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[開かれた門の前で、こてんと首を傾げる。
背負ったリュックサックを地面に下ろすとガサガサと漁り始め、その中から一枚の紙切れを探り当てた。
そこにあった地図を見ながら、左右を指差し確認。位置で考えれば、記された場所はここで間違いは無い。]
…ここは孤児院じゃないのです。
…神官様?
[自分に地図と旅の道具を渡した神官の事を思い出して、もう一度彼は首をかしげた。が、しかし来てしまったのだし、この場所以外についての地図は正しい。
9正しければ10正しいと見ても良いだろうと、教会とも孤児院とも違う雰囲気の大きな門をくぐれば、老執事が彼に御辞儀した。]
[老執事の話を聞けば、この辺りに孤児院なんて存在しないのだそうだ。…公の孤児院は、という意味だが、そうでない孤児院の事は彼には関係ない。
無かったと言って帰ればいいのだろうか、でもそれも…と悩む彼に、執事はなにやら思い当たる事があったらしい。]
…わ、名前です?すいません申し遅れて…ええと、Chris Whitefieldと申しま…え、あ、神官様と御知り合いで!
[正式には、彼の育て親である神官と、執事の主人が知り合いだった…と。その主人の願いについて執事からほんの少し聞き、おそらくその願いのために呼ばれたのだろうと言われれば、彼はうんと大きく頷いた。]
わかりましたのです、
私はじゃあここでお世話になるんですね!
[そうと決まれば、とリュックを下ろした彼に白い紙が渡される。彼は紙をじぃと見詰めると、うんと頷き書き込み始める。]
1.Name
Chris Whitefield
…クリス・ホワイトフィールド…
2.Age
忘れたらしい。
18だか19だかそれくらい。
3.Profile
無知なクリス。
小さな教会の神父に育てられ、勉強もさせてもらっているのだが、どうやらイマイチ身に付いていないようだ。
無知の理由は人と接しないからかと、ここに行くように命じられた。
勘違いをしないようにと仕事だと言われたが、神父の杞憂でしかなかったと思われる。
本人は普通に普通に、ここで生活するつもり。
それではですね、必要なのは一つの考えです。
お部屋とご飯と音楽です。
…わ、天使様!
[大きな建物は教会しかしらない彼は、好奇心旺盛にぴょんぴょんと辺りを*探検しにいった*。]
[リュックサックは下ろしたその場所に置いたまま。
もし誰かが漁ったとしても、大したものは出てこないだろう。意味深に入っている黒い箱も、開けた所で小さなトランペットしか入っていない。]
5人目、Swallowtail Butterfly がやってきました。
[また誰かがやって来た。
天使の彫像へと向かう足取りは変わる事なく幽鬼のようだ。
誰かに興味を持っているのだからこそ、
その先へ向かうのかもしれないが、
一線引いた場所で黙して語らぬ理由はわからない]
ふむ……
[屋敷の門のあたりに、見慣れない人影を見つける。
さりげなく左手を耳に当て、相手の様子を見る]
どうやら連絡員ではないようだな。新顔か。
[連絡員なら合図に気づくはずだ。しばらく様子を眺めた後、屋敷の中に入る]
屋敷で過ごしている者が幾名かいるようだが……特に気にすることもあるまい。
私は私のすべきことを為すのみ。
[執事に質問しつつ、開放された屋敷の各部屋をまわっている]
[んーっと伸びをして、天使の彫像に近づく。どうやら気に入ったらしく、ぺとぺととそれに触れる。と、もう1人彫像の近くに人が居る事に気がついた。]
…それ痛いです?
[包帯を見て、唐突に話しかける。]
[…ボウルを洗い終えると、厨房から出てきた。
廊下に出ると、左右を見渡し…]
…
[その先を見つめようと目を凝らしてみても、見えるのは壁。
暫くの間、佇んでいたが、ゆっくりとその足を動かし始めた]
[特に行き先は決めていないらしく、時折、部屋の中を覗いては、じっとその空間を見つめる。
かと思えば、すぐに視線を外したり、はたまた素通りした]
…ん…?
