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[キア、と聞いて
首を傾げたがそれについては口に出さず]
ああ、都庁がナジームの襲撃をうけた。
ミヤコさんはさっき、病院に運び込んで……
……――ヒバシラ?
[怪訝そうな表情を浮かべた。]
……喫茶店だな。
知ってるけれどそれが、どうしたんだ。
裸足のメイド…!?カガリと会ったのか?
その傷も、それで か
[思わず詰め寄り方に触れ――それから苦い表情を浮かべる]
―― 街中/街路 ――
[夜は闇を呼び、昇る日は再びの光を覚ます。
喫茶店の火災、街中を照らさんと膨れ上がった光、
そして、都庁での死闘。
色褪せた街に寄り添う人々は、束の間の平穏を享受する。
街路に止められた車。中には男が乗り込んでいる。
連絡のつかなくなった娘を探しに来た彼は、やっとの想いで掴んだ手掛かりを元に、街中を車で走り回っていた。
――これから病院へ向かおうと思う。何も心配は要らないさ。私とて、自ら危険に踏み込まないさ。何か進展があれば連絡する。
言って、男は携帯電話を切った。
窓から見える景色も人も、どこか生気が無い。"戦争"の開始から数日――始まりの頃の被害者数を考えれば、昨夜の被害は"一般人"にとって微々たるもの。
とは言え、完全な活気は取り戻せていない。
男は、乾いた喉を潤すべく、車を出た。]
[車体の下。
硬質な音が鳴る。
男が自動販売機に視界を取られている内に
湧き出た鎖が、車をぐるぐると取り巻いた。
気配に気付き、振り返った時にはもう遅い。
車体は――鎖ごと、影に沈んだ。
後には、音も形も、何も残らなかった。]
[その日、男以外にも自動車やトラック、バイクといった移動手段の消失が相次いだ。時に目撃され、時に音も無く。
共通するのは、犯人らしき姿は目撃されなかった事。
周囲にいた人々も、怪しい人影は見なかった事。
中には、消失した車やバイクが戻ってくる事もあった。
元あった場所とは違う場所に置かれ、総じてガソリンだけがEmptを示していたという――。]
[誰かが実しやかに語り始めた。
きっとあれは夏の怪談に乗り遅れた
機械の悪魔《グレムリン》の仕業なのだと。
昨夜の事件三つは市民に不安を煽りもしたが
まだ冗談で笑い合える余裕はある者もいるようだった。]
都庁襲撃って……それで、あっちに連絡つかなかったのかよ……。
[舌打ち一つ。
今更ながら、別行動をとった事への悔いが滲み出る]
……帰りの巡回ルートで、その近く通ったら、そこになんでかトラック突っ込んでて……。
[そういや、なんであそこに突っ込んでたんだろう、という疑問は、直後の言葉と触れられた所から伝わる痛みに途切れた。
それでも、痛みの方は半ば強引に押さえつけ]
ツキさん?
篝ねーさんのこと、知ってたの!?
[二人の間にあった事など、当然の如く知る由もないから。
疑問はストレートに、言葉になって飛び出した]
――都庁舎>>4:319――
大丈夫じゃなくても、止まんないのよ。
[ついたため息は諦めを含んでいた。]
それにまあ、戦闘能力の面ではあたしよりも出来る子だしね。
何かあったら対処できるくらいの能力はあるはずよ。
[そんな他愛ない会話をいくつしただろうか。案外ふたりとも、あまり無駄な口を開かずに自らの役目を全うしていたかもしれない。
爆発音に彼が頷いたのは判別しきれなかったが、姿が消えたこと、それを了解と受け取った。]
宮古!
