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私は…自分自身を守れない怒りの感情を使って、
ジーンを守れない口惜しさの感情を装った。
ダニエル兄とローズは、それを汲んでくれるだろうか。
もうあとは…私自身の在りようがことの勝敗を分ける。
そのためには、…皆にどうやって頼るかだ。
味方の…逆を思うと嫌な言葉だな…中には、
私にとっての私はいない。それはダニエル兄だったから。
――積極的に、頼る。
難しいけれど…もう一度皆と言葉を交さなくては。
皆に私を諦めさせる酷を、強いさせないうちに。
─回想 B2F・スタッフ専用部屋─
そう。それは君の死体だ。
君は死んだのだ。
[アーヴァインの背後から、影の男が囁きかけた。
半ば影に溶け込み、蒼白い顔だけがぼんやりと薄闇に浮かび上がるその様は、正しく幽鬼の如く。
眸に湛えるは虚無の闇。]
正確に言えば、君はアーヴァインではない。
「影」によって収集された情報に基づき、「影の領域」内でシミュレートされたアーヴァインの仮想人格だ。
…自分の言うことが理解できるか?
[淡々と語りかける言葉に、アーヴァインの「亡霊」はのろのろと振り向き、影の男を見た──非情な魂の収穫者を。]
[虚ろに見詰めるだけのアーヴァインの反応に、影の男は僅かに頭を傾けた。]
シミュレートは完全ではないのか?情報が不足していたのだろうか。
[その口調はあくまで平静。]
[突然アーヴァインの口から、低い呻き声が洩れた。それまでだらんと垂れていた両の手で顔を覆い、がっくりと膝から崩れ落ちていく。
何事か言葉にならぬ言葉が発せられたとほぼ同時に男の姿が薄れ始め、血溜まりとなった床に波紋を立てずに膝をついたその時には、陽光の下の靄のように散り散りに消え去っていた。
その一部始終を、影の男は瞬かぬままにずっと見詰めていた。]
[監視カメラは相変わらず、何も変わらぬ倉庫内を映している。
アーヴァインの死体も、その亡霊も影の男も、何一つ記録には残らない。
改ざんされた映像が、アーヴァインの最後の立ち寄り地点を不明にさせ、死体の発見を遅らせるだろう。
全ては順調にいっている……これまでは。]
[紅の髪の麗人に暫し留まった視線はまた、順番に他のメンバーへと回らされ、]
──君は、君たちは大事なことを見落としている。
我らが何を求められているのかという前提を。
では。
[それだけを言い捨てると、黒い男は踵を返し、青い光の降り注ぐダンスフロアへと*消えていく。*]
――エレベーター内――
[Bluefloorの喧騒から逃げるように立ち去った女は、その足で無機質で無重力な箱に駆け込み、壁に寄りかかり一つ溜息を吐く。
純潔を思わせる真白ワンピースは、今は血の匂いを漂わせ。身に纏う者を狂気の沙汰へと引き摺り込もうと手招きをしている。]
「――恋をした訳ではあるまい?」
[動くモーター音に、ふいに何時かの言葉を思い出してしまい。女は冷たい感触に抱かれながら苦笑を漏らす。]
――いいえ、恋などして居ないわ?ただ、あの人を純粋に愛しただけよ?
