
よっ。一本貰える?
[香草を前に何やら考え込んでいる様子のヌァヴェルへ、煙草一本分のコインを差し出した**]
―― タウン・ナリヤ外周「官憲の詰め所」
うおっしゃ!これで半分!!
一旦メシ!!
[街に入るために必要な書類の量は、二百三十二枚という微妙なキリの悪さだった。そのうちの百二十枚片づけたところで席をたつ。
半分と言いつつ半分を超えてしまっているのだが、やってるうちに数えるのが面倒くさくなってしまったのだから仕方がない]
と、なると…だ……
[一旦休むと決めたなら、次は食糧の調達である。冒険者なので保存食はもっている……が、わざわざ街に戻ってきたというのに何が悲しくて保存食をかじらねばならないのか。
きょろきょろと周囲を見回し――、先ほどの指示>>24が元なのだろう商人から調書をとっている官憲に目をつけた]
そこ替わるからちょっと頼まれて貰えない?
[と、彼の仕事を奪い、代わりに食事の調達という使いっぱしりを頼む。パシリ扱いに最初は渋っていた官憲も「お前らの分も奢るから」という一言で腰を上げ、酒場へと走り出す。
いつもの光景なのだろう、百二十枚の書類の受理作業を行ってた官憲も、あきれ顔になりながらも強く咎める事はしなかった]
[呆れ顔に気付いたのか]
寝床の提供受けるんだし、食事ぐらいは奢るさ
[ジェスロは口を開く。すかさず入った「泊まるつもりなんですか」という突っ込みが入ったものの、それをスルーし商人へと向き直った]
はいはい、えーと……お宅の取り扱いは木工製品ね。
んで…怪しい品物を運ぶやつを見たって?
[がらりと話題を変え、確認の為調書の内容を復唱するジェスロに、商人は困惑の表情を浮かべる。「いつものことなんで気にしないでください」という官憲のフォローが入ったところで、やっと落ち着きを取り戻したのか商人は口を開いた]
−西街道−
お〜、おねぇさん、ロッテさんじゃねェかぃ?
酒場のご主人さんに頼んで依頼の手伝いさしてもらいに来たんだげどもぉ
[ずるりずるり、盾に乗るほどもない距離を盾を引きずって歩み寄り、声をかける。
依頼の内容は、受け取った荷運びの手伝いであること、ロッテの報酬の取り分は減らさないよう話はつけてあること、それから、自分は聞いての通り交渉には向いていないこと、を、自己申告どおりの聞き取りづらい訛り言葉で告げる]
そっだらオレはてげとーに時間潰しでっがらよ〜
話がついだら教えてくんねが?
[に馬車の主との商談はロッテに任せる、と宣言して、オノンはふらりと道端へと歩み出る]
−道端−
♪〜
[今度は正真正銘の鼻歌を歌いながら、腰のベルトから小型の機巧を抜き出す。
ロッテの腰のものともよく似た拳銃のようだが、オノンの手にしたものは銃弾を打ち出す銃身の代わりに、往復式の鉄杭が仕込まれている]
ふむ……
[商人の話を聞きその内容を調書にとる以外に、適当な紙に箇条書きにしていく。木工製品業者の話をおおまかにまとめると次のようになった]
「街に入ったところで、大きな包みを持つ一団とすれ違った」
「大きなものであるのに荷馬車ではなく人力での運搬で、その仕事運びも不慣れなようだった」
「布がはだけた部分から水晶の細工物ものっぽいのが見えた」
「それだけ大きな水晶の取引が商人の情報網に引っかからないのはおかしい」
[そんなこんなで、できあがった書面をパシパシ叩いていると、酒場からの出前が届く。目の前の商人にも食事を勧め、自分もパンにかじりつきながら意見を求めてみる事にした]
[がちゃこ]
[慣れた手つきで弾倉を開き、一般によく見かける火薬カートリッジを差し込んだ]
[だんっ!]
[がちゃこ]
[だんっ!]
[がちゃこ]
[だんっ!]
