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… フン …
[特殊フィールドバリア。その効果。
普段はその姿を視認する事は出来ず、
エネルギー吸収時と重力がかかった時のみ、金色の網目模様が浮かび上がり、その姿を認める事が出来る。
――バトルフィールド外に被害を出さない為のバリアである。]
… …
[墜ちる]
[青空。最後に焼きついた光景。
後悔はある。こうしておけばという気持ちはある。
だが、何故か、悔いはない。
けれど…]
… …
[墜ちてゆく。
伸ばした手を掴むものは、いない。]
[妖精はやれやれと肩をすくめて、巨大な注射器を引き寄せた]
【手に負えないね、鎮痛剤だけ打っておこう。
なに、これはアドレナリンを抑制しないから安心するといい】
『……ちょ、や……』
[マリアが飛び上がり、それを止めようとして。
けれど、妖精は私の肩にその注射器を突き立てる]
[私の体内に新たなミッションが書き加えられたナノマシンが注入された。なるほど、考えてみればこの情況はMiddanEdenに都合がいい。友人や、不思議なアイテムで繋がった先の仲間と共闘して【悪】を撃つ。なんとも映画化しやすそうなストーリー]
[私の恐怖や、不安や、友情がナノマシンに片端から食いつぶされ、上書きされていく。私は目を閉じ――]
[――すぐに目を開いた。
空の青さが目に染みる。体が軽い。
私はマリアを操り、即座にドッキングを完了させると悪への怒りを全身に運ばせながら、空中へと飛び立つ]
―― 東側空域、中層 ――
[目の前にあるのは、甲虫型のBF。
一戦闘終えたその機体に、私は勢いよく相対した]
[コックピットは激しく壊れ、クロノの周囲は歯車の残骸。
仕方ないだろう。直前までアンギャルドの攻撃を受けても居たのだから。]
… …
ヲレのコアもな
丁度後ろにあるんだよ。
[呟き。目が閉じられる。
ピ、
クロノの後方から光の筋。
ピ、ピ、ピ…
その数は瞬く間に増え、後ろから伸びたコアの搭乗者保護機能により、クロノの姿はコアの中へと掻き消えた。]
[[ ―― … ― … … ―――――]]
[音にならない音が空気を震わせ、メテログラフトだったものは特殊フィールドバリアに受け止められた。
蜘蛛の巣のように中心部に向かうにつれ、強く金色の網目が浮かび上がっている。バリアは、網目模様が浮かび上がっていない部分であろうと落ちる事はない。
そこには、実際に特殊フィールドバリアが存在している。]
[巨樹から降り注ぐ光に対抗するのは、青い蝸牛が放つ、青と紫の花吹雪(>>2:238)]
ふむ……雨のような弾幕も綺麗だったけれど、こっちも綺麗だねー。まるで花のようで……
[それに機体の海の青も空に映えている、と思う。
空の青と海の青が揃い、そこに白い雲が加わればある意味完璧か]
ん……そういえば雲の形をした機体がいるってリーダーが言ってたような……
[その姿を捜してみるが見当たらない。
なぜならその頃ロジャー機は西エリアにいたのだから。
ついでに彼が焼きそばパンを買っていった時も、少女は屋台の奥に引っこんでいたのでその姿を見ていない。
絶妙なるすれ違い、再び]
―― 特殊フィールドバリア ――
[弾幕が飛び交う空を背景に、ラント達が救助にやってくる。この辺りのバリアの幅は広く、被弾する恐れはない。]
「隊長!!!クロノ隊長!!!!」
[直ぐに来たのはピットに待機していた「ClockWorks.rant」――「カ・エディーリ」の技師達とクロノの側近達。
コアが即座に開かれる。
分厚い花弁を持つ花形に開かれた中には、クロノの姿。
ぐったりとして、怪我を負っている。]
「―――治療室へ早く運べ!!!!」
[一喝する声。彼らの手によって、大会本部へと運ばれる。カ・エディーリ達(技師達)の手によって、メテログラフトは全て回収。恐らくは、程なく他に落ちた部品も回収される事となる。]
ここにはいないか……
[ふと気になって、北の方へ飛んでいったマシマ機をモニターで追っている、修理工場の面々の中では最年長の男に訊いてみた]
ねえ、もしも「いつもと違うこと」が起こっていたとしたら……この大会はどうなるんですか?