殺めてしまいたい位、純に…――
[留まる事を知らない機械は、彼女の呟きを飲み込みながら、暗渠へと沈んでいく。
静けさを保ったまま。規則正しい*音だけを立てて*]
――3F "Blue"floor ラウンジ――
〔吹き抜けの空間から昇り来るサウンドは、却って間近で聴く其れよりも奥深く身体全体に響く気がした。ゆっくりと身体から酒が抜けるのを待つうちに、見下ろすフロアの蒼へ漠然と思うところを探す。去り際の影の言葉を幾度も想い…〕
…ン。……そうだな。
皆を愛してると言いながらも、
せっかくこれだけ非情になったんだ…
せめて交す中で個々に潰されることがないように、
ある程度固まっておかなくてはね。…
〔彼我の内訳を独断で明かした意図は、共闘による確実な任務遂行に他ならない。捨てられない感傷との矛盾に、女はささやかな愉しみを見出すことにしていた。少しばかり身体を解した後…やがて微かなヘリオトロープとブラックペパーの香りを纏い階下へと女は降り行く。〕
――3F"Blue"floorラウンジ→1F"Platform"モニター前――
――B2F STAFF ROOM――
[血塗られた天使は、そのこびり付いた朱を流し落とす為にスタッフルームへと訪れる。
用件を短く述べて借り出したシャワールームの中、しばしの間生温い雨にその身を委ねて、穢れを全てリセットしていく。]
[そして濡れた浴室を後にし、血生臭さを綺麗に落とした身に纏う色は、再び純潔を思わせる白――
タイトに纏わり付く、薄手の素材でコサージュを重ねたワンピースにひらめく羽の尾は、動く度優雅に宙を舞い。
それは天使の羽ばたきに似て美しさを醸し出す。]
生きるは苦しみ、愛するも苦しみ――
同じ苦しみを味わわなければいけないとしたら…。
さぁ、貴女はどっちを選ぶの?
[緩く巻いた髪、鎖骨を滑り落ち――
鏡に向かってルージュを引く女は、写し身の姿に問いを掛ける。]
でもそれは愚問よ?貴女。
わたしの答えなんて…もう既に決まっているのだから…。
[自らに投げかけた問い。しかしそれはすぐに陳腐に成り下がる。己のやり取りに、女は何処か他人事のように、くすり くすり 笑みを零して――]
さぁ、元の世界へ戻りましょうか…?
このままではわたし、きっと詰まらない女に成り下がっちゃう…。
[身支度を整えた女は、再び地上へと足を運ぶ。
持ち合わせた答えを、豊かな胸元に隠し持ったまま。]
――B2F STAFF ROOM→1F Platform――
――1F Platform――
[地上に舞い降りし天使は、一人主の欠けたカウンターバーへと足を運ぶ。]
ラバーズ・ドリームを頂戴?
[ひらりとスツールへ身を乗せると、女は愛らしい名前のカクテルを注文し、辺りを見渡す。
まるで恋人達の夢を改竄するために訪れた、夢魔のような微笑を浮かべて。]
――B1F・"Black"Floor――
[男は何も語らず、ただカウンターで腕を組み、目を閉じて居る。]
[耳に届くのは、猟奇的な破壊神が轟かせる爆音と、彼らを崇拝する「蛆虫」達の声。]
[しばしの沈黙の後――男は目を開ける。]
………行くかの。
[男は、ゆっくりとした動作でフロアを後にした。]
――B1F・"Black"Floor → 1F・"Platform"――
――2F "Blue"floor――
簡単だよ、ジーン。
あたしが求めてるのは…適度な刺激。
お仕事だって。
わざわざあたし達でやらせなくても。
上でやれば一番手っ取り早かったんだから…
[くす、と笑うとスツールから立ち上がった]
つまり。
あたし達が好きにやって良い、って事なんでしょ?
あたし達の遊びなんだから…ね。ふふっ。
[ゆっくりとした足取り。
しかし、人混みに触れることなくエレベーターへとたどり着いていた]
――2F "Blue"floor → 1F Platform――
――1F Platform――
[…エレベーターから降りると、カウンターへと向かう。
皆が目を惹くその姿を見つけると、微笑みを携え隣へと座る]
アップサイド・ダウン、お願い。
[カクテル、だが、少女のその姿には似つかない。
バーテンが少しだけ目を向けるが、すぐにシェイクを始めた]
ふふ。ローズはどうするのかな?
ダンスを踊っちゃうのかな?
