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[死仮面から出ている黒い光は烏羽を包み、大きな黒い翼のようになっていた。
中央空域へとゆっくりと飛んでいく。
残り3機の行方を追うように、大烏は空を駆ける。
高みを目指して**]
[それから女性の方に向き直って話(>>+58)を聞く]
外部からコアが停められた……
弾幕を食らって墜ちたわけでは、なく。
[――なるほど、つまりこれがこの大会の「普通じゃないこと」か。
「私達」が女性の他に誰を指すのかがほんのちょっと気になっていたところ、少年が質問してくれた。
それに対する女性の回答(>>+63)に出てきた固有名詞がかなり気になって記憶を探る]
スネイルネン……スネイル……
ああ! あの青い蝸牛型の機体に乗ってた人ですね! シャーロットさん!
弾幕が花吹雪みたいで綺麗だなーって思ってたんですよ。それに……機体の青色も。
[一気にまくし立てる。
少女はまだ事の重要性を知らない。コアを「停められた」機体は、二度と飛べない可能性があることを]
何か、って……
私が知っているのは、突然動作が停まるという謎の落ち方をした機体があることと、赤い光がそれをひきおこしているらしいということと、黒い騎士型の機体が赤い光と関わりがあるかもしれないということ……不確定な情報ばかりです。
[赤い光を起こせる機体がもう一機あることまでは知らない]
それから……その黒い騎士型の機体が、最後の四体に残っていること、これは確か、です。
[最後の四体がどの機体か、訊かれれば答えただろう]
[そして再び少年に向き直り(>>+66)]
アルトキュムラスは……雲のような形の機体、だっけ。なら君の名前はロジャー、か……
[どうやら顔と名前は一致し切れていないが機体と名前はほぼ一致しているようだ]
こちらこそびっくりさせちゃってごめんねー。
怪我人は安静第一だっていうのに……あ、でも、これだけ元気なら大丈夫かな?
[床に落ちた花やら何やらを拾い集めて、かごを差し出す姿に苦笑する]
私もBigFire乗りだけど……一人で飛んでいるんじゃなくて、誰かに見守られながら飛んでいる感じはしてる、かな。
ってことは、《Indigo Bird》のコアが停まったら、その感じもなくな……
[なんとなくかつ即座に、これ以上言葉を紡ぐことも、考えることもやめた]
[自分とマリンブルー・スネイルの事から考えるロジャーに>>+66うっすらと微笑んで]
うん…スネイルネンは、大切な私の…――――。
[その先は、周囲の喧騒に巻き込まれて聞こえなかっただろう。もしも口元の動きをよく見られていたならば、その一部で「おかあさんの」と動いているのが解ったかも知れない]
だから…スネイルネンが綺麗だって言われたり、悪くないって言われると…嬉しいの。
大抵の人は、笑うから…。
[女性がマリンブルー・スネイルの事を話す>>+67のを頬を染めて喜んだが、その表情はすぐに曇ってしまう]
コアの停止については…そのクロノさんから、停めたのはアンギャルドだと聞いています。
でも、どのようにして停止させたのかまでは…。
ただなんとなく、意図的に停めようとしたのではないと思っているのですが…本当の所はご本人にしか解らない事なのでしょう。
私達は、その停止したコアの様子を見に行く所なのですが、それにより何か元に戻す手がかりが掴めたらと思っています。
[見聞きした事を大体の形で女性に伝え、それから格納庫に行く旨を話してそのまま会話を続けている。
会話を終えて移動するならばロジャーと一緒に行くだろう。]
[部下が持ってきた中継モニタの小さな画面を固唾を呑んで見守る。
死闘を繰り広げているのはもう僅か四機だけ。
もはや機体と言うよりも生身のままそれらを飛び交戦するニーナの姿に目が釘付けになる。]
…俺さ、あの位で堕ちて正解だったのかもな。
コア停止事件といい、うさたんといい、あの子といい…
今回の大会はイレギュラーすぎる。
…俺みたいな一般人がついて行ける範疇を越えてるよ…。
[思わず漏れる苦笑い。]
あいつめ、あの中でよくついていけるよなあ…