「どうなるっていうと?」
中止になったりするんですかね? もしそうなったら――大会に出ている者達の背負っているものは……。
[友情とか憧れとか会社の名前とか、
まぼろしとか、不安とか恐怖とか]
全部空に置いてかれてしまうんですか?
/*
まぼろし、は分かりにくいかも知れないので解説しておくと、マリアとウィリーが背負っているもの。
あとは察するんだ。誰の背負っているものか。
*/
―― 大会本部/治療室 ――
[菫色のラント軍上官コートは脱がされ、簡易的な装い。
胸飾りはそのままに。左耳の根元には包帯が巻かれている。]
……。
[左手を額辺りにつけ、目は瞑られている。*]
呼び名なんて好きにしろ。
…やめろって言っても呼び続けるやつもいるからな。
[男は呟く。
「あれ?どうしたの黒ピチ。
しかし、興味深いわねー。
コアを外から停止させるか。縮退をもうちょっと武器に使えたら、それも出来たかもだけれど、今のクヴォルにそんな力はないわ。
BFごとなら出来るけどー。
まあ、ゴードンの件に、ファフニールの件、先ほどのスネイルの件。
目撃情報と今の情報。
こちらでもクヴォルから伝えられた情報と伝えられなかった情報を判断して、その赤い光がコアを停止させたと思って間違いないと思うー。」
会場全域をモニタリングしていた担当研究員長はロジャーにそう告げた]
さて、話はここまでだ。
後はお前が考えろ。
[男は自機へと戻っていこうとする。
「あれ?あたしの意見はー?」
何か聞こえるが、無視し続ける。
煩くなったのか、男は首を少し右に傾け]
…俺なら、潰される前に潰すけれどな。
[他のライバルたちを、そういう意味で男は言ったが、それをロジャーがどうとったかは知らない]
[その時南の方で光が爆ぜた。
眩しさに顔を腕で覆う。
やがて光が収まった後、少女は青い蝸牛型機体――マリンブルー・スネイルの姿を探すが、すでに空の上にはなく]
あの光に巻き込まれて、墜ちた?
それに、蝸牛や黒の騎士っぽい機体の下には確か、
[すっかりぼろぼろになっていたが]
兎さんの機体も見えてた……けど。
[その姿もまた、ない]
[男は機体の元へ戻ってきて、研究員たちに現状を聞いている。
一先ず応急処置はしたので、電撃弾のショックからは抜けているとの事。
ただしアルトキュムラスとの戦闘で傷ついた本体の翼の損傷は今の段階では修理できないと伝えられる]
まだ、…まだいけるさ。
[男は機体へ再び乗り込む。
クヴォルフィリアは、再び――空へ**]
[無事にあの場を離れたのか、なすすべなく墜ちたか。
できれば前者であってほしかった。立ち止まることなく飛べるものなら、飛んでほしかった。
南の空で何が起きたのか、少女は深く考えるのをやめた。先程の光がメテログラフトの最後の攻撃だと少女が知るのはもう少し後のことになるだろう。
南から前方に視線を戻した時、中破した黒い人型機体がゆっくり移動しているのが下の方に見えた]
(……近い近い! なんか近い!)
[動きはしっかりしているのに、どことなくあぶなっかしさを感じて、少女はそう広くない観客席で若干後方に下がった――]
―フィールドバリア上―
……リー
…ャ…リー!
