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[核’コア’が声を発したのは、これが初めてではない。
けれど、ロジャーは今まで誰にもこのことを言ったことはない。
一度は、家族に話してみたことがあったが、
姉を始めとして、誰一人それを信じる者はいなかったからだ。
「頭がおかしい」と言われるだけだと、
空の飛び方を教えてくれた姉は厳しい顔でそう言った。]
[でも。]
(本当なんだ。)
おっかしーーーなーーー
いつもと、ちがう…
けど…
[今は、そのことを気にしている暇はない。
―――「Red WOLF」も。
『たのしみにしている』と言ってくれたのだから。]
追わなきゃ、アルトキュムラス!!!!
いっくぞーーーーーーーーーー
[濛々と立ち込める様々な色の弾幕の渦へ。
小さな羊雲は、飛び込んでいった**]
―上空・FlashTaker機内―
[色とりどりの弾幕を横目に、機首は赤い機体の方を向いていた。
前回大会の覇者を照準に収め、トリガーのボタンを押す。
本来なら弾幕を張るべき行為で動くのは照準のスクリーン。
収録を示す赤いランプがついただけだった。]
…けど、俺は。
あんたと同じ場所にいるってことを心の底から楽しんでる。
[ゴードンの表情が弾幕の向うに消えた。
握るトリガーをぐい、と引いて弾幕の上に回りこむ。
ピピピピピ
ピピピピピ
ピピピピピ!!
突然に操舵席にアラームが鳴り響く。
参加者の誰かの機体に接近していたようだ。]
ちっ…
はいはい、えらいすんませんねっ!っと…。
[今度はトリガーを押し込んで高度を下げる。
弾幕をひらりと機体を横にして避け、そのまま戦闘エリアの端ギリギリへ。
アラームはぴたりと鳴り止んだ。]
ゴードンを追っかけるとどうしても接近しちまうか…。
けど、あのじっさまを撮れんのも今のうちだからな。
[その場に留まって戦況を見る。
どの角度から寄って行けばいいのかを、考えている。**]
―― 空域 中央下層 ――
『避けた、か。さすがはキングね』
[マリアの放った逆行する滝は、ゴードンに飛び掛らんとする小型機を落としたばかり。肝心の獲物には当たらない]
[マリアはその結果と、勝ち誇ったような強制通信に顔をしかめた。何も返しはしない。ただマリアの内部密度をいじくって、その送信粋だけ情報伝達を切り離す。
―― どうせ、後から誰かが吹きかえるだろう]
[高空から、高密度の全方位弾幕が降り注いだ>>83]
(なるほど、第一関門だ)
『越えなきゃ、私達に未来はないわね』
[与えられたミッション。
王者が落ち、ベスト8くらいまで残ること]
[私は尾をくねらせ、細かく小刻みに避けはじめた]
―― 地上/大会本部 ――
「紅蓮。見て。星が降ってくる。」
[本部建物のホログラムBBS前>>0:205
グレンは、迷子を大会本部に連れて戻ってきた所だった。
ホログラムBBSでは現在、上空の実況が行われている。
その実況ではなく、脚先の切っ先を更に上げ、チョッキを着た白兎――黒隗は空を指差した。]
私の時より華やかかもしれないな。
[グレンはのんびりとした口調。
『BFリトルアースの星屑散弾だ』 等と言う、実況アナウンサーの声も聞こえてくる。
真紅のゴードン機「Red Wolf」。
メーカー名と同一名称の機体は、軽々と空を渡り巨大な三つ爪を振り払いながら、上空中央で全ての機体を待ち受ける。
光弾、炸裂弾、レーザースライサー。集中砲火を浴びながら駆ける姿は、縦横無尽に走る狼そのもの。獰猛だが、勇敢な狼王。]
「うずうずしてるよ。」
[くすりと笑うように、少し湿った黒隗の声が指摘する。]
[この巨体で、細かな制動はあまり得意ではない。
私はワルツのリズムを思い出し、ステップを踏むように飛ぶ。
自然、マリアに回すナノマシンは減っていて――]
『しまった――ッ!』
[マリアはせっぱつまった声を出した。
目の前に迫るは、上から墜落してくる機体。
弾幕にだけ気をとられ、撃墜機体は考えていなかった。
シミュレーションでは分からない現実。
初参加の罠]
[私は無理矢理翼を捻じ曲げた。翼の根元がぐきりと痛む。
身体を転換させる刹那、マリアの額に機体から弾かれた螺子がかすめた。赤い血の玉が空を飛ぶ]
[機体こそよけたものの弾幕の渦に飛び込んだ私は、回転しながら吸った息を1秒だけ吐き出し窮地を抜けると、それからようやく体勢を整えた]
[オープンチャンネルで挑発するような声がかけられたのはそんな時>>121]
―東空域・下層→中層―
[触覚を伸ばし、周囲を確認する。
自分達が空に出てから随分とBFの数が減ってしまった。これから後はどうして、どうなって行くのか?中央で交戦中の赤い機体を視界に入れて思案し、唇を噛む]
挑戦したいわよね、スネイルネン。
そもそもそれがあなたが何の為に生まれ存在したのかの理由だもの…それを私も一緒に示したい。
どうなったとしても…後悔のないように、して行こうね。
燻ったままで終わるのは嫌でしょう?
