人狼物語(瓜科国)


945 【人類滅亡RP村】Alien:Destruction in the Earth.


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医療電子技術士 フラット

[再び見た羽は、ひび割れそうに細やかだった。
今更友好的な別れの言葉もわざとらしくて、]

……産廃物が増えますね。

[見上げて苦笑した。
拾ったドッグタグが、風に煽られる。首が重たい。]

( 59 ) 2012/07/21(土) 10:58:33

医療電子技術士 フラット

[笑みが返ってくるのも予想の通り。
振り返らない擬人は、再度煌めいて。

光となって、矢のように――視界から消えた。]

( 60 ) 2012/07/21(土) 11:00:49

医療電子技術士 フラット

―数日後・診療所―

立つ鳥何とかと申しますが……
あの手袋、結構気に入っていたんですけどね。
かっぱらわれましたね。
火事場泥棒とはああいうものなんですか。

[「後始末」を表面上終えて、大きくため息をついた。]

( 61 ) 2012/07/21(土) 11:04:58

医療電子技術士 フラット

[患者達の処置。
喫茶店に戻って、店主に謝罪。
荒れた浜辺の清掃。

――今朝、流れ着いたという擬人のパーツ。

なにがどうなったか、把握するために奔走することは選ばなかった。
集積体は海上に存在し、海を波立たせる。
それは今までと変わらないように見えた。]

( 62 ) 2012/07/21(土) 11:08:13

医療電子技術士 フラット

――さて、と。
まだ患者は来ないでしょうね。

[もう二度と顔を見せない患者が出ても、
恐らくは落ち込むまい。
立ち上がると軽く伸びをした。

久し振りに着た白衣が心地良かった。]

……一服しましょう。

[珈琲での休憩は終えた。
白衣に両手を突っ込んで、診療所の外へ向かう。]

( 63 ) 2012/07/21(土) 11:10:48

医療電子技術士 フラット

[胸一杯に煙を吸い込んで、細く吐き出す。

一日一本までと決めた煙草が、減っていく。
煙草がなくなるのと、世界が滅亡するのと、
どちらが早いのか楽しむ余裕すらあった。]

……はぁ。美味しくはないですね。
別の種類なら味も違うんでしょうか。

( 64 ) 2012/07/21(土) 11:13:36

医療電子技術士 フラット

[煙をくゆらせながら、思い出す。

遠い、今はもうない故郷の冬。
医者になりたいと言った自分を応援してくれた家族。
幼くも明るかった友人達。

感謝しきれないほどにお世話になった恩師に先輩。
歩くのでさえ大変だった広い広い病院。
最後の研修、擬人が収容された精神科。
にわかに異常を来した擬人から別の擬人を庇い、
その病院で左足に手術を施されたこと。

この街に配属された当初の落ち込み。
荒っぽくも優しく、気っぷの良い住民達。
その人達が減って、いなくなって、失ってから気付いたこと。]

( 65 ) 2012/07/21(土) 11:22:29

医療電子技術士 フラット

[皆が好きだ、などとは恥ずかしくて言えないけれど。
良い街で、良い最後で、

間違いもしたけれど。]

――うまく、走れたかな。

[静かな空間に、独りごちた。*]

( 66 ) 2012/07/21(土) 11:24:20

浜辺の少女 フラン

[気付け代わりの衝撃>>16に、蜃気楼みたいにゆらゆら揺れる意識をせめて留めるだけでもと、呼吸を繰り返す。
風に揺れる黒髪がリュミエールだとさえまだ気づけなくて、また何か起きるのだろうか、巻き込んでしまうのだろうかと心が騒ぐ]

 ん……。
 なにか、あったら。置いていって…。

[無力さに、対抗するでもなく誤魔化して過ごしてきたこれまでのことが走馬灯のように思い出される。
――いつだって、私は手を伸ばすのが遅くて。
気づいた時には、何も出来ないほどに手遅れで。
慣れきった諦めに沈みそうになって、暗い思いを振り払う。出来ることをやろうと、決めたばかりなのだから。

弱った身体を奮い立たせ、ろくろく見えない目をこすりながら聞こえてきた声に耳を澄ませて、ほっと息をついた]

 ぁ……リュミエール、さん。
 帰って、これたん…ですね。

[動けずにへたりこんで、そちらへ向かうフラットの姿を見送る]

( 67 ) 2012/07/21(土) 13:41:02

浜辺の少女 フラン

[息を整えてから、少し二人の方へ近づく。
右腕はほとんど動かなくて、左手で上体を支えて身を起こし、途切れ途切れに聞こえる二人の会話を聞いた]

 心が砕けた、人。
 集積体に心を奪われてしまった、人。
 ――……!