[間も無く差し出されたコリンズグラスを、女は軽い笑みと共に受け取り、カクテルピンに刺さる果物を弄んでは、グラスの中身に唇を寄せ、一人語ちる。]
でも考えると可笑しな話よね…。
いくら内部内での裏切り者である「破壊者」が出たとはいえ…、仲間同士で抹消させるだなんて…。
まるで…わたし達クラスの人間を全て掃討する為の…
と言うより、上の者達を愉しませる為のゲームみたい…。
[与えられた指令を反芻しては浮かび上がる疑問は、果たして誰の耳にも留められる事は無かったのか。]
――1F・"Platform"――
[人々の渦、ざわめき。
男はその中を、無言で歩く。
極限まで鍛え上げられた肉体、鋭い視線。
――男に気圧されたのか、人々はざわめきながら、彼のために道を譲る。それはまるで、古代の宗教者が海を割り、歩んだかのような光景――]
[男はカウンターテーブルまで無言で歩き、そして初めて口を開いた。]
………ミネラルウォーターを貰おうか。
[しかし女の疑問は、隣にdessertsの気配を感じ取ると、途端に唇を噤み――]
あらニーナ、いらっしゃい。
ダンス?…そうねぇ、わたしはダンスより、ベッドで熱を貪りあう方が性に合っているかもしれないわ?
[変わらぬ微笑をニーナに捧げる。]
[小さなグラス。
それをつまむ様に持つと、小さく笑った]
ぁ。あたしもそっちの方が良いなー。
みんなと背の高さも合わないし、ね。
[一気に煽る様にしてカクテルを飲むと、手の中でグラスを転がす]
ふふっ…
ベッドの上で、愛し愛され美味しく食べられちゃう方が良いな…
[先ほどの酒の衝撃か。
頬を染めながら少しだけ頭が揺らいだ]
――4F "Vermillion-Jack"Room――
[幹部からの情報に青年は特に興味を伺わせることもなく、抑揚もなく相槌を打つ]
…ふぅん。
アーヴァインが召されたのは本当だったんですね。
…祝辞の言葉をあいつに与えなくて本当によかった…
そんなことをしていたら自分の仕出かした行動に虫唾が走って
其処彼処の壁に頭を打ち付けているところだ。
…しかし、お上の眼識の質も随分と落ちたものです。
「…姿を見せぬお前の主人よりかは幾許かマシであろう?」
[目を細めて皮肉を零し、幹部がそれにも動じないようなら返される皮肉には黙したまま笑みを消して踵を返す]
…犬どもの鳴き声が真実だったことは解ったのでこれで…。
せいぜい宴を楽しんできます、貴方達の望むように…
…ああ…一つだけ訂正を…。貴方達は一つ間違えている。
My Masterは貴方達の前に幾度となく姿を見せている。
…彼の方は、常に我と共に…
[一度だけ振り返り悠然とした笑みを湛えて己の胸元を疵だらけの指先で指し、今度は振り返らずに部屋を出て行った。]
――1F"Platform"――
〔幾人かが動き始める。モニターのカメラが引く度に、小さく映るその挙動を確かめて…女は結い上げた纏まりを確かめるように紅髪に触る。〕
…さて、…私を信じる者は――どの程度いるものかね。
〔昨夜は個々へ訊ねることをしなかった答えを待ち侘びるように、半ば蕩ける溜息を漏らす。やがて顔馴染のスタッフに声をかけ…声音を顰めるでもなく笑みを向ける〕
…上得意は、今のうちにご避難戴くといいよ?…アッハ。
〔何故とは問われずに、事は速やかになされるだろう。既に幾人かが集うらしいバーカウンターへと足を向ける〕
酒は抜けたが、気付けの一杯は欲しいところさ。
アイリッシュ・ミストをくれないか。
[振り返らずとも気配で感じる威圧感に、女は一度だけすっと目を伏せて。
再び開かれた瞳、カウンターに辿り着いた男に真っ直ぐに注いで]
こんばんは、お爺ちゃん。今日もお元気?
そう言えばダニファー爺って、いつもミネラルウォーターか何かよね?お酒、飲めないの?
