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ー 大学→自宅 ー
[来た道を、今度は走って戻っていく。
イステの手を握ったまま、行きと比べれば半分以下の時間で目的地へと辿り着けば慌てて部屋の中へと上がり込んだ。]
――……ッ、……ハ。
部屋は無事、か。
[僅かに息を切らせてそう呟けば、
どっと力が抜けたようにソファーへと腰を落として息を吐いた。
流石に住所を調べられてアレソレという展開ではなかったようだ。
………何とか息が整った頃、未だに手を握ったままだった事に気付く。]
― →蒼真宅―
[走り抜ける最中、街のどこからか上がる
煙幕のような、小火のような煙が見えた。
引っ張られ、走りながらイステはそれを視界に収める。]
――、…
[辿りつき、イステはひとつ息を吐いただけ。
ソファへと腰を下ろす蒼真の動きを
阻害しないように床に座り込んだ。]
…、あつい。
脈拍が、上がっているが
…問題はないか、ソウマ。
[見上げながら、たずねた。
イステには心音は、ない。]
[謳うような声に反応するように
金色は再びしなやかに奔る。
二度の明減。
そして金色が引くと共に
すう、と黒はその姿かたちを消す。
そこには金色も、黒い巨きな影すらも無い]
――よし。ではすぐにかかれ。
[いくつかのやり取りを終えた後、はい、とひとつ声を残し、所員が去っていく。有能な男だ。如才なくこなすだろう。
MEについては後で追加の注文や修正などが必要だろうが、開発そのものは加速するはずだ。中でも、試用段階にあるものの稼動実験などに特に人手を割くよう言い含めた。]
……っ、と。すまん。
[イステのひんやりとした手を離す。
その手を少しだけ眺めてから、視線は天井へと。]
大丈夫だ、少し走ったからな。
ただ……それだけだ。
[肺の奥からゆっくりと息を吐く。
緩やかな深呼吸、それは冷静さを取り戻す為に丁度良かった様だ。
少しづつ頭の中がクリアになっていく。]
捕獲と言う緩い言葉は適切ではないな。
この惑星上のあらゆる場所で時を待ち目覚めたHM
──そう、Endeavour製ではない、
古代の遺産、機神そのものを、
取り込んで食らうか、消滅させるかの二択。
[暗にこのME=08 シグのパイロット達の判断は至極甘いと伝える。
そして自分達のボスであるサラの活動も、一企業として突出しているとは言え、まだ何処か社会に適合した人間特有の回りくどさを保有しているような気がした。]
敵機を倒すことに躊躇しては
我々がやられる、
ぞ……、
[耳元に声が落ちて来て、言葉が止まる。]
…どうやら、時間がないようだからね。
[「未知のHM」と「サラ」が呼ぶモノのひとつを見上げる。
「僕」の目覚めは遅すぎたようだった。
結局手に入ったのはこれだけ。
しかも、万全の準備ができたってわけじゃない。
残りは、おそらく「僕」の機能の復活が近いことを察してだろう、動き始めてしまっているらしい。]
[空に浮かんだパネルには、最新の戦闘だけではなく、ヴォルバドスと対峙した時のME=08 シグのデータも同時に展開されている。黒い機体の影に反射しているのは、リルの真紅の瞳の色。]
… では、
共に、乗る事を。
[触れる手のひら、フィリップ身を預けるようにして、そこまで言い掛けて。小さく首を振り、相手を正面から見詰めなおした。]
また共に、乗る事を、
約束 してくれる のだな?
我々の機体は──、
[そこまで言って、戦闘から離脱したME=08 シグのモニタとのリンクを切断した。研究室の中は、再び静寂。]
―蒼真宅―
…いや。わびることはない。
[手が離れた。温度の残る掌へ視線を落とし
ゆるく握ってから、イステは蒼真の顔へと眼を向けた]
そうか。
落ち着くのが、いい。
[頷いて、見守る様子。
呼吸が落ち着くのを待って、口を開いた。]
此処からは離れているが、
街から煙が上がっていた。
交戦が行われたものと推測される。
イステちゃーん、またなぁ!!