[再び空を目指す片翼の烏を見つめた。]
[クロノが立ち去ろうとすると]
おう、引き止めて悪かったね。
お互い大変なようだが、がんばろうや。
[労いの言葉を投げた。が]
イノウエ君、焼きそばが食べられそうな店は――
「いや仕事してください局長。」
[ふざけているのかなんなのか、即座に研究員に突っ込まれる。]
まだ気になることはあるが……そうだな、コアの守護について答える気が出てからでいい。
そのときは「ここ」にコンタクトしてくれ。
[半ば無理矢理クロノに個人連絡用アドレスを渡し、そして見送った。]
― 本部廊下・食堂から ―
さて、それじゃ改めて治療室に向かうか。
「ゴードンさん、まだいますかね。
クロノさんも出歩いてましたし。」
それならそれで、ばったりを期待しようじゃないか……ほらな。
[通りがかったリフレッシュルーム。
仲間たちとくつろぐ前王者の姿をそこに見つけた。]
ようゴードン、生きてるようだな。
― リラックスルーム ―
ようゴードン、生きてるようだな。
『なんだじいさん、来てたのか。
その言葉はそのまま返すぜ。
俺なんかよりずっと死にそうなはずなのによ。』
[ゴードンの長いパイロット人生で知ったのだろうか。
彼は不完全ながら、オメガの伝説を知る奇特な存在であった。]
『しかしあれは傑作だったな!
被撃墜数が出撃数を上回るってやつ。
いくらじいさんでも物理的にできねぇだろ!』
はっはっは!そんな伝説まであったのか。そいつは愉快だね。
[しばし与太話に興じるオメガとゴードン。
しばらく話したのち、ゴードンが切り出す。]
『で、俺に何の用だ?
部下までつれてダベりに来たってワケじゃねえんだろ。』
おっと忘れるところだった。
「やっと話ができる……」
[研究員は疲れた表情を見せながらも、コアが停止する前後の状況を尋ねた。]
そうか……『紫陽花の花』に聞いたのと大体同じだな。
『外部からの分析も、GRの方で出た結果と大して変わりはありません。』
[「有能」が答え、続ける。]
『しかし、コアが停まること自体が稀だというのに、大した損害も与えずに停止させるなんて……これは脅威です。』
「ましてや再起動もままならないとなると……これはパワーバランスが塗り替えられる可能性が。」
[話が合うのか、研究員もいつになく真剣な表情で議論を交わす。]
―回想のようなもの→現在―
[プレスルームから救護室へ行ったがゴードンはすでにそこにはいなかった。
ならばと向かったリフレッシュルームにいる所をつかまえた。
傍に居たRedWolfの面々へも軽く会釈と自己紹介をし、
ギブスのような医療具に包まれたゴードンへ問いかけたのはとても簡単、
”どうして、墜ちてしまったのか?”と。
彼はその気風のよさで笑い飛ばすように答えただろうか。
それとも、多少は深刻な面持ちを見せただろうか。
いずれにしても、コアが止まるような異常があったのだと悟って、手短に話を終えた。
無事そうだとはいえ、あまり負担をかけないようにと。]
あ、また…減っている?
[カメラのレンズを向け、めいっぱいにズームする。
少し目を離した隙に、また2機ほど墜とされたようだ。]
アルトキュムラスと…白川が、いないな。
[カメラを下ろして眉を寄せた。
それから救護室の方が慌しくなったのを見て、情報の収集のために
携帯端末からプレスルームのデータにアクセスしたり、救護室へ駈けたり。
新たな脱落者が2人とも無事なのを知ると、一息つくために外で一服していた。]
ああ、インターバルか。
[上空で各機がそれぞれのピットへ戻るのを見て、ふうと煙草の煙を吐きだした。
インターバルの間、休憩がてら屋台で軽く食べ物を調達したりしながら、
再開の瞬間を逃さぬために再びプレスルームへと。]
さあ、これからが超エース級の戦いだ。
[まるで少年のように夢中でモニターを眺めてしばらく後、
赤い光をモニタが僅かに捉えた。
この時にはすでにコアの停止を及ぼす何かがあるらしい事は聞き知っていたか。
ざわつくプレスルームへ一度目を向けて、またモニターを注視する。]
あ、ああ、ウィルアトゥワまで…
コアを止めるなんて、一体どいつの仕業なんだ…?
