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/*
よし振るぞ。
クロノ:10(10)+3
マリア:7(10)
ユージーン:8(10)+5
マシマ:10(10)
ロジャー:10(10)+3
シュウ:10(10)
ナサニエル:1(10)+4
ニーナ:10(10)
シャーロット:10(10)+1
シャノン:2(10)
*/
/*
ちょw10出すぎww
★注目ポイント1d
クロノ:13
マリア:7
ユージーン:13
マシマ:10
ロジャー:13
シュウ:10
ナサニエル:5
ニーナ:10
シャーロット:11
シャノン:2
*/
― 格納庫 → ―
さぁて、小さいモニタばかりじゃここに来た意味がない。
もっと近くで見ないとな。
[コックピットを抜け出し、格納庫を後にする。]
……ちと物足りない。
観戦の前にもっかい食い物を調達しておくか。
[物色しようと、再び屋台通りへと向かった。]
[数分後、搭乗ゲートに大量の食料を持ったオメガの姿が見られるだろう。]
[空には無数のBFが、閃光を描きながら舞っていた。]
―― 空域 中央下層 ――
[弾幕の雲を、くるくる抜けて下層へ。
マリアは顔を上向け、目を細めた。
マリアの瞳から得られる視覚情報が体内のナノマシンを彩る]
『……今』
[零れ落ちてくる流れ弾。
操縦不能になってネットに鮮やかに突っ込んでいく機体。
上空から雨霰と降るそれらを忙しく羽ばたきで私は避ける]
『倶利伽羅不動 ―― lagu ――』
[マリアは眼をひそめて他機と交戦している赤い機体に向け、引き金を引いた。私は口をあけ、ごうと吼える]
[吼え声に呼応するように、下から滝の様に揺れる弾幕が空を遡る]
――大会会場/屋台通り――
[――置いてかれた。
地上に引き返した後全速力で屋台に戻ったら、既に屋台は店じまいをした後で店主の姿はどこにもなかった。
まあ子供ではないので置いてかれることにまったく問題はないのだが]
……置手紙がある。
「俺は空の観客席にいる。焼きそばは売らん。地に足の着いた場所で商売をやるのが俺の矜持だ。だからダイアナも売るな。」
[待て。いったい空の観客席のどこにいるというのだ。
というか、そもそも観客席で許可なく食べ物を売ってもいいのか]
「そういえばピチッとした黒い服の男がわざわざここまで代金を支払いに来たぜ。『代金はきちんと貰え』だと。何があったか知らんが、たとえどんなに言葉の通じないエイリアンみたいな野郎でも――客は客だ」
[格納庫での一件を思い出し、一瞬少女の眉間にしわが寄るが]
さすがに「エイリアンみたいな野郎」は言いすぎだと思うよ……
[良き世界。平和。それは宇宙に生きる者達の願い。]
―― BigFireメテログラフト内コックピット ――
[静かな、闇。
外界からの隔絶。
球体、と言って良いのか――椅子型の操縦席はクロノの体を、全てを受け止める。背凭れに全てを預けている。
その顔を、薄黄翠色と橙色の色味のある薄い真鍮色の光が穏やかに、ぼんやりと照らし出す。
それにつれ、クロノ用にカスタマイズされたコックピット全景がはっきりしてきた。
クロノは、瞳を半分開く。]
――――。
[事前にラントの力をもって収集したデータ。
参加者、そして、搭乗機体。
細々とした全てのデータが、クロノの視界、視野全てを使って、次々と映し出され、ラント語の文章羅列が上から下へ流れていく。
開始前の一時、その一時でクロノは全てを憶える。
クロノの脳内でデータは絡み合い、未だ全体像がはっきりしないものの、一つのカタチをクロノの中で形成し始める。]
[そして最後。
クロノの副官によるメッセージ。
