痩せこけた ジョンドゥは、寒さに震えながら集会所に入ってきた。背負い籠をしょっている。

ごくつぶし ミッキーは、ぼーっとしている。

痩せこけた ジョンドゥは、ブツブツと考え事をしながら、背負い籠のサツマイモをカマドの灰の中に放り込んでいく。

漂流者 ハンジロウは、集会場を一周した。

みんなの親分 ゾッド様は、ごくつぶし ミッキーをハリセンで殴った。さらに殴った。さらに殴った。さらに殴った。ハリセンは壊れてしまった。

野生のイグアナ グリンは、漂流者 ハンジロウの後ろをひたひたとついて回った

ごくつぶし ミッキーは、のびている。叫び声を上げる間も無かったようだ…ナマコを潰すような音はしたが。

痩せこけた ジョンドゥは、やれやれと、カマド前に椅子を置いて座り、灰の中のサツマイモを時折、転がしていく。

痩せこけた ジョンドゥは、みんなの親分 ゾッド様のレシピの豊富さに驚き、その味を夢想して舌なめずりをし、ゾッド様に微笑み返した。「良いでありますな」

漂流者 ハンジロウは、野生のイグアナ グリンに「俺の後ろに立つな。命が 惜しければ」と言ってみたいと思った。

みんなの親分 ゾッド様は、浪人とイグアナの歩行を見て苦笑した。

医師 ヴィンセントは、伸びているミッキーを見た。『あれだけ太ってるのは専門外だな』そのまま診療所に戻っていった。

野生のイグアナ グリンは、漂流者 ハンジロウの横に並び、下から覗き込んだ

みんなの親分 ゾッド様は、痩せこけた ジョンドゥに頷いた。　南国の果実とも合うかも知れんな、手に入ったら試してみたいものだ。

みんなの親分 ゾッド様は、ごくつぶし ミッキーを、足で人の邪魔にならないところに転がしていった。

槍戦士 ゲルバッハは、天然ジゴロ 霧雨魔理沙に「おぅ、だいじょうぶだぜ。24時まで待ってるぜ！」と了承した。>>166

ごくつぶし ミッキーは、ころがっている！…壁にぶつかり、全てが静止したようだ。

漂流者 ハンジロウは、野生のイグアナ グリンを「ヘッドロック」したい衝動にかられた。

漂流者 ハンジロウは、静かに宿へもどっていった。