[何個目のドアだろうか。
開けた先には、本棚が整然と並んでいる。
金色の瞳が映したのは…仮面を付けた…誰か、が、何かの本を読んでいる所であった]
…
[ドアを閉める。
しかし、その視線は仮面の人物に向けられたまま]
[包帯の人物の、顔だけがふっとこっちを向いた。声としての返事がないので、おや?と首を傾げる。
…そしてふと何かに気がついて、両手をポンと打った。]
あ、名前です!名前ですよ、言うべきなものです。クリスっていいますですよ、よろしくお頼みします。
[ぺっこりと御辞儀をして、顔を上げた。…なにやら期待するような目で、目の前の人物を見詰めている…。]
[その所作を見てもなお、瞬き一つせず]
そう・・・。
[一言呟くばかり。
視線を逸らした後、再び口を開くも消え入りそうな声だった]
名前はわからない。
[そう…という声に、とりあえず名前の布教は上手くいったとうんうんと頷く。が、そのあと視線を逸らされて首を傾げる。]
わからない…です?名前。
…そうなのですか…。
[ほうほうと頷いて…ちょっとだけ心配そうな顔をする。]
名前ないです、不便ですねー…。怪我して、こう、治してあげるですってとき、大変になります。持ち物なくなったら、もっともっと、大変。
名前書いてないと言い出せないのですよ、
とられちゃったらもっとこう…うんと…
[ほにゃほにゃと一人喋ってしまって、
ハッと包帯の人物を見る。]
[困ってる人の話は黙って聞く…と誰かに言われた事があったようで、両手をぐっと胸の前に置いて、そのまま動きを止めた。]
[どれくらい本を読みふけっていたであろうか。ふと気づくと人の気配]
……?
[静かに本を閉じ、元あった場所に戻すと、扉の前の人物を眺める]
[ただじっと見つめているが、
その表情に色はなく感情を探るには難しい。]
盗られる物なんて、ない。
[服や靴や包帯、体がボロボロで
いかにも金銭を持っているような風体ではない。
それでも相手を見る瞳は宝石のように澄んでいる。]
[…視線が合うと、一つ瞬きをして]
…
[じっと、見つめている。
本が閉じると、その本棚に一度だけ目を移すモノの]
…
[すぐに視線は戻っていた。
…観察しているのだろうか、金色の瞳が細くなった]
[目の前の人の、掴みどころのないような、静かなような、雰囲気。育ての親も、他の人も、もうちょっと喋ったような気がする。
なんだか不思議な人で場所も場所だから、天使さんなのかもと、勝手に思った。]
とられる物無いです?
それは、なーんにもないって事なのです?
[ふむふむ。自分の言った事に頷くと、にっかり笑う。]
なーんにもないは、ちょっぴり寂しい悲しいが強くなりますです。
私が何かあげます!
[ポケットからゴソゴソと何かを探り当てると、目の前の人に見せる。透明なガラス玉だ。]
本当は青があったら良かったです。
[視線は目の前の人物の細まる瞳に吸い寄せられ]
……
[どのくらい見つめ合っていただろうか]
何か?
[沈黙を破るように、低い声で*尋ねた*]
[差し出されたそれは、受け取って貰えるだろうか?
受け取られれば喜ぶだろうし受け取られなくても、その人の前、地面に置いて、それで満足するだろう。]
[ふと、足が痛い事に気付いて首をかしげた。そういえば昼頃からずっと歩き通していて、着いたら一休みするつもりだったのだ。
うっかりそれを忘れて探索してしまっていた。]
それじゃあ、またですよ!
私は足が板になってしまっちゃったので、休む場所を教えてもらいに行きます。
[来たときに会った執事はどこだろう。ぷわっと立ち去ろうとして、ハッと振り返った。]
またです!
[ぶんぶんと手を降って、改めてその場を*立ち去った*。]
[…自分の方に視線が向けられている…
しかし、見つめることを止めようとする素振りは見えない。
低い声。
ソレが、自身に向けられた言葉だと分かると、ぽつりと言葉を漏らした]
…アナタも。
その、姿は…お仕事、で。なの?
[闇色のマント。
その姿に…そんなに遠い過去ではない…既視感が残るのか。
ゆるく首を傾げる]
[普通の言葉が返ってきたことに驚くも]
……そうだが
[首を僅かに縦に振り、しげしげと目の前の人物を眺めている]
この姿が気になるのか?