全ての事象を開始前に追いきれず、「誰であるか」を確定し切れなかったが――]
―― 下らん 。
下らんものを持ち込んだ奴が居るのか。
[BigFireの核《コア》を停(と)める――。
それは敗北宣言と墜落が負ける事に繋がるこの大会にとっては有利な代物ではある。
クロノは息をつき、目を閉じる。
リープ(跳躍)する思考。
母星への調査に志願し、降り立った部下。
ラント戦艦巨大スクリーンに映ったその部下の死。]
[平和。希望。
それを持たざるものは、
そう、母星に降り立った部下は、皆殺し合い死んだのだった。
理由が分からない。意味も分からない。母星に降り立たずに居た自分達がそうならないという保障はない。
己の目で見た。宇宙連邦のラント達も、映像で見ればその脅威を感じるのか。それとも、連邦の帰属意識を持ち尚自らは平和の裡にあるがままなのか。
クロノには、分からない。]
フン…
下らん。
しかし、理には適っている。
[ぐったりとした態勢から身を起こす。
それは、振り子のように、前に俯く行動だったが。
下に向いたクロノの顔。
黒い瞳が、鋭利な刃物のような光を隅に溜め、開かれた。]
大会本部がどう出るかは知らんが――…
未だ情報を掴んでないか。
[前を向く。記憶し終わったデータが、今も未だ延々と繰り返し、切り替わりながら映し出されていた。クロノの顔を、フレームのみで表示された機体達が彩る。]
――中央エリア/高空>>29――
[少女が突撃の機会を窺ううちに、ゴードンの機を目掛けて急速上昇していく機体が戦術要素としてピックアップされた。
両翼に刃を纏わせ、駆け抜けていった白銀の軌跡]
――マシマさん、だ。あんな中を、すごい。
[返しに放たれた巨大な近接兵装、『赤き鉤爪(Red Talon)』。
一瞬の差でマシマの機が回避、更に高みへと昇っていった。
と――縮小されたウィンドウの中、ゴードンが吼えた>>38]
『いいぜぇっ、こいつで掻き消してやる!
力比べだっっ!!』
[少女の側からすれば完全に背を向けた形。赤い機体が後背に負った曼荼羅も、今は他に攻撃を振り向ける余裕は無いように思われた]
[上下から発射された他機の弾幕に、アラートが表示される。
回避駆動は仮設AIに委ね、全力で疾駆。長大な片手剣を振り上げ、真紅の機体へと左袈裟に切りつけた]
――チャンピオン! 覚悟っ!
[が、鈍色に輝く『自在剣』の構成場は『赤き鉤爪』に阻まれる。ひと回り大きな漆黒の騎士を真っ向から受け止め、ゴードンは一歩も退こうとはしない]
―東空域、中層―
[男は先程から違和感を感じていた。
コクピットの後ろ、核のさらに後ろにあるブラックボックスから奇妙な声が聞こえるのだ。
断末魔の声?いやそんなものが聞こえるはずがない。
しかしこの独特の背筋をゾクりと撫でる感覚は、感じた事がある。
戦場や、大惨事になった現場でよく聞く声によく似ている。
そう、それを機械的なおと]
まさかな、BFの声だとでも…
[男は可能性を思い付いたが否定した。
だが、ブラックボックスの指数は急上昇していた]
82%、…88%
なんだこの上昇値は。
……固、い、ね……っ!
[水晶竜が下方から放った弾幕の到達まで、あと0.2秒。
このまま鍔迫り合いを続ければ巻き込まれるのは必至だった]
ここは――次に、持ち越し、かなっ!
[スラスターを一瞬ブースト、僅かだけ突き放した隙に『自在剣』を形状変更。大盾の形に展開し、天を衝く瀑布に備えようとする]
――― 面白い。
[胸の裡にあった黒いものが、頭を擡げた。
チキュウ人達に元々持っていた感情とも、「大会」への期待や高揚とも、全く別の所から生まれた、黒い感情だった。
胸の裡を占める、苦痛と絶望といった負の想いから現れ、変質した感情だった。]
ハハハ … 面白い !!!
