情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[Corneliusの視線が一度こちらを向く。邪魔をしたろうか、と思う間もなく下方の二者も、Corneliusに気づいたようだった。
向く視線とかけられた挨拶に、MARIAが男の一歩後方で静かに一礼する]
御機嫌よう。お邪魔でしたか?
[微笑みかけるこの男も、gameの場にはひどく吊り合わないかもしれない。]
/*
iraめも>>瞬間移動能力を付けてみたんですが…バビロン側のキャラの特権と言う事で一つ。
そうか!! ヴィンくんが瞬間移動(時間を)出来るのもバビロン側キャラクターの特権だったんだ!!
4次元の方向に瞬間移動はチートだよ運営。
― 1F ―
……アイラ?
[その光景>>86を目撃した時、少年が浮かべたのは、驚きの表情。
確かに彼女は、空中に浮かんでいた。
そして次の瞬間、光に包まれて――]
消えた?
いや……瞬間移動、した?
[かつて居た世界には、"魔法"と名付けてそのようなプログラムを扱う者が居たのだ]
困ったなぁ……さすがBabylon側の参加者なだけあるよ。
[簡易MAPのホログラムを注視していなかったため、少女が何処へ移動したのかはわからない。
少なくとも、1Fの少女が居たと思しき場所からは、光点が消えていた]
アー。Babylonの人間ガ、イルはずだナ?この通信が聞こえるカ?
私ハ「ant‐lion」(蟻地獄)。
囚人達の処刑用のプログラムだ。
― 外 ―
『……俺を食べれば、アンタは過去を知る事が出来る。
LOGICが、電脳に詰め込んだ、電脳世界から掻き集めたあらゆるものがだ。』
[ pierrotは、塔とは別の方向を見ている。虚無を思わせる、真っ黒い空間を。]
『それをアンタは受け止められるかね。俺はアンタを観察していたが、まだ早いと判断する。何よりもアンタは、』
[ pierrotが、効果的に言葉を切る。……別の話題。]
『LOGICは幾つかの取引をした。LOGICの政府への憎悪は消せないが、アンタを組み替えない事、そしてアンタが政府を選ぶのであれば優勝した暁に考えても良いと言われた。馬鹿だ。大馬鹿だ。馬鹿げすぎている。全くもって0に程近い可能性。
――だが、奴らとの長年の憎悪と因縁自体が、信用にたるものだ。憎悪で出来た凍傷(や)けつく絆だ。』
[ 大きな抑揚、大袈裟な振る舞い、その全てはプログラミングされたもの。]
― 外 ―
『……俺を食べれば、アンタは過去を知る事が出来る。
LOGICが、電脳に詰め込んだ、電脳世界から掻き集めたあらゆるものがだ。』
[ pierrotは、塔とは別の方向を見ている。虚無を思わせる、真っ黒い空間を。]
『それをアンタは受け止められるかね。俺はアンタを観察していたが、まだ早いと判断する。何よりもアンタは、』
[ pierrotが、効果的に言葉を切る。別の話題へ移る。]
『LOGICは幾つかの取引をした。LOGICの政府への憎悪は消せないが、アンタを組み替えない事、そしてアンタが政府を選ぶのであれば優勝した暁に考えても良いと言われた。馬鹿だ。大馬鹿だ。馬鹿げすぎている。全くもって0に程近い可能性。
――だが、奴らとの長年の憎悪と因縁自体が、信用にたるものだ。憎悪で出来た凍傷(や)けつく絆だ。』
[ 大きな抑揚、大袈裟な振る舞い、その全てはプログラミングされたもの。]
−1F−
−ゴミ置き場−
[やがてたどり着いたゴミ置き場で、男はどさりとゴミの山へ身を投げる。
アバターの全身を弛緩させ、あらゆる自発的な動作を立ったその姿は、傍目には本当に眠っているように見えただろう。そうして男はデフラグと破壊された箇所の再構築アプリケーションをオートで走らせる。
トビーと対峙したときのヤマアラシの針。2Fからの落下の衝撃。そして先ほどの連続した過負荷は、やはり相応のダメージを与えてはいたのだ。ただ、そのダメージがノイズとして表出するため、見た目に分かりにくいだけで。
それらを治療しながら、男は一人でまどろんでいた**]
>>86
邪魔はしらない
[ECLATANTへの興味は、命題というほどの優先事項ではなく。
ただ、ソレの持つ情動によって齎されただけのものだった。接近行動が破綻したことに、負の反応は生じない]
ごきげんは問題ない
…Chlonoise? 2階へおりる?
