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―回想―
そう言っていただけると助かるでありますが…。
[女性(マリアというらしい)と、ドラゴン・ウィルアトゥワ(ウィリーと呼ばれているらしい)は、口々に先ほどの空での顛末について『気にしなくていい』といったようなことを告げる。
それでもなんだかいたたまれないような気持ちは残っていたが、お礼の段になって、意外そうに、こちらにとっても意外なことを言われて、なんだか腑に落ちた。
それはつまり目的意識の違いなんだろう。だからきっと、お互い戦うことになったとしても、“敵”にはならずに済むんじゃないか、と、そう思えた。だから]
…なんぱ? ともだち…
[よく分からない言葉や、言葉として知ってはいても、実感できなかった単語に少し戸惑いながらも、差し出されたマリアの手を、素直に気負いなく握り返すことができた。
同時にウィリーの会釈にも会釈を返し、フヅキの端末がアドレスの受信を伝えてくれた]
『じゃあ、記念にお茶でも飲んでいく? ご馳走するわ』
[マリアは、そんなことまで言ってくれたのだけど]
い、いえ、そこまでしていただくわけには!
…さきほど言っていただいたように、今は、お互いの勝利が一番ですので…
…本戦で勝つことを躊躇いたくはないので、今は。お断りさせていただきたく思います…。
[と。残念に思いながら。残念に思っている自分に少し驚きながら、申し出は、断った。断ったけれど]
ですから!
[なぜだか分からず、焦ったように言葉を続けた]
ですから、お茶は、本戦が終わってからにいたしましょう!
ええと、そう…
[友人。その言葉を知ったのは絵物語の中だったけれど。その記憶を大急ぎで掘り起こし、検索する。こういうとき、友人ならば…]
…勝ったほうのおごりで!
[…こういう風に言うものだったんじゃなかろうか、と。
言葉にしてから、ひどく狼狽した。
友人という言葉に、いまだ実感を持てていなかったために、どこか失敗したんじゃないだろうかと。きっと気を悪くしたんじゃないだろうかと、恐る恐る二人を、見て。言葉を、待って。それから]
ええと…
…共闘のまず手始めにご忠告を。
本戦が開始されたら、小官の初撃にご注意ください。
満天の星空は、誰の頭上にも星の光を降らせますので。
[言い切れない礼の代わりに、そんなようなことを告げて、二人のスペースから、離れることにした]
―回想・了―
[ケータイ映像通信の画面に映るのは、自分によく似た面差しのやんちゃそうな幼子と、その後ろで穏やかに笑う赤子を抱いた母親。
周りにからかわれながら、幸せそうに目を細める。
有名メーカーのエースパイロット。
その上私生活も充実しているとあっては、羨望の眼差しも自然と集まる。
何組か訪れたメディアの取材には、優等生らしいコメントを…]
―― 格納庫 ――
二人で一つかな。
「一人で二つかも。」
[ウィルアトゥワからマリアが歩いてゆく。
グレンは他の機体に視線を向けた。
殆どの機体は、既に空へ上がるだけになっている。
視線の先は、二足二腕の漆黒の騎士。
甲冑を纏った印象を与える、BigFire――アンギャルド――。]
「不思議。こめられた想いが読み取りにくい。」
[紅蓮は黒隗の話に耳を傾けている。]
「でも。大切に扱われた感じがする。」
[そして、黒隗は頭を振る。完全には言い切れず曖昧だったからだ。]
――大会会場/格納庫上空――
[謎の機体をまくべく空を突っ走った(>>454)少女の機体はしばらくして格納庫上空にまで戻ってきた。
ふと腕時計に目をやると]
そういえば大会の始まる時間はいつだっけ……?
[店主には「大会が始まる時間までには戻って来い」と言われている。
しかし、なんとなく去りがたく、また格納庫から様々なBigFireが出てくるのを見たいと思っていたのもあって、少女は機体を一回、宙返りさせてみた。これくらいお茶の子さいさいである]
―― 観客席外れ ――
[マリアは風の中に立って、瞳を閉じた。
視覚情報を遮断して、触覚情報を司るナノマシンを活性化させる]
『……大丈夫、やれる』
[マリアの頬をマリアの髪が撫でる。
マリアの嗅覚がくさいきれを捕らえる。
この世界は、この次元(現実)は私が望んだものだ]
[マリアはパチンと頬を掌で叩いた。
脳裏に先刻の約束が蘇る]
―― 回想 ――
『勝った方の奢り。何それすっごく素敵!