[哄笑。
平和。希望。
それを持たざるものは、心の裡に開いた穴を埋める更なる代償を、求めるというのだろうか。
心が、それで埋まる事も晴れる事も決してないというのに。]
どう出るか見させてもらう。
[クロノの顔を、下方から薄黄翠色と橙色の色味のある薄い真鍮色の光が照らした。目の前のデータ表示が、ふつっ… と消えた。]
―― BigFireメテログラフト内コックピット ――
手段は選ばん。
必要ならば、特殊フィールドバリアを破壊し、戦艦の主砲を使ってくれる。
[そうなれば、大会、引いては「大会で勝つ」という意味すらなくなる話ではあるが、クロノは思いつきのように、そう嘯いた。]
[一瞬集中力を欠いていた。
その一瞬で、機体の前までゴードンの放ったいくつかの弾幕が迫っていた。
ヴォルレイの通常弾の連射は迎撃され、残りの弾がこちらまで迫っていた]
チッッ
[男は焦って、機体を上に逃がそうとした。
シュッ、と機体は男が予想した以上のスピードで弾幕を避ける]
これでクヴォルフィリアの九割の力か。
…加速力ならセンパイの機体以上かもしれん。
[男は上空に居てびっくりした他の機体をブラスターで焼きながら、中央へと移動した]
―中央空域・下層―
[降り注ぐ星達を撃ち落し、そうでなかったレーザーの雨は赤い機体へと降る。>>37下層からの攻撃であるからか、それらは軽い回避行動で全て避け切られた]
ふぅ。
ゴードンさんは…雨くらいじゃ物足りないみたい。
どうしようかしら。
[そこでマリンブルー・スネイルの触覚をひょこひょこと動かし、あるBFの姿を探す。
一目で彼だと解る、特徴的な雲のような姿のBFを。
しかし今の視界には捉える事が出来ず、既に上層へと行ったのだろうかと触角が縮んで上を向く]
……大丈夫、きっとまた逢えるわ。
[今、この空に在っては出逢った人々とは敵であるというのに、ロジャーやクロノの事、ナサニエルの言葉が頭から離れず口をへの字に曲げた]
敵、かあ…。そうなんだろうけど、うん…。
スネイルネンはどう思う?
[返答などあるはずはないが、問いは続けられる。
その間に直近で水晶竜から放たれた弾幕>>51から慌てて離れ、距離を置く]
[ファンファーレ。鳴り響く勇ましい音。
花吹雪のような色とりどりの光、花の形をした弾幕。
彩られた青空。BF乗り達への祝福。
クロノの黒毛に覆われた手が両脇のパネルに触れると、コックピット内に縦横のラインが走る。ラインで区切られた無数の矩形。それらが半回転し、前面から後方へ潮が引くように周囲の光景が現れた。
クロノの目が、一瞬和らぐ。
思い出すのは、宇宙海賊を討伐し、ラントへ凱旋した時の花。
優しい思い出は、しかし、痛み。]
行くぞ。
メテログラフト。
[既に浮いて停止していたラント製BFは、音もなく事前動作もなく上昇した。]
/*
はてさて…クロノさん関連についてこの子はどうするんだろ。
とにかく、彼が何か怖い事をしようとしたなら止めようとはする…かな。
夢見がちな女の子なので、やっぱり甘い所がしっかりあるんです。この今の空で人を敵として見なせないのもその辺から。多分、ロジャーくんは全力で庇いに行く。そんで串引っ掛けてったのがユージーンさんだと気付いた時は全力でつっかかって行…けるかな。でも、アタックはすると思います。
[一年ほど前、町のBigFire修理工場の面々が、町に現れたごろつきと小競り合いになったことがあった。
その際にごろつきの一人が修理中のBigFireを罵倒しつつ食べ物をぶっかけ、それを見ていた工場の面々が派手にキレて、その後は……まあ想像に固くないだろう。大乱闘であった。
少女は隅っこの方で事の成り行きをうかがっていることしかできなかった。心の中でごろつき達に憤慨しつつも、修理工場の面々を助けに入ることはできなかった。
だって女の子だもん。男どもの大乱闘に入れるわけないじゃん。
要するに格納庫では、青年のセリフと一年前の出来事が結びつき、青年もごろつき達と同じことをしたという推測に至ったのだった。
だけど、あの青年は、あの時のごろつき達とは違う気がする。