どうぞ
[立ったまま、譲るような仕草を模して手を動かす。
階段の幅は広い。だがすれ違おうとすれば――どのようなアタックプログラムの持ち主であれ――間合いに入ることは間違いなかったが。ソレの原始的な生存欲は、敵対行動を示さない相手には呆れるくらい無防備だった]
定時連絡ガ出来ていなクて、済まナい。
スこし、厄介ナ事が起きタ。
私は、とアる犯罪者の作った大量破壊プログラムにBabylonから上書き、搭載されてAIなのダが、あろうことか、元のプログラムのAIが完全に削除されておらず、体ヲ乗っ取られテしまった。今は、この通信を送ル事が精いっパいだ。
スマないが、暫くの間、囚人達の処刑はそちらに任せたい。
以上ダ …又、おって連絡すル。
『ゲームみたい? アタシは色んなおとぎ話(Fairy Tales)みたいな状況だと思うけどねっ!』
[私の切羽詰まった言葉に軽口を返した後]
『こーんーにーちーはっ』
[この場に不釣合いな挨拶に返すのは、やはり、この場に不釣合いな、明るい声。
男の傍らに浮かぶ球体の動きを視線の端にとらえ、ECLATANTはあろうことかその球体に手を振った。
一方私は、男が球体に触れるのを見て]
あんたが聞いてなくともその球体が記録してたのか?
だったら話は早い。
――私なんかに構ってないでBabylon's Characterを倒しに行け、コーネリアスとかいうやつ。
[これは遊びじゃない。ましてやおとぎ話の中でもない。
だから、危険な力を持つ者を、自ら倒しに行くような真似はしない]
/*
それから大技暴発フラグだが。
目の前でロッテが死ぬ
これ個人的には大ありだけど世界観的にはどうなのさー
すまんね頭がディストピアしてなくてー
レギオン――?
[avaritiaが収集し、ソレに理解出来る形で還元されている情報を咀嚼して、虚の瞳をCaroleに向ける。
手を振る妖精に、不自然なほど自然に表情が緩んだ]
Babylon’s Character?
なぜ ゲームにいるのかな
[開始時に流された放送から、お互いに闘い、殺し合うという主旨だけを汲み取ったソレの定義と理解から、主催側の人間が参加者に混ざっているという状態は外れていた]
たおす?たたかう?
LittleDancerは たたかわない?
[iraは何処へ行ったのか――しばらくは1Fを探索していたものの、その姿は見付からなかった。
そもそも同階層に向かうのならば、瞬間移動の必要はないのではないか。
そう判断するに至り、少年は階段へと向かう。
更に上の階層から降りて来る人影には、今はまだ気付けない]
― 2Fへ ―
― 外 ―
[ pierrotは暫し黙り込む。熟考という名のシミュレーション。]
……。
イラ。
[ 細かい意匠が施された「塔」外観、黒の景色、終わる事なく降り続ける雨。
塔の外には、殆どセンサーアイは見られない。大多数のセンサーアイは塔内を漂い、塔の中で行われる闘争を送信しているのだろう。]
― 2F ―
[迷路のような階層。
特に目的がなければ、通路を歩く事そのものを楽しみたくなりそうな設計であるが、今は事情が違った。
この階層で一際memoryに色濃く残っているのは、Carole、そしてECLATANTと遭遇したあの書庫だ。
そこへ向かう通路を正確に辿り――そしてホログラムに視線をやれば、二つの光点が近付きつつあるのがわかった。
移動しているのが自身を示す光点。
書庫の位置で静止しているのが――他の、参加者]
――そこにいるのは、誰?
[書庫の前に立ち止まり、声を掛ける。
defence mechanismsには起動準備をさせていた]
これはゲームじゃない。
[男――コーネリアスの発した言葉に表情が露骨に強張るが、それも一瞬のことだった]
なぜいるか……?
Babylonのキャラクター、殺し合いの側のキャラクター。
おおかた犯罪者達を効率よく殺すためだろう。つまり……ああ、やっぱり危険だな。
[何か特殊なプログラム、ECLATANTが言うところの「ずるい力」を持っていてもおかしくはない]
私は――
[迷う。命が惜しいから戦わないと言うつもりだったのに、なぜか、言葉が出てこない]
アイラ……ira。
そう、きみがそうなんだね。
[呟いて、少女>>98ににこりと微笑む]
さっき……1Fできみを見掛けたとき。
不思議な顔をしていたけど、あれはどうしたの?