「シャーリー、シャーリー!!」
……ぁ。
[目を覚ますと、父親に抱き抱えられていた。
他にもTweeHeart Companyのスタッフやレスキュースタッフと思われる人々が...を覗き込んでいる。
どうやらその後気を失っていたようで、今ひとつハッキリしない意識で周囲を見るにマリンブルー・スネイルから救出された所らしい。]
お父さん…スネイルネンが…核が…
「解っている、スネイルは一度格納庫へ連れて行くから…お前は少し休め。いくら怪我がないと言ってもあの高さから落ちたのだからな」
[さっきまで在った憧れの空。見上げ落下した時の事を、改めて思い出す]
怪我…。
[クロノへと叫んだ後に、全てが消えた。
後は…落下の感覚があるだけ。時折激しく機体が揺れたように思えるが、それがメテログラフトの最期の弾幕の影響だとは気付かずに行けたのは幸いだったのかも知れない]
……。
[フィールドバリアに掛かった時の衝撃は確かにあった、それでも大きな外傷無く済んだのはBFもパイロットスーツも重装であった事もあるだろうし]
スネイルネン……。
[視線を父親越しに後ろへと向けると、兵装を展開させたまま止まった為に開かれた部分は弾幕によって全壊し、装甲があちこち捩れたマリンブルー・スネイルが横たわっている。
…既にコアが止まってしまった後の事だから有り得ないが。
マリンブルー・スネイルが、ダメージを最小限に留めるようにして堕ちて行った、と...は思って居た]
−北・高層空域−
[ルナを撃墜し、次は目の前のマシマの相手をしようか、そう思った矢先にとても強い光を見た]
何だ一体……。
今までこの大会に参加していたが、あんな光が出たようなのは見た事が無いな。
一体あっちの空域で何が起こってたんだ?
[レーダーで該当空域の様子をチェックする]
[光の心当たりはあった。
この通信を使っていた物である、シュウ。
彼女がやったものであるとは断言は出来ないが、彼女の力が何かしらの関与を働いたのではないか、という推測は出来る]
記憶を取り戻すために優勝したい、とか言っていたな、シュウは。
記憶を取り戻して、その先に何をしたいんだろうかな、あの子は。
[BFでは他機の邪魔をする事はあったとしても、他機のコアに対して働きかけ、止めるのは大会の運営側からすれば厳しい処分を考えてもおかしくは無い物だ。
事実、行き過ぎた他機への妨害行為を宣告されたBFが失格となった事もあった]
そうまでしてまで優勝したい、記憶を取り戻したい物なのか……。それまでのシュウの言葉に、今起こっている状況を省みれば決して記憶を取り戻したとしても、あまり良さそうな物ではなさそうなのにな。
もっとも、シュウにとっては違うかもしれないが……。
……。
[ナサニエルはしばし考え込む。
同じ力を持っているであろう、シュウは『ルールを守って戦う』というBFの不文律的な部分を知っているのかそれとも知らないのかはわからないが、それを破って優勝しようと戦っている。
シュウが使っているのだから、自分もそれを使って優勝を目指しても良いのではないか、という気持ちが心の中に起こる]
そうだよなぁ……。
前回の王者ゴードンもいない、なんていう状況ならばこの機能を使って他の機を落としまくれば、優勝には大きく有利になるんだ。
[先ほどまでの恐怖や不安は私にはない。
私は、知らず知らずのうちに、こちらの回線に"竜騎士マリアのテーマ"の勇ましいメロディラインを鼻歌のように流していた]
いざ
不正に卑怯に優勝を狙う不埒なやからをやっつけなければね**
何を迷ってるんだよ、使えば……。
使えば憧れのBF大会優勝者の座を手に入れられるじゃないか。
[自らのBFのコアに対し、相手のコア破壊の命令を下せば、通常の弾幕を装った攻撃で相手のコアの動きを止め撃墜させることが出来る]
他のパイロットならばともかく、ルナ相手ならば使う事も出来たはずだ。それなのに……それなのに、私はBF大会で優勝する、そのためなら何でもやるのではなかったのか……。
[昔の自分であれば、それこそ平気で今回のコア破壊の装甲に躊躇も無く手を出したのかもしれない。
優勝への気持ちが薄くなった、と言うのは無い。それは今でも変わらないと自負している]
ならば、どうして、どうしてこの装甲を使うのが躊躇われるんだ……?
