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[延栄満と、
ナジームが組んでいるとして、
――ならば。
共通の敵と彼を標榜した上で
蜘蛛のNEXTが残した情報をもとに
司令官は、同じ結論に達したであろうか。]
ナジーム・ラシュディ。
やつはすでに、
――この都庁の中に、いる。
[宮古へ顔を向け、そして
ロージアとヴィクトーリアの方を*見た*]
―――…
[吐き気は収まらない。
一気に引きずり出された記憶は、平衡感覚を奪う。]
………、
[口の中から血の味が忘れられない。
――己の中に繋がる影。
不思議な抱擁感は、過去と幻の奈落へ堕ちてしまいそうな体と意識を、現へと繋ぎとめる。]
[主人と仰いだサフォアを笑顔にする事も出来ない。
尽力した先で――彼は本当に笑ってくれるのだろうか。
……先程までなら肯定しただろう。
だが、自分がしている事に――理性が気付きかけている。
緋焔は――誰なのだろう。
わからない。思い出せない。思い出してはいけない最後の一線を、彼も、サフォアも、揺さぶってくる。]
―――…。
思えば。
ミスター・シャッテンだけでしたね。
[彼は――"今の自分"を、見ていた。
その上で、期待をしていると、そう言ったのだ。
だが、彼は言った。人は必要な者以外を滅ぼすべきだと。
NEXTとしての力。その先の選択。]
…………
もし私がNEXTでなかったのなら。
ミスター・シャッテンは―――…。
[呟きは影に漏れて、こみ上げる吐き気にごまかされる。]
…………
[そして、もし彼がNEXTになった経緯を知ったなら。
血に染まった自分と、サフォアや――緋焔が、恐らく相容れないであろうのと同じように、彼も思うところを変えるのだろうか。
初めに一度会っただけの縁。
彼は――よく知らないから言っただけかもしれない。]
…………。
[自我を繋ぎとめる影の消失。
失ってしまったらきっと――狂うのだろう。]
………っ
[こみ上げる事の忘れたはずの液体が、目の端から零れそうになって、首を横に振った。
――どうしてオマエだけイキテルンダ。
声が聞こえる。まだずっと、鳴り響いている。]
[茜と緋焔は、きっと助けに来てくれるだろう。
でも、彼等がここを見つけてしまったら、もしくは"彼"に見つかってしまったら、"材料"にされてしまうのだ。そうなったら"処理"しなければいけない。殺さなくてはいけない。嫌だと叫んでも、言う事を聞かない体と脳は未来を幻視させるに十分で。
――手を差し出せば助けられ、助けを請えば手を差し伸べられ。世界は単純であって欲しかった。
でも――親しい誰かがこの世界に入り込んだ時、彼等は闇色の獣に食われて元の世界に帰れなくなってしまう。
黄泉の味を知って帰る事の出来る人間は、いないのだ。
だから――いつか、助けを願う事をやめた。
叶って欲しい、叶ってはいけない願いを忘れてしまった。]
――――………。
[影を通じて、思考や呟きが漏れて来る。
それを静かに聞きながら
シャッテン……ゾンネはなにも問い返さない。
ただ単に告げるのみ]
―――何も、不安になる事はない。
既に私達は繋がっているのだから。
[影を通じて、再びあの抱擁感に満たされていく]
[サフォアを主人とした理由は単純なものだ。
脳を洗われ、知識を埋められ、正気を失いかけてもなお、願い続けて、願い続けて、忘れてしまった言霊。
きっと彼なら。
あの時の声に応えて助けてくれたのだろうと。
躊躇い無く差し伸べる手に――恋をした。
人が死ぬべき存在なのか、NEXTが世を覆すべきなのか、そういった難しい事は、凍った自我にはわからないが――
サフォアには、憧れ続けた何かがあった。
でも、彼が今の自分に喜ぶはずがないと
正気と狂気の混ざり合う狭間で、気付きかけている。]
[―――誰か、助けて。
お願いだから、誰か……私を連れ出してください。
茜。エンくん。
………会いたいよ。
――――助けて、たすけて……。]
[繰り返された呟きが、芽生えて枯れる。
枯れかけた想いは、広がる抱擁に抱きとめられて]
……ぅぁ
っ――――
[表面では流せない涙が、呟きに漏れた。]
…………まだずっと聞こえます。
あの子達は助けてって叫んでたのに。