[地面に鉄杭をあてがい、オノンが撃鉄を引くたび、深さ20cmばかりの孔が開けられていく]
でっかぐなれよ〜
[自ら開けた孔に、旅荷物よりも大きな頭陀袋から取り出した種を一握りずつ落としこみ、ひとつひとつ祈るような声と共に埋め戻して、一連の作業は終了。
作業の最初に戻って、機巧で地面に穴を穿ち、種を落として、埋め戻す。
ロッテに声を掛けられるまで、そんな作業を繰り返していた**]
まず、この街にノーパスで入ってこれる水晶っぽい細工物品物って時点で、あんたがブツはガラスか輝水晶な。他が水晶がすんなり入れるなら、俺はこんなところで三桁超の書類と戦う羽目になってない。
[「書類はなくとも、品物を検める事にはなるだろ?」と付け足すと、そういった手続きをよく目にしているのだろう商人と、その手続きをしているであろう官憲がと頷く]
隠して持ってくる時点で輝水晶なんじゃね?
ガラスの細工物ってなんの問題あるの?魔素含有量にしろ、そのほかの性質にしろやばいものじゃないだろ。
[輝水晶はそれそのものには魔素を含まないが、少々の魔素増幅効果がある。
それらは、十年前この街に来てから、街に入る為の書類を処理するためにつけてきた知識だった]
つまり二つに分かれてるってことだ。
[いきなりポンと出された結論に、先の話題とどう繋がってるのか把握できなくなった官憲と商人は「は?」と声に出し、お互いの顔を見合わせた]
[顔を見合わせる官憲と木工商人に、ジェスロは調書ではなく箇条書きした方の紙を見せる]
輝水晶はそれだけじゃ特に害はない。だからノーパスで入ってくる事ができる。OK?
[相手がコクコク頷くのを見て、話を続ける]
次になんで隠して持ってくるのか、だ。金持ちって人種がわざわざ隠すか?でっかい細工物。んじゃなんで買うんだよ、調度品ってなる。
[その話には商人が強く頷いた]
つまりー輝水晶のブツは調度品じゃないってことだ。
輝水晶に飾り以外のものを求めるなら、残るのは魔素増幅効果ってことになる。
[そこまで話を聞くと、官憲の一人が口を開き]
「でも、魔素増幅の水晶があったところで本体が――あっ!」
[そこまで言ったところでジェスロの言わんとした事に気付いたようだった]
そ。輝水晶とその本体。後者は相当量の魔素を含んでる。分けて街に運ぶなら、後者も調度品の体をとってくるかもな。純度の高い魔素水晶あたりが有力候補。
水晶系の調度品扱ってる商人に、何も知らせず運ばせるってのも…効果的かもな。
[いつの間に平らげたのか食後の茶をすすりながら、そんな事を口にする。入門手続きを行っていた官憲が「本体にあたるようなものは街に入ってない」という事を告げると]
んじゃ、やっぱ必要なのは二つだ。街の外と街の中。輝水晶と本体相当の物と、それぞれを持ち込んだ奴の補足だ。
「……ジェスロさんは向かわれないんですか?」
[やる事が決まったという事で、冒険者への応戦要請を出そうと酒場と組合へ駆け出す官憲を見送りつつ、二服目の茶に口をつけたところで、官憲が口を出した。その言葉にジェスロは眉根を寄せながら]
街に入っていいの?
[と、駄目もとで聞いてみる。「いえ、外の方です」と返ってきた返答に、やっぱりなという表情を浮かべ、今度は書類手続きをしている官憲の方へ]
純度の高い魔素水晶、それもでっかいの。触ったら何枚になる?