[自問自答を繰り返している]
―ピット―
…ふっ……!
[不意に冷水を浴びたような感触があって、目を覚ます。否、冷水を浴びたような、ではなく、実際に浴びていた。
周囲に群がるのは大会運営スタッフの救護班。どうやら機体が収容されてもぴくりとも動かないパイロットを不審に思い、集まってきたらしい。乗っていた機体がこの有様ではさもありなん]
―え、小―の健―状態――異状――ません。
…必要――ば、検査――いただ――かま―ませんが――
[いまだ感覚の戻ってこない聴覚が自分自身の声を聞き取ってくれないが、声帯の動かし方は問題ないはず。事実自分の言葉を聞いたスタッフはその内容をしっかりと聞き取り、簡易の医療診察キットを持ってきた。
あとは――]
ほら。問――いで――ましょう?
[キットが触れた瞬間を狙って、ちょっと診察計器の“中身をいじれば”簡単に誤魔化せる]
小―は引き続―参――継続し――。
可能―限―機体――修を―います―で、よろし――ば、パー―と…
…可――らば、食―品―支給――願―――すでしょ―か?
[いまだ怪訝な表情をするスタッフ達を追い立てるようにニ、三の注文をして、注文の品が届くまでの間、リトルアースの機体をチェックする。
…正直、状況は芳しくなかったが、まだ、飛ぶことはできるだろう。
なんとか補修して、大会規定に記されたインターバル…長時間のピットインまで持ちこたえすれば、おおむね戦闘に支障がない程度まで修復することができるはず。
そう判断を下して、損害状況が表示されていたバイザーを外す。
そこに、フヅキがメッセージの受信を知らせてくれた]
うぃ―っ…ま――さんっ
[いまだ回復しない聴覚のせいでぶつ切りになってしまったけれど、それでも聞こえてきた声に思わず声が漏れる。
よかった。無事だった。なんて返事を返そうか。ああ、でも、変に心配をかけたくないし、せめて聴覚が治るのを待って…
そんなことを考えているうちに、頼んでおいたパーツと、支給された食料品が届けられる。
短いピットインに合わせた、パック入りのゲル状栄養食がたんまりと。
それを即座に口に運び、ちゅうちゅうと吸い上げながら、体に少しずつ感覚が戻ってくるのを感じる。
ぐっぱっと手を握り、開いて感触意を確かめると、急いで機体の修復作業に入った]
どちらにせよ、私がBF大会に対しての裏切りを行っている、という事実は変わらないわけだがな……。
[自嘲気味にぼやく。もしも、本当に裏切っていないのであれば、シュウの話を聞いた後に大会の運営本部に尋ねるなりなんなりすればよかったし、他の参加者ならばするべきだったと思うだろう。
それをしないのは、やっぱり何だかんだでこの装甲を使う気があるって事になるよな……。
あのマシマは、私の事を泥棒猫のようだと言っていたが……。
それはあながち外れていなかったのかもしれない。
[あの言葉を言ったマシマの顔を思い出しながら、自嘲気味に笑う。自分を憧れていた、と言っている彼には、自分のおかしい所が見抜かれていたのかもしれない]
――各機ピット――
[機体状況とピットサインをウェイン兄弟へと送信。
最寄のピットへと経路を取った]
……なんか、焦ったようすだったけど。
……さっき、この機体と通信が途絶していた?
