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[ 特に自分も詳しい地域ではないのだが、図書館を訪れた時に途中の道にあったので大体の場所は覚えていた。
おぼつかない足取りの男性の歩く速度にあわせ、時折足を止めて見守りつつ案内した。
果たして記憶通りの場所に公園はあった。
子どもの姿はなく、点在するベンチの大半は空いていた。
その一つに男性を座らせ、改めて様子を確認する。]
……大丈夫ですか?
飲み物でも……買って来れれば良かったんですが。
いや、水分などは必要ない。
精神的なものでね。だからこそやっかいなのだが。
[ベンチに座り大きく息をつく。
体調はまだ少し不安だが、こうしていれば問題なく回復するだろう。
改めて案内してくれた女性を見上げ、礼を言う]
ありがとう。助かった。君はいい人だな。
[ 似合わぬ言葉は居心地が悪く、困ったような苦笑いを浮かべた。]
いやどうでしょう……
習慣みたいなものなので、気にしないで下さい。
[ 何となく自分も同じベンチの端に座ってみた。
実のところ喉が渇いているのは自分の方だった。ついでに腹も減り始めていた。
ぼんやりと立っている自動販売機を見遣る。]
習慣みたいなもの、か。
[呟く声は、少しうらやましそうに]
だが良いことが習慣になっているのなら、それはやはり良い人間なのだと思うよ。
……しかし、道にうずくまる人間に声をかけるのが習慣とは、なかなか奇異なことだな。仕事は医療関係かな?
―公園―
[男が座ったベンチの横、ひとりの男がそこに座る。
コンビニで売っているコールスローを
もしゃもしゃと食べている。]
いえ、仕事は服飾関連です。
[ まあこのくらいなら見知らぬ人間に話しても差し支えないだろうと判断した。]
単純に「困っている人を見たら出来る限り手助けしなさい」と教えられて育っただけです。
ぶっちゃけてしまうと、殆ど条件反射ですね。
良い事を為すのに善意は必要ないっていう見本みたいなものです。
[ 肩を竦め、昨日のウェイター君とは違う意味で話し易い人だな…と思った。]
[横に異国風の顔をした男性が腰掛ける。
ちらりとそちらを見れば、その男はプラスチック容器に入ったサラダを食べていた。夕食なのかも知れない。
しかし変な男だ。座って飯を食べたい気持ちは分かるが、わざわざこのベンチに座る必要も無いだろう。
外国人にはそういった感覚に違いがあるのかもしれない。三人並んでベンチに座る]
………。
[隣のふたりは明らかにこっちを見ている。
それに臆することなく、もしゃもしゃと食べる。]
……我の顔に何かついているだろうか?
[どこかで聞いたような声。]
[ 空いているベンチは他にあるのに奇特な人だな……とちらり考えた。
自分の隣ではないのだが、パーソナルスペースが侵害されて少し狭く感じ始めた。]
― 昼過ぎ 街中・喫茶店への道 ―
……視線の数が少ないものだ。
[立て続けに起こる犯罪事件。
その為、最早皆無と言っても良いほど
明らかに人通りは少ない。
それでも、0という訳ではない。
中にはゾンネに気付いてる者もいるだろう。
だがそんな彼等の取る行動は―――
眼を合わさず逃げるのみだ。]
善意はなくとも善行は生まれる、か。
しかしそれは偽善ですらない。純粋な善とはそうであるべきとも言える。理想を言えば、みながそうなら世界は心地よく回るだろう。
やはり、君は善人なのだと思うよ。
[女性には純粋に感心し、少しからかうような調子でそう口にする。
そして、男の声には]
いや何もついていないよ。
ただ男性の食事がサラダだけなのは、ずいぶん小食だと思っただけでね。
そうか。仕方ないのだよ。
神の思し召しか、今日は我の食べられぬ肉しか
置いていなかったのでね。それに野菜が好きなのだ。
[そう言って、またふたりから目を逸らして、
もしゃもしゃとサラダを食べる。]
――郊外診療所地下――
[かん、こん、かん。硬質な足音は地下へまっすぐ向かう。
一番下に足がついたとき、今度はにちゃりと湿った音に変わった。
暗闇のなか踏んだのは血か燃料油かそれとも元は人だったものか、想像するのも難しい感触だった。]
――出ていらっしゃい。
[呼ぶ声は凛と、地下のくらい闇へ響いた。
中にいるのは99、いや120%NEXTだ。それも人間を何のためらいもなく一撃で貫き殺すもの。勝機は実際のところひどく薄い。
だから、闇に紛れて通信のマイクスイッチをオンにする。
通信先でまともな会話をするつもりはない。端末のGPSとマイクがとらえる音声が、何らか導けばいいと、それだけのつもりで。
地下でどれだけの通話ができるか、そこすら運頼みの対処ではあった++]
[ 高嶺はネットで国際指名手配されたナジーム・ラシュディの顔写真も見ていた。
ただし、監視カメラや衛星写真の映像をCGで補正した写真をだ。
これまでさして縁もなかったアラブ系外国人の顔立ちをひとりひとり見分けて思い出せるような画像記憶力はない。
ただ、標的と同じ宗教圏で、人種的にも近い人かと知り、少し心に警戒を忍ばさせた程度だ。
まさかこんなところで本人に出会えるとは思ってもいない。]
[ 気を逸らすように、隣の男性の話を引き取って会話を続ける。]
しかし、善の何たるかを知らなければ、自分が不善を為していることも気付きませんよ?
