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――森らしき場所――
[かさ、という足音が聞こえ、そちらを振り向く。
視線の先にはたった今その名を口にしたばかりの人物]
アーヴァイン。如何した。
何事か、起きたのか?
[問うた言葉に男は厳しい表情を返し、唇を引き結んだ]
…どちらも「人」じゃ。
人間も人形も関係あるまい。
[ヘンリエッタの言葉に目許を緩めて呟き、彼女らの言う人形の意は詳しくまで汲むことはできないが。]
――森らしき場所――
その手の話ならば、皆にも聞くべき謂われはあろう。
大方、集まっておるのではないか?
“集会場”と名付けられた場の《言霊》が呼ばう故にな。
――さ、行くぞ。ついて来い。見失うでないぞ。
…あぁ。
[頷くその声は、わずかに苦々しく。]
何故ここへ来たのか。
何故怪我をしたのか。
そもそも俺は…何処に居て、何をしていたのだろう。
[左手で額を押さえ、ゆるゆると頭を振る。
さらさらと、肩に流れる銀の髪。]
ヒューバートは礼を尽くそうとしているもの。
[一瞬だけ強化した瞳は躊躇う彼人を捉えるか]
[向き直り悪戯な笑み引き緩やかに被り振る]
ヒューバート、私のリードは必要ないわ。
直ぐ其処だもの、見つかったのも気付いている。
きっと自分からきてくれるのではないかしら。
其れでも逃げたら追いかけて掴まえてくるわ。
[樹に隠れて洋館の様子をちらりと見る]
……ずいぶんたくさん人がいるみたいだね。
[手招きしている人影に]
誰だろう?さっきの人とは違うみたい……遠くてよくわからないけど。
[人を見てもあまり足は震えていない。むしろ頭が軽くなるような、不思議な感覚]
…ン、…有難う、すてら…
キミが立場を悪くすることをボクは望んでない。
痩せっぽちのボクだけれど、キミも誰をも守りたい…
〔すてらの言葉に力強く頷いて…待ち人の人形遣いの特徴を伝える。――かわいいひと。要約するとそういうこと。〕
…誑かし…、まあそうだね。
――必要の度合いを…最小限に留めたいとは思う。
時が近いから。
〔…ただこれは、個人的な…全く個人的な理由。
少なくともいま話すべきことではなかった。〕
ほう、間違いではないようじゃ。
よくはわからぬが…坊か?
[我慢強く、遠くの影へ手招きを続ける。声には出さぬが「おいで」と口を形作り]
[謝罪は必要ないと云う忍者の笑みを見詰め素直に頷く]
[続く言葉と眼差しには不思議そうに小首を傾げるか]
独りは、厭うべき事なの?
よく判らないわ。
[調律師の言葉に長い睫は緩やかに瞬く]
成りたいとも想わないけれど、
私は人では無いのよ、すてら。
でも…
どちらも愛(かな)しいのかも知れないとは想うわ。
――森らしき場所→洋館の前――
[モーガンの視界に入るのは道程の風景ではなく目的とする場所の様相のみ。凹凸した地面も曲がりくねる細い道も意に介さぬ様子で歩を進める。まるでよく均された平坦な道路を歩くかのような風情。奇妙な事に、後に付いてくるアーヴァインの方が息を切らし、汗を吹き出させている程だった]
……さ、着いたな。
……おお、あの辺に集まっておるか。
間違いなく全員、と言うわけではないようだが。
[会話する人影を遠目に見て、背後の男を振り返った]
……何を疲れた様子をしておる。主はそうだからいかんのじゃ。距離も時間も、それを障害と思うからこそ妨げになるもの。そのように考えておるうちは到底、如何ような業からも逃れることはできんぞ。
ああ、なるほど。
[ウルズの言葉にようやく理解し頷いた]
頭でも打ったか、もしくは余程酷い思いでもしたか。
しかし、忘れていられるのならそれは幸せなことかもしれないな。
どちらにせよそれだけの疵。ろくな目には遭っていないだろうから。
[ふ、と微笑み]
体の疵はやがて癒える。お前の場合、回復も早そうだ。
尤も──
[と、どこか面白がるような呆れるような表情を浮かべて]
癒えれば癒えたで、すてら辺りに使われることになるかも知れんな。
村を作るのだそうだ。
集ったものと力を合わせこの隠里に。
〔喧騒の中、幻術師は人形遣いを見つける。〕
………、…居てくれたんだね…
〔心底の安堵が漏れる。…いま傍にいけないのがもどかしく…したかしないかよくわからない、糸目なりの目礼を向ける〕
[ヘンリエッタの疑問に少し悲しそうな顔をして]
―その内分かる様になるから。
[近付いてくる気配に気付けば]
んーと、ひのふのみの…これで全員揃ったかな?
