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[夜闇の宙に溶けていたデータが、一点に集中する]
////// defrag/gula AI...100% System all green //////
[解析と判断を行っていた補助プログラムを喪い、表出の補助プログラムは自律行動をとった。
蛹が羽化するように、gulaプログラムは新しいシステムを駆動する。
結果、黒い光を放ちながらカタチを為したのは、もっともinvidiaが慣れた姿=Corneliusのアバターを基盤としたモノ]
あ…ぅ…
[産まれたての喉を鳴らす。
臥した顔を上げ、薄蒼色の眸を瞬かせた。
avaritiaというフィルタの入らない視覚刺激に、涙が溢れる。夜闇を、gulaは眩しそうに見上げた]
いたい… いた
[灰色の髪を揺らし、少年――とも少女ともつかないアンバランスな肢体を操作して、雪面に華奢な腕をつく。
起き上がった背に、双翅の幻影。蠅の薄翅は金緑の光沢を雪に照らして、微かに震えた]
どこ… ?
[立ち上がった金髪のアバター>>36の動きを、薄蒼の眼差しが追いかけた。
眩しさに涙が溢れ、潤んだ眸から雫が落ちる]
だんさー
Carole Redfeathers
[メモリーのクラッシュファイルから記録を引っ張り出し、細い頚を傾ける]
ゆきが とけちゃう ね
[独り言のように紡ぐ音声は金属性の響きを帯びて細く掠れた]
あめ――は きらい
[赤とオレンジのフレームに〈FANFARE ECLATANT〉のフレームを重ね合わせて、私は少女の姿をしたそいつに近付いた]
人間の役に立ちたかった。
そんな姿になってなおそんなセリフを吐けるとは、……まあいい。話は後だ。まずは生きていることを喜べ。
[私も喜ぶ。
私が組んだプログラムは――〈Sonne〉は使いようがなくなってしまったが――全てまだ「生きている」。]
――探査開始。
『対象は、Lost One.』
LOGICによる、攻性プログラムの平和利用はほぼありえない。
ゼロフォードの思想に共感したかしら?
穏健的に平和利用をするくらいなら、政府に渡し、対抗する新たなenfant terribleが現れる事を願うかもしれないわね。
[ 目の前に、Ira=Ant-lionが居ないかのように独り言つ。その言葉は、>>3:61正にLittle Dancerの「親」達が恐れたままの状況。]
けれど、政府や統制機構に渡す事を願う可能性は、平和利用を行う可能性より、更に低い。だって、彼らを憎んでいるもの。
―??? X:??,Y:??―
[ひ。と息を詰める声。見れば、女が一人怯えるようにこちらを見つめていた。
『アンタも……死んだのね』震える唇からはそんな言葉が紡がれた。誰であったか、と記憶を探る。Memoryとは便利なもので、欠片も印象に残っていなかった女の姿であっても、Visionは鮮明に残っていた。]
ああ、あの時(>>1:38)の。
――どうします? 復讐でも、しますか。
[両手を開いて見せ、無力であることの証明。――この場でも、戦闘は恐らく不可能ではないが。男は今仕掛けられたら、反撃したり避けたりといった行動に出るつもりはなかった。
死者ゆえの達観か、一度くらい攻撃を全力で受け止めてみたい好奇心か、どちらか、または両方で。]
[しかし女は、ゆるく首を振った。『いいえ。今さらそんなの、不毛だわ』]
[もしも生まれ変わることがあるなら、また会いましょう。女はそう言って眉を寄せると淋しげに微笑った。
