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[蛍光灯の下、無機質なラボの廊下を進む。
淡い色をした培養液が足首から浸して、水槽に引き戻されるような錯覚を覚える事に気付く。
胸を締め付ける愛しさ。
置いて行かれる事の痛み。
遥か遠く離れた故郷の郷愁に満ちた記憶でもなく。
この施設の培養槽に居たリル達の記憶。
嗚呼──何体目で成功したのだろう。
サラの事を考えるはずが、プールに満たされて行く水が「サラ」と言う一カ所だけを不自然に避けるように、意識は別所へ向かう。]
うむ、そうじゃろうそうじゃろう。
[かっくいーと言われ、うむうむと頷く]
そこな青年!
[そして突然立ち上がり、そばで見ていた円城寺にカードの一つを投げた]
テロが起きるぞ。とても景気の良いテロだ。
貴様はそれを持ち、その相手方に伝える役目をくれてやろう。
[気が付くとサラが目の前に来ていた。
フィリップは年の離れた従姉弟、容貌は似通っている部分も有るように思う。]
──……
握手、を?
[瞬きをして、人形のような細い首を傾ける。
けれども、差し出された手に素直に、白い手を重ねた。]
[カードが額へとぶつかる]
いってぇ!!
何すんだよ、爺!!
[テロの言葉とカードを見て絶句する]
え……、あのそのお爺様???
本気ですか???
貴方、死に場所を探していらして???
[思わず口調がおかしくなった]
…ありがとう。
[顔がくしゃくしゃに崩れそうになるのを、なんとか堪えた。]
さ、こっちへ来て。お茶を用意させてあるわ。
あまりお客を呼ぶことがない場所だから、前に来てもらったうちのビルの待合室ほどは居心地がよくないかもしれないけど、空調はちゃんと効いてるわよ。
死に場所を捜す? 面白いことを言う。
どこの誰が好きこのんで死ぬと言うのじゃ。そんな破滅主義者になった覚えは微塵もない。
これは単純な話じゃ。
―――戦争とは、宣誓と共に始まらねばならぬ。
[重々しく言い切る声]
世界の常識じゃ。
[きっぱりと言い切る]
[ぱちぱちと、気のない拍手をしながら
円城寺とポルッカの間で視線を往復させる]
…テロって、何だ?
[首を傾げる。
取りあえず成り行きを見守りながら]
−打ち合わせ室−
[色気の無い扉を開くと、そこは確かに会議室のような場所だった。
サラの指示通り、椅子に座る。
間もなくして作業員らしき人物がお茶を持ってくる。
あまり客人にお茶をいれた経験が無いのだろう、慣れない手つきでそれぞれの目の前にお茶を置き、部屋を出て行った]
・・・・・・先ほど電話でお話した件です。
一つ目は、置いておきましょう。
[サラは、リルの事について”本人に聞け”と言った。
ならば言及してもらちが明かないし、それ以上にリルを目の前にしてそんな話はしたくはなかった]
僕の記憶と、そしてラミアについてご説明頂きたい。
何故あんなHMが存在し、そのパイロットが僕なのか。
そして、ラミアに搭乗した際に僕が見せられた記録。
あれは一体、何ですか。
シグをいつでも出られるようにしておけ!
[本部内に怒声が飛びかう。]
泣き言を言うな!
こんな時の為の俺たちの部署だろうが。
戦うサラリーマンの意地を見せてみろ!
整備用予備パーツが底をついた?
馬鹿野郎!今すぐトラック走らせて持ってこさせろ!
それともなにか、うちは緊急出動が2回あった後は次の日まで出られませんとでもいうつもりか!
[詰問口調のフィリップに対して、対峙するサラは二人に対して何らかの感慨をいだいているように見えた。
手を握ったまま、真紅の双眸でじっとサラを見詰めた。
お茶を用意させていると言う言葉にコクリと頷く。頷こうとして──、]
えー、まぁなんというかよくわかんねぇ。
だが、一つだけ言いたい。
[実際は分かるけど、分かりたくないのが本音だ]
なぜ、俺がそんな事をしなくちゃならねぇぇぇ!!!
