【恋文】 泣き虫 ティナ

ケーリー様

いきなりこんなお手紙をお出ししてしまってすいません。ごめんなさい。
あなたはワタシのこと、ひょっとしたら全然知らないかも知れないし、誰？って感じかも知れません。でもワタシは今まで何回か、あなたの優しさにちょっと感動してしまった、外野からあなたのことを見守っている一人なんです。
こんな形で気持ちを打ち明けることになって、何こそこそやってるんだ、って思われるかも知れません。そうですよね、今、ダグラスさんがいなくなって大わらわなのに、こんなことを言っている場合でないのは分かっています。軽蔑されても文句言えません。
でも、好きです。迷惑かも知れないけど、他に仲良くしている女の子がいるって分かってるけど、好きです。苦しいです。一瞬でも振り向いてもらえたらそれだけで嬉しいし、気持ちが伝わってしまうのも、気持ちが一生届かないのも怖くて仕方が無いんです。
すぐに、とは急かしません。正直な気持ちを聞きたいです。
お返事、待ってます。

　　　　　　　　　ティナより