[問い掛けるのは、純粋な興味から。
攻撃プログラムはまだ使わない。
ピンクのハートは、常と変らぬ様子でゆっくりと浮かんでいた]
[なんだろう?不思議な顔…言われて、随分泣き続けていた事を思い出した。何故か思わず、「恥ずかしさ」を感じ、少女は赤くなった顔を俯ける]
その…私…ここに来る前の事を何も知らなくて…何故、ここに居るのかもわからなくて…
そう考えたら、凄く寂しくて…うぅ…ぐす…っ
[喋っている間に、今度は「寂しさ」を思い出した少女はまた、ぐずり始めた。でも、自分の生きる意味を探しに行こう、と。スクラップから立ちあがった少女は涙を振りはらい、先を続ける]
…だから!私は、探すことにしたの。私がここでするべき事を。ここで何をすればいいのかを。
―階段―
それはよかった。
[『ごきげんは問題ない』と発言するCorneliusに人好きのする笑みを向ける。
先を促す仕草は警戒の色一つ見せていないようだった。このまま殺してしまおうか、という意識がほんの一瞬だけ過ぎる。]
いえ、特別用があって降りてきたわけではありませんので。
[譲られた段は降りない。事実ただ当て所なく移動していたので、むしろCorneliusやLittle Dancer達と出会ったことそのものが収穫であり、この場を移動する必要はなく思えた。**]
犯罪者?
[困惑したように、眉が数mm、寄る]
――罪のあるもの
[AIが破壊され消失すれば、マスターも死ぬらしい。ならば犯罪者を殺すというのは、そういう意味だろうと解釈する。
ソレが自身の制作者に関して所有する情報は極めて少ない。作り出し、ここに送り込んだ。
指示は「お前の好きにしろ」――勝利も生存も、マスターの解放も、求められはしなかった]
[戦う、とも戦わない、とも言わない女性を虚で見つめる。
餓えを感じた]
Little Dancerは たたかわない?
金のdata… カケラ あれの解析には pieceがたりない
そう。ぼくも何故ここにいるのかはよくわかってないけど――
……どうして泣くの?
[泣く、という感情表現は理解出来る。
が、少女の寂しさまでは理解出来なかった。
同情するでも、慰めるでもなく、ただ疑問を浮かべて少女を見詰める。
ややあって、少女は涙を振り払うように立ち上がった]
……するべき、こと?
[彼女はBabylon側の参加者。Charlotteにはそう聞かされていたのだが。
gameの主催者に遣わされた者が、目的を知らないなどあり得るのだろうか?]
アイラ。
[名を呼んで、少女に一歩近付く]
『これ』は、どういうこと?
きみは何か、知っている?
[両手の掌を受け皿の形にして、その上に黄金の鍵―code―を具現化させる。
そして単刀直入に切り出した]
[彼らの会話を聞きながら、意識層に直接介入してくる声に答える。機械音じみた、会話より機能に容量を割いたらしいプログラムからの通信。
定時連絡の有無についてから語りはじめる彼に、同じく通信を割りこませた。]
いいえ、別に構いませんが。
どうせIrvineもまともな連絡は寄越してきませんでしたし。
しかし、処刑プログラムが動けないのは厄介ですね。
私はそれほど戦闘向きのプログラマではないんですよ。
[game開始から何人の参加者を手にかけたか数えきれないレベルに達しているというのに、何でもない事のようにあはは、と笑ってみせる。]
― 外 ―
ねえ、私はコピーなの?
[ 雨が続く。pierrotは熟考中だ。
>>1:71 メッセージの言葉を投げかける。
pierrotは、顔だけをこちらへ向けた。]
zero 02 and A's copy.
この事知ってる?
私に何か関わりはあるのかなって。
[ seraphが、◆黒い水晶になってから、やや強張っていた空気を解すような微笑みを浮かべた。けれど、pierrotは、]
/*
2時やで!
