73 ツンデレ神様のランダ村
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格闘家 レイファ
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『あたしとあなたとカポエラと』第17話
ついにこの山の主である熊と3回目の戦いが来たわ…。
1回目は「人間」が答えられなくて完敗。
2回目は夕飯の時間になってママが呼びに来たからドロー。
そして今日。
でも、今回は過去2回とは違うわ！
この山の主“キムニイカムイ”の弱点は眉間だってことを前回の戦いの最後に掴んだ！
そこをつけば必ず…！
…それにしても遅いわねー。もう2時間近く探してるんだけどー。蚊に刺されまくりよ！痒い痒い！
ガサ！
ガサガサガサ！！！
っと。やっと…来たわね。
格闘家 レイファ
いざ、決戦！！
「待ってたわ！キムニイカムイ！今日こそは決着をつけてやるわ！」
「おう！俺も望むところだ！」
「ええ！…ってえええええええええ！？熊が喋った！？」
「あれ？お前知らなかったっけ？俺喋れるよ。近所の奥様との井戸端会議が趣味です。」
「いやー。まったく知らなかったわ。てか熊って喋れるんだー。」
「ああ。わりとな。」
「ふーん、勉強になったわ。まあその個人授業料を払う代わりにあんたを倒してやるんだからね！」
「ふふふ。威勢だけはいいな小娘…。だが俺は熊だ！熊は少々の打撃ダメージでは倒せんぞ！」
「それは過去2戦から十分に学んでいるわ。そして決定的な弱点も発見したわ！」
格闘家 レイファ
「その弱点とは…眉間か？」
「！？」
「ビックリしているな？自分の弱点くらいはそりゃわかっているさ！だが俺は修行によりその弱点も克服した！見よ！」
「ああああああああああ！それはスケバン刑事もビックリの鉄仮面！（3代目）まさかそんな対処の仕様があったなんて…。」
「てかお前、今日最初に見たときに気づかなかったのか？」
「ええ！気づかなかったわ！！！！やるわね！！！！さすがこの山の主！！！」
「…そうか気づかなかったか…」
[わりと熊にバカにされてるぞ！頑張れ主人公！負けるな主人公！次回に続く！]
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格闘家 レイファ
…今回もなかなかのお話だったねー。
会話文が多いのがこのお話の難点だけど。
まあ、プリンも美味しかったからセーフってことで！
さてと、休憩も済んだし、ちょっと*お風呂にでも入ってくるねー*
神官見習 シロガネ
…神殿の日時計が直っておった。
誰がいつの間に修理の者を呼んだのやら。
シロガネは奥で修行をしておったので、誰にも会わなんだが。
はて、この村にあれを直せる者などおったかの。
……いや、あの不信心者が神殿に出向くとも思えぬが。ふうむ。
化猫 ミル
[ふらりと現れた]
ぬれたにゃ！ひどいあめにゃ！
むー…
あ、シロガネにゃ。今日も「しゅぎょー」してたのか？
おつかれさまにゃ。
[手で顔こすこす]
神官見習 シロガネ
それにしても。
ツンデレ神は神殿へはお出まし下さらずに、
この宿の方を好まれるようじゃ。
シロガネも近頃毎日宿へ立ち寄っておるというに、一度もお姿を目にすることができておらぬのは…修行が足りんのじゃろうな。ううむ。
化猫 ミル
シロガネのおばーちゃんは神官だったのか。
シロガネは神殿で育ったようなものなんだにゃ。
なんだ、ツンデレ教の神官って結婚できるのにゃ。
シロガネは誰か好きなヤツとかいるのにゃ？
むー、辛くないけど、楽でもないのか？
「しゅぎょー」ってのは随分ややこしいんだにゃ…
そういえば、なんとなく大変そうなイメージを持ってたにゃんけど、しゅぎょーって何するにゃ？
[ミルは毛づくろ（っぽい動作）をペロペロとしながら興味津々でシロガネを見つめた]
神官見習 シロガネ
…なんじゃ、まだ何か聞き足りんような顔をして。
…
……
………
ええい、「好きなヤツ」などおらぬ！断じておらぬぞ！
[背を向けて冷蔵庫のプリンを選んでいる]
化猫 ミル
[きょとん]
なんだ、シロガネ、好きなヤツいるのにゃ？
オレが協力してやるにゃ！
…にしても、滝の中はきっとつめたいにゃ。
しゅぎょーってやつは、大変なんにゃね
[シロガネの頬をぺろり]
【独】 神官見習 シロガネ
自分から泥沼に嵌っておる気がするのじゃ。
…後で収拾つかんようになる予感がひしひしとするが…ええい！カオス万歳じゃ！（自棄）
神官見習 シロガネ
人間は…そうなのか？
確かに「べ、別にアンタのことなんて、好きじゃないんだからっ！」とのツンデレ神様のお言葉が教典の最初に記されておるが…
ミルの祖母上も、どこかでツンデレ神様の教えに触れたのであろうか。
宿屋の娘 ノーヴェ
はい…ではニャンコさんのご飯の用意を…。
……シロガネさんも、ニャンコさんも、いってらっしゃい。
[...は厨房にたって料理を始めた。]
流れ詩人 クラウス
I'm not in love
(僕は恋なんかしてない）
So don't forget
（だから、覚えておくんだね）
It's just a silly phase I'm going through
（今経験してるのは、単なるバカげた段階なんだ）
And just because I call you up,Don't get me wrong
（君に電話したからって勘違いするな）
Don't think you've got it made
（何でも手に入るなんて思わないことだね）
I'm not in love, no no
（僕は恋なんかしてない していないさ）
（It's because...）
（「何故なら…」）
流れ詩人 クラウス
I'd like to see you,But then again
（君に会いたい、でも繰り返すけど）
It doesn't mean you mean that much to me
（だからって君が大切な人だって意味じゃないんだからな）
So if I call you
（もし僕が君を呼んでも）
Don't make a fuss
（大騒ぎなんかするなよ）
Don't tell your friends about the two of us
(友達にも誰もふたりの事を言ったりするな）
I'm not in love,no no
(僕は恋なんかしてない、していない）
（It's because...）
（「何故なら…」）
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