恨みっこ無しって本当だわ。大歓迎よ!!
ただ、周りが少し煩くなるかもしれないから、ごめんね』
[誘いをニーナに断られたとき、マリアは残念そうに肩を竦めた。けれど、次いで告げられた言葉にマリアは瞳にきらりと光を反射させ、手を打って喜んだ]
[その後もたらされた忠告には、私が神妙な顔で大きな感謝を述べたのだが]
―― 回想終了 ――
―格納庫…の隅―
[もう時間は無い、そろそろ戻って準備に入らなければならない。急いで端末をカバンに押し込…む前にもう一度ホログラフで全ての参加BFを映し出した]
…みんな素敵な子ばかり、どんな想いで空を目指すのかしら。
[そこでまた息を吐いて]
頑張らなきゃ…。
空向きではない姿であっても、頑張れるんだって…伝えたい。いいじゃない…カタツムリが空を飛んだって。
雨の恵みを待つばかりじゃダメ、空を憧れ、見上げているだけでもダメ。
[次々と流れるように映し出されるホログラフを前に、ずっと独りで呟いていた]
―― 格納庫 ――
[シュウが去っていくのを見届けると、クロノはBFメテログラフトの前に立ち、見上げた。そして半回転。
側近達、並び「ClockWorks.rant」の技師達を前に。]
よく聞け、お前ラ!
ヲレは今から、単機で行動する!!!
チキュウ人達に、ワレワレの力を知らしめる!
そして……勝った暁には、このチキュウをもらう。
[ラント軍過激派の側近達は敬礼したまま、沈黙を肯定とする。技師達は複数人居たが、内心色々な事が巡っているのか、表情は様々だ。]
格納庫で作業した技師達は、艦へ戻せ。ご苦労だった。
[ピット以外の、現時点で必要ではない技師達を戻す指示を行うと、再度身を翻した。コートが円弧をえがき、]
―格納庫―
[GRAVEのブロックにたどり着くと、担当研究員長が、的確に指示を飛ばしている。
「ちょっとー、あたしの聞いた話と違うじゃない。今40%の出力出しているわよー」
男は苦笑した。そして心の奥底で、あんたのせいです、チーフ。なんて思った。
そして男は機体へ乗り込む。
エアーチューブとソウルコネクトのためのチューブがついたヘルメットを被る。
両手を脇のコンソールにかざす。両手のナノマシンが紋様のように光って、それを合図に機体が稼動する]
いつでも出れますよ。
[空へ**]
[可愛らしい来訪者を整備士たちは和やかに歓迎する。
握手を求めるもの、撫でようとするもの、飴やチョコを渡そうとするものなどすっかり大人気だ。]
あーもー、そんなにしたらシュウちゃん困るだろ。
[苦笑いと共に同僚達を制しつつ、機体から降りた。]
約束通り来てくれたんだ?
…そう、こいつがね、今回乗る奴さ。
−格納庫入り口・回想−
[クロノから「勝ったら地球をいただく」という言葉を聞いても、それは大変だ!等と大げさな反応はしない。]
なんだ、もっと凄い事かと思ったら大した事じゃないな。そんな事を言う宇宙人の参加者は今迄だって何人もいたさ。
それこそ、勝ったら太陽系を我が手に入れるとかな。
もっともそいつは、大会が始まったと同時に10秒くらいで撃墜されたが。そこの黒いのも、そこそこは楽しませてくれよ?
[ラントは頭が良い宇宙人であると聞いている。まさか10秒で撃墜されるようなことは無いだろうが、念のために聞いてみた]
それじゃあ、こっちも用事があるのでまた空で会おうか。
その大口を叩くだけのウサギかどうかを、この目で確認させていただこう。
[そう言って、クロノの所を離れた]
―現在、もしくは少し前―
す、すみま…
…ふぉっ…!