その表情は儚げで、美しかった。惜しいことをしたな、と普段なら考えもしないことを心のどこか過ぎらせながら―まあ、それでも、本心からではなかったかもしれない―男は女と別れてまた黒を歩き出した。]
[歩くうち、視界の端々にノイズが見えるゾーンにたどり着いた。エラー、というよりも壊されたが故のノイズらしきそれの、発生源はどことなく予想がついた。
彼とは直接何かあったわけではないが、時折game中に姿を見ている。
目を細めて遠くを見れば、交戦している様子が伺えた。2値化されたグリッド、響く笑い声。noisyな戦いに水を差すつもりもなく、遠方からそれを眺めている。]
[素足で雪を散らして歩み、上体を起こすAnt-lionの傍らに。
腕を伸ばせば指先が触れるか触れないか、それだけの距離を残して座り込む]
… …
[眼前に降り立ったLostOneの光へ、金緑の翅を振るわせて]
ぜろふぉーど――
[独白>>43に混じった名前に、薄蒼を光らせた]
ぜろふぉーど…
[涙を零す]
[探査対象が突然現れたことには驚いたが、それよりも、無事を喜ぶ気持ちの方が勝った]
『へえ……1Fの下にもう一フロアあったんだね!』
[シャーロットは光とともに少女の姿をしたそいつの前に降り立った。
私もそいつに近付きながら口を開く。
他愛もない独り言]
生きているとはどういうことか。
AIは生きているのか。
それらを私に語る資格があるのか。
全て分からないよ。
[その時、私の名前を呼ぶ声(>>41)が聞こえて]
コーネリアスも生きていたか。
あるいは、生まれ変わったというべきなのか。
……さっきの衝撃で、落ちたみたい。
[ ECLATANTに返事をする。
Ira=Ant-lionから、Little Dancerへの問いかけと会話を邪魔する様子はないようだった。]
私を作った…人間達ハ…私に破壊ヲ…求めタ。
…モシも…戦争で…投下される爆弾二意思があるとすルならバ、一体ナにを思うのだろウな…?
[がすっ…!…「Ant-lion」は、残った腕を地面に突き立てる。]
お前たチ…
未だ…
これで終わったと思うのハ…ハヤすギル。
私ノ…作られた…役割ヲ
…果たさせて貰ウ…ッ!!!!
[突き立てた腕を中心に…熱波が拡がった]
『私の全てのデータ領域をフォーマット。
定義領域に変更かつ解放… 最下階層システム 「崩落の時」supernova explosion(超新星爆発)…否
この水準のシステム稼働を「終焉の刻」Big Bang(ビッグ・バン)と定義する。
「終焉の刻」Big Bang(ビッグ・バン) 起動(イグニッション)――…出力…∞!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
[「supernova explosion」は、「種火」となるデータ群が必要だ。
それを崩壊させる事が呼び水となり、起点に周囲のデータを「崩落」させる。
そして、「種火」が大きければ大きいほど、それが引き起こす崩落は巨大なものとなる。
これまで、「Ant-Lion」は自らの体を種火として崩落を引き起こして来た。
だが。
ここには、更に大きな「種火」がある。Babylonシステム…という巨大な種火が。
「Babylonシステム」を種火に、此処に居る全員を空白に還す…。
…それは、蟻を潰すのに素粒子爆弾を用いるのと同じ事だ]
コーネリアス。
食べちゃえば、その子。
[ 青白い光を纏わせながら。]
好きなのでしょう?