死にたくないって叫んでたのに。
私は……自分が生きる為だけに……。
………ひとをころして
そうしないとお仕置きされるから
でも、心臓なんて、食べたくなんて、――っ
その心は……全部は理解できるとは言わない。
だが幾割かは理解できると思っている。
[殺されなければ、生きられなかった。
助けたくとも、腕をすり抜けていった。]
君は、不幸な経緯で力を得てしまった。
望まぬ形で受け入れざるを得なかった。
その慟哭と謝罪は、私では赦す事は出来ないのだろう。
だが、受け止める事はできる。
影は離れず、全てを受け入れるのだから―――。
[以前のシャッテンの声では、やはりない。
それでも、包み込むような優しさは彼のものだ。]
…………。
シャッテンは、優しい。
私のような人のことを
きっと人は、殺人鬼だと、そう呼ぶのに。
貴方は……遠まわしに、
[慰めてくれているのでしょうか、とは言わなかった。
馴れ馴れしいのは嫌いだと、彼は言っていたから。]
…………、
そんなことを言われたら、
甘えたくなってしまいますよ。
……シャッテン。
[大切なものを確かめるように、おんなは呟く。
それが本名かはわからないが、おんなにとっては知り得る唯一の名だった。]
[心と体が乖離する。
正気に気付いた影(こころ)と、
狂気から帰らぬ光(からだ)と。]
――――、
[影の言葉に寄り添いながら
おんなは、炎の中で暴れる自分自身を見つめている。]
……優しければ、切捨てなどしない。
私は優しくは在れなかった。
この身もまた、殺人鬼なのだから。
[一度は守ったものを殺す。
一度は守ろうとしたものを切り捨てる。
己の心は、地に堕ちてしまったのだから。]
だからそう、私は優しくない。
もし優しいというのならば、たまたま
私の我侭が君にとって心地の良い物だったのだろう。
ー都庁内ー
どごぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!
[そのときである。都庁内の至るところで爆発が起きた。
各所に散らばった黒服が相次いで爆発したのだ。]
反撃の狼煙は上がった……征け、戦士たちよ!!
「我ら」に仇なす抵抗勢力を討ち取って参れ!!
[黒服たちが爆発したのは、都庁の主要な廊下である。
この建物の中でナジームを探すには、
ひどく厄介な足止めになりかねない致命傷。
都庁内に蚊が蔓延していく。]
―――
[おんなは、涙を拭って、ただ笑う。
心地よい影。心地よい我侭。
浸ることが出来るなら、そうしていたい。]
………。
ありがとう。
[それでも、ただ笑う。
感謝の言霊を紡いで、意識を鎮めた。]
─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─
[投げた問いの答えを待つ、その間に感じるのは息苦しさ。
極限環境での活動も考慮された『鬼』の姿であれば、焔踊る場所にあっても相応の時間は耐えられる。
だから、今感じているのは、物理的なものではなく、精神的なものに基づく苦しさで]
…………。
[問うてから、考えた。
肯定を得られたとして。
止められるのか。
そして、止める事ができなかった時、自分は何を選べるか。
望みたい物は、決して多くはない、のだけれど]
[やがて、訪れたのは、静寂。
影から覗いていたものは消え、鬼面の下で息を吐くも。
続けられた言葉に、過るのは嫌な予感]
……ねーさん?
[小さな呼びかけは、連ねられる否定に遮られる。
次いで、向けられる、問いかけ]
誰、って……俺は、俺!
エン……風薙緋焔、としか言えねぇよ!
[叫ぶように返す、それに重なる、甲高い音。
反射的に、駆動制御に多目の充電を回した]
それっ、どーいう!
そんなんしなくてもっ……!
[思い出せるだろ、という言葉は、鎖の襲来にかき消された。
加速をかけた動きで、それをぎりぎりかわしてゆく。
ディフェンスの甘さは、《TYPE-blade》の弱点の一つ。直撃は早々もらえない]
……それにっ!
[振るわれるチェーンソーの軌道は、合わせるのに苦労した太刀筋を思い出させる。
一つ、息を吐き、大きく振るった剣で一撃を弾く。
そのまま、勢い任せに跳びずさって距離を開けた]
そのやり方だと、俺がやりたいこと、何にもできなくて、困るからっ!
