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[男の存在感が、急激に薄く朧になっていく。
喧騒の中にあって、エアポケットのように周囲に静寂が漂い始め……微かに立ち上っていた気でさえもが、拡散し虚空に*消えていく。*]
……頼むから、ジーン…っ!
もう何も訊かずに、私と――――
〔それは叫び。背は壁際について、黒ずくめの男が動こうとするその瞬間に初めて、ほんとうに漸く…男装の女は悲鳴を上げることができる。〕
一緒に戦ってくれ…!!
〔女は右腕で左腰から"大きすぎる針"を抜いていた。そして自らの「左」を庇う。剃刀ではないのは…万が一にもいとしい影の身を傷つけないため。…何故「左」か?――それは彼が…女に容赦をしない苛烈な男だと知っているから。〕
もうこんなに私は、君のものだろうっ……!!!
〔鼓動は最早、一続きになるほどの速さ。〕
〔インパクトの瞬間が来るとするなら…女が自らを庇う針は一瞬エメラルド色の輝きを放ってから――ふっとその存在が「消えた」かの如くその姿を消す。硬度10…ダイヤモンドの完全に*透き通る針となり*〕
――???・階段へと続く廊下――
――…ハ、ッ…
〔痛みを忘れるほどには、女は酒を口にしていない。
併し、今は何の鎮痛剤よりもローズの元へ向かう衝動が強い。〕
〔……足音は革靴にも拘らず控えめ。しなやかな疾駆。〕
〔影たる痩せぎすの男との決着がどのようにつけられたか、
またつけられなかったか――女が受けた手傷の有無について
今廊下を走る女の様子からは窺えない。疲労は横顔に表われる
ものの、胡桃色の瞳からは気力は失われていない様子。〕
…ジーン。――
〔闇たる男はいま女に死を与えるために追ってきているのか。
それとも誰にも感じられないだけで共に走っているのか。〕
〔――振り返る女の眼差しは、*彼を頼って戦場へと誘っていた*〕
〔そして辿り着く、階段の踊り場。其処が女の戦場だった。
胸が抉られるように痛む。階下では、ローズとラッセルとが
戦いを始めているのだろうか――女には、見ることが許されない。〕
……ッ、…!!
〔焦燥感。それは目眩すら感じるほどの。
傍に誰かいるのか…女にはわからない。〕
…私は…素直じゃない。
とことんまで追い詰められないと…素直になれない。
〔食い縛る歯の間から、声を漏らす。怯えて肩は震える。〕
私には、真実を貫く力はあるけれど…
誰の過程もわからない。
だから面白くて、惹かれて…
誰も失いたくないんだ…
〔失うこと、失わせること。何よりも女は恐れている。〕
"WidowedGentleman" オードリーは、"StiweardShip" ラッセルへ向けて、階段の踊り場から叫ぶ。*「勝ってみせてくれ"Gamer"…それが私と君との勝負だ!!」*
[静かなる狂気を携えたまま、足許で跪く部下をあやし。目の前の男を瞳に捕らえながらも、しかし思う相手は、未だ微かに残り香が漂う件の女(ひと)の事――。]
未練…がましいな…。わたし…。
[握った筒状の金属にきゅっと力を込め。呟きに自嘲を滲ませる。]
どうしたら…忘れられると思う?どうしたら…目を逸らす事が出来ると思う?教えて…わたしを導き賜える人…。
そして与えて?目の前の君よ。
わたしに、何もかも捨てられる程の、愉しい一時を…。
[果たして女の願いは、聞き入れられるだろうか――]
[足元で撓るに留まったローズの部下に少しだけ残念そうに眉を上げ、戯れで此方の持つ切っ先を自分の指に押し当てる。流れるのは一筋の赤い雫…雫はそれ以上膨らむことはなく、重力に従うまま銀色の刃を辿る]
本当に未練がましいな、ローズ。
忘れられないのなら奪いに行けばいいと前にも言ったのに。
忘れられないのなら彼女から全てを奪ってしまえばいい。
そうすれば彼女は貴女だけのものになるよ…永遠に。
忘れたいのなら殊更簡単だ。
全てを止めればいいんだよ、心も…身体も。
貴女が望むのなら導いてあげよう、僕を愉しませてくれるのなら。
[指から離れた切っ先は青年の身体に何も残さない…一滴の痕跡以外は。ポタリ、と床に紅が落ちる瞬間が合図、後ろに跳び退くのと同時に柄にワイヤーのついた切っ先を今度はローズへと向ける。円心を利用して、切っ先が望むのは眼前の天使の紅、音を鳴らして空間を大きく凪ぎ]
[目の前の男が自らの手で、一筋の朱を零(あや)す。
戯れの姿。耳を伝う言葉。全てが何処か夢物語のように感じる。]
[「酔っているのかしら…?」
女は自問する。
しかしその答えすら。自分自身でも出せない。]
そうね…。
奪ってしまえば…きっと…楽…。
でもね、StiweardShip。わたしは永遠なんて望んでいないの。刹那があるからこそ…わたしはこんなにも渇望するも
のだと思うの。
忘れる事は簡単…?果たしてそうかしら?
肉体の死を以て、身体の機能は停止するけど、心は永遠に続くのよ?