[ウェイン兄弟はまだ、もう一方のピットから移動してくる途中。数分の猶予はあるだろう。降り立った機体から離れるつもりはないが――一旦、コクピットの外へ出た]
…えふんっ。あーあー。
うん、問題ないでありますな。
[声を出して、確かめる。身体機能はおよそ復旧。機体は…準全壊状態が半壊程度にまで修復できたという程度。
上位のリミテッドコードは機体強度を考慮すれば使えないし、フルムーンの使用も控えなくてはならない。
けれど、戦えないこともない]
…まずはここさえ乗り切ることができれば…
[そうつぶやいて、脳裏を掠めるのは意識を失う直前に見た、黒騎士の姿。
不完全な状態での交戦は避けるべきか――あるいは、更なる被害者を未然に防ぐためにも、早急に勝負を仕掛けるべきか。思案しながら]
…細かい方針は発進してから考えることにいたしましょう。
遭遇するかどうかも分かったことではありませんし…それに、ウィリーさんにも通信を入れなくては。
[警戒すべき相手が分かっていれば、対策のとりようもあるだろうと。コアが停止させられることにひどく狼狽した様子だったウィリアムを思い出す]
フヅキ、リトルアース起動。コード・スターリィスカイ。
―――リトルアース、発進いたします!
[最後の言葉は、完成する大会スタッフに向けて。
ひときわ大きな声で告げると、リトルアースの青い機体がふわりと空に浮かび上がった]
[該当空域の映像に注目する。
映りこんだ物の中に、蝸牛型のBFが落下していく場面が映し出されていた]
このBFは確か……。
[格納庫での出来事を思い出す。初参加であると言った大人しそうな少女。その後に公式パンフレットの参加者一覧にてどのようなBFに登場しているのかを確認した。
落ちているBFはその時に見た彼女のBFに酷似している]
初参加だからおおむねコントロールを誤ったか、許容を超える攻撃を受けたって所に見えるが……ちょっと引っ掛かりがあるな……。
[再び、今度はスローモーションにしてじっくりと映像を見る。
すると、ある事に気が付いた。]
これは攻撃を受ける前に機体のコントロールが止まってるな。
機体のコントロールが止まるっていうのはだいたい整備ミスで起こっているが、あのシャーロットは右も左もわからない初心者。
その全くの初心者相手に、整備不良のBFは出さないはずだ。……そんな事をしたら、メーカーならば責任者の首が飛ぶ。個人の場合でも、その整備者の覚えは悪くなる。
[それをめぐらせていた矢先に、同じく撃墜の状況を怪しむマシマの声がした]
誇りはBigFireと共にある。
故に、空に散ることはあっても、空に置いていかれることは、ない。
/*
あ、でも会社の名前≒誇りって解釈が可能か!?
ぬーん。
*/
/*
……あれぇ?
な、なんだかはいであるはずの方たちの言動が、あんまり狼側の人っぽくないと言うか…
…あれ?
コア停止能力を持った人は二人のはず…でありますよね…?
―大会本部・治療室―
[自力で歩けると言えども父親を始めスタッフが騒ぐので、大人しくレスキュースタッフに従い一度検査を受ける事にした]
大丈夫よ、スネイルネンが守ってくれたんだから…。
ね?ほら…
[上半身を強く打ち付けていたにも関わらず、打撲だけで済んだのはやはり...の言う通りだと思わざるを得ない。
幸い脳の方も異常は見られなかったので、湿布に包帯と普通の打撲の治療を済ませてもらう。
その後も何故かパイロットスーツのままで居るのに疑問を投げられたが]
…まだ、終わっていないから。
[それだけ呟いて、空を見上げた。
治療室には多くの傷付いたパイロット達が居て、人の出入りが激しく忙しない。
...は空で戦う事の厳しさを、今ようやく感じ取っていた]
記憶喪失 シュウは、シルバーコレクター ナサニエル・ウエクサ を投票先に選びました。
―― 大会本部/治療室 ――
[コアの過大な出力。「カ・エディーリ」の技術力を持って行われた狂ったような攻撃。本来であれば、リープと共にも行われ、文字通り「狂気」を思わせる弾幕攻撃となった筈だった。]
……。
[ベッドに寝かされているクロノは意識があるのかないのか、眠っているのかいないのか、動きはない。右手は体の横に、左手は額辺りに。その姿勢からの動きもないようだ。]
――異論、在りません!