[一方でナサニエルが撃墜されたのを捉えるモニターを見、あ、と声を上げる。
そろそろ今回あたりは彼が残るのだろうかと漠然と考えていたからか、
それは意外そうな響きであった。]
うーん、わからなくなったな。
大会の行方も、コアが止まる理由も…。
[屋台で仕入れてきたフレッシュジュースを口に運びながら、ううむと唸って腕を組んだ。**]
[――使って欲しいの?はっきりと、そう聞こえた。
なら何故今まで使わなかった?使えなかった?
――使いたく、無かった?
本当のところは判らない、けれど自分のその一言が引鉄だった様だ。
見る見る間に形状が、変わってゆく。
オーバーフローしたように零れ出る、暴力的で禍々しい、赤い光。
直感で判る。
だめだあれはまずいよけないと――!]
――あ――がっ―くぅ―……!
『アストラル』、コン……トロール、 オー…プン――
[みしりみしりと悲鳴を上げる機体を、無理矢理にバンクさせて左下に抜けようと、操縦桿を倒しペダルを蹴る
。その放たれたビームのほぼ真横を抜けるが、それでも幾許か遅かったようで右翼が半分に近く、消し飛んだ。
それでも置き土産のようにアストラルを『アンギャルド』付近に炸裂させて。]
――このっ、言う事、聞けっ!飛べっ!
[暴れる機体を、力ずくで抑えて飛ばす。それももう限界に近い。
それでも尚、バンクした機体を上方宙返りで高度を戻す機動、シャンデルでもう一度同高度まで引き起こしす]
全駆動回路リミットオフ、スクランブルドライブ。
核から駆動タービンまで、過駆動励起。
全速全開、オーバーブースト!
『ミストラル』左翼に集中過剰展開!
[核が、全てを搾り出すような駆動で悲鳴を上げる。
機体も同じ、空中分解寸前だろう。
それでも、持てる火力の全てを以って、機体は翔ける。行跡を橙に染めて。
きっと、これで最後だ。けれど自分がダメでも、まだリトルアースが、ニーナが居る。
せめて、何か後に繋がなければ、今まで飛ばしてきた意味が無いし、飛んできた理由も無くなってしまう。]
― リラックスルーム ―
『時にじいさん、ナサニエルが堕ちるところは見たか?』
何だって?
[思い出したかのようなゴードンの問い。]
『その様子じゃまだ知らないみたいだな。ほらよ。』
[言ってゴードンは、モニタ上にそのシーンをプレイバックさせる。]
こいつは……例のシステムにやられたのか?
[ナサニエルが堕ちる直前、紅い光に包まれている場面だ。]
『俺が堕ちた以上、今年こそは奴の優勝かと思ったんだが……まあいい。
それよりもこっちだ。』
[視点が移される。
同時刻、ナサニエルよりは弱いが、同質の光を纏った騎士の姿。]
「これは……やられたというよりも――」
[撃墜時の様子を、視点を変えて何度も再生する。
いつの間にかイノウエ研究員やRedWOLFメンバーも集っていた。]
待て、ドラゴン注目でもう一度。
[リプレイ。
エキシビジョンで舞っていた竜が、そのダンスを止め堕ちていく。]
『この直前から Silvern はアンギャルドの援護に入っています。攻撃対象は、ウィルアトゥワ。』
[技術スタッフが補足する。]
状況からは、コレクターの方が仕掛けたように見えるな。
『じいさんも、奴がやったと思うかい?』
[ゴードンの問いに、しかし]
あくまでそう見えるだけだ。
だが、ゴードンは……コレクターらしくない飛び方だとは思わんか?
