魔王 ミヅチは、寝ている間に胸に挟まれていたらしいアンケート用紙に気が付いた。

魔王 ミヅチは、ペンを探して周囲をきょろきょろした。

自称勇者 アナスタシアは、ポケットから備品のペンを取り出し、ミヅチに手渡した。

自称勇者 アナスタシアは、病弱少女 リリウムに謝罪した。

魔王 ミヅチは、ペンを手に取り小難しい顔で唸りだした。

自警団員 ボールドウィンは、自警団員として、今日集まってきた旅人たちは追い出したほうがいいのではないかと悩んでいる。

重鎮 Ｗは、自称勇者 アナスタシアを見ている。

自称勇者 アナスタシアは、うっとりしている。あまり頭は良くないようだ。

自称勇者 アナスタシアは、魔王 ミヅチの胸の谷間を調べた。小さなメダルのようなものが挟まっているが、手を突っ込まなければ取れそうにない。

自称勇者 アナスタシアは、首を傾げた。

自称勇者 アナスタシアは、魔王 ミヅチをじっと見つめた。

重鎮 Ｗは、ふんぞりかえっている。

魔王 ミヅチは、自称勇者 アナスタシアの視線に気づき、しかしその意図がわからず小首を傾げた。

自警団員 ボールドウィンは、ぶつぶつ呟いている。

自称勇者 アナスタシアは、自警団員 ボールドウィンを心配そうに見た。「お腹でも壊したのかな……」

魔王 ミヅチは、椅子の上で縮こまりながら俯いた。

重鎮 Ｗは、悪徳商人 エチゴヤの髪型に衝撃を受けた。「エーッ！？」

自称勇者 アナスタシアは、こんなかわいい人が魔王なわけないよね、うん。と納得したようにつぶやいた。

病弱少女 リリウムは、悪徳商人 エチゴヤの頭を見つめている。「パンクな髪型だなぁ……」