ー回想 車の中ー
[落ち着く間もなく次から次へ起きる出来事。
この先、みんなが平穏に過ごせる世の中が来るのだろうか…。
ぼーっと外を見る。そんな時に思ったのは彼の事。携帯電話をおもむろに出し、メールを書き始める。]
―─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─―
[玄斎ほど精錬された動きではない。だが、鎖は悉くかわされる。あれほどの機動力にぶれない上体、足腰の強靭さ。長年の鍛錬を思わせた。
苛立つように横合いから伸びた刃は弾かれ、男は飛び退く。]
――――
[おんなは、チェーンソーを垂れ下げながら男へ向き直る。]
……っ
[やりたいこと。彼がやりたいこととは何か。少なからずおんなの動きは停止しようとして、蝕む正気は立ち昇る炎の狂気に押し戻される。
濃く映える影は、二人の形を明確に縁取っていた。]
ミスター・ひえん。
何も考えずとも良い。
貴方は私の華となり、華はあなたとなるのです。
何も心配することはない……そう何も。
[淡々と呟く。言葉に霊(たま)が篭らない。
花が紡ぐ葉は、続く変わりに核がびくりと脈打った。
呼吸を整える男に、彼自身の影からチェーンが伸びた。]
宮古さんへ。
お疲れ様です。そばにいると、あなたのお仕事がいかに過酷で責任の重いものだと再認識しております。
早く平和に暮らせる日々を取り戻したいです。私が役に立てるなら、何でも言ってくださいね。
宮古さんの言っていたの争いがなく、愛する人と音楽を聴いて喜びを得られる、そんな日々、早く来て欲しいです。>>3:456
私がプリッツェルンを焼き、二人でゆっくり音楽を聴く。
そんな日々が待ち遠しいです。
今は大変ですけど、私頑張りますね。ヴィッキーより。
[送信、と…。]
[…、遠回しだけど、これじゃ私と宮古さんが一緒にいる事が前提じゃないの。
そう思ったら恥ずかしくなって、車の中でジタバタした…。]
ー都庁ー
[話を聞いていて、どうも事態は改善どころか悪い方向に向かっているとしか思えない。
鍵となる男性は、逃げ隠れせずむしろここに来ている?>>152]
え、ここに来ているって、ナジームも一緒なの?
それなら、ここで逮捕するしか。
いや彼は都内に爆弾を仕掛けているのよね。それを取り除かないと、いざとなれば…
[躊躇なく場発させるだろう、とは口が裂けても言えず…]
―都庁―
…――来ているなら、
“やる気”なんだろう。
[視線を鋭く動かした。]
病院でNEXT体のあいつに会った。
あいつに触れると国会議事堂の爆弾が爆発する仕掛けらしい。
そういう“能力”なんだろうが――……
― 闇の中 ―
[暗い部屋の中。
赤く光るラジオのランプだけが、部屋の一部をぼんやりと照らす。
聞こえてくる声は、破壊と死を告げるのみ。
ここ数日の出来事は、聞くものによっては
悪夢や絶望といった物でしかないだろう。]
……ナジームからの連絡はまだ、か。
そうだな、刈らねばなるまい。
世界を変えるための、剪定を。
“逮捕”とか、甘いことを考えないほうがいい。
やらなければやられるぞ。
……もっとも、
あいつが向かわせてくるのは
爆弾を植えつけた“人間”だけどな。
[低く、怒りを込めた声が落ちた。]
─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─
[言い放った言葉のためか、刹那、見えた動きの揺らぎ。
先ほどまでの事と合わせ、それは、一つの推測へと繋がる。
自分の知っている、自分を知っている『篝ねーさん』は、完全に消えたわけじゃない、と。
それが希望か絶望かは、今は全く見えないが]
考えないで突っ込むのは、俺の得意技だけど。
生憎、そういわれて、はいそーですか、って、納得はできな……っ!?
[できない、と言う言葉は、影から飛び出す鎖によって宙へと舞った。
距離が、余りにも近すぎて、避けるには僅かに時間が足りない。
それでも、と屈めていた身体を伸ばし、上体を逸らす事で直撃だけは免れる。
掠めた鎖は、決して軽くない一撃を左の上腕へと刻むが]
……利き手じゃねぇなら、なんとかなるっ!
[無茶言った]
[体勢を整えつつ、鬼面の下で息を吐く。
正直、こういう遠距離に強いタイプの相手には《TYPE-blade》は分が悪い]
……懐飛び込んでけりゃいいが。
なんにも考えずにいったら、ガキの頃の繰り返しだよ、なっ!