[黒い男が、足を速めて横を通り過ぎていく。慌てて身を避けてそちらを向いたちょうどその瞬間。
男の足が、自分が盛大に転びながら交わした食料品を、何の躊躇もなく踏み潰していった。
思わず息が漏れて、変な声が出る。
声にならない悲鳴を上げたように固定されたへんてこな顔で硬直しているのが、男の気に触ったのだろうか。
男曰く「俺が捨てたものだ。どうしようが勝手だろう?」とのこと]
なんて酷いことを…
[そのあまりのもったいなさにがっくりと肩を落とし、失礼、といったん会話を切り上げて、踏み潰された食料品を拾い上げた。
もったいなくてたまらないが、もうそれは食料品としての役目は果たせないだろう。世の無常に落涙を禁じえなかったが、所有権を持つ相手が“そう”した以上、自分にできることはない。
ただ、かつて食料品だったものをダストシュートへと埋葬し、冥福を祈るだけだ]
なむなむー…
[かつて万物に神霊が宿ると信仰し、MOTTAINAIという偉大な言葉を生み出した島国の旧い風習に則り、手を合わせて呟いた。微妙に混ざって間違っている気がしないでもなかったが]
『他人におごりたくなるのって、久しぶり』
[マリアはゆっくり水晶の目を開いて、笑った。
マリアとしてプログラムされたのではない動きで]
『あのちびちゃんも、あのおどおどした可愛い子もいるんだわ。
怖いことなんて、何もない』
[ここに来てから見かけた、シャーロットやロジャーの姿も勝手に思い出す。マリアは一人頷くと、近くで手を振るファンにマリアに戻って笑いながら手を振りかえした。時間ギリギリまで**]
――格納庫・白川重機ブース――
[すみません、とクルー達に断りながら、マシマの方へ近づいていく。声援や野次のような声が飛んできて、少女は照れ臭そうな表情になった]
うん、もうあんまり時間なさそうだけど、一言だけでもって。
そっか……これがマシマさんの機、なんだ。
[と、やや小柄なサイズの白鋼色をした機体を見上げた]
やっぱり、自信、あるの?
−格納庫−
[BFの所に戻る前に、と格納庫を歩いていると、青い髪の少女がちょこんと隅にいるのが見えた]
あれは……多分初参加者だな。
ちょっと挨拶にでも行ってみるか。
緊張しがちな初参加者に、空への自信を付けるのも複数回参戦している乗り手の役目だ。
[青い髪の少女に声をかける]
こんにちは。機体の整備は順調かい?
―― 格納庫 ――
[――落ちる。
菫色のコートの前で両腕を交差させ、ぐっと二の腕辺りを掴んだ。…掴む力が緩む。]
勝利はワレら、ラントにあり。
メテログラフトに、敬礼!!!
[母星を象ったラント製BigFireに、ラント式敬礼をクロノ自身も行う。後ろに控えた側近も技師達も同様に。]
――――… ゆくぞ … 空へ 。
[跳躍。一跳びでクロノは、メテログラフトの頂に立つ。]
―格納庫…の隅―
[動かなければいけないのに、なかなかその場を動こうとしない。いざ空へ行くとなれば緊張が増していくもので。
だから…こちらに近付いて来る人影にも意識は向いていなかった>>504]
は、は、はい!