[左手のパネルを5本の指で力を込めて押す、すると上昇する速度が急速に上がり青い蝸牛は再び舞う]
―東/高層域→中層域―
[湿度がやや高くなっている。
雲ひとつなかった青空の東、うすぐらい雲が出ている。
ロジャーはくん、と手綱を引くように左手を動かしBFの高度を下げ始めた。]
くそおっ、せまいなーーーーもーーーーーっ
うあああっ っと、あ
・・・・!!!!っっ!!!
くっそーーーー 近づけ、ないっ
[ランダムに四方に散る光弾幕、避けきれず機体の下方を掠る。
表面装甲の一部が損傷したようだ。
アイボリーから剥き出しになった鋼色の機体内部が見えている。]
―東空域・下層→中層―
[上昇を続けていると、視界に不定形の雲のような姿が確認出来た。もう一度逢いたいと願ったロジャーの駆るアルトキュムラス。
思わず彼に話かけようと、チャンネルをオープンにした所で先に向こうから声を掛けられた。>>125]
ロジャーくん!さっきの弾幕、大丈夫でしたか!?
[励ましの声に応えたいと思い、また伝えたい事はいくつもあるが、何より先程の光弾>>83による被害が無かったかを問うた。
彼からの返事がもしもあったならば、その返答如何によっては彼を援護する提案をするつもりだった]
―― 地上/大会本部 ――
ナサニエルもだが、ゴードンは最高のBFパイロットの一人なんだ。
[第一波。
同時刻頃に、空で行われていたダグラスの解説>>115にもあるが、空を埋め尽くす弾幕の嵐。
今も次々に機体が撃墜され、特殊フィールドバリアに墜ちたそれらを回収する専用回収機体の姿が見える。
最下層部の特殊フィールドバリアの層は厚く、それ以上の被弾は免れる。皆、BigFireに設けられたそれぞれの搭乗者保護機能によって、機体は無事とは言い難いものだらけだが、搭乗者は無事な姿でスタッフやクルー達に救出されていた。
ゴードンが王者になったのは、実に27年ぶりではあるが、今日までの戦果を鑑みるに、5割、いや6割の撃墜率は下らないかもしれない。]
―南西空域下層ピット―
ふぅん…やはりへんてこな機体でありますなー。
…ん。向こうのはシャノン殿の…あ、逃げた。
[取り替えられる部分のパーツをおおむね取り替え、残った部分の冷却を待つほんの少しの間。
空に目を向ければ、にっくきクロウサギの機体がへんてこな機動で空間を跳躍する。交戦していたらしき見覚えのある…開戦前に紹介してもらった派手な戦闘機と、起動しているところは初めて見る、白い機体は、それぞれめいめい向きを変え、あるものは中央空域を目指し、あるものは戦闘を離脱して下層へと下ってくる。
その様子の一部始終を目で追っていると、目の端に写ったのは、緑色の矩形>>108]
んぐっ…
[もう何度目かの身震いが走る]
…だいじょうぶでありますよ、フヅキ。
フヅキには、小官の心配よりも、機体の心配をしてもらわなくては。
[パイロットスーツのバイザーに表示されたメッセージに返す言葉は真摯に、機体を見つめる視線は気遣うように。それは道具どころかあるいは親しい人間に向けるよりもなお…]
…時間がないでありますな。
フヅキ、再度損傷箇所のナビゲートを。