[抱えられて廊下に戻ってきた宮古は、気を失っているのか動かぬまま。
伝えられた現実現状、逃げたらしいナジームに喜ぶことは出来なかったが、しかし"爆弾"の制御に難有りとなれば、まだ少しは成果があったのかもしれない。]
――おねがいね。
[病院へ、と告げるfacelessに頷く。犠牲を払って彼らを止める、などということに甘んじてはいけない。
彼には生きていてもらわないといけない。それが《希望》でもあると思った。]
[雨は降り続いている。
このままなら、もしナジームが制御を取り戻したとしても、延焼の無闇な拡大は防げるかもしれない。
しかし逆に、制御が失われていることに気づけばまずはじめに議事堂へ向かう可能性がある。
体力的にはそろそろ限界に近かったが、休む間が欲しい、とは、いつの間にか思わなくなっていた。
今のうちに成すべきことを成さねば、と地を踏む足に力を入れる。
都庁内の残人数の確認が終わり次第国会議事堂に向かう算段で、庁舎内を最終確認とばかり駆けまわり始めた。]
多分、おれを誰かと間違えて謂ったんだ。
……何だかよく分からないけれど、
カガリはおれのこと、
「ご主人様」認定してて、その。
[ご主人様呼ばわりについては
やや困った様な表情を浮かべたまま。]
今みたいに出歩く前から、
そういう、状況、だったのかもしれない。
……心当たり、ないか。
アカネ……あかねぇ、と、俺を。
処理に連れて来ないでくれ……って。
[ふ、と。
思い出したのは、診療所の地下で見たもの。
嫌な連想が繋がって、盛大に眉が寄った]
ご主人様とか、その辺りは、全然わかんない、けど。
[困ったような表情の意味は何となくわかるから、そこはそれだけで流しておいて。
心当たりを問われると、大きく息を吐いた]
……篝ねーさんは、12年前に、行方不明になって。
一時期、誘拐事件って事で、結構騒がれたりもしたんだけど……結局、見つけられなかった。
[見つけられなかった、という言葉に籠もるのは悔いの響き]
んで、さ。
その間、いたらしい場所……ねーさん追ってたロージアさん探しに行って、入り込んだんだけど。
そこにあったの……ひとの、一部分、標本みたくしたもので……。
[思い出して気分のいいものではないから、自然、表情にもその思いが滲む]
ねーさんが言ってた『処理』ってのが、それに関わるものだとしたら。
……俺とかあかねぇ盾に、色々強制されてた……って、事、なの、かな。
その、『誰か』……に。
[頷く。]
あかねえ?
アカネというひとも、
お前の知り合いなのか。……?カゼナギ?
[きつく寄る眉に疑問形に言葉のはしが上がる。
ご主人様、にツッコミが入らなかったのは、助かった。]
…――誘拐事件、…?
[12年前のことと言われても
ピンと来ない様子で続きに耳を傾ける。]
…――、
……… 何だって?
[ひとを標本にしたようなもの。
口元に手を当てて、考えるような
何かを堪えるような仕草を見せた。
研究所?
と小さく口が動いた。
でも違う。首を横に振った。]
…――、
かも、…しれないな。
誘拐された、末、とか……そういう、話。
ありえないわけじゃ ない
……お前のこと
カガリが“分からない”ってことは
……ないと、思う。
呼んでたから。“エンくん”って。
寝ぼけてたときに。
お前が……とめるきっかけに、……なってくれるような気がして。
……――成り行きでご主人様呼ばわりだけど、
…成り行きでも、そう呼ばれてるからには
止めないといけない、気がして
[愛想は足りない、そのままに少しだけ、
困った顔のまま、眼を伏せた]
ん、ああ……風薙茜……俺の、実姉。
篝ねーさんとは友達で、剣道のライバル関係だったんだ。
[疑問には、こう返して。
診療所の地下で見たものの説明に対するツキシロの仕種に、緩く首を傾げた]
……ツキさん? どーか、した?