BigFire乗りであるという点で明らかに違うのだが、それ以外にも、何かが]
[そして現在――]
―― 戦闘空域/南西エリア/上限高度域 ――
[天球儀が、空に浮かんでいる。
眼下…中央エリアには、蜂蜜に殺到する蟻や羽虫達のように、真紅の機体に殺到する Big Fire の姿 ――。]
[距離があれば難はない。
近接距離で放たれれば回避が難しい弾であっても、遠距離であれば避ける事は決して難しい事ではない。
最小限の動きで、クロノはメテログラフトを動かした。
その合間合間に、メテログラフトは青白い光に度々包まれている。近くで見れば、髪の毛程の弾幕を360度周囲に向けて放射しているのが分かるだろう。あまりに細い為、発射の瞬間の光しか見えないのだ。
が、それに殺傷力はない。機体の皮膚感覚に優れていなければ、埃があたったのと同じ程度の感触だろう。]
―戦闘空域・中央上限高度―
『このワインダーを避けられねぇ奴は、そこまでだぜ!』
[チャンピオン特権の広域通信が、そんな声を届ける。うるさいなぁ、こちらは乗り物酔いでそれどころでは…]
『ニーナ。避けて』
[直後、友人から入った通信で、やっと我に返った。
機動酔いして青ざめた顔を下方に振り向ければ、その目に反撃の撃ち返し弾が映る。
回避を―――そう考えるが、酔った頭で機動がふらつく。
否、そうでなくとも、単純な機動力に乏しいこの機体では、あの数の誘導弾幕は交わせない]
…ッ
フヅキ、フルムーンにエネルギー供給を。同時にコメットをスタンバイ。ひきつけて切り抜けるであります…
[そうは告げるものの、上手くいくかどうかは五分といったところ。Red Wolfのスペックは把握していたつもりだったが、予想よりも立て直しが早すぎる。
立て続けに負荷の強い制限機動を連発した状況では、避け切れるかどうか…]
[そして現在――]
―― 戦闘空域/南西エリア/上限高度域 ――
[天球儀が、空に浮かんでいる。
眼下…中央エリアには、蜂蜜に殺到する蟻や羽虫達のように、真紅の機体に殺到する Big Fire の姿 ――。]
[距離があれば難はない。
近接距離で放たれれば回避が難しい弾であっても、遠距離であれば避ける事は決して難しい事ではない。
最小限の動きで、クロノはメテログラフトを動かした。
その合間合間に、メテログラフトは青白い光に度々包まれている。近くで見れば、髪の毛程の弾幕を360度周囲に向けて放射しているのが分かるだろう。あまりに細い為、発射の瞬間の光しか見えないのだ。
が、それに殺傷力はない。機体の皮膚感覚に優れており分かったとしても、埃があたったのと同じ程度の感触だろう。]
!?マリアさっ…ウィリー殿!!!
[眉をしかめている暇もなく、弾幕は迫ってきて…そして、間に割って入った>>42。
迫る弾幕は相殺され、わずかに残った誘導弾なら、リトルアースの機動でもかわしきれる。
けれど、その代償にウィリーがいくらか被弾していたように見えるけれど…]
…今のはツケでお願い申し上げるであります…
[と、呟く声は、通信に乗せない。後々気にさせたくはないし、何より集中を乱させる訳にはいかない。
ただ、援護に出し惜しみはなしにしよう]
…フヅキ、弾幕兵装・甲ならびに丙を連結展開。
反動制御を乙に。
出力80・40。
ハイリミテッドコード・スターレイン スタンバイ
[赤い機体に群がる機体と、それに対する対処で上空に意識が向けられることは今のところないものと判断する。
二つの光輪が連結され、機体前面に展開される。そこからぽろぽろとまろび出るように射出されるのは、通常より大きく、ほとんど速度を持たない星型弾。
それが機体の周囲へと展開されて…]
――北西エリア・中空――
[波打つ弾の群れから抜け出し、交戦エリアから距離を取る。
少女の機体には幾つかの掠り傷。今の攻撃でシールドを突破したものが付けた痕だった]
大丈夫、中にまでは届いてない、ね。
『アンギャルド』、また、行くよ?
次は――これで。
[左手首の外側に右手を重ね、『禍珠』を突き出す形。
虹色のきらめきが躍動の度合いを増していく。
不意に、こめかみから頭の奥へずきりと痛みが走った]
……っ、つつぅっ!?