[ジムゾンさん、と小さな声で呟く。
集積体を否定した途端、変わり果てた姿。

彼に最後に残された信仰は、あの虹色の狂気だったのかと。そして、自分がそれを引き出す切っ掛けになってしまったという事実に目の前が真っ暗になった]

 どうして、アレは――。
 人を、海を、なにもかもを。
 壊してしまう、の。

[答えられる者は、地球上にはない。
あまりの衝撃に俯いてしまって、フラットとリュミエールの会話への反応が鈍る]

( 68 ) 2012/07/21(土) 13:53:20

浜辺の少女 フラン、ぐらぐらする頭をあげて、ようやくオレンジの明滅に気づく。

( A12 ) 2012/07/21(土) 13:54:11

浜辺の少女 フラン、そして、フラットの銃口にはっと息を呑む。

( A13 ) 2012/07/21(土) 13:55:32

浜辺の少女 フラン

 ま、待って…フラット、さ……!

[人の姿をした人ならざるもの。
異形と化した、かつて人であったもの。

どこで分けられ、どこで道を違えなければいけないのだろう?
――「精神」。それは、何に宿るものなんだろう?
難しいことなど分からなくて。ただ、見たものだけを感じる]

 待って……リュミエールさん、は。
 っ……みんなのこと、助けてくれて。
 きっと…嘘じゃないです。

[立ち上がって駆け寄ろうとして、力なく浜辺に落ちる]

( 69 ) 2012/07/21(土) 14:07:00

浜辺の少女 フラン、荷電粒子砲がフラットに向けられたのを見て、かすれた悲鳴をあげた。

( A14 ) 2012/07/21(土) 14:08:19

浜辺の少女 フラン

[思わず眩い光を直視した目は、しばらくまともに機能せず。
どういうことだか分からなくて、震える手を伸ばす。
いつだって、伸ばすのが遅くて。今度も――と嫌な考えがよぎって]

 ぅ……フラットさん! リュミエールさん!?
 は、……ゃだ。こんな事、やだ……!

[ほとんど這いつくばるように、左手で動かない身体を引きずって傍へと向かう。
青ざめ冷えた身体の中で、触手に苛まれた傷だけが熱を以て意識をこの場に留めていた]

 ぁ――。

[荷電粒子砲に薙ぎ払われた触手と、撃たれたリュミエール。治療しようとするフラットをようやくぼやけた目で捉える。言葉が出なくて、二人を心配そうに見つめるしか出来なかった]

( 70 ) 2012/07/21(土) 14:20:11

浜辺の少女 フラン

[リュミエールの微笑みは以前と変わらず、ただ状況だけがまるで違っていた。よくよく目をこらせば、不思議な黒い球体が海の向こうに浮いているのが見えて。

ろくろく手伝いが出来るわけでもないけれど、てきぱきと治療を行うフラットに寄り添い、ただ胸の前で手を組んで祈る。手当が終わる頃、再び飛翔することを知って、止めることは出来ないと思った]

 ……また、行ってしまうんですね。

 こんな、こんな風になって。
 何もかも変わってしまって。

 けれど、大切にしたいものがあるから、立ち向かったり、生き続ける人たちもいて。

[こんな状況でも自棄に走らず医療に従事していたフラットや、誰かのために動き続けるリュミエールの姿は、自分にとって紛れもなく人だと思う]

 私。いまさら遅いかもしれないけれど……。
 そんなふうになりたいって、思うんです。

[かすれた呟きは風に乗って海の向こうへ運ばれていく。
父にも、兄にも、虹に囚われた神父にも伸ばした手が届くことはなかったけれど。残されている限り、歩き続けていきたい]

( 71 ) 2012/07/21(土) 18:15:06

浜辺の少女 フラン

―海辺・飛翔を見送って―

[飛び立つ姿を、天使のようだと思った。
いつからか和らいだ小春日和の陽光は柔らかく、七色の海と世界とを包んでいる]

 ……もう。
 本当は、そんなこと思っていないんでしょう?
 それとも、私が勝手に思ってるだけ、かしら。

[フラットの言葉>>59にちょっと眉を下げて微笑んだ。
彼の思いをすべて推しはかれている訳ではないけれど、わだかまりに強張って身動きが取れなくなる人ではないと、そう思っていたから]

