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はい、その街の近くから。
もし僕がその街に居たら、無事ではなかったでしょう。
[ 背を向けたままのジムゾンに近づき、基地情報の映像が見えるような位置へと回り込もうとする。]
プリースト・ジムゾン、どちらへ行かれるかは知りません。
でも、命を祖末にはしないで下さい。
神もそれをお望みの筈です。
[にっこり]
きっと、美しかったのでしょうね……。
[集積体が降らせた死の灰を想像して、その場にそぐわない言葉をぽつりと呟く。リュミエールが何かしら話していたが内容は上手く聞き取れなかった。]
[いや正しくは、興味を持てなかったので聞いていなかった。
誰がどうなろうと自分には関係ない。
ただ神の神の御心の為に]
[回り込んで来たリュミエールの気配を察して、手を降ろした。機人が差し出す、立体ホログラムに目を細める。傍目から見れば、機人の笑みに応えているように見えるだろうか。]
貴方に神の御心が分かるのですか?
[にっこりと笑いながら――傍目からはそう映った事だろう。相手に訊ねる。]
[ ジムゾンの斜め前に回り込んだ時に、何処か恍惚としたような表情を浮かべているように思えた。それは一瞬の事。]
いいえ、分かりません。
でも、擬人だから少しは分かりますよ。
人が何を信じたいのかは。
[ 端末を両手で掬うように持ち、よく見えるように差し出す。]
貴方に神のご加護がありますように。
[ ジムゾンが基地情報のホログラムを一瞥したのを認めると、それ以上は、自分から引き留めようとはしなかった。*]
[ 僕が目覚めた場所の近く、東の都市は人類による兵器で消えました。それが当時の最善だったのでしょう。集積体へ攻撃を選択し、地球からの消滅を願った事は。
多段階爆発を起こす爆弾。記録によれば、集積体が一番収縮したタイミングで、上空より投下が行われたようです。
高度5kmでの爆発。爆弾の致死域半径約10km、爆風による殺傷範囲約50km、超高熱による熱線余波効果範囲約100km。
しかし、超高熱による焼滅作戦は、失敗でした。集積体を覆い尽くす程の爆発とキノコ雲が晴れた後、そこに在ったのは、人類を嘲笑うように変わらない、虹色の泡。
そして、黒い雪華、灰が舞い降りる風景だけだったのです。]
[爆弾は球体の狂おしい輝きに陰りをつける事能わず。
嬉のの如き、湧き立つ混沌の泡(あぶく)は報復めいた事は行わず、ただ、ただ、其処に在った。
死の灰が降る中、泡の集積はほぼ球形を保ち、爆弾直撃前と変わらぬ、緩やかな移動速度で地表近くを浮遊している。]
[湧き立つと言っても、音はしない。
混沌と言っても、混沌という言葉の中に収まらない。
人類が、宇宙の事を完全に理解出来ないように、この球体は未知であった。]
[現在、集積体は海上に在る。
高度を下げ、徐々に海に着水するも、着水に伴う飛沫は上がらず。
集積体の存在は、汚染として周囲へ影響を与えているに関わらず、物理的な法則が集積体周辺ではまるで捻じ曲がっているか、或いは、交差しないかのようだ。**]
村の設定が変更されました。
―海辺の街・中心部―
[荷物と道すがら会った幾人かとを引き連れて、広場の方へ向かう。リュミエールにあちこち改修やら修理やらしてもらったと聞いたりしながら。
行き詰まりつつあった日常への閉塞感、逃避と麻痺に慣れた心がほんのり和らいだのを感じた]
そっかぁ、よかった。
ふふっ、うん。ありがたいことだよね。
あんまりご迷惑おかけしたらダメなんだよ?
[この調子だと、やっぱりお喋り攻勢が繰り広げられたのかな、なんて、気の毒ながらちょっと笑ってしまう。
出会った時の「こちらの街に、まだ人が住んでいるので」という言葉を思い出す。
彼が知っているかもしれない、余所の地域のことを、聞くべきか、聞かざるべきか……]
【開始日について2】
ご意見ありがとうございました。
開始日を13日に、
更新時間を0:30にしました。
13日23時には、その時間に居る人数と希望役職で確定します。
確定して5分後に、手動で村開始となりますのでご注意下さい。
【更新間隔について】
情報欄で予定を書いていましたが、狼役以外が、
7人以下の場合は48h進行。
11人以下は(必要そうなら)2dまで48h進行、以降は24h進行。
12人以上は1dのみ48h進行、以降24h進行。
とします。
参加者が増えますように!(なむなむ)
/*
何しようとしてたか忘れつつある鳥頭PLはこちらです!