[ピットアウトから墜落までの、Silvernの機動。]
[数多くの強豪が参加するこの大会、共闘は珍しい行為ではない。しかし]
優勝よりも、アンギャルドを護る方を優先している。
少なくとも俺にはそう見えるね。
“早く”
[中央空域に向けて飛ぶ、その機体を声が急かす。中央空域では、たった今シャノンが戦っているのだ。移動なんかに時間をかけている暇はない。急げ]
“早―速くはやく―は――速―はやく―く”
[その思考に、空白が混ざる。気体のダメージこそ抑えることはできたが、エネルギーの損耗が激しすぎる。
それでも別にかまわない。ただ、なすべきこと、自分のなしたいことを果たすまで体と機体が持てばいい]
[視線の先を走る赤い閃光]
[ばつんっ。と。そのとき、何かが繋がった。旧い旧い記憶。そうだ。あのとき。じぶんは。
物言わぬただの力で、何も思わず、ただ壊すことしか知らず、そして。
破壊の果てに、あの赤い光と出遭って、初めて恐怖を知ったんだ。形を成さない自分、壊されることはないと思っていた自分を“破壊”しえる、あの、赤い光に。
怖いはずだ。恐ろしいはずだ。自分は一度、あの光に負けたのだから。
けれど、今は]
お お お お !
[声を張り上げ、雑念を振り払う。そうだ、もう、過去の記憶なんか雑念に過ぎない。もう、怖くなんてなかった。
あのころの自分とは、もう、違うんだから。
自分にはフヅキがいる。ウィリアムっていう友だちもできたし、シャノンだって戦友だ。
この地球に来てからでさえ、多くのことを知った。
それさえあれば、赤い光くらい、怖くない。
今はただ、決着をつけ、そして勝つ。そのために]
フヅキ、力を―――!!
[今、戦場へ]
−会場・治療室にて−
敗れた以上、私は間違っていた、という事だな……。
約束は果たすしかない。
[怪我が治りきっていたかどうかはわからないが、荷物をまとめ準備をし治療室を出ていく]
[後に、治療室で綺麗にたたまれた彼の服が見つかるのと同時に、会場内で人目を避けるかのように歩く人物が現れるのであった。]
コレクターの奴が何を考えて、何をやったのかは分からん。
だが、ひとつの要因になっているのは確かなようだ。
これは、奴に問い質した方がいいかもしれんな。
そういうわけで、ちょっくら治療室まで出撃してくる。
貴重な話、感謝するぜ。
[ダグラスは、リラックスルームから立ち去る。
そして、研究員も――]
ああ、イノウエ君は外しといてくれ。
「え?」
パイロット同士の方が話しやすかろう。
それに奴とはゴードン経由でしか顔を合わせたことがないし、話がややこしくなる。
「分かりました……サボらないでくださいよ?」
うっせえ。
お前さんこそアンギャルドから目を離さず観戦してろ。
[と、招待パスを研究員に渡し、その場で解散した。]
[今まで、それこそ50年以上もBFを生き甲斐にしてきた者が、いきなりそれが無くなればどうすれば良いかに戸惑ってしまう]
あんな事をしてこのままBFに乗り続けるのも裏切りではあるし、これで降りても何か言われるのは想像に難くはない。
あの事への報いとしては……これで十分だろうな。
――大会本部・治療室前(>>+70のつづき)――
[考えてもしかたがないことだ。
コアの停止を引き起こしたものが何であれ、その存在はいずれは葬られると考えられる。表に上がるかどうかまでは分からないが。
つまり、自らの機体がコア停止にさらされることなんて、この先きっとない。はずだ。
だから少女が、自らの機体に「少女を見守る何か」が在るのかないのか、確かめることもできない。はずだ。というかそもそもそんなことどうやって確かめればいいんだ。
――しかし、一つの考えが消えるそばから新たな考えが浮かぶ。
それはまだ、少女の中で形を成さないけれど]
そうか……大切なもの、なんですね。
[不思議そうに少女を見つめているロジャーからかごを受け取った後、シャーロットの言葉(>>+71)にうなずく。
何を言っているのかは正確には聞き取れなかったけれど、大切なものであることは伝わったので、聞き返すことはしなかった]