 ――いってらっしゃい、リュミエールさん。

[やっぱり再会を願えはしなかったけれど、以前より自然に、そう口にしていた]

( 72 ) 2012/07/21(土) 18:15:22

浜辺の少女 フラン

―数日後・街の中心部―

[あの後しばらく寝付いて起き上がれない有り様だったが、ようやく熱も引き、少しずつ歩き回れるようになった。

杖にすがるように、一歩一歩。
背や胴、手足には虹に侵された痕が痛々しく残り、動く度に痛むけれど。
一日一日、滅びへと向かう中、少しでも大切なものを見失いたくなかったから、身体に鞭打って歩き続ける。

時折急激に変動する気候や汚染のために、死に近い眠りについた者もいる。

とうとう一人で守っていた家を離れ、街の中心に寄り添って過すようになり。失う痛みと、大切なものと共にある喜びとを味わいながら生きている]

( 73 ) 2012/07/21(土) 19:38:18

浜辺の少女 フラン

[近頃は深く眠れなくて、浅く長い眠りでなかなか起きられなくなりつつある。
けれど、悪い夢は見なくなった。ただただ優しい思い出に浸って、穏やかな眠りの世界。

いずれ覚めなくなるのが早いか、世界が滅びるのが早いか。
それは分からないけれど、少しでも胸を張って皆に会えるように、歩みを止めずにいたいと思う。

診療所のそばへ時間をかけて歩いていけば、煙をくゆらせた青年の姿が見えた]

( 74 ) 2012/07/21(土) 19:47:12

浜辺の少女 フラン

 ――フラットさん。
 お疲れさまです。
 ちょっと、差し入れを。

[大した材料が手に入らないが、料理をしてお裾分けをするようになった。少しずつ食べてくれる人が減っていくのが寂しかったけれど、一人一人顔を合わせて言葉を交わすと心が安らいだ]

 今日はカレーです。
 カレーなら何入ってても何とかなるかな、なんて。
 あ、味見はしましたよ!

[給食のカレーがどうだったとか、昔の話を少ししたあと]

 ……ゆるゆる、過ぎていっちゃいますね。時間。

[フラットの顔を見ると、元気な顔をしてばかりもいられなくて。
しんみりと弱音を吐いて、煙が消えていく様を見つめた。そう遠くないうちに、誰かを弔う煙が上がるだろうかと思いながら*]

( 75 ) 2012/07/21(土) 19:58:29

医療電子技術士 フラット

[少女がやってきたときには、既に煙草は燃えかすとなっていた。
灰皿として使っているピルケースの缶を出し、火を消して収納する。]

いらっしゃい。
痛み止めはまだありますか?
……ええ、なら引き続きそれを使って下さい。

[少女は診療所によく顔を見せる。
傷は残ってしまったけれど、それを表情には出さない。
つらくないはずはないのに。
カレーの器を受け取る際に見てしまった、痛ましい傷跡。]

カレー……ですか。
あの、これ……色が。…………いえ。

[困ったように笑った。
この少女も、笑えなくなったわけではない。
寧ろ、穏やかな顔になった。そう感じていた。]

( 76 ) 2012/07/21(土) 20:09:02

医療電子技術士 フラット

[僕を見て、死を思い出さないことは無理でしょう。
彼女はやってくる度に死者を思い出し、
失った人を、消えていった人を惜しむのでしょう。
他愛もない話をしながら、僕は心の中で彼女に謝ります。

僕が医療者でなければ、もっと気も紛れたかもしれないのにと。]

見ましたか。今度は、桜が咲いていたんですよ。
街の方ではなく、あちらの。
いえ、海でもなくて――

[季節は日ごとに巡る。
何年も過ごしたような錯覚が起きる。]

( 77 ) 2012/07/21(土) 20:12:49

医療電子技術士 フラット

明日には散ってしまうんでしょうね。
あとで見に行きますか。
夜桜が拝めたらいいんですが……どうでしょう。

[ささやかな変化を楽しみたい。
すべてをなかったことにはできないのだから。
最後まで自分は医者であって、
人間としてはそれくらいの幸せを求めるので充分だ。

などと考えながらも端末を気にしてしまうのは、
若すぎる職業病なのかもしれない。*]