うーんしかしなんというかこの…もっさり感。コアズレがこんなに恐ろしいものだったとは。
すいません私もちょっと活発に動けない理由が……
[「もしこのまま逃げ続けることを選んだならば、『彼らに認めてもらう』という目的を放棄することになる」と主張する私もいれば、
「目的よりも命が大事だ。それに、『電脳世界で遊ぶ』というもう一つの大事な目的はもはや果たせない。果たすためには死ぬわけにはいかない」と主張する私もいる。
迷う。悩む。
こんな時に指針となったのは――そうだ。色んなおとぎ話(Fairy Tales)だ。
知恵と勇気と他にも色んなものを駆使して、幻想世界で遊んだり、危機に立ち向かっていく物語。
だけどそれはあくまで、私がまだ何も知らない子供だった頃の儚い思い出。
この世界では幻想世界のようなきれいごとは通用しない]
私は……あんたがBabylon's Characterでないならば、戦わない。
[逆ならば。Babylon's Characterならば戦うのか。
答えはいまだ出せないまま]
金のデータ……あんたも持ってるのか?
[4枚目のフレームの中身。まだ解析はしていなかったので、それが「カケラ」であることを、この時初めて知った]
さて、誰にしましょうか……
[通信から意識を逸らすと、人の集まりつつある2Fへ走査を巡らせる。]
標的のリクエストとかは、ないんですか?
[定時連絡すら取りにくいプログラムにも、一応意見を問うてみた。
一任された時点で明確な答えがないことは大体は理解しているため、答えがないのなら自己流に選ぶつもりで――]
[少年の何処か剣呑とした雰囲気に少女は思わず、半歩、後ろに下がる]
鍵…?
[少女は、興味を感じ、少年に近付き、首を傾げて覗きこもうとする…とその途端、少年の手の中の鍵から一瞬、光が少女の額に照射される]
―!!!
[瞬間、表情豊かだった少女の顔が能面の様に無表情になる]
…
…そレは、「Irvine」の鍵カ?
理屈は分かラんが、その影響でワタシに、一時的に権限が戻ったよウだ。
礼ヲいうべきかな?
[それは、先ほどまでの少女の声とは似ても似つかない、ガラスをこする合わせる様な不快で無機質な音声だった]
>>107
…戦わない?
[女の言うことには矛盾が孕まれている。
”効率よく”数を減らすことを目的に主催側の参加者がいるのだとして、他の一般参加者同士が戦いを停止する理由になるだろうか。主催の介入を排除したとして、”効率悪く”数は減り続けるのでは。
avaritiaの思考を、争いに興味の薄いソレは聞き流した]
Legions...Babylon’s Characterはしらない
定義がない
ぼくがLegionsでないと 判断はできない
[通信と傍受の隙間、何処からかコメントが紛れ込む]
=begin
ほう。
Little DancerはBabylonの手の者のみ倒すと。
そんな悠長にしていて、生き残れるgameではありませんよ。
=end
私の主な任務ハ、私自身…つまり、このプログラムの殺戮力のテストだそうダ。
囚人達の削除は、二の次と言われテいる。
よって、ターゲットは、そちら二、一任すル。
『ロッテ。それは誰から聞いた?』
[ pierrotが、一歩踏み出す。ぱしゃん、と小さな音が響いた。]
……え?
『そいつは、LOGICの記憶、電脳の中と、
LOGICによってアンタに関わる情報を持つ、俺とが知る事だ。
それ以外に知っている可能性が僅かでもあるのは、「サイバージェイル」に関わる奴だけだ。』
……、サイバージェイルの関係者。
いえ、待って。
それより、本当に私に関わりがあるってことなの?
[ pierrotが言葉にするのを躊躇う。]
[主命題がないために、無目的な捕食と自己形成を行って来たソレに、興味の延長の情動が灯る]
情報が たりない
データ… ぼくのものと同じ?
[avaritiaから転送された中途の解析画面をinvidia上に展開する。片手を上げて、アバターの一部を変成させて画面を投影した]
同じ?
元は この3倍のdata sizeだったはず
このままでは 解読不能
……誰?
[黄金の鍵を見せた途端、少女の様子が明らかに変わった。
仮面のような無表情に、無機質な音声]
Irvine……その名前、さっきも聞いたよ。
きみは何者?
鍵を持っているのは――Babylonのプレイヤーなのは、きみの方?
