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「RPGを双肩射撃したからね。科学の力は偉大なのよ
」
そういうと大きい恐竜肉(マンガ肉ともいう)を食べる事にした。くっちゃくっちゃ…がぶっもしゃ…
まだたくさんあるしピクルにもおすそわけをしよう
2人で15分間に200キロの肉を平らげ
残りはタッパーに詰めて非常食にする事にした
■
現れて即消える儚いピクル氏の命。
私はこの極限状況から早く脱したかった。
「…そうですね、ちゃちゃっと双子を倒して、ここを出ましょう…」
シマウマと対峙していたあたりからどこかに消えていたが、双子はどこに行ったのだろうか。
ほ、ほんとだ、突然死なし設定じゃないですかーー!!
>>1:*5
建てた本人がきれいさっぱり忘れて突然死に気を使ってらっしゃるのはどうなんですかーー!!
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がきんちょ(非常食)と一緒に探索を続けていると、他の部屋とは異なる、大きく豪勢な扉の部屋を発見した
「院長室」
何故だろう
私の中の何かがここに入ることを拒んでいる
一体この部屋になにが・・・?
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バーチェルサバンナシマウマ、すまない。
私もお腹が空いていたんだ、頼むから化けて出ないで欲しい。
全てが終ってから、誰もいない所で〆るとか辞めてくれ。
・・・とか思いつつ、「院長室」のドアを開けた。
しばらくCN幽と歩いていると、彼女が突然立ち止まった。
釣られて私も立ち止まり部屋のプレートを見上げた。
「 院長室 」
ここは何故か異様な雰囲気がある。
旅人の勘がそう言っている。
…
ふと隣を見ると彼女は肉を頬張っていた。
それを食べ終わった頃を見計らってから尋ねてみようとした。
この部屋なにか気になりますよね、と。
…まぁ、尋ねる前に彼女は思いっきり扉を開けて
…すぐ閉めていたわけだが。
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入らないと何も始まらない。
私は扉を開けると同時にバーチェルサバンナシマウマの肉(食べ残し)を放り込んでみた。
・・・しかし、何も起きなかった。
どうやら安全のようだ、私とがきんちょ君は部屋の中に入った。
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ぐちゃ
あまりの唐突さに私は腰を抜かしそうになった
あわてて足元を確認してみる
先ほど放ったバーチェルサバンナシマウマの肉(食べ残し)だった・・・
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「なんだキミ達は!?ノックもせずに失礼じゃないか?」
そこには礼儀の知らない若者に激昂する院長の姿があった
当然の対応に私はただ謝るしかできなかった
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おや、彼女がまた扉を開けていたようだ。
今度は中に入ろうとしているのか。
…あの行動力、見習わなくてはいけないかもしれない。
そんなことを考えていたら突然怒鳴り声が聞こえた。
…
私も反射的に頭を下げてしまうほどの迫力だった。
この人はこの部屋の主なのだろうか…?
この孤児院からの脱出ヒントをくれるかもしれない。
聞いてみようと思い顔を上げると、
部屋の主にロケットランチャーをかましている彼女の姿があった。
…見なかったことにしたい。
私は頭を抱えながら切実にそう願っていた。
■
当然のように院長は倒れる。すると、院長の抜け殻から例の双子が出てきたので驚いた。
「あーあ、せっかく注射ごっこしようと思ったのに」
「ひどいなあ。くすくす」
双子の男の子の方は包帯を体中に巻き、杖を持っている金髪の男の人形。女の子の方は帽子とマントを被って星型のステッキをもったカボチャの人形をぐちゃっと握りしめて、悪魔のような笑顔でこちらを見ている。
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ロケットランチャーを打ちながら私は叫んでいた
私も!!!!
セクハラ!!!!!
したかった!!!!!!!
この時は気がおかしかったと今でも自分に言い聞かせている
■
ええええ、なんでここに来て私の背後に隠れる!?
てっきり出会い頭にロケットランチャー安定なのかと思っていたのに…!
「おくすりをね、入れるんだよ…」
「真っ赤な血に、別の色のおくすりを混ぜるの…」
双子は徐々にこちらに近づいている。
咄嗟に私は鞄に手を突っ込み、状況を打開してくれそうな何かを探した。と、探る手が何かを掴んだ。
こ、これだ…!!私はそれを鞄から引っ張りだした。
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おぉ!
がきんちょ君(盾)が何か現状を打開しようとしている
私は邪魔にならないように、少女の服と母さん?の服を取り出して見守ることにした
■
取り出した物は石であった。
「こんな石っころで僕たちを倒せるのかい。」
「見損なったよ・・・」
そんな声を気にもせず。
私はおもむろに石を天井のほうへ投げた。
かつーん。
何かが当たったような音がした。
■
天井に勢いよく石が当たる。
双子は石の音と軌道に、気を取られているようだ。
…
チャンスかもしれない。
私は自分の後ろにいる幽に叫んだ。
いまだ!いまこそロケットランチャーを!!、と。
■
叫んでも幽さんは何もしてくれなさそうだ。
仕方がないので辺りを見回すと、ヒモが天井から下がっている。
「なんだこれ、引っ張ってみよう。」
今にして見れば罠かもしれないという懸念があったが、今はそんな場合じゃない。
ぐいっと、紐を引っ張ってみた。
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気が付けばがきんちょ君が紐をひっぱていた
いや、それは罠だろう
まだまだがきんちょ君も甘い
いや、それを見て見ぬふりをしている私も甘いのだろう
いいさ、がきんちょ君!