……すみません。
素直に「どういたしまして、ありがとうございます」って言うべきところですよね。
ヘンな話をしてすみません。
[ 苦笑し、ぺこりと頭を下げた。]
―都庁→帰路―
…―――
[外を見回しても赤い髪は見当たらず
少しだけ眉を寄せ息を吐いた。
あまり長居すると
マスターも心配するだろう。
喫茶店へと戻るため、バイクを発進させた]
驚いた……日本人はエコノミックアニマルと聞くが、
同時にフィロソフィックアニマルだったとは。
[カルチャーショックでも受けたかのように、
ぼそりと漏らす。横の会話を聞いてのことだ。]
政府すら日和見の愚鈍国家において、
民衆はこのような憩いの時間にも
善とは何か、悪とは何かなどと考えているのか。
日本には勧善懲悪省などないはずだが。
恐れ入った、民衆は虚学に傾倒しているか。
[メイドは闇に慣れている。
"侵入者"の形も、彼女の表情を形作る筋肉の微細な蠢きすらも、花の下へ届く。
人の形を闇の中で迂回し、
持っていた鉞を、自分の位置とは全く別の
地下室奥へ向かって投げつける。
――かつん、と。
足音のような色が、地下の闇に響いた。]
謝られても困るがね。こちらは助けてもらったのだし。
[女性に向き直る。そもそもシンドバッド=イスラム圏の男性とつながる思考回路が砕けているのか、特に隣の男を警戒する様子は無い]
しかし、善の何たるかを知らなければ、か。ふむ。
それは悪の何たるかを知らなければ、善行にも気づけない。悪行にも気づけないという論理につながると思うかね?
[隣の異国人の言葉が聞こえれば、ふと思いついたように]
なあ、あなたは善と悪をどう考える?
アッラーこそが善である。
我らに聞けば、誰でもそう答える。
あのナジーム・ラシュディ師であっても。
[あくまで、自分はナジームその人ではないというスタンスのようだ。
コールスローを食べ終えると、ビニルに片付け、
もうひとつ取り出して、もしゃもしゃと食べる。]
かの預言者は「悪行を見たら、改めさせよ。」と仰った。
なるほど、確かに悪行であろう。
国を奪う者、強きを蔑む者………
徳無き争いは悪行だ。ならば、速やかに改めさせる。
どうだろうか、哲学の獣たちよ。
そうですね、善悪は相対的なものですから。
だから日頃から自分なりのものさしを考えておくのも悪くはないと思いますよ。
[ にこやかに笑って答える。
半分は隣の男性に向けてだが、嘴を挟んできた外国人男性へでもある。
その外国人の口調と言葉の選び方に引っかかるものを感じ、高嶺は内心警戒を強めた。]
……ナジーム・ラシュディ。
[ その声でピンと来た。
これは本人だ。
にこやかな笑顔はそのままに、徐々に報復の狩人の思考に切り替わっていく。]
善悪は相対的、か。なるほど。それは真理に違いない。
やはりその定義をどこに位置づけるかが問題か。
[ふむ、と納得したようにうなずく。善悪の問題は存在意義に直結する。おろそかにすることはできなかった]
ナジーム・ラシュディ師……か。今の日本であれを尊敬する者がいるとは思わなかった。
そういえば、あれもイスラムか。
しかしどうだろうな。アラーが、神が絶対の善と言うのなら、善悪は相対的では無くなってしまう。アラーという基準があり、善悪は境を軸に分割される。それが今の日本に受け入れられるとは思えない。そもそも日本はイスラムを国教としていない。
あれのやっていることは宗教の否定とも言えるわけだ。日本の人間が持つ精神性を否定し、ただ押しつける。それは悪では無いのだろうか?