わしのことは今はどうでもよい。
お主の話じゃ。彼らを怒らせると恐い。
でも、そうじゃのう…その時には守ってもらおうか。
わしもできうる限り、皆と平穏を守りたいと願っておる。
無力ではあるが。
[カラカラと笑い声をあげ、ヒューバートの言葉に手招きしている人物こそが待ち人であろうと悟る。言うべきか、迷うが彼も見つけたようだ、密やかに手招きを続け]
自覚があるならばちとは反省して改められよ。
此処は小さな集落じゃ。
しゃあろっとや、年頃の娘を泣かすような真似はわしが許さぬ。
[釘を刺すような少し厳しい口調で。時の話は、漠然としすぎていて理解するにはあまりに情報が少なく…不思議そうに男の横顔を見つめるに留まった。]
[腰につけた柳の枝を一つ撫でて、おずおずと一歩を踏み出す。未だ胸中に葛藤を残しながら]
……
[手招きに吸い寄せられるように、おぼつかない足元のまま、ふらふらと]
無には、言葉通り何も無いわ。
私の生を願って呉れるファーカすら残らない。
幸せとは何かしら?
私には判らないわ。
人其々カタチが違うとして、
ファーカの幸せは無なの?
そうね、其れもひとつのファーカの願い。
無の他にも願いがあるのなら、
此処に居るのも少しはたのしいかしら。
――洋館の前――
[人集りの方へ向かおうとして、ふと木陰に顔を向けた]
と……ふむ?
はて。
いつだかに感じたような気配の者が居るの。子供か?
まあよい。程なくそれも判ろうて。
[頷いて杖を仕舞い、集団の方へ向かった]
皆の衆。何を話しておるのじゃ。
でも、「心」はあるじゃろう?
心無いものが木の実の礼を持ってきてくれる訳がない。
ならば同じじゃ、へんりえった。
形に捉われてはならぬ。
なんというか…理屈で語れるものではないと思うのじゃ。
[難しい話は頭がこんがらがりそうで、難しい顔をして一つ頷いた。]
かなしみは知っておいた方が良い。
過ちを繰り返さずに済むから。
[未だ幾らかの距離はあるけれど老人の姿を見止め]
[口許に笑み引きドレスの裾を軽く持ち上げ一礼]
御機嫌よう、お爺様。
貴方がヒューバートの云っていた言葉を操る方かしら?
[忍者の声音と表情に其の貌をじいっと覗き]
[其の貌に浮かぶのは困惑と戸惑いだろうか]
そんな貌をしなければいけないなら、
判りたくなんてないわ。
そうね、随分と集まったみたい。
[シャーロットの言葉に頷き、小さな溜息。]
…そうなのかもしれない。
だが、わからぬのも…怖いんだ。
[左手をじっと見る。
夢にうなされて目覚めたとき、勝手に刃物の生えた腕。
どうやればそうなるのか、それも思い出すことはできず。]
何ができるのか。何をせねばならぬのか…。
わからぬまま、何かをしてしまうかもしれないのが…怖い。
〔こういうときについ考え込みがちなのは、幻術師の悪い癖だった。併し…これだけははっきりしている。〕
――ヘンリエッタ、重ね重ね申し訳ない。
少なくとも、今は貴女に報いるだけの礼儀が
ボクには尽くせそうにないよ?
準備云々ではなくて…あまりにも細切れすぎる時の所為で。
貴女とボクとは、あまりにも近すぎて…
裏返ったときがこわい、そういう存在だ。
貴女とずっと遊んでみたかった…
ご期待に応えられず済まないが、
場を…この村であってこの村でない場所へ
改めさせてもらえないだろうか?
〔少なくともボクは、既にすてらに迷惑をかけているから、と添え〕
そうねすてら、私にも心はあるわ。
けれどこの心もまた人の手に依って作られたのよ。
カタチに捉われるのも、
全てを混同するのも、
どちらも違うのでしょう。
[難しい貌をする様子に人形は微笑む]
過ちも罪も人の作るものだわ。
何を罪とするか、何が正しいか、
自身で決めると云うのならば、
私はもう是以上に間違えようが無いのよ。
[影が徐々に此方へと近付いてくるのを確認すると嬉しそうに歯を見せて笑みを浮かべる。]
爺か、おかえり。
待ち人を探しておった。
今し方見つけたところじゃ。
…これで全てか?
[現れたモーガンとアーヴァインの姿に礼をし、ヒューバートに心底不思議そうに首を傾ける]
はて。
何か迷惑を掛けられたか?
[目を細めて少女の礼を受けゆったりとした動作で辞儀を返す]
言葉を操るのは誰もが為し得る事じゃな。
こうやってする挨拶とてそのひとつ。
儂が行う業も大して変わりはせぬ。言葉の持つ力、《言霊》がどのようにはたらくか、多少なりと気づいて居るというだけじゃ。
元来は剣を振り回すだけが唯一の取り柄という武人であった故、あるいは本義とは外れておるやもしれぬが、――。
義理堅い男なのだな。
自分が分からないのは確かに怖いな。
……もし記憶を全て戻したいと願うのなら、いずれは戻るだろう。
そうだな──。
失った記憶が例えば辛いものだったとしても、お前が笑って居られるならばそれもまた幸せなことか。
隠者 モーガンが「時間を進める」を選択しました
[困った様な笑みで]
分かりたくなくても、早めに分かっておいた方が良いよ?その方が、いざと言う時に後悔せずに済むから―
[自分みたいに、2度と取り戻せなくなってから気付いてほしくないから―そんな想いが*籠められていたか*]
わしは難しいことはよくわからぬ。
でも、心の作られ方は皆同じじゃ。
何者も誰かによって形と心が作られる。
そして心は育つものじゃ。
其れは独りでは容易ではない。
へんりえった、お主は見目もまだ幼い。
わしはお主の心が育つことを諦めはせぬ。
[何処か達観した少女の口調に眉尻を下げて呟き]
過ちも罪も、此処では必要とせぬものじゃ。
此処はそういう場所であろう?