いいか、爺さん俺がこのカードを持ってエンデバーにいくだろう?
そしたら、俺は明らかに敵対者だよね。
さて、エンデバーは俺をどうするでしょうか?
1.社長がいいこいいこと撫でてくれる。
2.実戦部隊の剥げそうなトップに嫌味を言われる
3.捕まる。
さてどれでしょうか??
─ 打ち合わせ室 ─
[握手をかわした後、リルは小さな電流に痺れたように不自然に立ち尽くしていた。真紅の双眸を大きく見開いたまま、何処かギクシャクとした様子で、フィリップに続いて、招かれた打ち合わせ室へ入る。]
監視部隊は今すぐロストした監視対象の捜索!
同時に通信の途絶えた奴らも保護してやれ!
いいか、絶対に生きて保護しろよ!
後できっちりと説教をしてやらなきゃいけないんだからな!
ああ、それは大丈夫じゃ。
とうの昔に、このやり取りは聞かれておる。
[まったく知らない、ただそこにいただけの青年に通信機器を見せる。後ろで寝ている二人が持っていたものだ]
じゃから、お主がワシの仲間と間違われることはない。
じゃが、宣誓はちゃんとせんとならん。だってちゃんとせんと、相手がしらばっくれるかもしれんじゃろう?
変わってる……?
[普通を目指してきた自分が、
この短い間に何度その言葉を言われただろうか。
少し困った顔で頬を掻いた。]
自分では解らないんだけどな。
どっかおかしいか?俺。
…!
私と、つながってしまっているの?
ふふ。やっぱり「彼」は、完璧に成功したわけじゃ、なかったのね。…まあ、当たり前か。それにしても、驚いた。
さて。
[目の前に置かれた紅茶をすする。
…きっちり時間と分量を計ったのだろう。
そんな味がした。]
まず、どっちから説明して欲しい?
あ、お菓子も食べていいわよ。
最高とは言えないけど、ちょっといいお菓子よ、これも。
なら、ラミアについてまず聞かせてもらいたい。
今のHMとは使われている技術が違いすぎる、
たとえあれが実験機だとしても、だ。
それに、敵対しているHMも同じくオーバーテクノロジーの塊。
一体、ラミアや他のHMは何なんだ?
[紅茶を置く。]
…HMは私が作った。それは知っているわね。
でも、「ラミア」は違うわ。
驚かないで聞いてね。
あと、嘘はついてないわよ。
「土掘ってたら、出てきた」のよ。
──…ッ
[動揺している。長い髪を揺らして、一度上目にフィリップを仰ぎ見た他は、白い面に浮かぶ表情は無い。ただ、リルの様子には気付かず、サラに対して質問を畳み掛ける様子のらしさに、少しだけ笑みを浮かべようとした。]
・・・・・・
[驚く、というよりも思考が追いつかない]
冗談はやめて欲しい。
なら、その土から掘って出てきたHMは誰が創ったんだ?
インターフェースであるリルも土から発掘されたとでも言うわけじゃないだろう。
それに、その土から掘って出てきたHMが何故僕にあんな記憶を・・・・・・
[はっ、と息を呑む。
見せられた記録の日時は、B.C.
・・・・・・ 紀元前]
そ、そんな馬鹿な!
[興奮の余り、勢い良く立ち上がる。
机に両手を突き、だん、という音が部屋の中に響き渡る]
どこかのSF小説みたいに、古代文明があれを創ったとでも言うのか!
なら、あの記憶は!記憶の主は!!
[なら、僕は一体]
…ダメ。眠い。
本当は、あなたに色々なことを教えてあげたいんだけど…
私はサラ。サラ・ミラー…
あなたのパートナーのいとこ…ということになっているわ。
また、会えることを願ってる…
愛してあげて。フィルと…
彼、を
それはそれで、納得できないな。
俺の安全が保障されるとも限らないじゃん?