本編始まったら独り言でもRPしたいなー。
平和な頃の思い出エピ垂れ流しとか。
全力で一般人したい。
[ジムゾンと別れてからどれほど経った頃だろうか、リュミエールの姿を見かければ、駆け寄ってお礼を言うつもりだ。
お土産がお菓子なのは、擬人というものに馴染んでいないゆえの発想だろう。]
あ、マドモアゼル・フラン!
お帰りなさい。お疲れ様でした。
[ 街の中央、広場へと幾人か連れたってフランが戻ってきたのを見留め、声をかけた。]
買い出し、大変だったでしょう。
[にっこり]
あっ、ちょうど良かった!
えへへ、ただいまです。
いろいろ、ありがとうございますリュミエールさんっ。
[リュミエールの姿を認めて、駆け寄る。
久しぶりの「ただいま」はなんだか面映ゆい]
だんだん余所も大変そうな雰囲気になってきてました…。
水源がどうとか、汚染の進行がどうとか、学校で勉強してた頃より地理に詳しくなっちゃいそう。
[「お土産に」と焼き菓子を差し出しかけ、赫眼を見てそういえば食べ物で大丈夫かな、と今更気づいたり]
/*
フランが知ってること
・東の地域一帯が、死に覆われている
・ジムゾンさんの出身某都市が壊滅状態
・この街の近所は緩々とまずい状況?
・リュミエールさんは擬人
・ジムゾンさんは神父っぽい姿を見かけた
PLがうっかり忘れそうなこと
・兄の存在
・海のお仕事
今日の箱機嫌悪いなぁ…
[ 駆け寄られれば、両手を広げ、数歩歩いて出迎える。]
いえいえ、お役に立てて光栄です。
[ フランが、他所での出来事や目にした物を語るのはうんうんと頷いて聞いていて。その後、お土産を差し出そうとすると。]
お菓子ですか?
わあ、ありがとうございます。
少しなら食べれますよ♪
[ フランが焼き菓子を差し出すのを躊躇う素振りと、自分の赫眼に注目しているのに気付き、付け加えた。]
[ほっと息をついて、焼き菓子を差し出す]
良かったぁ。
今日行ったとこは食品工場があったんですけど、生産ライン止まっちゃってて。
残ってる人が、あれこれ工夫して手作りしてるんですって。
やろうと思えば、まだやれることはあるんですね…。
[やれることをしようと、集積体に攻撃を仕掛ける者もいれば、日常を支えようとする者もいるんだなぁと少し物思いにふける。
こちらはどうでしたか?と首をかしげた]
[ 焼き菓子を受け取り、掌に乗せてしげしげと眺める。くんくん。]
んー、いい匂いですね。
[ フランが物思いに耽る間、焼き菓子を見ていた。]
僕の方ですか?
建物や機械の修理や、服の繕い物とか、皆さんのお困りだったことを助けてました。
でも、一番はマダム達とお話ばかりしてましたね。
[ あはは、と軽快に笑った。]
はは……、そういえば、ジムゾンさんという方が、集積体の事を尋ねに来ていました。
[ ジムゾンの容姿、教会の神父服などを触れて補足する。]
[ぼーっとしていたことに気づき、気を取り直してふむふむと相槌を打つ。
さっき住民から聞いたことも思いだしつつ、手が及ばなかったあれこれが解決したことを嬉しく思う]
ふふっ。
本当、お喋り大好きですもんね。
[情景が目に浮かぶようで、ふと笑みがもれた]
――あ。ちらっとお見かけした人、かも。
集積体のことなんて聞いて、どうするんだろう…?
[ジムゾンのことを聞き、頭の片隅に見かけた姿が浮かぶ。
血気盛んな若者ならともかく、神に仕える神父と集積体の取り合わせがなんだか不思議に思えた]
今になって新しく訪れる人がいるのって、だんだんどこも汚染や被害が酷くなってるってことなのかなぁ……。
リュミエールさんも、これから、また何処か行っちゃうんですか?