それでも…貴方はきちんと導いてくれて?愉しませることが出来たなら…。
[鮮血の水滴が床に落ち滴る瞬間、目の前の男が残像に変わる。瞬間、鋭い殺意が女へと向かって飛び交う。魂を奪う為に。]
でも残念ね。わたしは簡単に貴方へ命なんて預けないの…。
[アンクレットに通された鈴の音が、ひとつ宙に舞う。
同時に女は身をかわして僕を床へと滑らせる。足許を這い、獲物の首を狙う蛇の如く。]
[しかし空を切るラッセルの攻撃に、白い肌が艶やかな朱を纏うのも確かで。
女の身は、LatestOpeとの戯れから確実に俊敏さを失いつつある。]
─回想・B2F"Red"floor─
[す、と影の男が無造作に前に一歩踏み出し、」
[ギャリギャリギャリ─…ッ]
[異様な音を立ててオードリーが構えた“針”に金属質の鞭が巻きつく。
左手首から生えているかのように見えるそれを、影の男は左腕ごと大きく振って、強引に揺さぶりをかける。]
[そして。
体勢が崩れるのを確認もせず、間髪入れず更に前へと間を詰める。]
…なるほど…そういうことか…。
貴女とWidowedGentlemanもよく似ている…。
[何かに納得したかのように小さな言葉を零し。足許を這う天使の僕からは逃げようとはせず、むしろ迎え入れるように影が近づくのを待つ…もしも鮮血を生む音が鳴るのなら、その瞬間青年が浮かべるのは苦悶ではなく愉悦の表情]
貴女も勘違いをしているな…。
僕は遊んでくれる人には敬意を示すけれど、
全ての面倒を見るとまでは言っていない。
僕が導けるのは貴女が眠るその瞬間まで…
あとはどうなろうと知ったことではないよ。
だって、全てを奪おうと思う程…僕は貴女に情を抱いていない。
…貴女とWidowedGentlemanを見ているとこの言葉を思い出すな…
――If you run after two hares, you will catch neither.
…そういうことだよ。
[フロアに咲く二輪の赤い花に目を細めるだろうか。切っ先を彼女から引き、身体に纏わりつく影を振り払うと再び風を凪ぐ音を響かせる。急所を狙うのではなく、更に多くの花を咲かせる為に]
《業務連絡》
キャロルに関してですが、残念ではありますが、こちらに来て頂けない以上は処刑票を投じざるを得ないと私は考えています(一応突然死設定はONにしてありますが…)。
キャロル(の中の人)にもいろいろ事情はあるかと思いますので、村建て人としては「来られるようなら1発言でも構わないので来て下さいね」と言わせていただきます。
――回想・B2F"Red"floor――
――…ッ…!!
〔女が持つ針は、インパクトのタイミングをずらされると気の通りが鈍くなる。大きく揺さぶられると、途端に左肩へ鋭い激痛が走り女は苦痛に容貌を歪ませ〕
…っくぅ…
〔体勢は――無論崩れる。併し此方はフロアの隅を既に背にしていて退路はない。押されるような格好になるのを…思わず抱き留める。…否、腕に感じられはしないのだろうが…女が見るイメージの世界では、彼の腰を支えにするに似て…振り飛ばすような投げを打つ〕
〔影の拳は、投げを打つ女の大きな挙動に遮られるか。女は壁際から逃れることはせず、虚空へ彼の輪郭を見始める。〕
…ッ、ハ…
…ジーン。…君の腕が見えない…?
これが、「知らない」ってこと…か…?
[もし使い魔達が、青年から滴り落ちる鮮赤に喉を鳴らしたなら。
女は微笑を粧うだろうか?]
――ん…っ
少し違うわね。わたしは全ての面倒を見て欲しいとは言って居ないわ。
わたしは1か0を求める人間。だから中途半端は嫌い…。
あなたがわたしの命を奪える時は、わたしの全てを奪おうと思ったとき…。
だからまだ貴方にはわたしの命は奪えない。奪わせない。たとえ貴方の一太刀で命を落としたとしても…。それは貴方が奪った事にはならない…。
[遮られた拳の先から──極細の鋭刃が4本すべり出てくる。
延びるその軌跡の上に肉があれば、切り裂かんというように。]
[影の男の姿はぼんやりとぼやけ、薄靄よりも朧で。
攻撃する瞬間の、気の集中でさえも細い糸のよう。]
[が、それでも。
男は『まだ』完全に姿を消してはいない。気配を絶ち切ってはいない。]
[耳を掠める風音に、女はヒール音を鳴らす。逃れる為か、それとも誘い込んでいるのか。
真実は彼女しか知らないのだけれども。]
ねぇ、StiweardShip。
花弁を散らすなら、もっと綺麗に散らせて見せて?
わたしは醜いものが嫌いなの。
[口許に浮かべる挑発的な微笑。
しかし踊る心臓は、確実に死の誘惑に捕らわれていて――]
[青年の黒い服は更に濃く染まり…しかし侵食を進めることはない。そのことに面白くなさそうに陰鬱な吐息を零し]
…1か0を…本当に?
僕にはそうは見えないけれど…
貴女の言葉と、心には…
数多の矛盾があるような気がしてならない。
――ア……!!
〔シャンパンゴールドのジャケットが、突き出される爪に皮膚ごと裂かれて鮮血を散らせる。女の胸元には、浅い4本の傷が刻まれて…身を低く片脚で持ち堪える〕
…そんな。ジーン…
〔呆然と、併し直観の世界で意識を彼に傾けながら女は呟く。――胸の傷に驚いているのではない。直に響くような、彼の吐露…聴こえてしまった其れに、瞬時だけ女は身を守ることを忘れた。〕
……君は…私に"恋"をしている…? …
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