/*
ダークルート……つまりクロノ狂人か!?
なんとなくラント戦艦に撃ち落とされたいと思ってしまった私がここに。再調査→派手な迎撃→土壇場で戦う意思を見せ兵装のロックが解除されるルート。
あと通常兵装(レベル1とレベル2)はイメージ型だけど大技(レベル3)のみ違うことになりそう。初回脳内ネタ出しで出た「乗り手の経験によって」弾幕が進化するタイプ。
*/
――北西エリア・中空――
[攻撃動作を中止し、防衛モードに切り替える。
その間、約5秒。
通常の乱戦ならば致命的な隙だったろう。殆どの機がゴードンを狙っていたからこそ間に合ったのかもしれない]
っ、これ……何。また、さっきみたいな、の?
[機体との動作リンクを一旦サスペンド。痛むこめかみを押さえながら、生体モニターを呼び出す。簡易診断の結果が報告され――そして、ある外部接続に気づいた]
……お爺さん達、かな?
―― 戦闘空域/南西エリア/上限高度域 ――
なるほど。把握した。
特定箇所の反射率、並びにエネルギー吸収効率。
[メテログラフト内でクロノは独白する。
現在、メテログラフトのバリアの稼動環数は半数にも満たない。時折現れる光弾や実弾を避ければ、この数の稼動数で間に合う。
天球儀の8つの環は、一番外側〜四番目までが稼動しており、環からは橙色の光を発生。環が通り過ぎた後には橙色の光が尾を引いている。その尾にも弾を弾く効果があるようだ。
そして、地上・空から見れば、現在天球儀半分より下部には雲のような煙のようなものが漂っているのも見える事だろう。]
[通信回線を開く。
だがそこに映っていたのはノイズと雑音のみ]
――え? まさか、故障――
[自問する間もなく、ノイズは球体スクリーンの全面に広がっていった]
[何者かの声が響く。今までに聞いたことの無い、女性の声]
▽ターゲットを選択しなさい▽
▽ターゲットを選択しなさい▽
▽ターゲットを選択しなさい▽
[混乱する少女をよそに、声は繰り返し響く]
……なん、なのっ、これ……
―南東エリア・最高高度―
FLAAAAAT OOOOOOUT!
[一息に、駆け上がる。誰よりも速く。
途中の疎らに飛んできた弾幕も、機動だけで問題無く回避出切るほどだったか。]
あー、やってるやってる。
ド真ん中で……派手だなぁ、しかもわちゃわちゃと居るし。
[機位が安定した所で、中央エリアに目を向ける。
全域放送にもあったが、王者の真赤な機体が暴れている。その上『チャンピオンは俺がやる』とばかりに相当数の機体が、雨霰と弾幕を撒いていた]
『ガトラル』、炸裂タイプで、コントロールスタンバイ。
[とりあえずは、消極的らしい。
ぶん、と中空に開かれたレーダーで、周囲を警戒しつつ。]
−北東エリア・中層−
[ゴードンのいるエリアでは、随分と派手な戦いが繰り広げられている。自分と同じように早速何体もの機体を落としている]
さすがはゴードン、私のライバルだ。
……ライバルはこうでないとな。
[ゴードンのアピールの声がこちらにも響いてくる]
ゴードン、覚悟っ!