[iraを名乗る少女は、何も知らないように見えた。
ならば――と、明らかに別人のような声に問う]
今の言葉は、私に贈り物をした誰かが書いていたものだよ。
[ pierrotに、>>1:71>>1:76何時の間にか視界に見えていた事を話す。]
誰なのかは分からない。
けど、Irvineの消失と共に欠片のデータが流れ込み、
Irvineと同じように、iraの解析の時も同じく黄金の欠片が視えたわ。
[ − Analyze target select −
今も、視界には青白い文字が見えている。]
[トビ―の質問を受け、無機質な声は淡々と返事を返す]
私ハ「ant‐lion」と、定義されている。
お察シのとおり、Babylonが用意した、囚人抹殺用のAIダ。
又、ワタしの任務はこのプログラム…私の殺傷力のテストだ。
…あろウことか、別AIに、権限を奪われル失態を犯したガな。
そうダな。折角、権限を戻してくれたノだ。
オマエ、テストにツき合って貰おうカ?
[片手で無造作に、トビ―の肩を掴もうとする]
アントリオン……?
[少女は別の名を名乗る]
囚人抹殺……。なるほど、gameに勝たせないためのAIなんだね。
だから瞬間移動みたいな『魔法』が使えるんだ。
[ira――ant‐lionの片手が、伸びる]
テスト、だって?
[ant‐lionの片手を、分厚い表紙の本が遮った。
defence mechanismsの起動――環境に応じた防御態勢]
本番だよ――ぼくにとっても、きみにとってもね。
[具現化した本の盾は、巨大化して壁となる。
その隙に大きく後退すると、攻撃のためのobjectを探し駆け出した**]
『全定義領域を解放… 最下階層システム 「崩落の刻」 supernova explosion(超新星爆発) 起動(イグニッション)――』
[それはIraが起動しようとして出来なかったプログラム。
…トン。
少女の右手がトビーが起動したdefence mechanisms…本の盾に添えられる。
その瞬間、次元が歪み
「Babylon」の世界自体が明滅した。
圧倒的な処理量のコードが、少女の添えた右手から「世界」に注ぎこまれる。
それは一瞬とはいえ、スーパーコンピューターを幾台も並列で稼働させているだろう「Babylon」の処理許容量すらをも上まわった。
明滅が終わった後、少女の前にあったのは半径3m程の「空白」だった。
防御に敷かれた本は無い。少女の右手首から先すらも無い。比喩では無く「真っ白な空間」。
[Babylonに、記録されていた位置情報、場所情報、全てを消し飛ばしてしまったのだ。]
…ふム。右手首から先を代償に3m半径カ。
[「ant-lion」は自らの無くなった腕先を見て思案げに呟いた**]
『戦わない?』
[コーネリアスの疑問符つきの言葉(>>109)と同じものをECLATANTも発した]
『それは困るよ、アタシの存在目的の一つに反するよっ!』
騒ぐな。それくらい分かってるよ。「今は」戦わないという意味だ。
[矛盾には気付いている。
殺し合いの側の参加者がいようといまいと、相手を倒さなければ生きられないのには変わりないのも分かっている。
だが、現実よりもずっと「ゲームのよう」な現況に、私の心の奥底が興味を示して、訴えかけているのだ。
――遊ぼう、と。
仲間を集めて、敵を倒して、それから――
私が思案にふけっていると、唐突に四枚目のフレームが展開した。
補佐AI権限で、解析が行われる**]
/*
読み違えた……かな。だったらすまん。
あと相変わらず元気にこんなセリフ思いついた。
『カケラは――お宝は三つ? 全部集めれば黄金郷(El Dorado)への扉が開くのかなっ?』
とりあえず独り言に埋め埋め。
― 外 ―
『ハ、まるでゲームだな。まだるっこしい。
好意的な見方をすれば、政府や統制機構に対して反感を持っている人物の仕業か。』
悪意的に見れば?
『情報が足りんよ。だが閉鎖されている筈の電脳空間に混入を行なったのなら、バグを突付いて「サイバージェイル」へ警告を与える何らかのテストかもしれん。』
White Hat Hacker(ホワイトハットハッカー)のように?
[ pierrotが、ニヤリと笑う。
もし後者の場合であれば、この鍵は偽物の可能性もあるだろうし、本物である場合、贈り物を送ってきた相手はサイバージェイル内の混乱を楽しんでもいそうにも思えた。]
[ その時、]
!
Babylonが!
[ 閉鎖空間が明滅を繰り返す。塔内部の照明も明滅を繰り返し、異常が起こっているように思えた。]
これ……どういう事。
サイバージェイルが何か手を打ったということ?
[ 明滅は一瞬で直ぐに終わった。
その明滅は、「サイバージェイル」ではなく、iraがsupernova explosionを起動させた事による高負荷によって発生した状況だったが、その事はまだ分からずに。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新