( 78 ) 2012/07/21(土) 20:17:06

浜辺の少女 フラン

 はい。まだ、二、三日は持ちそうです。
 そういえば。お隣のおじいちゃん、薬使えば使うほど効くと思ってるみたいで、飲まないで人にあげちゃうんです。どうしたらいいかしら……。

[それから、頬を赤らめて「お腹の調子と味は大丈夫ですよ!」と付け足した。
杖にもたせかかって、穏やかに対面する]

( 79 ) 2012/07/21(土) 20:38:36

浜辺の少女 フラン

[診療所も街も生と死に近くて、何かにつけて想わずにはいられない。
医療者として、そういったものに触れ続けるのはどんな感じなんだろう。

死ばかりを考えて足を止めてはいけないと分かってはいるけれど。
フラットをじっと見つめながら、他愛ない会話を噛み締める]

 へぇ、桜ですかっ?
 向こうの方は、最近あんまり行けてなくて。

[くるくると、気づけば巡っていく時間]

 季節感があやふやになっちゃってたけど。
 なんだか、懐かしくていいなぁ。

[桜が咲いて散り、葉が芽吹き、やがて散っては雪が降る。最早どこまで続くか分からないけれど、そうした流れを思い浮かべて目を細める]

( 80 ) 2012/07/21(土) 20:50:13

浜辺の少女 フラン

 わぁ、夜桜……。
 ぜひ、見に行きたいです。

 あの、急患がなかったら、一緒に。
 早く歩けないから、時間がかかっちゃうかもですけど。

[残る時間が幾ばくかは知れない。
たとえ桜が散るまでのような短い間であっても、この時を大切にしていきたい*]

( 81 ) 2012/07/21(土) 20:54:36

医療電子技術士 フラット

ええ、いいですよ。
できたら、飲み物なんかも持って。

[少し笑ったが、びしりと指を立てた。]

ただし。
痛みや熱が出たらすぐに帰りますよ。
健康第一ですから。

[杖がふらつかないかちゃんと見て、そう言った。
この様子なら、無理しない限り大丈夫だろう。]

ひょっとしたら、もう一度くらい。
桜は咲くかもしれませんし、ね。

( 82 ) 2012/07/21(土) 21:04:32

医療電子技術士 フラット

[別の患者の様子を聞かされれば、
直接行って説得しなくてはならないなと思いつつ。
訪れるべき患者がいることに安堵する。]

――明日の季節は、何でしょうね。

[夏だろうか、冬だろうか。
嵐でも来るかもしれない。
それでも、不安にはならなかった。]

( 83 ) 2012/07/21(土) 21:07:44

医療電子技術士 フラット

……と、夜だと危険ですね。

[ロマンを優先させて少女を危険な目に遭わせるのは本意でない。
夕方にしましょうか、と訂正した。]

念のため言っておきますけれど、
その、夜間は上着など着ていた方がいいです。

……女性は特に、危ないでしょう。

[ぽつりと付け足す。
出過ぎたことを言ったような気もした。*]

( 84 ) 2012/07/21(土) 21:11:30

浜辺の少女 フラン

 うーん…温かいのと冷たいの、どっちがいいかしら。

[飲み物を運ぶポットを借りる算段をつけながら、真面目な忠告にふわふわ笑う]

 はーい、先生。
 いい子にします。

 あ、そっか。
 何もかも先が見えないけれど、そういう風に考えるとちょっと楽しいですね。

 願はくは、穏やかな日和でありますように。

[身を寄せ合う人々の、安らかな生活を願う]

( 85 ) 2012/07/21(土) 21:25:10

浜辺の少女 フラン

[危険、というのは尤もだったけれど、なんだか少し残念な気がした。
けれど、逢魔ヶ時の夢と現が曖昧になる時間なら、なかなか話せずにいた事を口に出せるように思えて、そっと頷く]

 ……?
 そんなに冷えるかなぁ…。

 ――ぁ、はい。

[お転婆なこども扱いが大概だったから、なんだか面映ゆかった]

 え、と。準備してきますね!

( 86 ) 2012/07/21(土) 21:31:59

浜辺の少女 フラン

[準備を整え、ショールを巻き付けて。一歩一歩をゆっくり進む。
暮れかかった淡い光のなか、何気ない会話をして少し躊躇ったあと、静かに切り出す]

 ――何も分からなくなっちゃう前に、話したいなって思ってたことがあるんです。
 あの。
 あの日の……浜辺のこと。

 あるから、ずっと考えてて。
 一人ではどうにも出来ない気がしてきたから、少し、頼ってしまってもいいですか……?