その罠は甘んじて受けよう
安い授業料だと思って受け入れよう
そう思った矢先・・・
■
紐を引っ張ると…上から白い粉が大量に降ってきた。
私は上手く口を手で覆うことができたのだが、
双子はもろに被ってしまったようで咳き込んでいる。
ただ、このとき後ろを幽までは確認することまではできなかった。
これがなんの粉だったのか、は今でも分からない。
ただまぁ、この粉のおかげで私たちは双子の構えた注射器を避けることができたのだから、「幸せの白い粉」とでも思っておこう。
やられっぱなしは癪なので反撃したいが…。
そういえばこの双子に弱点はないのだろうか。
大体どんな敵にも一つや二つくらいあるものだったような気がする。
さぁ、この双子の弱点は一体なんなんだ…。
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罠の正体は粉ふぁさーだった
粉が口に入る
こ、これは
塩化ナトリウム!!?
単なる塩ふぁさーだった
そう言えばあの双子・・・幽霊っぽいよな
■
けほけほと咳き込む双子を改めて見つめる。
まだ幼い、子供達だ。
咳き込んでいる。
…咳き込んでいる?
今までなんの疑いもなく、彼らはこの孤児院の幽霊か悪魔の類いなのだと思っていた。
そしてそれに間違いはないように思う…。
獣人の「悪魔」という言葉や、見てきた数々の仕業。
どう考えても人間ではない。
でも…実体があるのか?
それともこの粉に何か…?
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がきんちょ君も同じことを考えていたのだろうか?
ポケットから小さなロザリオを取り出した
ここは一気にたたみかけるチャンスかもしれない
私は床に舞い散った塩をかき集め、一心不乱に双子めがけ浴びせかけた
■
そうだ、お守り代わりに持っていたロザリオ。
もしかしたらあれはこの双子たちに効くのではないか。
そう思い隣を見ると、幽も同じこと思っていたのだろう。
私と同じことをしていた。
…私たちは一心不乱に手で幸せの白い粉を掴んでは双子になげ。を繰り返していた。片手でロザリオを握り締めながら。
「ごほごほ…なによこれ」
「げほげほ…いたいいたいよぉ」
そんな双子の声も聞こえた気がした。
…
どのくらいの時間続けていたかは分からない。
私は手を止めて前方を確認すると双子の姿はなく、
もともと双子のいたであろう場所にはあるものがあった。
■
CN幽さんが床の粉をかき集め、双子に浴びせかける。
と、双子は一層苦しみ出した。
ふと、懐のロザリオが熱を帯びている事に気付き、ぎゅ、と握る。
あいつらが弱っている、今がチャンスだ。
そう直感した私はロザリオを握った拳を振り上げ、
苦しみ悶える双子に向かっていった。
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食らえ!これが神の裁きだ!
私はロザリオを握りしめてダッシュした
うおおおおお!ゴッドパワーディスティニー!(物理)
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私たちロザリオがそれぞれ光を放ち、
やがて一つの光となって双子に突き刺さる。
その眩しさに私はしばらく目をそらしてしまった。
「…あーあ残念」
「せっかく新しいおもちゃがやってきたと思ったんだけどねぇ」
「もうおしまいなの?」
「ね、もう孤児院の出入り口を隠す力残ってないよ」
「あの人たちいなくなったらまたふたりぼっちだね」
「大丈夫、すぐにまたほかの人をよべばいいよ」
「だって…」
「退屈ってほんっとつまんない」
「「ねー」」
私は双子の声はだんだん薄れていっているのを感じていた。
…しばらく経って目を開けると双子のいた場所にあるものがあった。
■
そこに現れたのは、一際大きな扉だった。
双子の「出入り口を隠す力」というのが消えたのだろうか?
恐る恐る扉に手をかければ、ギィィー…と軋みをあげて
扉は開いた。
まばゆい光に、目がくらんだ。
周りが見えない。
■
何やら技名を叫びながら、CN幽が横を走り抜けていった。
双子に突進をしたつもりなのだろう、目をしっかり瞑ったまま、私が開けた扉の向こうへ走っていく。
ふいに笑みがこみ上げた。
なんて面白い、変な人なんだろう。
こんな人間的な感情を覚えたのは、久しぶりな気がした。
このどたばた騒ぎの悪夢は、終わったのだろうか。
私もCN幽の後に続き、まばゆい光の中へ足を踏み出した。
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気づいたらそこは自宅だった
あれ?今までの出来事は一体?
「幽ー!あんたいつまで寝てんの!学校遅刻するよ!」
うるさいなーちょっと黙ってなババア
…そうだ、この体験を手記にしよう
そして出版社に持ち込んで出版して印税をがっぽり稼ごう
そう私の冒険はまだ始まったばかりなのだ!
※ご愛読ありがとうございました!幽ちゃんチームの次回作にご期待ください
欄外コメント
「読者の皆さんありがとう、編集長さんには感謝の言葉もございません。またすっげーエネルギーに溢れた作品を作って必ず帰ってきます!」
【じんろー】だよ!
ささやけちゃうよ!
2日目:がきんちょ をおいはらったよ。
シスメかわいいなーかわいいなーー。
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今回は運良く脱出する事ができた。
だが、謎が解決した訳じゃない。
出会った数々の人々は何者だったのだろうか?
いつか、またここへ拳銃装備で帰ってこよう。
願わくは、その時に旅の話を語ってやれるように・・・・・・・
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私は、この奇怪ま出来事を手記にまとめた。
また誰かがあの孤児院を見つけたら、何かの参考になるだろうという思いと、あの時の不思議な体験を後生にに残しておかなくてはという衝動から、書き留めることにした。
今この手記を読んでいる君、不思議な孤児院を見つけるのは次は君かもしれない。
〜fin〜
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