[さりげなく左手で耳に触れながら問う]
[首が縦に揺れれば、一つ瞬きをして]
そう…
黒い服…が、お仕事、の服。
…そう言う人が、居たから。
[この人も同じだろうか。
そう、思っている事は口には出さず]
…気になる。
どういう…お仕事かは。聞いてないから。
[つまりは…興味の対象。
さりげない仕草には、特に気にした様子は見せず]
[答えを聞けば、口元が少し緩んだように見えたろうか]
黒い服の仕事など沢山あろうに。
葬儀屋にマフィア、神父……
[じっと見つめる視線を受けながら]
……私のも、よくある仕事さ。
[ふっと息を吐くと]
で、あんたは?
[他人のことに興味などない癖に、と心の中で自嘲しながら]
…でも。執事には見えない。
[黒い服の仕事。
その言葉に一度、瞼を閉じ]
…よくある仕事…
[考えを巡らす…前に。
瞼は開かれた]
…こんな服でも。
困らない仕事。
[そう言って、身に纏っている白い布をつまんで見せた]
……執事ではないからな。
彼らに要りような奉仕精神や気配りなど、私には最も遠き物。
[白い布をつまむ仕草に、仮面の下の視線を向ける。
少しの間顎に手をあてて眺め]
そうか。
……天使か、幽霊か。
[答えを聞く必要も感じず、問うでもなく低い声で一人結論を出す]
私も、執事になれるまで達することは。出来なさそう。
…執事には、なれないけど。
[指を離すと布は元に戻り]
…
[低い声で聞こえた言葉には、一つ瞬きをした]
…足は、あるけど。
翼は、ない。
執事など、資格が必要なわけでもあるまい。
[続く答えを聞いて小さく頷き]
どうやら、そのようだな。
[その言葉には、少々落胆の色が含まれていただろうか
やがて椅子から軽く腰を浮かせると、本棚から別の本を取り出して*読み始める*]
…男性しか。なれない。
[資格、と言う言葉に軽く視線を落とし]
…?
[その声色に視線を上げる。
本棚に手をかける様子を見れば、暫くの間見つめていたが…]
…
[ゆっくりと後ろへと振り返るとドアを開け、その部屋を*後にした*]
[扉が閉まる音を聞き、ふと顔を上げる]
ふむ。肩書きなど、さしたる意味も持たぬであろう。
執事だろうが、メイドだろうが、己でそう名乗れば良いだけの事。
ましてや性別など、変えることも可能……
[一瞬口元を緩め、再び本へと視線を落とした]
Swallowtail Butterfly が村を出て行きました。
Ignorant Chris が村を出て行きました。
[本を静かに閉じると、書斎を後にし廊下へと出る。
静かな廊下に、自分の足音のみが響く。
玄関へと向かい、執事に声をかけて軽い食事を頼む。
執事に導かれ、中庭のテーブルへと案内される。
やがてサンドウィッチとコーヒーが運ばれてくる]
……人の気配が減ってるな。
[鳥の声をBGMに、中庭で優雅な食事のひとときを過ごす]
[…廊下に出た後、何処に行くわけでもなくフラフラと歩いていたが…
やがて、バルコニーにたどり着く]
…
[天を仰いだ金色の瞳の中で、黒が微かに大きくなった]
4人目、Swallowtail Butterfly がやってきました。
[足は自然と書斎へ向かう。椅子に腰かけ何気なく書斎の引き出しを開けてみると、中から一冊の手記が出てくる。本を開き、しばらく読みふけった後]
ふむ……不思議なものだな。
[ぱたりと黒革装丁の古い本を閉じ、引出しの中へと戻した。書斎の扉を開け、廊下へ]
[廊下の先に執事の姿を見つけ、声をかけた]
……執事よ、そなたは誰かを好きになったことはあるか?
[しばらく黙ってこちらを見つめる執事の姿に]
いや、つまらぬことを聞いたな。すまない、忘れてくれ。
[首を横に振り、ため息をついた]
Cateye Chesire が村を出て行きました。
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