「場を改めさせてもらえないだろうか」とは?
何を言っておるのか、ヒューバート。
いや何を申し出ておるのか、と問うべきか。
問うたところで、儂の望むのとは外れた方向からしか答えは返って来ぬだろうが。
だがあえて問おう。お主が自らに任じた業とは何ぞや?
[剄烈な光と瞳の奥に潜め、ヒューバートに問いかけた]
[幻術師の言葉に石榴石の瞳は獣の如くすと細まる]
[ほんの刹那だけ其処に浮かぶ色は何だったのか]
ねぇ、ヒューバート。
私は最初から礼儀を求めては居ないのよ。
そして私と貴方は似て非成るものだわ。
でも怖がらせてしまったかしら。
きっと私が気付かずに迷惑をかけているのね。
其れに関しては本当に申し訳ないと思っているのよ。
気紛れな私は今は此処に居るわ。
先の事は約束なんてしないけれど、
若し望むならば先の様に何時でも手を伸ばして頂戴。
[手にした実を食みながら、シャーロットの話を聞いている。]
…記憶が戻ったら、俺はどうなるのだろう。
[ただ、漠然とした不安。]
[手を懐に入れたまま辿りついたのは洋館の前。多数の人々がかわす言葉に耳を傾けている。そのほとんどは早すぎたり小難しかったりで理解できないのだが、それでも]
ヘンリエッタ……ヒューバト……
[呼ばれている名前を覚えようとしている]
[舞葉へ目配せをしてからナサニエルを指差し]
「ナサニエル」
[モーガンと番人の名前はわからない…申し訳なさそうに舞葉を見てから自分を指差し]
「すてら」。
お主の、名は?
[一度洋館を仰ぎ見て]
…立ち話もなんじゃのう。
皆、中へ入らぬか?
中にもまだ、人がおる。
[最後に添えた言葉は舞葉へ向けたもの]
言葉に魂が宿るならば、人形にも魂は宿るかしら?
[老人の言葉に問い掛けるのは純粋な疑問]
[武人であったと云うのには幾度か瞬いて]
武人の本義が何かも私には判らないけれど、
言葉は時に刀より容易く疵をおわせるとは思うわ。
[忍者の笑みにくるりと日傘を回して]
[籠められた想いの幾許かは汲めたか]
私のいざと云う時はもう過ぎてしまった気がするわ。
そんな貌しないで、ナサニエル。
貴方は今は一人ではないのだから。
知るか。
[突き放すように言い、やはり苦笑][どこか憐れむような目をして]
お前の道はお前の前に在る。私の道も同様にな。
先に何が待っていようとも歩くしかないのではないか?
歩き続けていれば、その先に願うものがあるだろう。
何を願うかは、人それぞれだがな。
――洋館の前――
待ち人か、儂のことではあるまい。それは――
[すてらに尋ね返して視線を追う。歩いてくる少年の様子はあまり平常と呼べるようには思えなかった。アーヴァインに目で尋ねても首を傾げるばかりだったが]
……少年。生身の者は苦手かね?
[彼から見取った生業を重ねつつ舞葉へ声を掛けた]
[すい、と大窓の外に視線を転じてみれば、そこにはちょっとした人の輪が出来ている]
……また随分と集って。
一体何を話し込んでいるのやら。
[見てみろとウルズと芹菜の二人に目配せ]
[口元にはさらに濃くした苦笑が浮かんでいる]
[呆れるような、面白がるような]
残念ながら爺のことではない。
其処の坊のことだった。
しかして、爺のことを忘れていたわけでもない。
名を訊き損ねていた…とは今思い出したが。
[腰に手を添えたまま、申し訳なさそうにモーガンを一度見遣り]
[舞葉へと名を伝えているらしき、すてらの言動。
彼女が己の方を見たことで漸く気づいた]
……ふむ。名乗らねば、判らぬか。
……不便なことよの。
儂の名は、モーガンと言う。
この村に随分と前から住んでいる爺じゃよ。
一体いつ頃から住んで居ったのかも、もうわすれてしまったがの。
…道、か。
[食べ終わった木の実の種を、前のテーブルへと置く。]
君には、見えているんだろうな。
振り返った背後の道も、足を向ける先に続くいくつもの道も。
…俺にはまだ見えない。
振り返っても、先を見ても…深い霧に覆われたままだ。
前を向いているのかも、わからないな。
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