[そうは言っても、それしか術がないものまた、事実。
充電残量は、装着時は十分だったがどこまで持つか。
日が照るならば、多少なりとも補給しつつ動けるのだが。
ともあれ、剣に僅かばかりの力を込め、それを衝撃波と変えて、放つ。
同時、地を蹴り、自分の間合いを取るべく走り出す]
―─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─―
[男の腕を穿った一撃は、天井へと到達して破砕した。
瓦礫が落ち、視界がふさがる。]
その通りですね。
止血さえ怠らなければ"生きて"はいられます。
[男の気配がぶれる。殺意は――二つ。
おんなは、炎を裂く不可視の斬撃を視認した。
垂れ下げたチェーンソーを僅かに上げる。]
――――。
[眼前に迫り来る衝撃波。
おんなは――その只中へと飛び込んだ。]
[袈裟に裂く斬撃。
噴出するいろのない液体は、すぐに炎に移られた。
断たれながら、炎に身を纏いながら――おんなは
衝撃波と炎の向こうに在る、おとこへ奔った。]
――――格闘戦が貴方の間合いというわけですね。
[鋼の華が脈動する。
此方へと疾駆していた男を捉え
垂れ下げていた位置から上方向へと刃を振り上げた。]
─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─
そーいうこと……生きてりゃなんとか、何とでもなるんだよ!
[半ばはやせ我慢だがこう言い放ち。
衝撃波がもたらした結果にほんの一瞬目を見開くものの、鬼面の下のそれは伝わるものではなく。
今、炎を纏って駆けてくる、という『現状』に、意識を向けた]
長距離とか、物陰隠れてあれこれとか、俺の性にあわねーんだよ!
だから、少なくとも、奇襲は一回か二回くらいしかやってねーぞ!
[主張したのは、子供の頃の事。
その奇襲も成果は上がらず、いつもよりも余分にぼこられた上に説教までついてくる、というオチに繋がったりもしたのだが]
……っ……ん、のっ!
[振り上げられる刃。
跳んで下がるは容易いが、それではまた同じ事の繰り返しになる──と。
手にした剣を打ち合わせる事で、一撃を押し止めにかかった]
――都庁《HOPE》本部――
[延栄満。名前に聞き覚えがなく、調べ並べ立てられていく情報には強い興味は示さない。
しかし、サフォアの目撃情報を聞けば、流石に黙っているわけにもいかなくなった。
この中にいる、とこちらに向けられる視線。
状況を飲み込みきれたとまではいかねど、彼がいる可能性としては高すぎる。視線を合わせサフォアに頷いた。]
この、中に……!
[警戒を強め、ドアの向こうを睨み付ける。
その、瞬間。
至るところから爆発音が響いて、都庁全体が強く揺れる。
蚊の羽音が、した++]
―─ 喫茶店『ヒバシラ』 ─―
[振り上げる異形の刃は、男の剣戟によって合わされる。
暴走する刃と押し留めようとする刃。
両者は合わさり、火花が世界を一瞬、白く染めた。]
―――、
[せり合いは互角――僅かに男が上。
おんなは僅かに足の位置を変え、]
はッ!
[そのまま押されるままに刃を戻し
引き面――刃を"押し切らせる"と同時、
後退しつつ"面"を放った。]
― 公園 ―
[日が昇り、また暮れる、ベンチに座ったまま動かない男の珍しい髪色に始めは物珍しげに足を止める人々も居るが、徐々にその数も減り何事もないかのように公園からは人の気配もなくなっていく]
……時間がない。
[ナジームを殺さなければならない、が後どのぐらい持つかのかが分からない。
全ては己のNEXT能力の弊害]
[パソコンを見ながら、何か打開策がないかと再度見直す。
電磁波がポイント?たとえば、都内に仕掛けられた爆弾も、ナジームに触ると電磁波が出て、それが爆弾に反応する、ってこと?逆を言えば、電磁波を中和する電磁波を出せる事が出来れば…]
え、議事堂に…爆弾をしかけた?
何でそれを黙っていたのよ…、ああ私も聞かなかったけど。
じゃあ、爆弾を取り除くしかないじゃ…、耳が痛い…。
[頭を締め付けるような高音がしたかと思うと、ドーンという音が鳴り響く]
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