[静止していたのは、その一瞬のみ。バイザーに表示される情報から、機体の冷却を見て取ると、ふたたび整備に没頭した]
…ふむ、こんなところでありましょう。
フヅキ、発信シグナルを…
…あまり必要なさそうでありますが。いちおう念のために。
[本来なら、狭いピットからの発着の混雑を避けるために必要なそれ。
今のところは、必要なさそうだったが、いちおう発信だけはしておいた。
大会開始から間もないこのタイミングは、参加に実力の伴わない者が撃墜されるか、補給を必要としないか、いずれかであって、ピットはあまり必要とされていないのだろう。
まぁ、だからといって早々にピットインしたことを情けないとも思わなかったが。
要は機体と戦術の差であって、勝敗を決する決定的な違いではないからだ]
起動コード・スターリィスカイ
全弾幕兵装スタンバイ
リトルアース、発進であります!
[こんどは、消耗しすぎないよう慎重に。そう自分に言い聞かせつつ、通常戦闘モードに出力を上げ、宙に浮かんだピットから青い球体が浮かび上がった]
目標・中央戦闘空域上方。
コメット起動であります!
[整備の仕上がりを確認するような一瞬のホバリングの後、流星の尾を引いて、青い機体は空を貫いていった]
―中央空域・最上層へ―
―― 中央下層 ――
[自らが吐いた炎の余韻を纏いながら、私は乱暴な通信を聞く]
(―― 私は、もっていないがね)
["操縦者"に見えるだろうマリアではなく私に話しかけてきたことにまず私が瞬いて、告げられた内容にマリアが瞬いた]
[マリアがくすりと笑って、私は「私」にアクセントを置きながらあっさり返した。オープンチャンネルであることを意識して、返す言葉はそれだけだ。翼を大きくはためかせ、南東中層空域まで舞い上がる]
[そうして、その黒い機体から大きな大きな光弾が赤い狼を襲う。赤い狼がそれを余裕の様子で避けていくのを、マリアは口元だけで微笑んで鞘に手をかけた]
『行くよ、ウィリー』
(分かっているさ。余裕を持って交わしたそのときが、発射の時だ)
[機体接近警告、と告げるスクリーン。けれどその前に。
『危ない』と通信外の声が聞こえた。
アルトキュムラスとは違う、小さな鋭い声。
ぴた、と一瞬の静止の後、そのBFが離れていくのを見た。]
ありがと。
[小さな声で呟くと、ロジャーは気を取り直し改めて損傷を確認する。
少しだけ機体バランスが悪い。が、次のピットインまでは大丈夫そうだ。
前後左右上下、周囲のスクリーンには、見知った機体。
水晶竜のBFウィルアトゥワや、重装甲のクヴォルフィリアも映る。
ロジャーは様子を伺うように、くるくると旋回しながら中央空域との境界あたりを飛んでいる。]
[やや距離を取り、最小限の動きで流れ弾の直撃を避けながら、上がった息を整える。
自らの身体で駆けているわけではないのに、びっしょりと汗をかいていた。
気分は悪くない。刃のように研ぎ澄まされていく感覚。
通信と共に、あの壮年の王者の楽しそうな顔が見えたような気がした。]
《ずいぶんと悠長なお出ましだな、銀色の似合うイケメンさん。
前回の雪辱晴らすんじゃなかったの?
