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修理材売るより、
シームルグに居る修理屋さんに任したほうが早いからねー。
[最も、その修理屋さんがもう居ない等とは知らないが。
おまじないは、落ち着いているからと断った**]
う、うん……。
メガマリオンは大丈夫。
市長さんのロボは……メガマリオンの支えで起こせるかな?
[市長の許可があれば、今度こそ事故のないように、慎重に姿勢を立てなおしていく。
想定外の行動は全てマニュアルでやるしかないから、一層神経を使う必要があった]
まぁ、いるんならソレが手っ取り早いか。
んー。じゃあ、とりあえずしばらくのんびりしてなよ。一緒に行動したほうがよさそーだし。
[ということで、視線をルッカから、事故現場や、そういえば割り込んでいた人影へと移し]
そう? ならありがたくそうさせてもらうけど…
[フェイトに言われた内容に納得して、言葉に甘えさせてもらおうと…思ったのだが]
…やっぱやめ。
機体のトラブルの原因はフェイトかもしれないけど、事故の原因はあたしよ。
どーしても気が済まないんだったら、五分ってことにしましょ。フェイトはあたしに貸しひとつ。あたしはフェイトに貸しひとつ。お互いなんでも言うこと聞くってことでどう?
…プライベートの範囲で、だけど。
さすがに、あたし一人のミスで市に迷惑かけらんないわ。
[提案はするものの、こういった体験の少なかった少女だけに、少々歯切れが悪かった]
テルオ君も気にしないで。
今の事故は完全にあたしの判断ミスよ。
いや、あたしもまだまだ未熟だわ…
[長く伸びた銀髪が、表情を隠す。
誰に振り返ることもなく、ただ硬い地を蹴る。
そして暫く駆けてから、そのまま、言葉無く天へと飛び立つ姿。
それに気づく者は、いただろうか]
[先程の大音量でついに本当に故障して、ばちばちと青い火花を散らすレーザーガンだけが、かつて青年が居た場所には残された]
―― →上空、瓦礫街から離れて ――
─荒野 〜食事─
[シティを目指す途中で、良いものを見つけた]
ジュリエットさん、良かったね。
軍用ヘリだよ。かさばる割に装甲は薄いし、これだけ壊れてたら、修理するより新しく作った方が早い。
それで放置されたんだね。
[メイドは嬉々として「食事」を始めた。
彼女がトランクを開くと、ヘリのパーツがカタカタと揺れ、歪み、自ら分解されて、トランクの中に「収納」されていく。
魔法ではない。「磁力」である。これこそが、エーヴリー機関の収納力、そして再現力の正体であった]
[そして、そのエーヴリー博士の最新の発明が彼女である。
メイドを本体、トランクを補体とする「機甲装備」。
『持ち運べて、武器に見えない武器、防具に見えない防具』
それを実現するために、エーヴリー博士はまず、足をつければいいと考えた。単純にして、明快な答えだった」
問題は……父さんが「ロボット工学者じゃない」ってことなんだよねえ……。
[そう、あくまでジュリエットは「武器かつ防具」。「ロボット」ではない。すなわち「ロボット三原則」は、彼女には仕込まれていないのだ]
僕、いつか彼女に殺されるよね。
ふふふ……それもいいなあ。
>>54
「メイド」は外したくなかったから、せめてもの自動人形との差別化のために、「重力制御」じゃなくて、「磁力」にしてみるという苦しい言い訳。
うん……ごめんなさい……
[明朱佳>>52にそうは言われても、やはりしょんぼりとした表情で、メガマリオンとジンロボをどうにか立て直そうとする。
その事で頭がいっぱいだったから、助けに来てくれたヒーローの異変には、まだ気付かないままであった――**]
[ピピッ]
[フランの目の前に矩形ホログラム「SOUND ONLY」が表示された。]
こちらフラン。
≪普段よりも宇宙怪獣の反応だ。
待機時間を早める。
フラン・A・入坂、第三開発施設に直行、
完成次第『グノーシス』に搭乗せよ。
ユーコピー?≫
アイコピー。
[ピピッ]
[フランの目の前からホログラムが消えた。
風が舞う。両足は肩幅に広げ、屋上を踏みしめている。
屋上に置かれていた新聞が空へ舞い、ワンピースがはためく。
屋上の柵を押し出すようにし、その反作用の力で駆け出す。足元に表示された緊急指示路表示ホログラムに従い、屋上から階下へ振り返らずに走り始めた。]
機甲修理工 ユージィンは時間を進めたいらしい。
[ピピッ]
[フランの目の前に矩形ホログラム「SOUND ONLY」が表示された。]
こちらフラン。
≪普段よりも大きな宇宙怪獣の反応だ。
待機時間を早める。
フラン・A・入坂、第三開発施設に直行、
完成次第『グノーシス』に搭乗せよ。
ユーコピー?≫
アイコピー。
[ピピッ]
[フランの目の前からホログラムが消えた。
風が舞う。両足は肩幅に広げ、屋上を踏みしめている。
屋上に置かれていた新聞が空へ舞い、ワンピースがはためく。
屋上の柵を押し出すようにし、その反作用の力で駆け出す。足元に表示された緊急指示路表示ホログラムに従い、屋上から階下へ振り返らずに走り始めた。]
無事よ、無事無事。
[エリーからかかった声には軽く答えておいて]
ああ、テルオ君の機体はあんまり細かいのは得意じゃないんでしょ?