―東空域・中層―
[水晶竜の放つ弾幕から離れるように位置を変えて上を目指す。その間にこちらへと向かって来るBFも居るには居たが]
私達はまだ空の天辺を見ていないんです。
…ごめんなさい、
――Rainy Day『鉄砲雨』
[キュ、とパネルの上で鋭い線を描くと再び巻貝部分の外周が開き、今度は上方ではなく正面…自分に向かってくるBFへと一斉に放出される。
先程のレーザーよりも少々長い間隔で、また集束させたものを放ち、回避し切れずに動きを鈍らせたBFへは再度『鉄砲雨』を撃って落として行った。
外れたレーザーは赤い機体へと群がっているBF達の側を掠めて行ったかも知れない]
…出遅れてる、頑張らなきゃ。
[次々と赤い機体へと向かうBFを見上げ、一度現在居る中空域を見渡した。]
―― 戦闘空域/南西エリア/上限高度域 ――
[最初に放たれたニーナのばら撒き型の星散弾は、疎らな事と距離もあり、安定して避けられたようだった。次に放たれた中央エリアからのゴードンの弾幕。此方も、然程問題はない。]
掃討を開始する。
[ぼひゅ。
そんな音が相応しい。目の前に上がってきたBigFireに対し、メテログラフトは、大きい粒は3m〜2m、小さい粒は0.5m。大小様々な丸い粒の光弾を、30数個、目の前に吐き出した。天球儀より離れた所に、光が生まれたかと思うと、それが光弾に成長し、放たれたようだった。
鈍足のラント製BFに比べ、その初速は速い。
目の前で機体が光弾の集団に呑まれ、爆発し墜落、下層の特殊バリアフィールドに受け止められるのを見る事もなしに、クロノは淡々と告げる。]
――コクピット内――
[ノイズで埋め尽くされたスクリーンの中、少女の視野に過去の映像が映りこむ。それは今から数えて二十年以上前の光景。
実験惑星『ダレイオスIII』、A-7演習エリア。そこは、今現在のこの場と同様の、戦闘空域だった]
……あたし、……あれ……見たこと、ある……
[映像の中心にあったのは黒い機体。騎士を模した人型のそれは紛れもなく、少女が駆る『アンギャルド』そのもの。十数体のBF機体―いずれも人型だ―に対し、あるいは剣をふるい、あるいは弾幕を放ち、戦っていた]
……乗ってるのは……あたし?
[呟きと共に、ずきりと痛みの波が襲う。戦闘技術に関して言えば、映像の中の機体は今の少女自身よりも遥かに熟練しているように見えた。否――機体性能そのものが、段違いだった。高度な機動、攻撃、回避。そして何よりも違ったのは]
――ううん、でも、これ。わかる。
[不意に『アンギャルド』が上空へと飛翔、敵機から距離を取った。左手を下方に突き出し、何らかの力を収束させていく]
――あれは――
[機体の左手首、埋め込まれた球体が虹色の膜で覆われる。そして球面が輝き、赤い光が敵機それぞれへと襲い掛かった]
……あたし、だ……でも、っは、っ、
[赤光に包まれた機体は次々にくずおれるように倒れ、活動を停止していく。音も無く地表に降下していく、漆黒の騎士]
――あれは、使っちゃ、駄目、なのに。
[ゴードンのいる空域にゆっくりと機体を動かしていく。
ゆっくりと、というのは訳がある。
高速の移動であれば、不意を付かれた時の方向転換が厳しくなること。]
そして……。より多くのライバルを倒すことが出来るから、かな。
[不敵な笑みを浮かべ、ゴードンを狙おうとしている機体、自分を狙おうとしている機体を"銀色の炎"を使って撃墜していく]
私のスピードが遅いのにこいつは簡単に打ち落とせる、と思ったか。全く、BFの大会が楽しみなのはわかるが、ムードに浮き足立っている人間が生き残れるほど楽な世界じゃないぞ?
―― 戦闘空域/南西エリア/上限高度域 ――
[クロノの機体周囲の空気が重く、そして暗くなった雰囲気を受けた。耳を澄ませば、時計の音がまるで聞こえてくるような―――]
全てを呑み込め。
諸共に四散しろ。
[天球儀から隔たりを置き、再び光弾が発生。
それぞれの光弾は、メテログラフトよりも大きく約10m。
今度は、360度全面に、そして、先程よりも巨大だ。
360度…否、自機と後ろの特殊フィールドバリアの間には光弾は生まれないが、見る見るうちに天球儀は光に呑まれ、巨大な光と同等になる。
成長し切った光弾が放たれる。10m程の光は、途中で10数程度の数に分かれ、その大きさも約2〜0.5m。他の光の粒と重なり、クロノ周辺の空域では殆ど避ける隙間がない。
南西エリア/上限高度から、全ての方位、全ての高度へ向けて、膨大な量の光弾がメテログラフトから放たれ、クロノの居るエリアから遠ざかるにつれ、光弾の間に隙間が生まれていく。]
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