行かないなら、もらっちゃうよ?》
[万年二位で有名な彼を挑発するように短い通信。
かつて幼い頃、羨望のまなざしで見た大会の中継映像。
その中にいた男と、今は肩を並べている。
目の前では赤い狼を捉えようと緑色の檻が展開されていく。
捕らわれた機体へと、残像を残して迫る白刃。]
―― ゴードン ――
『一度効かなかった手が、効くかァ!!』
[オープンチャンネルでゴードンが吼える。
宣言通り、ユージーンの第一撃を機敏な動きで赤い狼は交わしていく。同時に、クヴォルフィリアへと反撃をしようとしたその鼻先にチャージ弾が迫る]
『おぉっとぉ!!』
[流石に冷や汗をかいたのか、常人ならば決して避けられはしないだろうその一撃をぎりぎりでゴードンは避けていく]
『はっはぁ、惜しいがいい攻撃……何っ!?』
[強制通信に動揺が幽かに乗った]
―― マリア ――
[大きなチャージ弾が迫る時。
私とマリアは身を低くして滑空のポーズを取っていた。
風向き、よし。一気に加速する]
(宇宙一刀流――)
『いっけぇええええええ ビーム居合い!!』
[ゴードンの脇をすり抜けるように私は跳んだ。
マリアは、思いきり鞘を払って刀を振りぬいて――]
―― 地上/大会本部 ――
[黒隗はグレンを暫し見つめ、]
「紅蓮、楽しそう。」
[にっこりと笑うと、空を仰ぎ見た。]
「わ。マリンブルー・スネイルがくるくる回ってる。」
弾幕を巧く避けられる方法を、最初から分かっている参加者ばかりじゃないんだ。
「紅蓮も最初はそうだった?」
ああ、そうだよ。
弾幕の嵐を乗り越えて、ゴードンに迫った。
[その口調からは本当かどうなのか読み取れない。
だが、とても楽しげにグレンは言葉を返す。
それから暫しの間、空で行われる戦いに思う事は全て胸に秘めたまま、*見守った。*]
――北西エリア/高空――
[中央エリアの一画を取り囲んでいた緑色の“檻”が、維持限界を向かえ、消滅する。
格子状に並んで発射されていた小型弾はコントロールを失い、無秩序な動きへと変化した]
あの中は――やっぱり、大した事には、なってないか。
[機体を北辺へと大きく迂回させつつ、少女は『バードケイジ』が残した結果をチェック。
“檻”そのものに触れたならともかく、内部に生まれる小型弾にはさほどの破壊力は無い。
前チャンピオンは健在。装甲強度にもさしたる損害は無いようだった]
−会場上空・中央空域−
[ゴードンの機体が見えてくる。その途中も、多くのBFからの攻撃を受けるが、ささっと避けていく]
……まだあれを使うには早い、という事だな。
もっとも、そう余裕なばかりではいられないだろうが。
[あれ、つまりは"銀色の星"。
回避と「魅せる」事を狙った弾幕。]
そろそろゴードンに、挨拶をしないとだな。
相変わらずだな、ゴードン。
今のお前ならば、この位は余裕だろう?
[ゴードン機に向かい、矢のようなレーザーを放った。
まるで矢にくくりつけた手紙−矢文の如く。
ゴードンがその手紙を受け取っての反応を観察する構えに入る]
―中央空域最上層―
ふぅむ。佳境、といったところでありますか?
[コメットの出力を切り、フルムーンの噴射でその場に静止。ふたたび戻ってきた空域で、眼下の戦闘を眺める]
[赤い機体を取り囲む緑の檻。うねる光弾を吐き出す黒い機体と、それに呼吸を合わせるように好機を待つ水晶竜。白金の機体も今を好機と突撃するようだし…]
(…ちょっと妬けるでありますなー)
[と、場違いな思考は、黒い機体と共闘体制に入っている友人に向けて。
無論、場違いである自覚はあるし、どうこうしようとか、よしんば邪魔しようなどと考えるような類のものではなかったが]
…コード・ファストスター。
照準はこちらでつけるであります。フヅキ、補助を。
[せめて自分は補助か…あるいは保険をかけておこうと。
静かに、眼下の戦いを見守っていた]
[どうやら、この通信はノイズが多いらしい。
こちらからはクリアに聞こえるものの、向こうでこちらの応答を確かめるような声が聞こえて、私は嘆息した]
BBQとは羨ましいな。
なあ、キミ。誰だかわからないし、上手く繋がるかも不安だが、あんまり序盤に落ちないで欲しいものだね。
せっかくのこうした縁なのに、すぐに切れてはつまらない。
[忙しそうな応答に、同じく選手なのだろうと当たりをつけて声をかけた。こちらとて、忙しいのは同じ。それ以降しばらくは通信を途絶えさせてしまっていた]
―少し前 東空域・中層―
[相変わらずの物怖じしない、元気そうな声に安堵の溜息を付いたが、彼のBFの装備に欠けが生じた>>147と聞き僅かにバイザーの奥で眉を動かした]
あ、あの。
私は少しミスをしましたがまだ大丈夫です、ですから、少しですが援護します!