[短く問いかけ、それから。
こちらの推測に対する言葉に、一つ、頷く]
正直、何様、って、感じだよな、そういうの。
……ひとを、何だと思ってんだか……。
[低く吐き捨て、それから。
手を後ろ頭に持っていって、がじ、と掻く]
ん。そ……だね。
[分からないって事はない。そう、言われて表情が緩む]
俺も、止めたい……いや、止める。
何もしないで諦めて、それで痛い思いするのは二度とごめんだから。
[目を伏せたツキシロの呟きに、返すのは迷いのない宣]
でないと……あかねぇにも申し訳、たたないし、な……。
そう、…なのか。
幼なじみと、…いうやつ、か。
[首を傾ぐ風薙へ、首を横に振った。]
……――なんでも ない
[ピアスの孔が痛むのか、指先を耳へと移動させ]
…――詳しいことは、分からないけれど
その「誰か」……俺の前の
「ご主人様」かもしれないが
それにひどく怯えて、恐れていたのは間違い、ないから――きっと。ろくでもない、こと
[ゆっくり、伏せていた眼を上げた。
雨にしとど濡れて張り付いた己の前髪を払いのけながら、決意に満ちたカゼナギの言葉を聞く。]
…――。 ん。
……――
[眩しげに、少しだけ眼を細めた。]
……――カゼナギ、
お前、医者に診てもらったほうがいい。
……おれはこれから都庁に戻る。
ロージアに後のこと任せたままだから…――
[と、そこまで言ってから]
…―― 嗚呼、…
そうだ。…聞いてると思うけれど。
[それでも、躊躇いが生じた。
喉の奥に引っかかるように、一度唇を開いて、閉じて]
……NEXTなんだ、おれは。
ん……そんな感じ、ですか、ね。
[幼なじみ、という表現は多分一番的確なものだから、頷いた]
……なら、いいんですけど。
[なんでもない、というなら、追求はしないが。
気遣う色は、瞳に確り、浮かんでいる]
本人に問い質しても楽しいことじゃないのは確かっぽいから、そこらあんまり突っ込む気はないけど。
そこから、抜け出せるなら……止められる、かな。
[その、恐れていた相手がどうなっているのか、まではわからないが。
何か、強迫観念的なものがあるなら、そこから抜け出せれば、止められるだろうか。
そんな事を考えながら小さく息を吐いて]
[伏していた目を上げるツキシロに向けるのは、笑み。
分からなくて苛立っていた部分が、推測からとはいえだいぶ埋められた事で、多少なりともいつもの調子が戻りつつあった]
あー……うん、それも、そうなんですけど。
戻って、充電したりなんだりもしないと……。
手当て受けたら、一度『Blaue Flamme』の方に戻ります。
[手当てを、と言われたら、苦笑しながらこう言って。
その後に告げられた言葉に、一つ、ふたつと瞬いた]
あ、えっと。
うん、それは聞いてます。
ちょっとだけ驚いたけど。
[告げる言葉にも態度にも、含むようなものは全く見えず]
でも……NEXTだからどうの、っていうのは、俺、元から言う気ないですから。
[あっけらかん、とした態度で、そう、言い切った]
…――そうか。
……ん。
[大丈夫、と謂うように気遣う眸を金に似た色の眼は見た。
ピアスの孔は苛むように痛むけれど。]
止められれば いい
人殺しの事実は 消せなくとも
[俯きがちに、誰に向けてだろうか、
己にも向けてだろうか、言葉を落とした]
[Blaue Flammeのことはよく知らない。
ツキシロは組織については詳しくない。]
――、…――そうか、わかった。
伝えておく。
…ぇ
[元から謂う気がないと]
[そう、あっけらかんと笑って言う風薙の声に
ツキシロは顔を上げ、丸くなった眼を彼に向けた。]
それは……そう簡単に、消せるモンじゃないけど。
……増やさないようにする事は、できる、から。
[人殺しの事実、は、自分も幾つか背負っているから。
誰へ向いたか定かならぬ言葉に、ぽつりと呟いて]
ん、ま、ロージアさんならそこらわかると思います。
結成前から、あちらとも付き合いはあったから。
[一転、口調を軽くして、言った後。
向けられる目に、首を傾げた]
ま、確かに蟠りとか、全然ない、とは言いませんけど。
でも、変わらないものだ、ってのは、知ってるつもり……だから。
そも、義兄になる予定だったひとも……NEXT、だったりしましたし。
[過去形の呟きは、今まで誰にも話した事のないもの]
そんなわけなんで、そこらは全然気にしなくていーですよ。
ツキさんは、ツキさんで、そこはかわんないんですし。
[彼の語る身の上を、
ツキシロは眼を丸くしたまま聞いていた。