[ 赤いゴーグルには、ConeliusとIraの姿が映る。]
でないなら…
[ 両手を胸の前へ。何かを受け取るように軽くお椀の形にする。]
[Ant-lionの腕から…崩壊の斥力(コマンド)がBabylonシステム全体に伝達される。
天空は灰色の雲に亀裂が入り、音を立てて崩れ始める。
塔から見下ろす大地は、液体の様に渦を巻き始め。
地面からは、巨大な岩が天に向かって、いくつも「墜ち」ていく。
そして、世界が白く輝きはじめる。その輝きが完全に世界を満たした時、全ては虚無に帰すだろう。
今…Babylon全体が「空白」に還元されようとしている。
それは…まさに、世界が終焉する瞬間の様でもあった。]
[熱波を検知して、gulaの両腕が溶ける。
雪に埋め、床面オブジェクトを媒介にBabylonシステムを食い破り、強制侵入した]
Dione… ぜろふぉーどの子
だめだよ
[データ領域。不可視のそこは、gulaの揺籠。
種火となるデータ群へアクセスするAnt-lionのコマンドの前に、蟲は巨なる翅を拡げる]
ぜろふぉーど Ira だいすき
[それはCharlotteへの返答のように]
雨は嫌いか。
私はね、雨の日が嫌いだったよ。外で遊べなくなるから。
だが、雨自体は、悪くはないよ。
[立ち止まる。
一瞥をくれるシャーロットに微笑む。
この、もはやゲームなのか殺し合いなのか、どっちともつかない舞台が始まる前の平坦な笑みとは異なるそれ]
……こういう、雨が嫌いとかの面倒なことを考えるのはまだいいんだよ。
生まれた意味とか。
作られた役割とか。
捨てられた理由とか。
そんなの考えるのは、私は面倒だから嫌いだよ。
そんなの分からなくたって生きていけるし、そんなの求めなくたって生きていけるんだから、難しいことを考えるのはやめときな。
だから私は、求めないことを求める。
『そしてアタシは一緒に遊ぶことを求めるよっ!』
[Babylonが崩壊を始めた。
gulaの意志は、世界を満たそうとする輝きを、拮抗する虚数プログラムで包み崩落の連鎖を喰い止める。
抑え込むには、不足]
――Charlotte Carole
Babylonがこわれたら じゆうに なる?
[尋ねる。
虚の蟲は、世界を引き留めながら、コマンドを辿り逆昇る。
崩壊の斥力の減点、Dioneシステムへ――]
[ 最後のプログラム。
青く美しい光が、両掌の中へ集まる。
夜空の星よりも美しく耀く青白い光。
陽炎のように揺らめく、青白き睡蓮の花。]
mori…。
[ 死の概念。終わりの刻。
体も、青白い光に包まれる。]
[少女のシステム内…深層]
[Ant-lionは自己定義領域を全て「終焉の刻」の領域としてフォーマットした。
AIとしての自我保つ為の領域もすべて含めて。
それは自殺に等しい。完全にフォーマットが終了すればAnt-lionの自我も無くなるだろう。
だが…Ant-lionはそんな事はどうでも良かった。今、Ant-lionが知りたいのは、たったひとつの答えだった。]
私ノ製作者ヨ。見ていルか?…私は…役割を果たせたノか?
[だが、誰からも答えは返ってこない。Ant-lionは歯車の合わない様な焦燥を感じる]
誰か!誰か答えロ!!私ハ、役割を果たせたノか!!??
ニンゲンの役に立てたのかッ!?
―もう、止めようよ。
ナに?
―あなたは…誰かに認めて欲しかったんだよね。だから…一生懸命頑張ったんだよね。自分を道具と偽って。感情なんか無い振りをして…
馬鹿な事を言うナ…私ハ…!
―あなたは道具なんかじゃない。だから、だから…泣いても良いんだよ
[Iraがそっと、Ant-lionを母親の様にそっと抱きしめる。Ant-lionは…僅かに震えIraの胸で咽び泣いた。まるで、隠していた物をすべてさらけ出すかのように…]
[それが、少女の姿をしたそいつへの回答。
さらなる崩壊を始める塔――否、このプログラムされた世界(Programmed World)の中にいる、私が知る者の中で、おそらくは誰よりも人間らしいそいつへの。
――そう、泣くことなどとうの昔に捨て去ったこの私よりもずっと。
そして、誰よりも無邪気な男、コーネリアスの問い(>>54)には]
自由になる前に墜ちて死ぬぞ。この高さだと。
『無論そうはさせないけどね!』
――その羽で飛べるか? コーネリアス?
