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…………端末。
あぁ、その手があったな。
[残り電力の消費を抑えるべくあまり端末に触れていない男にとっては、
端末の存在は盲点だったようだ。
急を要する患者。
いないのが一番とは一概に言えない状況だと男は分かっていた。
ただ、了承の声に穏やかに笑んで頷いた後、
相手から出される指示にもこくこくと頷きを返す]
そやな、防寒対策ちゃんとして出かけた方がええやろな。
………………海辺やし。
[ぽつりと放った言葉は、去り際の相手に聞こえていただろうか]
僕は今から発ちます。
[ 見たところ、海上の集積体へ近づく術があるようには見えない。]
貴方はどうします。
移動基地へ向かうのなら、一緒に行きますか?
[ それでも、何らかの術は持っているのだろう。]
集積体の元へ向かいたいのはやまやまですが……、生憎海は渡っていけませんからね。
[一緒に向かうかと訊かれると戸惑う。再度、海の彼方を見る。この向こうに神が居ると確信めいたものがあるのに、ひとりの力で海を渡ってゆける筈も無かった。
少しの間考え込んだ後に首を軽く振る。]
いえ……、此処で待ってます。
あ、そういえば手袋はあるか?
[今度は大声で問うた。
答えがなければ勝手にあちこち漁って探すだろう。見つからなければそれはそれで、と思いつつ]
[ややあって、個室に姿を見せた。
その手には茶色の手袋。]
僕のスペアでよければ、どうぞ。
それと、電子懐炉も。これです。
……寒がりですか。腹巻きは後ろの棚ですよ。
[なんやかやと説明しては、取り出して見せるなどした。
久し振りに「患者」が個室を使うことに、
不謹慎ながらもどこか浮き足立っていたのだ。]
いや、寒がりと違う。
手が冷えたらあかんという突っ込みが響いてなぁ………。
[無論男の脳内だけの話である。
そして腹が冷えたら駄目、という突っ込みは過去にも先にもなかったので、
そちらの要請はせず、取り出される電子カイロに感心などを向けていた]
[歳若い医療従事者が去った後、
クローゼットから黒緑色のコートを手に取りつつ、手提げ鞄の方を振り返る。
その中から、布で包まれたうえにベルトであちこちをぐるぐると巻かれている、長細い何かを取り出し、
ぱちん、と留め金のひとつを外した]
――診療所/外――
待たせたな。
そんじゃあ………行くで。
[数刻後、男は黒緑色のコートに身を包み、
手提げ鞄をしっかり片手に持って外に出た。
行き先は海辺。
七色の斑色をした海は、誰かの視界を借りても尚この世ならざる光景として映る。
そこに雪華が映えたとしても何も変わらない。
そんな思いを抱えながら]
/*
殺ってもらえるかもしれませんぜ親方!(ガタッ)
タイミングあったら死ぬ前にトレイスさんフラットさんと話したいところ。
/*
挟まれたッ! そしてぼかしたッ!
いや、まだ銃器って確定してないねん………刃物でもええかな、って
とりあえずやりたいことができたわけです、ええ
だがしかしNはナイジェルのNと言い張るッ!
遅かったですね。
……さては腹巻き、つけてきたんですか。
あと、肝心のマフラーです。
[と、同行者が鞄を手にしていることに気付いた。]
荷物……どうしたんですか。
/*
・珈琲のフラグを回収していない。
・フラットはおかん。ツンデレかと思いきやデレデレ。
・診療所に泊まるとバトルフラグ。
・未だに神父と遭遇せず。会話なしで死亡もあり得るか。
―浜辺―
飛ぶ……?
[寄せては返す波の音。空を飛べれば海も渡る事も出来ただろう。しかし人である自分には到底無理な話しだった。
機人を訝し気に見つめる]
/*
独り言で騒ぎすぎないように抑えてる(当社比)のにリュミエールさんの真顔で耐えきれなくなった…。なん…だと……!
死にかけでフラットさんとかと会えたらPL的にとてもわくわくするけどフラン不憫だなぁ。
………。
[本気なのかボケなのか計りかねる表情を見せた後、首を横に振った。
無論腹巻について、である]
あぁ、これは………気にすんな。
単なる保険や。
あ、待て、
[ためらいなく海辺へ歩き出した歳若い医療従事者のあとを早足で追う。
横に並びながら周囲をぐるりと見回し、]
ええか、万が一誰か襲ってきたら、わき目もふらずに逃げた方がええ………お互い、な。
[武器は持てどぎりぎりまで抜かぬ心積もり。
海辺に向かうまで、自分からあまり話は振らずに、ただ歩く]
/*
やったっ! 気がつけば20回! これで立派な多弁や!(何
>>97ボツ案
1.ノリツッコミ
2.コートの前あけて腹巻してないのを見せる
暇があったら1.だけ灰に埋めておこう
/*
◆人間関係
リュミエール・フラン:良好
リュミエール・ジムゾン:険悪ではないが雰囲気が怖い
リュミエール・トレイス:???