それから緩やかに表情を、緩めて]
……、…――そ、か。
[やはり、あっけらかんとした笑みへ
珍しくも、ほんの少しどこか安堵したような柔らかな笑みを、浮かべた。]
―― 喫茶店『カミングアウト』 ――
[ある通りに喫茶店がある。
朝から変わったBGMを流すこの店は、マスターのカフェモカが長く親しまれている場所だった。
近年になって代替わりがされ、メニューも一新。
伝統のカフェモカも受け継がれる。
そしてもう一つ。]
『みんなー!! 俺、無乳とか、好きだからーっ!!』
[一日一回、店長によるカミングアウトが名物だった。]
[今日のカミングアウトを終えて、店長の路里紺太は厨房へと引っ込む。カフェモカ以外は基本的にセルフサービスなのだ。]
『ふう。明日は何について語ろうかな……』
[椅子にすわり、足を組みながら新聞を読む。
相変わらず、NEXT達とブーストの争いの記事が絶えない。
その足の付近。
椅子が形作る影が、漣(さざなみ)のように揺らいだ。]
[男の足に、ゆっくりとチェーンが伸びる。
新聞からそちらへ意識を割く切欠は、僅かな痛み。
腿に食い込む刃が、彼の目視と恐怖を強制させた。]
『――――、………! ひっ』
[慌てて逃げようと立ち上がるも、時は既に遅く。
椅子ごと、沼へはまるように沈んでゆく。
机の脚を掴み――まるで意味が無い。
固定された配水管を抱きかかえて、漸く止まる。
既に上半身は引きずり込まれていた。
もがく。
もがいて、もがいて、もがいて――
びくりと、痙攣ひとつに身が震えた。
背中から、チェーンソーの先端が生えている。
――動かなくなった男は、チェーンソー諸共影に消えた。]
[この後、周辺の喫茶店でもマスターと、その従業員が行方不明になる事件が発生。現場には血痕は見当たっても、凶器や犯人らしき姿、遺体すら何も見つからなかったという。**++]
――都庁――
[さて。
早いうちから避難経路を確保していたのが功を奏したか、それとももう、助からなかった人間が多かったのか。
もしくは単純に都職員の公務員らしい整然とした動きが逆に避難誘導に向いていただけなのかはわからないが、都庁に人の気配がなくなるのに、そう長く時間はかからなかった。
ちなみに、扱いに困った黒服たちはまとめて崩壊しかかった対策本部の中に放り込み――爆発しないか最新の注意をはらって、だが――また、瓦礫で閉じ込めておいた。
維持していることすら負担になってきた変身を解除し、壊れた水道管から未だ吹き出る水を見ている。
あちらの状況はどうなったろうと、おもむろにツキシロに通信をとばす。]
――どう、だった?
[宮古は、とか、状況は、とか、色々な想いを一言に込めて、それだけ問う。]
ー市街地ー
[雨は静かに降り続ける。雷さんは、らしくない笑顔を浮かべたまま…。]
彼を病院に連れて行きましょう。
[福祉車両の運転手を促して、彼の亡骸を後方のストレッチャーに乗せ、自分も車に乗り込んだ。]
ナタリアさんに連絡しないと…。
[気が重いが、それが看取った人の役目。携帯電話のアドレスから、ナタリアさんの連絡先を探す。]
ー病院ー
[到着して程なくナタリアさんがやってきた。
簡単な挨拶をし、霊安室へ案内する。
霊安室には、雷さんが横たわっている。
雷さんはナタリアさんの事を良くわかっていた。
遺体を前に泣く事はせず、声を荒げて雷さんに呼びかける。こんな所で死ぬなんてあなたらしくない、だの、勝手に一人で死んで無責任だの…。
この人は声を上げる事で泣いているんだ。
そっと、部屋を出て都庁へ戻ろうとすると、福祉車両の運転手さんが、すごく言いにくそうに、集中治療室へ寄る様に促す。]
ー集中治療室ー
[そこには、意識の戻らない宮古さんが眠っている。]
どうして…、どうして無茶をしたのですか。
[沢山の管を身体中に巻きつけた身体。生命を守る機会の音だけが室内に響く。]
私、聞こえてました。一緒に音楽を聞いてくれますよね。
目が覚めたら、プリッツェルン持ってきますから…。
飽きるまで食べつづけてもらいますから…。
目が覚めるまで、この街の希望は私達が守ります!
[泣く事ではなく、前を見て部屋を去った。]
[隣にあった巨大な水槽の様な生命維持装置。>>2:383]
妹さんとしばらく休んでください…。
運転手さん、都庁へ戻りましょう。
ナジームを追い詰めて、ゾンネを倒す。
[ぐっと拳に力を入れ、都庁へ向かった。++]
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