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なんでも。ええで、バケツプリンでも金魚鉢パフェでも。
[そんなメニューはない。]
……あー。なんやその。
ナナナミあたりにバレてみ?どんだけいぢられるとおもってんねん。
堪忍やでほんま。
/*
ちょっと時間感覚ずれててアワアワ……。
もう8日! お祭りロール何も考えてない!
今のところ美緒に刺しにいきたいとこかな…。
お騒がせ編集委員 藤波大和は、走れ学級委員 美緒 をあいしちゃうことにしたよ。
うん、新作行ってみよう。
[どこに向かうのか分かっていないけれど、不安など皆無。
楽しみな気持ちで一杯だ。
せっかくなので酸っぱい炭酸ジュースも買った]
そうだ、あとでプリンのお勧めも教えて?
奈波に帰りに届けてあげたいんだ。
[あれだけのプリンの後でこの話題はキツイかもしれない。
知ったことではない。ひどい。
店長さんに、ヤマトに続き、こんにちは!と挨拶した]
/*
きゅーこんしゃって、求魂者とか振りたくなる。
で、漫画っぽくカタカナで読みを振りたい。
ハリポタかなんかのディメンターが求魂鬼て振られてた気がするけどうろ覚え。
じゃあ、*06胡麻斑海豹*プリンと、錆浅葱◆ババロアと、*09地球*パフェをお願いします。
あと、紅茶は、ダージリンのファーストフラッシュで。
[やたらと凝っているメニューは多分、マスターの趣味のせい]
じゃあ、ななちゃには内緒にしていてあげる。
[随分高い口止め料になった様子]
―サボった日 プラネタリウム前―
[次の上映まではまだ間がある。自動販売機でジンジャーエルを買って来て飲んでると、またメールが届いた。
文面を読んでぎょ、っと目を剥く]
to:香月
サボり魔の俺にサボるなって、そんなご無体な。
……はい、もうしません。
[一緒に星を見てもらえない、と言われれば弱かった。投稿してから校内でサボるのは大目に見てもらえるだろうか]
……一人で見るより、綺麗だったんだよな。
[メールを送信してから、ぽつりと呟いた]
……わいにも紅茶。キャッスルトンのファーストフラッシュ。
[かくーんと肩を落として。いや、いいけれども。]
ナナナミ以外にも、や。
やないと、みおきちあたりから余裕で流れるやないか。
[やれやれとつぶやきながら、向かいの席に腰掛けて。]
にしても、そのほっそいのんのどこに甘味三つもはいるねん。
[彬から再度メールの返答。
それを見て、にっこり]
(ホントに子供なんだから)
TO:彬くん
よろしい。学校に通うのは、学生の本分です。
[校内でのサボりはしばらくは大目に見てあげようと思っている。しばらくは]
― バケツプリンを愛でながら ―
お前らな……
わいはいつでも天使の愁さんやで。
あ、彬相手のぞく。
[頬杖をついて黒板を眺めながら。]
明日にでももってきたるよ。てきとにコピーでもとって回せや。
あら?そうなの?
マスター、*13塩辛蜻蛉*クッキーも追加で。持ち帰りでお願いします。
[と、マスターに伝えてから、愁の方を振り返り]
みおちゃの分ね。
[クスクスと笑って]
デザートは別腹っていうでしょ。
どっか、別のところにあるのよ。きっと、亜空間。
―放課後―
風に乗ってるみたいに。
さっちゃんらしい喩え方だな。
[美緒の、空や風を語る言葉を聞くと胸が弾む。]
おっ、まじでー。
気合入れないとだなー。大切なお客を、最大限もてなせるように。
午後の一番最初が俺の番らしいから、良かったら来てほしい。
[照れ隠しに、へらっと笑った。]
よっし、新作なー。舌消火用に、水も買ってくかね。
ぷ、りん……。
お、おう。最近休んでるもんな、ななーみ。
[びきっと固まった。NGワード、ひい!
とろっと舌で溶けるような、オススメのがある。味を思い出さないように勧めるつもりだった。]
[コンビニの裏手に出て、緩やかな坂道を上っていく。]
見つけたの、最近なんだ。
昔はちょっとした名所だったらしいんだけど、大きい道が出来てからあんまり人行かないらしくて。
あ、ちょうど雲切れてきたかな……。
走った方がいいかも、一番の時間は、ほんの一瞬だから!
[少し焦って、美緒の手を取った。
坂の上、小さな寂れた展望台へと。]
― サボった日の昼間 ―
[届いたメールを見て携帯を閉じ、少し考える。
考える。
考えて、もう一度携帯を開いた。
to:香月
魚釣りのご褒美。
今度一緒に学校サボってみないか?一度くらい、何事も経験。
[他のこともあったけど、こういうのも有りかも知れない。十中八九とんでもないと言われそうだけど、と思いつつ送信。
それから、次の回のチケットを買おうとベンチから立ち上がった
もうすきにしてくれや……わいのお財布さんは虫の息やで。
[ぺたーんと突っ伏して。いやまあ仕方ない。自分が悪い。]
あ、そや呼んだ理由忘れとった。いやまあ夏蓮とお茶したかったが第一やけど。
[やおら顔をあげて。]
ナナナミの音のイメージってどんなやろ、夏蓮からしたら。
最近よーわからんくなってもた。
[満悦していたところに、メールの返事。
今度は夏蓮が目を剥いた。
しばらくがっくりと頭を下げて。きっと額あたりに縦線がおちていた]
To:彬くん
ズルい。断れないの分かってて。一度だけよ。一度だけ。
[敗北感にうちひしがれた]
ななちゃの音のイメージ?