無理しなくていいわ。
今うちの職員呼ぶから。
[メカマリオン自体は、遊ぶ立場としてではなく、人気の高い玩具として、市長の立場から大体の特性は知っている。
メガマリオンを操ろうとするテルオ少年を手で制して、まだ生きている回線を開いて作業ロボット隊へと連絡をつける]
もしもし?あたしよ。
…言いにくいんだけど、しくじったわ。前方不注意で事故起こしちゃった。
悪いんだけど二班くらい応援よこしてもらえる?
ええ、場所は…
…まぁ、分かってるわよね。それじゃ、お願い。
[告げて、通信を切って]
さて、と。
[これでよし、ではテルオ少年の気がすまないだろう]
…テルオ君?
代わりって言ったらなんだけど…体勢の建て直しができたら、君のメガマリオンであたしの機体運んでもらえる?
抱える分には動かしやすいと思うし、うちのロボットだとジンロボ運ぶには馬力が足りないのよ。こっちのがでかいし。
[そんなことを話していたら、視界の死角から飛び立っていく影には、まったく気がつかなかった]
おーけーおーけー。
そんじゃあ、こっちは周りの警戒でもしとくわ。
[市長の声も聞けたところで気持ちを切り替える。
警戒といっても飛行物体とかを見回してないか確認する程度だが。
例の影については見たのは覚えているが、言うのをすっかり忘れていた。]
[市長が通信をしている同じ頃、天使も通信回線を開いていた。
その視界の端、何かが飛び去るような姿は見えたものの今はそれを気にしている場合ではないと、意識の隅へと追いやった。]
…こちらHaniel、応答しやがれ。
えっと、飛行ユニット壊しちゃった☆
てなわけで、一旦そっちに転送したいんだけど。
…代わり?あぁ、イラネ。しばらくは飛行無しで良い、
ちょっと…思う所あってな。
修理が済み次第、また送ってもらえたら良い、頼む。
座標は分かるな……うん、OK。
それじゃ。
[通信の向こう側、何かあったのかと問いたそうにしているのを強引に切って、通信を終えた。
その後は作業の邪魔にならないよう、何らかの指示があれば移動するつもりだ。**]
少々不名誉なことをいわれた気がするけど、今は甘んじて受け取っておくわ。
[頑固とか言ってくれたフェイトこの野郎の言葉にも、素直にうなずく]
まぁ、あなたからすればそうかもしれないけどね。
事故の原因は、あたしが慌てて判断をミスったせいよ。
慌てなければ、メガマリオンとぶつかる前に気がつくくらいの余裕があったわけだし。それに、慌てた理由にしたって、『あたしがあんたの機体壊したかも』って思ったからだし。
早とちりに注意力散漫、おまけに判断ミス。
どれも市を預かる人間としてやっちゃいけないことのオンパレードよ。
だから、総じて事故はあたしの責任なの。
そこを譲るつもりはないわ。
[多少理屈が強引なところはあるが、市長たろうとする少女はあくまでも真剣だ]
――――。平和だねぇ。
[事故現場で責任の所在を自分へとある意味譲り合うその光景を目にして、流れてくる声を耳にして。
空を見上げて、まったりと、のんびりと、ひと時の平和を満喫していた]
悪いけど、お願いできると助かるわ。
[おそらく、今いる中でこと戦闘力に関してなら一番高いと見ているエリーが周囲を警戒してくれると言うなら、それほどありがたいこともない]
それからルッカ、荷物増やして悪いんだけど、あたしの機体も運んでもらえる?
テルオ君にお願いするにしたって、街までは陣桜市までは遠すぎるわ。
[個人資産のほとんどを公費に寄贈している少女のポケットマネーは、せいぜい金のかかる趣味を持たない一般公務員の貯蓄程度しかないのだが。修理費と運送費用にはぎりぎり足りると言う概算だった**]
―― 上空 ――
[頭の中で、何かが、聞こえる。響く。
それはかつて己の思考を支配した、昏い声色。
それは再臨への祝福のようでもあり、《えーまた自慢の怨念ゴーレムにケチつけるんじゃないの……》というような懸念のようでもあり。
ともかく、改造人間――怪人 イルは、昔の感覚を取り戻すかのように大空を駆けていた。
羽ばたき進む方角は、内陸部の中心都市。
その最中、風が、どこか激しいと感じた。
空の色が……どこか、違和感を持って見えた]
あいよー。
[相手――市長明朱佳からも任せされたからには、と戦場にいるときの様に、気を引き締めなおす。
とりあえず、事故現場が立ち直るくらいまで――――視界の通る限りを、見回しなおすことに、した**]
/*
そして俺に 武器がない
今のところ未出なのは超能力とかサイキックの類、なのかな。
でも身体強化系の改造人間コンセプトは崩さない方がいいかなあ。
うーん。
まあ、悪魔化した時点で色々とあれなのだけれど。
怪人化しよう→そう言えばフェイトのって天使だよね、って思考したらこうなってたんだ。
[やがて、前方に映る、宇宙怪獣の影。
例えるならば、それは大きな蛾のような]
……あるじのため、このボディ朽ちるまで戦う。
それが俺の宿命《さだめ》だ。
[《あるじ》の語を加えて。
銃を手放したまま、人工の冷たい瞳は敵の方角を見据えた**]
/*
さて。
裏宇宙に送るというのが設定だけど、数パターンあったのよね。
きまってないってのが正しいんだけど。
1、エリーの魔法の暴発による空間断裂
2、エリー自身が邪魔者追放。
3、エリーの召喚魔法の反動。
4、エリーラスボスVER限定だけど、エリーに魔力を渡した相手の妄執に飲まれた。
追放などについて。
世界を手に入れる=裏宇宙に避難させて一人の世界を手に入れる。
パターンとかもかんがえてたりはした。結局決めきってなかったんだけど。
こんな感じかな。
*/
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