ジムゾン・フラン:良い子と怪しい人
ジムゾン・トレイス:怪しいが詮索しない間柄
トレイス・フラン:面識はあるようだ
◆フラットまとめ
リュミエール:警戒に対し手玉に取られている
フラン:勝手に心配している
トレイス:患者扱い。白衣いいなあ
ジムゾン:少し話を聞いただけで知らない
襲うって、なにが――あ。
[口数の少なくなった男の様子を見て、黙り込む。
確かに、こんなご時世だ。
強盗めいたものがいることも知っていた。
ただ立場上、赤い十字の腕章が守ってくれているだけで。
警戒心が足りなかったのだな、と無言になった。]
――浜辺へ――
[ほどなくして相手は、
こんな時にのこのこ外を出歩くことの危険性に気付いたようだった。
男の思考で何より優先するのは自衛。
気まぐれで困っている者に手を貸すことはあるが、
困っているように見えた者が、実は困っていなかった過去もある以上、
心許せる状況というのは少ないのだ。過去も今も。
横を歩く歳若い医療従事者のことは結構信頼しており、
危険が迫ったら損得抜きで手を貸すこともやぶさかではない、けれど]
何より、いなくなったら困る奴おるからなぁ………。
[無論、自分も含めて。
彼が、自身をどう評価しているのか知る由もなく]
――浜辺――
あー、あんたやったんか………無事とはな。
[神父の姿を見かけて、少しばかり驚いた表情になる。
廃ビルの無法者の存在は知っている男、
出くわさずに済んだのだろうか、と思考を展開する。
神父の向かい側に、赫い眼の擬人の姿があれば、
そちらにもゆるりと目を向けて]
…………風邪引かんうちに終いにしな。
[神父(達)から少々距離を置いて、
片手をポケットに突っ込み、煙草のケースを取り出した]
……?
ええ、そうですよ。
[今も尚、傍らにある海のように七色に輝く瞳。目の前に居る機人の瞳の表面にうっすらと映り込んでいる。けれども、気付かない。集積体の汚染を受けてからは他者とは違った視界が広がっている。とても自分の都合の良い世界が。
機人の質問の意図が分からずに更に訝しんでみせる。勿論人だと肯定する。]
/*
瞳の色戻っt 残念ッ!
Q.そんなフラットほだされ具合で大丈夫か
A.大丈夫だ だってこいつ元が寂しがりなんだもーん
………。
[ 赫眼の水平ラインの奔流は既に停まり、オレンジ色の光は明滅ではなく灯ったままで、ジムゾンを見つめている。]
まだ、そうみたいですね。
[にっこり]
[もう会わないだろうと思っていた擬人がいた。
それと、話にのみ聞いていた神父らしき人物。
二人の会話は風にさらわれ、聞こえない。
自分がひどく場違いな気がした。**]
[ちらちらと視界を掠める、空から降り続ける白い雪。舞うように空を漂い、砂浜の上に落ちて ゆく。
機人は意味深な言葉に眉を顰めた。まだ、とはどのようなつもりなのか。そう問いただそうとして、昨夜遭った男の声がして、止める。]
貴方は昨夜の……。どうして此処に?
……ええ。
[当然男が此処に来た理由を知らない。まさか浜辺で出くわすと思わず、真っ先に浜辺に来た理由を訊ねる。
無事だったのかと言う呟きに不思議に思いながらも頷く。
その後直ぐに男の側に若い青年の姿を見つけて、挨拶代わりに一礼する**]
/*
人類の常識を越えた存在のRPって難しいな…。最初から解っていたことだけれども。
タマールはさすがよね……。
*/
うん。そうよね。
“いわゆる物質”が意思を持つなんて、やっぱり有り得ない話だと思うの。
それでも、「ない」という証明は難しいから。探査内容に含めなければならないのよね……。
[他の知的生命体など存在しないと考えている為、それに関して興味が薄い様子。]
この星の大気に、何らかの影響を与えているのかもね。
現象の原因が解明できなかったのは少し心残り。
でも、滞在を延ばす程の重要性は感じないし。
[これ以上の探査は無意味だろうと考えている。]
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