ふ、不要なら言って下さい!
[BFに乗っていてもいざ会話となると言いたい言葉の全てを伝えきれはしなかったが、援護する旨だけは伝えられたようだ]
―現在 東空域・中層―
[Rainy Dayをいつでも放てられるように展開しておく。
その照射範囲は拡散型ではなく、集中型で固定してある。]
とにかくゴードンさんの元へ向かわなきゃ。
[ロジャーへの提案の返答がどうであれ、なるだけ視界に彼の機体が入るようにしながら中央へと移動する]
―― 戦闘空域/西エリア/中高度 ――
[かっち こっち かち こちん。
メテログラフトの最外郭装甲。その内側に内臓されているのか?…無数の歯車と時計の針が光の影となって浮かび上がる。
そして…]
燃えろ燃えろ燃えろ燃えろォ!!!!
[今、メテログラフトの周囲を回るのは、約5m程の紫色の炎の球が何十も連結したもの。
ラガリアの刺塵。
その不定形な兵装は、今は何かの爬虫類の頭部の骨を思わせる形状をしている。その頭部が、約5m程の紫色の炎を思わせる光球を生み出している。
頭部は移動をしており、球が膨れ上がりきると次の球が作られ、それがまるで蛇を思わせるようにのたうっているのだ。]
/*
BFを駆るのに慣れていない、という部分を見て頂けてうれしかとです。
でも、困ったな…唯一の近接用装備がコレじゃーなー(考えなし)メインは雨の日で、補助が紫陽花で、特攻用が足跡でいいかしら。それとも決め技みたいにするにゃ一工夫要るからピットインまでもったらパパンから目を回さない構造なんだよーというのを教えてもらうことにしようか。
一応初回・4d吊りの方向で負けフラグ立てるつもりだから…思い出す、のがまだ良いかも知れないかしらしら。
[両手でしっかりと操縦桿を握りこみ、王者の回避行動の先を予測した軌跡を正確になぞる。
下方から来るチャージ弾。避けて軌道を変えては届かぬと判断し、更に出力を上げた。]
〈第六フラップ破損!〉
構わん、5番と7番に空力分散!
[文字通り、ゴードンの懐を借りる気持ちで、えぐり込むように胸元へ飛び込んだ。]
―― 北西下層 ――
[三日月形に発せられたビームの行方がどうなったか。
背後でまだ音がするので落とせてはいないのだろう。
突撃の勢いのまま、エリアぎりぎりまで滑空し、一息ついた]
『ドラゴンに牙はなくても、女には棘があるのよ』
[少し満足そうにマリアが呟く。
私は痛めたらしき直後に無理をした翼の付け根に消炎ナノマシンを集中させながらくつくつ笑った]
(彼のセンスは好きだね。ひどくいい)
『本当よ。ウィリーに直接持ちかけるところが素敵。
――ウィリーが普通の人工知能バイオノイドだったらどうする気だったのかしらね。単なるナノマシンコンピュータじゃ言外のニュアンスなんか受け取れないわ』
[上機嫌でマリアは額の血を拭う。
そのとき、ニーナからの通信が来ていることに気付いた]
『ハローハロー。
ニーナ、もう武器の調子は大丈夫?