何が空を飛ぼうと笑いはしませんよ、私は。
飛ぼうとする気持ちさえあれば飛べるんですから。
[その後女性が伝える情報と、これからの予定(>>+73)を聞いて]
私はここでクロノさんを探し続けることにします。
なんというか……訊きたいことが増えたので。
[どうしてクロノがアンギャルドのことを知っていたのかも気になるが、真に訊きたいことは別にあった]
コアが元に戻る手がかり……掴めるといいですね。
[それからロジャーともいくつか言葉を交わしたかもしれない。
格納庫へと向かう二人を見送ると、少女は再び元気よく歩き出した――]
[黒い光の翼は風に乗り、中央空域の上層まで辿り着く。
烏羽の残った片翼は、サンダーエースに切り裂かれたものを補修していて
強度が落ちている。持って攻撃一回だろう]
あの光は…
[男の目は、下方からくる大いなる赤い一筋を…**]
―― 格納庫 MiddanEden ブース ――
【ウィルアトゥワの脳 クローニング80%を記録しました。
外部記憶の注入を開始します】
[マリア=カリラのたゆたうブース。
柔らかな女性の音声が流れた。
マリア=カリラは唄をやめ、瞳を閉じる]
[ウィリアムの脳はいざという時に備えて、
この大会の直前の状態までクローニングは済んでいる。
どの部位からどの部位へのシナプスが伸びているのか。
どの箇所の反応が簡略化されているのか]
[ピットインで交換されたマリア=カリラに仕込まれた、新しいナノマシン。それは、前回のバックアップ以降の脳の状態を記録するものも含まれていた]
『ウィリー』
[水晶の娘は、相棒の名をそっと紡ぐ。
バックアップ用のナノマシンと、戦闘用の記録マシンがマリア=カリアの内部で情報を交歓していく]
―― 0次元へ ――
[ウィリアム=ナイトレイは、この世に生まれ落ちる前からその姿・形・性格・能力の全てを創りあげられていた造形品だった。
白金の癖のない髪。透き通ったブルーの目。
特定されている全ての病気因子を持たず、
脳髄は発達していて、良質な筋肉や体形を持つ]
[人工的なギフテッド。
金銭に一切糸目をかけずに設計されたフルカスタムド。
IDと市民権を付与された天然のバイオノイド]
[けれど、人類にはバイオテクノロジーにおいて未だ限界が存在していた。カスタムされた部分が多ければ多いほど、とある病気の発言率が高かった]
[脳と肉体の不協和音。
脳から発せられる命令が、肉体に届かなくなる。
ウィリアム=ナイトレイが産声を上げた直後に発覚し、ウィリアム=ナイトレイの成長に伴って遺伝子に刻み込まれたギフトが発現するたびに体が動かなくなった]
[ウィリアム=ナイトレイは3次元に生まれた。
けれど、3次元から徐々に追い出されていく。
3次元の世界でウィリアム=ナイトレイが一番目にしたのは、抜けるような空の深い深い蒼]
[やがて呼吸器につながれたウィリアム=ナイトレイは、その活動領域をブレインインターフェイスを介した2次元に移行した。
未だエレメンタリーを卒業するかしないかのウィリアムは、電子の世界でMiddanEdenのオンラインゲームと電子スクールを往復するだけの生活になる。
3次元を基盤としていた学校には、通う意義を見出せなかった]
[やがて、病気は脳の内部まで進行する。
脳は思考や命令のための電気信号も発せられなくなっていく。
2次元の中でもウィリアム=ナイトレイは徐々に徐々に締め出されていき、0と1の2つしかない1次元、それすらもない虚無の0次元へと旅をした]
[MiddanEdenのホスピスプログラムによって、ウィリアム=ナイトレイが再び3次元への切符を手に入れたのは、ウィリアム=ナイトレイの脳が機能を停止しきるかしないか、その刹那のこと]
―― 界渡り ――
[マリア=カリラは硝子ケースの中で丸まっている。
ナノマシンが保存していたそんな記憶を、ウィルアトゥワの新しい脳にインストールしていくために**]
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