まぁ、いっか。
本当にアレなら言ってあげてもいいよ。
その代わりなんか、報酬をおくれ。
[安全が保障されるなら受けない手はない。
HMの情報がもらえる可能性があったり、なおかつ爺からも報酬をもらえるだろうし]
[サラ・ミラーと言う名と、フィリップの従姉弟の関係にある「と言う事になっている」。それは既にデータとしてリルの中に存在しているが、思念が繋がったと言う事実とは遠い表層に過ぎないだろうと、認識する。]
…… ……、
[投げかけられる言葉への混乱。]
、嗚呼
ま、待て。
[ また、会える事を願う ]
[ 愛する ]
[ フィルを ] [ 彼を? ]
行くな、まだッ──
[眠りに落ちて行くらしき、サラの思念を追おうとする。]
さあ、ね。
誰が作ったのかとか…そういうことは調査中だったわ。
ただ、あれが何かと戦うために作られたこと。そして、「リル」とあなたがいればあれは動くこと。
それはほぼ間違いのないことだわ。
そして、あなたの記憶…
ね。ふふ。
記憶は、信じなさいな。
記憶だけが、自分の証明…
報酬だの安全だのめんどくせえな
[視線を右へ左へと振り子のようにしていたが
息をひとつ吐き出して首を傾げる]
なあ、ジジイ
報酬だの何だので頭使ってるよりも
こいつ引っ張ったまま揃って殴りこみに入ったほうが早くね?
[花紺青の眸を一つ二つ瞬かせながら
とても力に訴える手段を進言する。
尤も円城寺の意見を聞く気はなさそうだ]
・・・・・・ それはつまり。
僕とリルが、古代人という事になるぞ。
[汗が頬を伝う。
記憶と今の話、整理が追いつかない]
そして、戦っているHMもまた古代の兵器。
何故敵対している?
奴らは人類にとって敵か?それともラミアが?
もしくは、双方とも違うのか?
報酬か。がめついヤツじゃのう。ああ、シェルナ。そうはやるでない。
青年、これでどうじゃ。
[懐から札で分厚くなった財布を取りだし、まるごとポンと渡した。
そして、とても悪い笑みを向ける]
これだけ渡すんじゃ。声明を朗読くらいはして貰うぞ。
「我らは世界の終焉を止める者なり。義によって立ち、この世の終わりを望む者を討ち滅ぼさんとするものなり。
此度、その脚がけとして貴社を陥落せんと望む者なり。
その代表ポルッカ・ヘヴンベルの名において、貴社Endeavourへ、ここに宣戦布告を行う」
……とま、こんなとこじゃかな。
ああそれとな、これだけは言うておかねばならぬ。
[今思いついたように、今それにやっと思い至ったかのように、口にする]
正義は我らにある。ワシの勘じゃ。
[快活に笑いながら、あっさり言い切った**]
[気が付くと、両腕で自身の身体をキツく抱いていた。
目の前が暗い。だが、現状のおのれが一体何をどう認識しているのかが定義出来ない。]
……──
フィル。
ラミア含む、HMに関しての
サラの言葉は嘘では無い、ぞ。
[少しだけ言葉を挟む。
挟んでから思い出したように、ヘッドセットに指をのばして、おのれが培養槽に居た時、実験データを管理していた研究者のコールナンバーにアクセスした。紅茶と菓子では無く、生体育成に使われた薬剤を求めるコールを。]
おい、ジジイ…正気か
[分厚い財布の登場に流石に目が丸くなる。
それだけ危険なことをさせる気なのかと
尋ねるような視線は老人へと向かうが、
その次には報酬を求めた青年のほうへと向かう。
依頼した声明を一通り聞いて、思わずといった風に
派手な溜息がひとつ零れた]
…随分ぶっ飛んだジジイだな、まったく
[その思考に対する理解が及ばず、肩を竦めるしかない**]
私たちと、「古代のHM」が対立しているのは、善とか悪とか、そんな大層な理由があってのことじゃないわ。
私たちがあれを確保して調べようとしたら、あちらさまから攻撃を受けたのよ。
…でも、あれは危険だわ。
「ラミア」は発掘された時、無力だった。
でも、他がそうだとは限らないし、事実そうだった。
そして、「ラミア」は現代では考えられないほどの威力を持った兵器にもなりうるものだった。
意味は分かるかしら。
…私たちは、なんとしてもあれを手に入れるか、無力化しなくてはならないのよ。
そしてそれは、あなたの記憶にも関わることかもね?