気を使わずにいつも緊急通信でいいのに』
[マリアの瞳が上空を索敵する。
目当ての機体が空にあるのに気付くと、その目を細めた**]
――上空/観客席(南西エリア西より・中層)――
[下層から、青い球体型の機体が彗星のように尾を引きながら中央部目指して上っていく(>>141)。
機体の向かう先には――前回王者が乗る真紅の機体]
「速度だけで抗えると思うな」
[少女が「自分が戦闘空域にいたら」と仮定の話を始めたら、先ほど少女と電話をしていた、修理工場の若手の中ではリーダー格である男はきっぱりとそう言った]
「いいか? 弾幕を避けるのにも撃ち落とすのにも必要以上の速度はいらないんだよ。そもそも速度が上がれば上がるほど緻密性は失われるし、それに」
……それに?
「《Indigo Bird》は他の機体よりやや軽い。軽いということは装甲が薄いことに等しい」
ああ、装甲が薄いと守りが弱くなるから速度を犠牲にしてでも守りを固めるべきだ、ってやつでしょう? 正直聞き飽きました。
「……みなまで言わせねえ気か」
――構わないわ。
[少女の中にもうひとつの声。
短く、“起動言語(トリガー)”を告げる]
“墜滅せよ、空の灯火。”――『レゾナンス・ロスト』。
[その言葉と共に。
『アンギャルド』に埋め込まれた『禍珠』の表面が妖しく煌めく。
一瞬の後、虹色の煌めきは真紅へと変じた]
[真紅の機体を包んだ光は、まるでそのコアに向かうように収束していった。
予想外の異変。
だが一度発動させた弾幕は止める訳には行かない。
無意識に刷り込まれたかのように、少女の唇が動く]
――『レイディアントシルバーガン』!
[自機前方へと突き出した『自在剣』を砲身に、銀色の閃光が強烈なレーザーとなって発射された]
活動を停止したゴードンの機体を包み込んだ赤い光を掻き消すかのような、白銀の剣]
[真紅の機体を包んだ光は、まるでそのコアに向かうように収束していった。
予想外の異変。
だが一度発動させた弾幕は止める訳には行かない。
無意識に刷り込まれたかのように、少女の唇が動く]
――『レイディアントシルバーガン』!
[自機前方へと突き出した『自在剣』を砲身に、銀色の閃光が強烈なレーザーとなって発射された。それはゴードンの機体を包み込んだ赤光を掻き消すかのような、巨大な白銀の剣]
[ゴードンは、自らの攻撃も何の事は無いかのように避ける。
ゴードンの実力からすれば、目をつぶっていても避けられるような攻撃である。
しかし、そこを多くの者が狙っているとくれば、わからない。誰かのが当たるかもしれないし、予定とは違った位置に来てしまうこともある。
その一瞬の隙を付き、ゴードンを落とす。
そのような計画でいた。]
ここまで来て残っているのは相当な精鋭揃い。
そこからの攻撃を続けて避けなければいけないのは……さすがのゴードンでも疲れが無い、とは言えないだろうな。
こっそりSNSの非公開でも呟きましたが、私自身の考えは狼役「イ」さんよりではあったりするのですよね。BFの普及率を考えると、それくらいのものであって良さそうな。
ただまあ、その辺は参加者次第とは思ってはいたかもしれない。
―西エリア・低高度―
……うわ、まだあの機体落ちてないの……
流石に桁が違うね……無理だよあんなの。
[降下で乗せた速度を殺さない様に右旋回、緩やかに高度を稼いでいく。
横目で見る中央空域、数が減った事で逆にBF同士で連携し易いのも有るのだろう、各機攻撃の鋭さは現在のほうが一枚上手であるようだ。
それでも墜ちる気配を見せない赤い機体、流石は王者の面目躍如と言う事か。
こうなったら苦笑いしか出ない。]
……まぁ、活躍してる人の援護にでもなれば良いか。
『ガトラル』、徹甲モードに切り替え、『Red wolf』進行方向を予測、見越射撃でコントロールオープン。
[中央エリアを掠める様に変針。牽制でも切っ掛けにでもなれば良いと、細い三角錐形状の弾幕を吐き出す。]
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