[と、問う。返ってきた「四桁いくな」という言葉にジェスロは机に突っ伏し]
まずは残った書類をかたす……
[と、呟いた**]
[目の前の相手の容貌と、自身の知識と照らし合わせる。
オノンの面立ちを赤い両目が暫し見つめる。
見つめた時、また、キリリと機械調の音がほんの微かに鳴っていた]
なるほど、酒場の旦那に使わされて、ということかい。
……僕は旦那を待たせてしまっているようだ。
[訛りのある言語を注意深く聞き、内容を把握する。相手の依頼のこと、報酬のこと、交渉のこと――。
そう言えば荷車も無しに来てしまったものだったな、と思い返した。
視線を一度、大盾の方に向けてから]
あい分かった。幾らか運んで貰えるならば助かるよ。
それでは、暫く待ってておくれ。
[それから、オノンの鼻歌と地面を穿つ音を背に聞きながら、未だ落ち着かない風の商人との交渉に戻る]
[至急の件とはいえ、何も考えずに高い買い物をしたりすることはあまり良い事ではないと判断した。
報酬とは別に、グラス代は立て替えで、ということになっているのだ]
水晶製のグラス……はやめておこう。店で使うものだから安い品で良い。
こちらのガラス製のものをこれだけ頼もう。
あぁ、もう少しまけては貰えないかい?この位まで……
[荷馬車に積まれていた調度品を直に取り出させ品定めしながら、一応の交渉成立をみたところで、今一度ロッテの目は幌の方へ、それから商人の目へと合わさる]
ところで、運んできた品は、今ので全部かい?
まだ何かあるような気はするのだが。
[明らかに動揺を含んだ商人の反応が、ロッテの赤い目に映る。
それが危険種や群盗に対して抱くような動揺と同質のものであるか否か――そこまでの微妙な心情の色合いまではロッテには覚れなかった。
そしてついでに言えば、幌に覆われたまま姿を見せない「商品」が持つ特質が、ロッテに感覚として伝わってくる、ということも無かった]
――失礼した。僕の現場は官憲の検問所ではないものね。
[それから、ガラス製のグラスが収められ、「割物注意」の焼き印が捺されている木箱を一つ両手で持ち上げて、漸くオノンの方を向く]
お待たせ。やっと商談成立したところだ。
では、この箱の運搬を頼めるかい?
もう一つ買い付けたグラスの箱は、片手でも担ぐことができる程度のものだし、僕が運ぶことにしよう。
[片手でも空いていれば銃を構えることはできる――と、荷馬車の護衛のようなことも考えながら。
少しだけ視線を下に向けたところで、ぱちりと瞬く]
そう言えば、先程から火薬の香と――音がしていたが。
何か採掘するものでもあったのかい?
[逆に何かを埋めていたのではとは思いつかないまま、箱越しに地表を眺めながら、他愛なく聞いて*いた*]
− <<巻き戻し 作業開始前 −
ああ、違ぇよぉ
ご主人さんにオレが頼んで手伝いさしてもらいに来たんだ。
悪り悪り。気ぃ悪くさせちまったが?
[ロッテの言葉>>49の、『酒場の旦那に使わされて』という部分を念を入れて否定し、悪びれもせず屈託なく笑う。
なにしろ自分で言い出したことなのだから、それで酒場の旦那に対するロッテの心証を落としては寝覚めが悪い]
?
[先刻ロッテが振り向いた時にどこかから機巧の音でも聞こえたような気はするものの、オノンはさして機巧に詳しいわけでもない。
駆動音の出所が分かるわけでもなければ、その音の意味するところを推理することができるわけでもない。
結果。オノンは気にしないことにした]
−早送り>> 現在へ−
おー、お疲れさんだなぇー
[声を掛けられて>>51地面に向いていた視線を上げる。
手にした機巧が弾き飛ばして顔に飛んでいた土くれを軽く払って、ロッテから木箱の一つを受け取る]
ん?おぉ、これがぃ?
今ここさ種植えてたんだげどよ
こりゃー、アレよ、都会語で言う『らいふ・わぁぐ』っちゅーやつよ
[他愛のない質問>>51に、いいことを聞いてくれたとばかりに得意げな笑みを作って解説を始めた]
草木はどんな小っこげなやつでも魔素を集めて循環させる働きがあっがらな。
旅歩きしながら、めっけた種を次の新しい土地に植え付けて歩ぐ。
それがオレんとこの田舎で旅に出るやづの約束事なんだ。
[約束事と言いつつ、強制されてやっているわけではなく、楽しんでやっていることはその口ぶりからも聞き取れただろう]
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