貴機の指示に従います!
[即座に撃墜対象とされなくて安堵もそこそこに、目下での戦闘が一層、激しさを増す。
この状況で敵を増やすのなんて下の下だろうと。
先程の「とばっちり」以上の物が来ないと言う保障はないし、また時間も無く、機体をリトルアースの後に回す]
オールオーケイ、了解です!
[3機とも満足な状態かと言えばNOだし、単独で斬り抜けられるかとも言えばほぼNO。
そもそも今の自分にとってはウィリーを置いていく事こそ、それこそ絶対にNOだと思えて。]
――なっ、あれ、絶対イカれて――
[弾幕の密度、量ともに、回避は不可能だと思える壁に、逆に苦笑いしか出ない。
それがメテログラフトの『置き土産』だと知るのはまだ後だが今はどうでもいい。先ずは生き残ること、それが先決――]
全兵装、リミッターカット!並列コントロールオープン!!
バラけるなよ、サンダーエース!
[無我夢中で、機体を駆る。
最中、青い蝸牛を赤い光が覆った事を気付く余地はなかった。]
――各機ピット――
[一通りの損傷チェックを済ませた頃、ウェイン兄弟が到着。
浮揚ボードに乗って駆けつけてきた]
あっ、お爺さん達! ここよ!
[手を振って所在を示した。少女の隣、『アンギャルド』の全身を見回す兄弟の視線は険しい]
『こりゃあ……キツいな』
『奴の最終攻撃は見てたが、無傷な装甲なんかどこにもなくなってるじゃねえか。インターバルで変更するにも限度があるんだぞ、シュウ』
うん……それは、そうだけど。でも、まだ戦える、でしょう?
『まあ、それでも良く保ったというべきか。
あの近距離で被弾して健在なのはこの機くらいだしな』
『機体そのものは、そこまでやられてねえ。
背面兵装と右腕は死んでるが、『自在剣』は左手で使える。
問題は――その弾幕兵装。『禍珠』だな』
ん。
……あれ……お爺さん、達……、何か、知ってるの?
[老メカニックが指差した球体。今は鈍い反射しか持たない。
それは一筋の傷も付かぬまま、慌しいピットの様子を歪んだ形で映していた]
[空から治療室へ視線を戻し、自分の知る人影が無い事を祈りながら見渡す。
スタッフから探し人かと問われ、頷いた]
はい…あの…クロノさ…いえ、メテログラフトと、そのパイロットは…?
「そうよ、それ。シャーリーちゃんったら、チャンスだったのにそっちの援護してたわよね?あれ、何かあったの?」
[メテログラフトの援護に付いていた理由が気になるのか、興味深げに詰め寄って来るスタッフ。それを両手で制しながら後退る]
いえ、あの…知り合いと言って良いのか…ちょっとお話をした事があって…。
気になった事があったので、お話がしたいって、思って…。
[何かを勘違いしているらしいスタッフには「何もない」と返し、代わりにメテログラフトが狂的なまでに大きな弾幕を放ち大破して行った事を告げられた]
―― 大会本部/治療室 ――
… 何だ、誰も、いないのか。
[ひとりごち、むっくりと起き上がる。耳だけが、僅か挙動に遅れる。ラント達の姿は今はない。]
フン…
(ヲレも馬鹿な事をしたもんだ。)
[何故だと問われても分からない。あの時、あの瞬間。
クロノは確かに大会初期に、黒い気持ちが沸き起こった事を自覚していた。なのに…]
…… 馬鹿チキュウ人…
[クロノは、また、ぽふ、とベッドに倒れこんだ。
その目に光はなく、今は沈んでいる。また目を閉じた。]
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