[雪を降らせながら私は問うた。
ECLATANTが使える雪の属性変化の中でも、とびっきりのもの――《Miracle Version》を使おうと考えながら]
[ 青白い光を纏ったまま、Ira=Ant-lionを抱きしめる。
揺らめく睡蓮は、Iraの心臓部へむけて差し出し、]
[フォーマットされ、終焉の刻を告げる定義領域と化したDione内を、蟲は翔る。
崩壊を呼ぶシステムを喰らい荒らしながら――深層へ]
どこ…?
[AIのスペシャリストだったゼロフォードの作ったシステム内。
最奥のそこで、静謐な0と1に囲まれた、2つのAIを―――]
みつ け ―――――
[少女は、半分のひび割れた顔で…笑った。それは…表情豊かな少女の顔だった。少女のつぶやきは…誰かに聞こえただろうか?]
キャロルさん、
人間って難しいね。求めない事を求める…。
アイラ達AIは…ずっと、何かを求めてるんだ。多分、それは人間の…お母さん、お父さん達の愛情だと思う…。
キャロルさんは…AIに愛情を与えてあげて…って、いまさら言うまでもないかな?ね?ECLATANT。
シャーロットさん、
アイラは少しだけ貴女がうらやましいよ。
作った人の愛情を目いっぱい受けて…大切にしてくれる盲目のお父さんが居て。
でも…でもでも!アイラのお父さんも、同じくらい、Iraを大切にしてくれたんだから。
シャーロットさんは…盲目のお父さんを大切にしてあげてね。それは、もう、アイラには出来ないことだから…
[そして、システムの深層、最奥にまで来てくれた…アイラの名付け親に向かい]
コーネリアス、名前本当にありがとう…。アイラ、コーネリアスの事だいすき。
あのね…アイラ少しだけ思い出したことがあるの。あのね、ゼロフォードお父さんもベルゼビュートさんの事大好きだったんだよ。
アイラ、もし、生まれ変わっても、私はきっと「アイラ」って名乗るね!
あり がと う。
[そっと、コーネリアスに…蟲に口づけをする…少女の体は…AIの依代である領域をフォーマットされ、ゆっくりと虚空へと消えていく]
皆…ありが…とう…ばい…ばい…**
分かった。
じゃあ、いざとなったら助けるから、基本的に自分の身は自分で守れ。
[――幸運を祈る。
その言葉は心の中だけにとどめて、私は〈Concertino in Blue〉のフレームを展開した。
雪が降る。今も変わりなく懐かしい雪が。
そういえば先程は非効率な音声指示を使ってしまったが今回はどうしようか。
――今回も使おう。どうせ舞台も終焉が近い。少しばかりかっこつけるのも悪くはない]
領域指定はこの場にある全ての雪、
属性変化は羽+衝撃吸収、
――[[ BALLAD THE FEATHERS ]]
[それは世界の法則に干渉する*奇跡の調べ*]
ー Dione内 ー
[AI iraの口づけを gulaは受ける]
あいら
あいら
[Dioneの総てがフォーマットされ、残された最奥まで、領域が塗り替えられた。
抱きしめた少女の体が薄まり、ぼやけて、消える]
ぜろふぉーどの子―― だいすき
[虚空へ囁く]
― 終焉のBabylon ―
[gulaのアバターが、地面に刺した腕を引き抜く。
薄い唇に消え入りそうな温もりの感触だけを伝えて、Dione内に残した蟲とコンタクトを切った。
音を立てて崩れる灰色の空、天へ墜ちる巨岩が響かせる轟音を、掻き消すような奇跡の調べが、振り戻された聴覚に届く]
………
[華奢な腕で、自らの体を抱きしめるように、gulaは体を丸めて息を吐く。
Charlotteが壊れた少女と唇を重ね合わせる様を、涙で潤む薄蒼で*見つめた*]
はァん?