[>>277 ナジームの言葉は心に刺さった。
彼は私と全く違う環境で育ったのだ。話し合えば何とかなる、など彼からすれば世迷い事以外の何も何でもない。]
でも、生きたいと思う心はあなたの国の人も持っている筈なのよ。傷つきたくないと思う心を否定しないで…。
[そう思いながら、ここに来る前に会った中性的な青年の>>225>>231を思い出す。人と人が理解し合う事は、本当に難しいのだ、と]
[ どう殺す。どう仕留める。
周囲に人がいて、まだ明るい。誤認は許されぬ。
爆破の仕組みは不明だが、Groom Huntressの能力は不意打ちと防御に偏る。
爪牙は最低限の変身でも使えるが、初撃を外せばお終いだ。
糸が使えればまた状況は違うが、一度逃がせばもう追えない。
どんな方法を取るにせよ、チャンスは一度しかないだろう。
微笑の下でめまぐるしく思考は回転する。]
イスラームを拡大し、防衛するのはムスリムの義務。
……外への聖戦というものだ。
[「自分」への批判もただ柔軟に受け止める。
以前のことを反省したのだろうか。]
ラシュディ師の目的は純然たるイスラームの
それではないのかもしれない。
しかし、我にはわかる。始まった争いは
早く終わらせるべきだ。…平和への祈りを感じるよ。
聖戦か。何もこんな島国でやらなくてもいいだろうに。
[ため息をついて、しかし……と続ける]
ナジームにとっては、この国で無ければならないのかもな。
存分にNEXTの力を使うには、この国はうってつけだ。なにせ敵になる者がたくさんいる。
信仰、聖戦。だがそれ以外にこの島国を選んだ理由があるなら、きっとそんなところだろう。NEXTの強大な力は使わずにいることが難しい。
たしかに、始まった争いは早く終わらせるべきだ。
だが、ただ終わらせるのでは爪痕が残る。
こんな事態になってしまったのならなおさらだ。困ったことに、先に希望がない。きっとこの戦争は何一つ良い結果を残さないだろう。
何の意味もない戦いだ。
[はあ、とため息を吐く。異国人がナジーム本人であることも、隣の女性の気配が変わったことも気づかない]
失礼。イスラームの教えは良くは知りませんが……
人間にはもっと古い本能が刻まれています。
「異質なものを排除せよ」です。
そして、この世に信仰が生まれた時既に「血には血でもって贖え」と、神に仇敵への神罰を願ったことでしょう。
結局、それは非常に人間的な感情の……そして極めて本能の発露を美名で装ったに過ぎないのでは?
そのテロリストは神の名を語りながら、真実は公正無辺で寛大であるべき神を貶めているように見えますが。
―喫茶店までの道のり―
[大通りの端を通り抜ける。
パトカーがサイレンをならしている。]
……――
[喫茶店に戻ったら、
一度外に出ていいかユキエさんに尋ねよう、と思いながら。]
―――…!
[その先。赤い眸の主が見えた。
バイクを停めて、ヘルメットを脱ぐ。ふる、と頭を揺らし髪を解して]
―――ゾンネ……。
[その後に続く雷の言葉>>283は、さらに驚いた。]
NEXTを…、殺す?
何言っているの、あなたもNEXTなのよ。
あたなも罪人なの?人を助けて来たあなたが?
人間もNEXTも弱い生き物、誰だって罪を犯す可能性はあるのよ。
人間だから、NEXTだからなんて理由はもうたくさんなの!
同じ人間から生まれた人間なのよ…。
[だが、ならばどうすればいいか、と問われると、多分何も言えないだろう。]
存分に戦ってくれると嬉しいんだけどなぁ。高嶺とナジームが。
しかし出しゃばりすぎかな。こういう論議は楽しいんだが、続けると見せ場を奪っちゃうと言うか、高嶺が暇をするだろうな。ナジーム動け。
師を単なる戦争屋のように言うのだな。
何故世界はアメリカを中心に回るのだと思う?
誰にも負けぬ武力があるからだ。
何故日本は北朝鮮に強く出れない?
向こうが核を持っているからだ。
……力とは「抑止力」を指すのだよ。
[ベンチから立ち上がって]
貴様らとの出会いは運命を感じる。
近くに鶏そばの美味いラーメン屋がある。
どうだろうか、奢らせてもらうよ。
[ にっこりと嗤う。]
そうですね。
NEXTの国を作ったって恐らくは100年持たずに滅びるだろうに、何とも無駄な殺戮を行うものです。
これで会うのは3度目……かな?
[ヘルメットを取る見知った相手。
それに靴音をコツと一歩近づく。]
店……やっているのなら、
コーヒーを一杯貰えるかな?
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