[虹に魅せられ変わり果てた神父と、それに立ち向かった男を思い浮かべる。
同じ時を過ごしたフラットと話せたら、少しは思いを整理できるのではと*]

( 87 ) 2012/07/21(土) 21:41:15

医療電子技術士 フラット

[一瞬だけ、足が止まる。
少女を見ようとするのは思いとどまった。

――あの日。
悪夢のように、消えてしまった諸々。
夢ならば消えなかった人。
夢ならば残らなかった傷。]

あれは――何だったんでしょうか。
本当にあったことなのに……遠いみたいで。

[詳しく尋ねなかったのは、逃げるためではない。
原因を聞いたとしても、理解も訂正もできないからだ。]

( 88 ) 2012/07/21(土) 21:47:30

医療電子技術士 フラット

――到着が遅くて、すみませんでした。
それと……
見苦しいものを、お見せしました。

[「頼られる」前に、少女に向き直る。
頭を下げて、次の言葉を待った。*]

( 89 ) 2012/07/21(土) 21:49:05

浜辺の少女 フラン

[言葉を待つ姿に、歩みのようにゆっくりと口を開く。自分でも、まだ整理出来ていない事を]

 ――あの日。
 集積体の元へ行くと聞いていたジムゾンさんと会って。

 私、てっきり彼もリュミエールさんみたいに戦いに行くんだと思ったんです。
 それで、集積体の事を話して。

 あれは神じゃないって。そう言ったら――。

[震えないように、お腹に力を込めて続ける]

( 90 ) 2012/07/21(土) 22:05:14

浜辺の少女 フラン

 ジムゾンさんは、……ああなってしまって。
 後はご存知の通り、トレイスさんも――。

[浅くなる息を、意識して吸う]

 引き起こしてしまったこと。
 巻き込んでしまったこと。
 どれも、一人で抱えているのが、重たいんです。自分や、誰かのせいにするのも。

[あの日助けられた時のように、フラットの袖をきゅっと掴む。うまく、考えていることが伝えられるか、自信がない]

 でも、これまでみたいに逃げていてはいけない。
 こうして生き延びた以上、まっすぐ見つめないと。

 いずれ、何もかもが虹色に染まってしまうのだとしても……。

( 91 ) 2012/07/21(土) 22:13:26

浜辺の少女 フラン

 私に泣く権利なんてない。
 一生懸命歩き続けて、最期まで、笑ってないと。

 ――毎日海に出る度、虹色に惹かれたこともあったんです。
 海の底に皆がいるんじゃないかって。いっそ行ってしまえばと。

 ……ジムゾンさんや、リュミエールさんが撃ったアレは、私の末路でもあって。

[俯きがちな顔をあげる。進むうち、風に乗って花弁が運ばれてくるのが分かった]

 もう、死ぬのは怖くないの。
 いつ来るかは分からないけれど、大切なものの傍で迎えられるから。

 ――ただ、重たくて。時々歩けなくなってしまいそうで。
 いずれ虹色から逃れられなくなる時が、怖い……。

( 92 ) 2012/07/21(土) 22:22:45

浜辺の少女 フラン

[重たいものを吐き出すことは、一方的に荷を押し付けることにも似て、ずるいような気もしたけれど。

ふぅと息をついて、まとまらない言葉を途切れさせる]

 嫌だったら、嘘でもいいの。
 夢か本当か分からなくなってしまう最期の時まで、ここにいていいよって言ってほしい。

 ……時々でいいから、傍に、いさせて欲しいんです。

[散っていく桜のように儚く朧な気持ちで、一人で抱えきれない思いを告げた*]

( 93 ) 2012/07/21(土) 22:29:59

医療電子技術士 フラット

[袖を掴む手が震えているのを見逃すほど、鈍くはなかった。
その手に自分の手を添えようとして、止まる。

七色に憧れたことはまだない。
きっとこれからもない。
だから、下手な台詞を投げかけることはできなかった。

時折頷いて、相槌を打って。
桜が散るようにはらりはらりと感情が舞う。]

( 94 ) 2012/07/21(土) 22:41:30

医療電子技術士 フラット

[永遠なんてなかった。
神なんてものもいなかった。
少女の支えになる自信もどこにもない。

それでも、この細い腕を振り払うつもりもない。]

最期――か。
いつやってくるか、分かりませんよ?