[やけくその様に叫ぶ。
結局何も収穫はなかった。
そして、何時もは気にならない周りの視線が痛々しかった**]
交戦……まるで戦場、だな。
[顔を手で覆ってから、静かに眼を閉じる。
昨日の戦闘、HMを破壊した事。
此方にも事情があったのは確かかもしれないが、対外的に見れば問題を起こしたのは此方だろう。
自分が乗ったHM……機神は、現代で作られたものではない。
とすれば個体ナンバーどころか機種信号すら未登録の筈。
それが街中で戦闘を行った、大問題以外の何だというのだ。
もしかすると、社会的に裁かれる恐れもある。
家に誰も訪ねてない所からすれば、まだ名前や顔はばれてないのだろうが……最悪を想定した方が良いかもしれない。]
……非日常、か。
[こちらは望んでないというのに、向こうから転がり込んでくる。
一体何の恨みがあるというのだろうか。
俺はただ、群れの中で生きようと決心しただけだというのに。]
とりあえず、荷物纏めなきゃ、な。
[いつでも逃げ出せるように。
準備だけはしておかなければ行けないだろう。
そう思って上体を起こせば、
此方を見守るイステが視界に入る。]
[光学迷彩……ではない。細い目を見開いて、その光景に唖然とする。
先ほどまで響いていた、駆動音がしないのだ。
シェルナの詠うような一節と共に、リュースはこの場から消えた。それを理解して、なおも驚きを隠せはしなかった]
やれやれ、これはまた……高くついたのう。
[独りごちて、そして残る問題は自分だけとなったことに気付き、懐から財布を取り出す。紙幣で分厚い財布から数枚の札を抜くと、シェルナに差し出した]
すまんがこれで適当に見繕って来てくれんか?
お主もこんな小汚い格好の爺と表通りを歩きたくないのは、分かるよってな。
俺はどうすれば良いんだろうな。
[どうしていいかわからなくて。
まるで数年前の日が脳裏によみがえってくる様で―――
藁にも縋るような思いで、イステへと手を伸ばす。
それは拒否をされなければ、頬をそっと撫でただろう。]
……聞いても、わからねぇよな。
[これで問題ないだろう、と老人へと視線を向けたとき
既に瞳の色は花紺青へと戻っていた。
滴る金色も既に遠いものであった]
…何だよ、借金取りに追われてるんじゃなかったのか
[出てきた分厚い財布。
渡された紙幣の額面を見る。
尤も、渡された額面の丸の数を数えただけで
特に金額の単位がわかっているわけでもない]
でも、この時間に店とかやってるのか…?
[一番の問題はそこじゃないのかと
渡された紙幣を手にまじまじと老人を見返した**++]
じゃあ、ラミアとやらがある場所に行こう。
Endeavour社の場所なら判るが、ラミアがある場所に心当たりは無いな。
だが、行くしかないだろう。
[抱きしめていた腕を緩め、外に行こうとリルの手を掴む]
じゃあ、ラミアとやらがある場所に行こう。
Endeavour社の場所なら判るが、ラミアがある場所に心当たりは無いな。
だが、行くしかないだろう。
[抱きしめていた腕を緩め、外に行こうとリルの手を掴もうとする]
何を求めてる、か……。
[別れ際の両親の笑顔。
それが未だに自分の内を、理不尽に締め付ける。
指先から伝わる感触はひんやりと冷たくて、
イステの頬に触れていた指が少しだけ震える。]
わからねぇよ、そんなの。
わからねぇから……俺は―――……。
[その言葉の続きは、結局紡がれることなく。
冷たいはずの肌は……何処か、暖かく感じられた気がした*]
[共に。その言葉は契約の印となる。]
──……
契約を
我が胸に焼き付ける。
[言の葉で誓う必要も無いと信じていた故の揺らぎが消えて、リルは小さく息を零した。見詰め合う眼差しが近く、吐息が触れそうな事に気付いた。]
フィリップ。
[名を口にする。
腕が緩むと離れ難そうに、だが同時に安堵したように、笑みを浮かべた。]
機体は、ラボまで戻らずとも召還しよう。
ただし、此処ではない場所で。
先へ踏み出せば、戻れぬとしても。
この場所は、望まないだろう。
召還出来るのか。
オートパイロット機能までついているとは、随分と進んでいるな。
場所か、少なくとも大学は危険だ。
この都心部で呼び出しても問題が無い場所と言われれば・・・・・・
ビルの工事現場、か。