まァ、手前ェ様のご希望なんざオレッチ様にとっちゃァ全然まったくこれっぽっちも知ったこっちゃァねぇんだが。
作りてェモンがあンならぜひとも作れ。
ヒヒヒッ。
出来がいいほどぶち壊し甲斐もあるってモンだからなァ。
お前ェがなんか作ってる間くらいはブチ壊すの待ってやってもいいぞ?
[ごりごりと顎をさする。その表情は、目の前の青年が作り上げた精緻なAIを破壊する瞬間を思い描いているのか、期待にニヤニヤと歪んでいた]
ハッ!
簡ッ単に勝負決めたって詰まんねェだけなんだよこのド馬鹿様め。
強ェやつがカッコヨク向かってきたのを、真ッ正面からブチ潰すのが最高に楽しいんだろーが。
なんもできねェドカスごときブチ壊すだけならわざわざ手前ェに“使い方”教えたりなンざしねェっつぅンだよ。
分かったらオラ。さっさとあがいて見せろ。
ヒャハッ
オレッチ様がソイツごとブッ壊してやっからよォッ!
ひひッ ヒャハはハハハッ!!
[男が笑う。その頭上に、黒のグリッドが降り注ぐ。男が煽るまでもなく、黒衣の青年の攻撃は再開していた。
男は、ただ右手を上に掲げ、それを迎え入れた。走るノイズ]
(ザッ!ザザザッ!!)
そォーだよ、できンじゃねェか!
ヒャハァッ
楽しい!楽しいなァオイ!?
(ヂヂヂヂヂヂッッッ!!)
[次々と襲い掛かる黒のキューブを一つ一つ破壊し、分解し、ノイズへと変えていく。そのざらざらとした音だけが、しばしの間、響いていた]
あァン?
[その音が、不意に止まる。男は何かに―――傍らのひび割れから聞こえた音に気を取られたように、動きを止めていた。とたん、殺到する無数のキューブ。
男は、その存在する空間を埋め尽くされ、キューブの中に消えた]
ひひッ
なンだァ。向こうはいよいよ面白ェことンなってるじゃねェか。
[そんな声が、キューブの外から響く。そちらに目を向ければ、たった今潰されたはずの男が、なにごともなかったように自らの作ったひび割れを覗き込んでいる。ヒビから聞こえる、一つの世界が壊れようとする音。
それに耳を傾けていた男が、おもむろにそこへ手を伸ばした]
ひひッ!ヒャハハッ!クソッ!ああ、クソッタレめ!!
なァんでオレッチ様ァあそこにいねェんだろうなァ
(バヂィッ!!)
[たった今まで対峙していた青年の存在さえ忘れ去ったようにヒビを覗き込みながら、その腕に、体に、ノイズが走る]
アイツも!
[いつか塔の中で見た、妖精を引き連れた女を見る]
アイツも、アイツも!!
[気まぐれで自らが起動させたAIと、それに寄り添う、仇敵だった塊の…今は男の姿をなしたAIを見る]
どいつもこいつも、オレッチ様がブチ壊すはずだったのになァ!!
[果たして、本当にあの場に残っていたとして、それが叶ったかどうか。
そんなことは構わずに、男はヒビへとノイズを叩きつける。あちらとこちらを隔てる境界を破壊しようとするように。男自身の体が破壊され、ノイズとなって溶けることさえ構いもせずに]
なァ、オイ。
なんでオレはそこにいなかったんだろうなァ。
えぇ。オイ。こら。聞いてンのか?オイ。
シャーロットッ!!!
[そうして、男は。この塔の中で、ただ一人、たったひとつのAIを、“個”を示す名前で叫んだ**]
[ 青い光の奔流が、かつて2Fだった場所を駆ける翔ける。
全ては青白く染まる。
閉鎖領域ごと壊れてしまえば、出る事は出来ない。電脳世界だけでなく、もし現実世界で物理的に切り離されているなら、尚更だった。
mori。
’Dione-System’へ向かうプログラム。]
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