[いつも通りのシフォンの声色で挨拶を交わす。
勿論ふと浮かんだ疑問も唇に乗せて。]
[隣には、仮初――と見るべきだろうか――の愛を語る娘達の声。それを微かに耳にしながら、男はペットボトルのキャップを開けた。]
……のう、若造よ。
[鋭い視線で、バーテンダーに声を掛ける。]
そなたらは、儂等が殺し合う姿を見たいか?
ミッションとはいえ、アーヴァインが死んだとはいえ……知らぬ間に同士討ちをしてるやもしれん儂等の姿を……
[――雑踏の中、バーテンダーは口を開いた。]
………そうか。
[男は、バーカウンター裏のボトルに目をやった。]
[くらりと揺らぐニーナの姿を目にしては、女は鈴の音のような笑い声をカウンターテーブルに転がし]
あら、愛し愛されって…。ニーナは本当は誰を愛しているのかしら…ねぇ?可愛い人?
少なくても、わたしはあなたのそのリストには入っていないような気がするのだけれども…。
それとも…。わたしを今宵ベッドに誘う意図は何か有って?猛毒使いのお姫様?
[中身を飲み干し、グラスを手の中で転がす彼女を、女は警戒色を湛えた眼差しで見つめる。]
――1F Platform――
[束の間の静寂の後聞き入れる爆音はこれ以上なく耳に痛い。煩わしげに前髪を指先で払いながらBGMと共に耳に入る声に口角を上げ]
…昨日の答えを僕の方こそ聞いていないよ、WidowedGentleman。
君はその問いの先に何を求めている?
僕は一晩程答えを待っていたんだよ…?
……酒は、の。
[ペットボトルの水を一口飲み、ローズの方へと視線をやる。]
飲めんのだよ。
……あまりに「危険」じゃからの。
[テーブルにペットボトルを置く。]
儂はひどく「酒癖」が悪いものでなぁ……。
[気配。
一つは大きな気配。
その気配を避ける様に気配が消えた方角がある。
また。もう一つ、気配。
どんどん、カウンターに気配が集まっていく]
へろー、ダニエル…オードリー。
気付け、かぁ…
[グラスをカウンターへと返す。
もう一度上から下へ。
一気に飲むと、とん、とカウンターへと置いた]
─1F "Platform"─
[ざわめく人々を飲み込んで、不夜城は輝く。
不穏な気配をはらむそこも、何も知らぬ一般人にはいつもと同じ……
娯楽を、快楽を、ちょっとしたスリルを味わう為の期待に満ちた場所。]
[常と同じく、影の男は雑踏の中から陽炎の揺らめくように姿を現す。]
誰を愛してるって?
…仲間ならみんな愛してるよ。
[くす、と笑い声を漏らす]
そして…あたしだけ見てくれる人はもっと好き。
凄く。溜まってるの。
つまみ食い、してないし。されてないし。
[ローズの目を見やると、青い瞳は細くなる]
飲めない?危険だから?
しかも酒癖が悪いの?
[コリンズグラスを傾けながら、女は僅かに驚いたような声色を上げて、老年の男を見つめる。]
自覚する位だから、きっとダニファー爺の酒癖って、きっと酷いものなんでしょうねぇ…。
[口許から零れるのは、きっと苦笑と呼ばれる類の笑みだろう。
それ以上女は、男の事情に深入りはしないといった様子で頷いて見せた。]
その場でストリップショーを始めてしまったり、
誰彼構わずにディープキスを施してしまうとか?
[ダニエルの酒癖にはそれだと面白いとでも言いたげに目を細めて、けれども瞳からオードリーの姿を外すことはせず]
ラッセル。お主なぁ……
そのようなことを、儂がすると思うか?
[予想外の言葉に、思わず苦笑が漏れる。]
……まあ、儂がもし酒を必要とするのなら……
[くくっ…と笑い、口許を歪める。]
それはまだ、秘密よ。
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