[昨日、帰り道に通ったときには作業は終わっていた。夕方以降の作業は禁止されているかもしれない。
そしてあそこであればHMが稼動出来る場所もあるし、人目もガードによって防げる]
大学にくるまでの道にあった、ビルの工事現場にしよう。
―中核研究所・自室―
[「リル」のデータを呼び出す。次いで、既にこの部屋でしか閲覧することすらできない「フィリップ」のデータを。]
…ふう。
[眺めても、もはやどうにかなるものではない。
賽は、投げられたのだ。]
ぱぱ。まま…
[そっとディスプレイを撫でる。]
─ 大学→工事現場へ向かう ─
[掴まれた手。指を重ねたまま、フィリップの頬を撫でて離れる。]
開発中の他のHMとは、種別がまったく異なる。
誓約の深さ、我々の繋がりが、
召還を含む、機体の性能に大きく影響する。
──工事現場。
嗚呼、あったな確かに。
―蒼真宅―
――……。
[言葉を、イステは待つ。]
ソウマ。
[震えた指先に己の指先を触れさせ
重ねたまま、名前を紡いだ。
もう一度薄く開いた唇は
声を発することなく、
彼の父母のことを知るはずもないイステは
ただ傍に寄り添うように、在った*]
─ 工事現場 ─
[日はほのかに暮れ、既に工事現場は静寂に包まれていた。
白いガードに囲まれ、入り口は閉められている]
とりあえず、今日の工事は終わっているようだな。
この中に入れればHMの1つくらい呼んでも大丈夫だろう。
[入れれば、なのだが。昨日のリルの身のこなしを思い出せば、空中からの進入は可能だろう。
自分は不可能だが、と心の中では付け加える]
…ふ。
[短く息をつく。自分を笑うように。
そのまま指をデバイスへと滑らせ、キーを入力する。]
じゃ…頑張ってよね。
[「ラミア」にかかる、全ての防護を解く。]
─ ビル建設現場 ─
工事は終わっているが、
無骨で原始的な鍵が掛かっているな。
電子制御でないものは壊すと後が面倒だ。
[幸い通りには誰も居ない。軽く鍵のかかった扉を蹴飛ばしてから、フィリップに首を傾ける。]
よし、乗り越えよう。
私を抱いて、跳躍しろ。
──出来る、はずだぞ。
[当たり前のように言って、片手を伸ばした。]
な、何を言ってるんだ!?
[だが、彼女の真剣な眼に、断れない]
・・・・・・判った、ためしにやってみよう。
[そう言うと、リルをお姫様抱っこの体制に持ち上げる。
昨晩もそうだったが、リルはこういう時に全く自重を感じさせなくなる。不思議な能力だ]
さて、いくぞ。
[少し膝を曲げ、ジャンプする。
当然その場にすぐ落ちる・・・・・・はずが、そのままガードを飛び越え中への進入に成功してしまった]
え?
[リルを抱えながら、今自分の身に何が起きたのか理解出来ないでいる]
[工事現場のガードの中は閑散としていた。
日々日頃HMでの作業が行われているため、建設中の箇所以外の地面の面積は広い。
またガードのお陰で中で何が行われていても気が付かれないだろう]
─ ビル建設現場 ─
だから出来ると言ったろう。
[断定的なリルの言葉には、一縷の迷いも無かった。
風圧で髪を括っていたゴムが解けて、何処かに飛んで行ってしまったようだ。長い黒髪をなびかせて、リルが地面に降り立つ。
口端を吊り上げてわらう。]
呼ぶぞ。
[黒と黄の蝶の羽根のような袖がバサリと音を立てる。
黒い手袋に包まれた腕を腕を真っ直ぐに伸ばし、手のひらを空に翳す。]
全ての呪縛から解き放たれし、
ラミアよ。
──来い。
我らの元へ。
そして──開け。
[高い白壁ハネルに包まれたがらんとした工事現場に、唐突に影が落ちる。それはまるで闇の召還。──紅く細い幾何学紋様が仄かに光る漆黒の機体が音も無く現れた。
インターフェイスの声を受けて開いた、コックピットの中は更に暗い。まるで、異界へ続く紅く深い闇が広がっているかのように。]
これが、ラミア。
[まさしく召還。瞬間転移のようなレベルだが実際にそれは起きた。
漆黒のボディ。そして、底なし沼のように先の見えない刻ピット]
・・・・・・入ろう。そこに自分の過去があるのであれば。
[休んでいる時間はない。
直属の部下へ連絡を取る。]
私だ。ああ、うん。負けたのはいい。
未知のものだったんだ、仕方ない。
だが、次に見える時に「未知」では困る。
…データは取れているのだろうな?