[海豹の形をしたプリンのどこからスプーンを刺そうかなと、くるくる回しながら]
それって、林間学校の時に行ってた、総合感冒薬の話?
[総合芸術と言いたかったらしい]
そうそう、風邪薬。
って違うがな。
[ツッコミとは技術ではない、条件反射である。]
あー……まあ、みせたほうがはやいんか。
最近こんなんいじっててな。
[いいながらPCを立ち上げる。
古いフィルムのように加工されたサイレントのモノクローム。
膝の上で揺れるハーモニカ、眠る少女。
流れる水面やざわめく雑踏。どこかつぎはぎしたような短い映像。
どこにも人の顔が映っていないくらいが、すこし違和感だったか。]
ナナナミの音にあわせてたつもりが、どんどんずれてきてなあ。
こらあかんってはなしやねん。
― サボった日 昼間 ―
[チケット買って時計を見ていたら、夏蓮から戻って来たメール。
断られるとばかり思っていたのに意外な返事にこちらも目を見開いた]
to:香月
断られる前提だったんだ。
…嬉しいけど、無理はしなくて良いからな?
[たまには羽目を外すのも良いと自分は思う。だけど、そうすることで夏蓮にストレスが積もるなら、無理は言わない方が良い。そう、思ってる]
[プリンを一口ぱくり。
うん、おいしい。やっぱり、何事もほどほどが一番]
それは…
[愁のPCに流れる映像を見た後に]
PVみたいなの創りたいの?
[音楽系のPVはかなり観た。お姉ちゃんの持っているDVDやもちろん、ようつべあたりも]
新入生 彬は、唄って踊れる図書委員 香月夏蓮 をあいしちゃうことにしたよ。
例大祭の言い伝え、知ってる?
おみくじの裏に、その、名前を書いてくくりつける……ってやつ。
[近所だから知っているのだろうかと。
その上で自分を誘ってくれているのなら良いのだけど]
[思わず手を取ってしまった。炎のそばという、言い訳もないのに。]
っは――。はぁ。
[鼓動が跳ねるのは、走っているせいだと。
そんな、自分への言い訳を重ねて、展望台へ――]
PV、ちゅーとちょとちがうねんけどな。
……バックスクリーン?
[音が主体にはかわりないけれど。]
どっちかっちゅーと、ライブのほうやな。
[屋上とは違った角度から、町を見下ろしている。
暮れてゆく夕日が差し掛かって、空は茜さし、やがて薄紫に変じてゆく。雲に光が移り、一瞬ごとに空の表情は変わる。ふいに変化が落ち着けば、徐々に夜の気配が濃くなっていった。
長いようで、あっという間の夕暮れ。]
……あー、間に合った。
暮れる直前が、すごく綺麗なんだ、ここ。
俺も、一人だけじゃなくて誰かと分かち合いたいなって思って。
一番に思い浮かんだ人と、来たかったんだ。
……朝の空と、夜空の下で見たことはあったけど、夕日を浴びた『佐々木美緒』も、見たかった、し。
[最後の方は、空を見るふりをしてそっと目をそらしながら。
直視していると、身体の中から何か抜け出して、堪らない気持ちになりそうだったから。
なんだか手を離すのがひどく惜しくて、少しだけ力を込めた。]
あ…。
[あったあった、そんな話。中学の時、何度それにすがりに行こうかと思っていたんだったと思いだし。
…そっか、そんなことも忘れてたんだ。
想いと一緒にそんな記憶も]
むしろ、みおちゃの名前書いちゃおうかな。
[と、冗談まじりに]
えっと、みおちゃって、誰か誘うつもりだった…の?
― サボった日の昼間 ―
メール
to:香月
一度くらい、羽目を外して不良な行動も良いんじゃないかと思うけど、気の向かないことを無理やりするのは楽しめないだろ?
香月が楽しめないなら、誘っても意味が無いから、無理するなって事。
バックスクリーン?ライブの?
ライブの時に後ろで流れているやつ?
[海豹の形がすっかりなくなった。次は地球パフェ。地球パフェってなに?]
そうそう。そんなイメージでええよ。
[ぺろりとプリンを平らげるさまをみながら、紅茶を一口。]
ナナナミの生演奏のバックに流して、あとは演劇部あたりにかけあって、エチュードでもやってもらうつもりでいるんやけどな。
まあそのへんはいろいろ交渉しとるんやけど。
[ぽり、と。]
どう売り込むにしても、もとになる看板がぐらつくとなあ。
話にもならんわ。まあわいじゃもともと話にもならん、ちゅーことなんかもしれんけど。
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