[ちら、と上目遣いにフィリップを見やる。]
そこの色気がないねーちゃん、乱暴すぎるぜ。
もうちょっと、慎みがないと駄目だぜ?
[財布を渡してくる老人ににやりとして]
OK、いいだろう、演説だな。
だけど、これはいらね。
貸しにしておいた方がよさそうだ。
[大金は魅力だった。
だけど、此処で貰うより貸しを作る方が得だと判断した]
くっ、そんなごまかしを。
[だが、リルの言葉にそれ以上の言葉を飲み込んだ。
少なくとも、リルは自分に対して不利益な嘘をつかない、そう認識が固まっていた。それはお互いの信頼とも感じられるが、リルの言動や思考を考察した上で嘘をつくという事に対しての有意義さを認めていないのではないだろうかと判断している部分もあるのだろう]
[財布を女へと投げる]
だけど、それは違うと思う。
正義はそれぞれにある、それぞれに正義がなければ戦争なんておきねーよ。
それと、俺は俺の勘しか信じない。
[ちょっとだけ本音が漏れる。
いつもなら笑って過ごすところなのに]
無力化、か。
何も説明せず懐柔しようとするとは、貴方にとって僕とリルは随分都合の良い存在のようだな。
[だが、彼女の”記憶”という言葉に惹かれざるを得なかった]
[コールには──即摂取出来る形状の物を、点滴でも良いと言う内容も。やって来た見覚えのある研究者に腕を差し出し、チューブで薬剤を摂取しながら、また沈黙して話の続きを聞く。
サラがフィリップを大切な家族だと言う、その言葉の真理はリルにも計り知れないのだが。]
──……
活動可能な古代HMには、
パイロットとインターフェイスが騎乗する。
先刻、戦闘を行った二機も。
パイロット、インターフェイス。
どちらも意思を持っている。
……私とフィルのように。
[Endeavour社のあの社員達が作成した最新データにアクセス。]
Endeavour社の調査によれば、
パイロットは身元の判明する──人間。
・・・・・・ リ、ル?
[リルの言葉に振り返る、というよりも。
この研究所にて、日常の出来事のように薬物の投与を受け始めるリルに驚きを隠せなかった。
ふっ、と思考が明後日の方向に飛んでいた所を、リルの言葉が現実に引き戻す。
”他のHMのパイロットは、”身元が判る”人間”
自分をその例に当てはめるのであれば、少なくとも安心はする]
それよりも、何故リルはこうやってこの施設で何事も無く治療を受けているんだ。
サラ、貴方はやはりまだ何か隠している。
…。
[「リル」の方を見やる。
その腕からは、チューブが伸びている。
朗々とした「リル」の声が聞こえる。]
「リル」…
君は「リル」
…フィルのパートナー…
そうだよね。
…施設は、保存してある。
もし、自分の身体に問題を感じたら、いつでも来るといい。
まあ、僕…あ、いや。
私が言わなくても、「リル」と「ラミア」ならいつでもここへ来ることができるのかもしれないけど。
―Endeavour社―
[受付上の型にはまった挨拶に軽く返事をする]
あー、社長に用事があるんだけど。
今暇かなー?
「はい? アポイントメントはおありでしょうか?」
いやー、それがないんだよねぇ。
とりあえず何とか呼べねぇかなぁ?
そうそう、弟のフィリップ・ミラーの件とでも伝えてみて。
「少々お待ちいただけますでしょうか、確認いたします」
(ん? 弟だっけ……。
[疑問は口に出さず、そのまま少し待った。
受付上はとりあえず内戦で確認をしているようだった]
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