よし。破壊されたMEもこちらへ送れ。データになる。
代替機は好きに使え。また、武装の制限を一部解除。訓練済みの武装は全て戦闘時に限り使用を許可する。
二機以上でチームを組み、説得が不可能な場合戦闘に移り、捕獲が不可能であると判断した場合破壊へ移るというプロセスそのものは徹底させろ。
根回しが必要な場面があれば援護させる。
データを解析した後、さらなる対応が必要であれば急ぎ対応する。戦力の増強も検討しておく。
最後にだが…
生き残り、データをこちらへ送ることを最優先に考えろ。
お前たちのようなものを再び一から育てるような時間はない。
犬死には許さん。以上だ。
[通話を切る。]
くっ。
[コクピットの中に入ると、頭にじりじりと電流が流れる。
今までの自分の記憶がフラッシュバックのように浮かんでは通り過ぎていく。
そして闇の中、未知の扉を開こうとしていた。リルと共に**]
−コクピット内−
[周囲には闇。近くにリルがいるのかも怪しい。
そっと息を吐き出し、その身を委ねる。
ゆっくりと、意識の中に誰かが話しかけてくる]
−闇の中−
language:Japanese
<設定完了>
※翻訳不可能な単語は【】で類似単語へ変換されます
<日付表記変更完了>
パイロット:フィリップ 認証完了
記録再生可能領域:5セクター(残セクター4)
<記録再生開始>
セクター1 記録時期 B.C.∞
[本日付で、我々【美しい星】人の別惑星移民計画が発動された。
既に【美しい星】の命が尽きかけているのは明らかである。
我々は、この滅び行く【美しい星】から脱出しなければいけない。
私は未だに後悔している。
現在研究している【美しい星】の【自己統制システム】を用いた気候・生態系修復装置の実用化がこの【美しい星】の寿命に間に合わなかったからだ。
自らを責める理由など無いかもしれない。だが、この【美しい星】を殺し、【美しい星】人を他の惑星へと移民させなければならなくなったのは私の無能さからだ。
だから、私は志願した。移民先の星を探す調査団に。
また私が開発設計を行った惑星調査装置も船に積まれる事になった。
妻は反対した。だが、私は愛する妻にも生き残ってほしい。だからこそ、この身を捧げる事に躊躇いも無い事を告げた。
また妻を泣かせてしまった。私は最低の【人間】だ]
セクター2 記録時期 B.C.∞
[残念な事が起きた。調査団のメンバーの中に妻の名前が入っていた。
彼女もまた、私と共に旅立つ決意を固めていた。
危険な旅になる、もう戻れないかもしれないと私は言った。
しかし、妻が決意を変える事は無かった。
私は最低の【人間】だ]
セクター3 記録時期 B.C.∞
[調査団はとある【青い】【星】へと到達した。
これより、調査団はこの【星】に移民の可能性を探索する任務を開始する。
船に積んだ惑星調査装置を、この【星】に下ろす。
調査団員は、現時点では降下はせず船で待機する。
これより、この【星】の自転周期を【1日】として観測記録をつける事にする。]
セクター6 記録時期 B.C.∞
[観測記録 調査装置稼動開始より【112日】。
【青い】【星】に降下した惑星調査装置からの報告はさらに深刻になっていった。
原住民による反発、それに伴う装置に対しての破壊活動はさらに進んでいる。自衛能力を有しているとはいえ、劣勢は間違いない。事態は深刻になる一方だ。
しかし、修理を行う為には我々の誰かが【青い】【星】に降下しなければいけない。
だが、それは二度と船には戻れないという意味でもある。
私が志願すると妻に伝えた。しかし、妻は泣いて私を止めた。
しかしこの船も既に限界が近づいている。私はどうすればいい]
セクター8 記録時期 B.C.∞
[観測記録 調査装置稼動開始より【138日】。
きっと、これが最後の観測記録になるだろう。
作業中、妻の【リル】が死んだと連絡が入った。
そして先ほど【リル】を宇宙葬で弔ってきた。
私は憎い。あの【青い】【星】に住む我々を拒んだ存在全てが憎い。
もはや躊躇うことなど何も無い。
あの【星】を、我らの手に。
私はこれより、【青い】【星】に降下し惑星調査装置の修理を行う。
【リル】、愛している。これからも、ずっと]
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