帰る先や、行く先に。
医療電子技術士 フラット が参加しました。
医療電子技術士 フラットは、聖痕者 を希望しました。
―街の中心、小さな医療所―
[ぱらぱらとカルテを整理してから、息をついた。
目も肩も疲れている、と自覚する。]
何でしょうね、僕は。
いつもと同じように過ごす必要なんて、どこにもないのに。
[技術士とは肩書きだけのこと。
実際はただの見習いに過ぎない。
そんな僕が働けるのは、世界の崩壊のおかげ。
でもそのせいで、つい診療所にとどまってしまった。
本当はもっと、やるべきことがあるのではないか。
人を助ける、そんな大義を掲げているわけではない。
ひとりの人間らしく生きてみたかったのではないか。
………………。]
[雑念を払うように、首を横に振った。]
……いや、これでいいんだ。
僕がいたことが役に立つなら。
こんな小さな街でも、誰かの支えになれる。
[だがその実、不安に押しつぶされそうであった。
駆け出しの、経験も殆どない医療者が、
一体どれほどの強さを持っているだろうか。]
ふわぁ……。
男の人って、そういうものなのかな。
[金髪の神父をぼんやり思い浮かべながら]
今の状況ってなんだか途方もない感じで。
何かしようっていうのは、きっといいこと、なんでしょうけど。
[神父の心の裡など知らず、立ち向かおうとする姿のイメージが印象に残った。]
うーん、残念。
やっぱり、行っちゃうんですね。
[リュミエールの答えを聞きながら]
リュミエールさんの行く手に幸運がありますように。
凪いで平らかな航行であれ。
[航行の無事を祈るおまじないを口ずさんだ]
[手伝ってもらいながら、お喋りを楽しむ]
新しい話題って久しぶりです。
きっと、お婆ちゃん達のお喋りループにもリュミエールさんの事が加わるんだろうなぁ。
[安易に「また」とは言えない気がして、話すことは今のことばかりになりがちだった**]
マドモアゼル・フランも、そういった男性を他に知っているのですか?
[ 悪気なく、くすっと微笑む。]
出来の悪い小説みたいな話ですよね。
ある日、空からお化けみたいな虹色の泡が降ってきて、地球が汚染されて、人々も文明も緩やかに死んでいってるなんて。
[ 街の中心からでも、遠目に見えるのは、集積体によって汚染された七色の斑の海。今は、血のように赤い色をしている。]
それが何なのか、誰も分からないなんて。
[ 一時、言葉を切る。宇宙からの災害で災厄。集積体が落ちてきた当初は、きっと皆大混乱していたのだろう。今は、遠目に見える海のように、寄せては返す波のように、奇怪な光景も日常の一部ともなって。]
本当はあれは神様で、僕達……いいえ、人間達を罰する為に舞い降りた神様なのかもしれませんね。
[ 強大な存在に伏し請う者も居るだろう。]
でも、もし神様でも、僕は。
『リュミエールさんの行く手に幸運がありますように。
凪いで平らかな航行であれ。』
[ その時、ふっと、フランのおまじないが耳に入る。]
………。
ありがとうございます。
[にっこり]
本当はあれは神様で、僕達……いいえ、人間達を罰する為に舞い降りた神様なのかもしれませんね。
[ 強大な存在に伏し請う者も居るだろう。]
でも、もし神様でも、僕は。
「リュミエールさんの行く手に幸運がありますように。
凪いで平らかな航行であれ。」
[ 小さく呟いたその時、ふっと、フランのおまじないが耳に入る。]
………。
ありがとうございます。
[にっこり]
あはは、マダム達には敵わないなあ。
マドモアゼル・フラン、これで終わりですか?
[ フランに尋ねてみると、最後は医療所の備品を渡しに行くらしい。街の中心の広場から、すぐの場所のようだ。]
では、向かいましょう♪
[ 診療所へと足を向けた。中で作業中らしき医療従事者は、誰かが訪れる気配に気付くだろうか?*]
……。
きっと、知ってたんだわ。
[兄や、幼なじみ達を想って、曖昧に微笑む。深追いすると恐くなるから、あまり考えることはせずに]
本当に、ただの、物語だったなら。
ドッキリでしたー!って誰かが言ってくれたら。
訳がわからなすぎて、そんなふうに思っちゃいます。
[世界が毒されるように、日常も感覚も麻痺していって。最果ては、終末なのだろうか]
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