( 95 ) 2012/07/21(土) 22:44:54

医療電子技術士 フラット

……でも。
人として、貴方が存在し続けるなら。

それも、できるかもしれません。

[少女が求めているのは恐らく、
できるかできないかの話ではない。
しても許されるか否かの問題だ。

やんわりと、一度受け止めて、微笑する。
こうやってすり替えるような卑怯な真似も覚えた。
今はそんな答えでも良いのだと思う。]

――やってこないことには、分かりませんね。

[まるで、終末が恋しいみたいだ。*]

( 96 ) 2012/07/21(土) 22:49:06

湧き立つ混沌の球体、メモを貼った。 メモ

( A15 ) 2012/07/21(土) 23:09:50

湧き立つ混沌の球体、メモを貼った。 メモ

( A16 ) 2012/07/21(土) 23:15:32

浜辺の少女 フラン

 そう、ですね。いつだろう――。

[最期。
いつか来る。来るのはいつか。わからない。桜はとてもとても綺麗で、あっという間に過ぎ去ってしまう時間のよう]

 ……本当に?
 出来る、かな。出来たら、いい、な。

[夕暮れと宵闇が溶け合い、すべてが曖昧になった空間を、桜が舞う。
集積体がやってきて以来、夢と現とは反転したように、あるいは境が曖昧になったかのようだった。
あの日も、熱と現実味のない展開に翻弄されていた。フラットの言葉を聞きながら、朧に微笑む]

 ――やってこないことには、って。
 まるで……。

[いつか来る終末を想う。
自分を保ったままで、虹色の向こうに青い海を見ることが出来るだろうか。

はっきりさせてしまうのは、怖くて。
柔らかくすり替えられた言葉を曖昧なままに留めて、静かに隣で桜を見上げていた。今はまだ、それでいい気がした**]

( 97 ) 2012/07/21(土) 23:47:16

医療電子技術士 フラット

いつ来るか分からないなら――
いつやってきてもいいようにすれば良いんです。

[そう言って、少女に笑いかけた。
待ち遠しいような、切ないような、
先が選べないまま幕切れになってしまうような。]

また、雪が降るといいですね。

[終末まであと何日だろう。
降雪があっても過去が変わらないのは分かっている。
過去をたどれないことも。

雪が降れば――また銀の煌めきと、
気持ちだけでも懐かしいところに帰れるような気がして。
桜の花弁を受け止めた。

そこにはない青い空を仰いで。**]

( 98 ) 2012/07/21(土) 23:52:29

湧き立つ混沌の球体

[黒球。
ある擬人の業により隔離された集積体。
擬人の最後は、光に包まれたとだけ此処では記そう。]

( 99 ) 2012/07/22(日) 00:09:10

湧き立つ混沌の球体

[結論から言えば、擬人の行いは集積体に多大な影響は与えられなかった。集積体の姿を著しく変化させ、多胞の球体から、紐を捻るような姿に変化させもしたが、最後には球体の姿に戻ってしまった。]

( 100 ) 2012/07/22(日) 00:13:08

湧き立つ混沌の球体

[しかし、一つだけ変化があった。
それまで、地球上を緩やかに膨脹収斂しながら不規則に移動していた集積体は、海辺の街から辛うじて見える海上で静止した。]

( 101 ) 2012/07/22(日) 00:20:42

湧き立つ混沌の球体

[多くは記さずとも良いだろう。
地球で生き残った人々が、どのように生き、どのように死んだのかは、些細な事なのだから。]

( 102 ) 2012/07/22(日) 00:25:14

湧き立つ混沌の球体

[海辺の街で桜が咲き誇り散り、葉が芽吹き、雪が舞った次の日。
世界は、光に包まれる。]

( 103 ) 2012/07/22(日) 00:29:57


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生存者 (4)

浜辺の少女 フラン
25回 残1789pt 飴飴
擬人 リュミエール
23回 残2126pt 飴飴
湧き立つ混沌の球体
7回 残2781pt 飴飴
医療電子技術士 フラット
49回 残1298pt 飴飴

犠牲者 (2)

負傷兵 スヴェン (2d)
廃ビルの住人 トレイス (4d)

処刑者 (2)

永の眠りを呼ぶ球体 (3d)
神父 ジムゾン (4d)

突然死者 (0)

発言種別

通常発言
独り言
囁/鳴/念/婚/叫
死者のうめき
アクション
削除発言

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