こ、こんにちは……。
[声を掛けて来た男性は、少し前に入り口でグレンと話をしていたような…と思考を巡らせつつ、彼が誰であるかもハッキリと思い出していた。余計に緊張が高まる]
あ、あの、あの。はい…後は、最後の確認をするだけで…
[目の前に居るのは何度も大会に参加している、...からすれば大ベテラン。どのように返事をしたものか、その部分で大いに悩み、うろたえた]
―― 格納庫 ――
ヲレが居ない間は、副官の指示を仰げ。
あれはあれでヲレより頭が切れる。
[言い残し、クロノは今度はひゅっと小さく跳躍。
―― とぷん ――
不可思議な音がした。クロノの姿はもはやメテログラフトの頂にはない。代わりに、母星を象ったメテログラフトの表面が、何かが飛び込んだように揺れていた――。]
[機体を見上げる少女の眼差しに、誇らしげに胸を張る。]
そりゃあね。
こいつを動かしてるのは僕だけじゃない。
ここにいる整備士の人たちや、技術開発の研究者たち、
沢山の工場の作業員達や、これが飛ぶのを楽しみにしてる人たち、
みんなの手と気持ちに支えられて飛んでるんだ、
僕が自信がないなんて言えないよ。
小振りだけど、大船に乗った気持ちって奴かもね。
[本当は、とても不安。
期待が集まれば集まるほど、自分の動き一つで台無しにしてしまいそうで怖い、
けれど、大人のプライドと世間体は、巧妙にそれを笑顔の仮面の下へしっかりと隠していた。]
そうだよね。……うん。サポートしてくれる人たち、か。
いいな、そういうのって。
[言いながら、ついさっきまでマシマが電話していた相手に興味が沸いた。人差し指を頬に当てて尋ねる]
そいえば、さっき話してた相手って、誰?
会社のお偉いさんとか?
んっ…そろそろ時間が…
すみません、小官はこれにて…
では、本戦でお会いしましょう!
[いくらかの会話の後に、そう告げて、会話を切り上げた。もうそろそろ、整備に戻らなくては]
思いがけず、勝ちたい理由も増えたことでありますし…
[それは、本当に思いがけないこと。負けられない、勝たなくてはならない、といった今までの理由とはまったく異なる理由。勝たなくては、ではなく、勝ちたい。
そう思えるからこそ、整備をする手にも力が篭って。
もとよりほとんど整備を終えていた機体は、ほどなく完全に元の姿を取り戻した]
ん、家族だよ。
奥さんと息子と、産まれたばっかしの娘。
[家族のことを話すときには、自然と眼差しも優しくなる。]
赤ちゃん小さいから、さすがに今回は応援に来れなかったけど、中継見て応援してくれるってさ。
写真、見る?
――格納庫・白川重機ブース――
家族……か。
……ん、ううん。なんでもないよ。見たいな。どんな子?
[そう答えた時。突然、幅の広い塩辛声が辺りに響いた。
少女には耳に馴染んだ声。飛行帽に風防ゴーグルをした二人の老メカニック――ウェイン兄弟が、腕組みをしてこちらを睨んでいた]
『居たぜ、兄貴。……おい、シュウ!』
『こんな所で油売ってやがったのか。こンの、家出娘が!』
――ぴゃっ!?
[すまねぇな、と言いつつ、老人達は少女とマシマの間に分け入ってくる。驚いた表情で少女は二人を見つめた]
……お、お爺さん達、なん、で。ここ、いるの……?
『オメェなぁ、開始まであと30分もねェだろうが!
自分の機体見てやらなくってどうすんだよ!』
『ほら、さっさと戻ってオールチェックかけるぞ。
もう一秒だって余裕無いんだから』
……ぇ、ぅ、でも、だって、どうして、ここが……!?
『あの、なぁ……ンなくらい、分からねェとでも思ってたのか?』
『話は後だ、行くぞ。
白川の皆さん、お騒がせして済まなかったね。
御健闘、祈ってますよ』
―― そして定刻へ ――
[マリアが出場ゲートに到着したのはぎりぎり。
随時会場内の情況を計算し、知らせてくれるオペレータからの指示通り]
[肌にぴったり吸い付くような水晶銀のビキニアーマー。
スケルトンのバイザー付きヘルメット。
そうした装備は、BFの外部にいながら戦場に出るものとは思えないほど薄い]
[マリアの左肩を食い尽くすように覆う倶利伽羅不動ガン】。マリアが空中寺院の中心部で拾った秘密兵器。右腰に装備されている長いごたごたした装飾の機械刀は宇宙一刀流の居合い刀。マリアが衛星tempestγを削りだすために作ったそれ]
[ケータイ端末の画面に家族と撮った写真を表示させようとしていたところに、二人のメカニック老人がご来訪。]
あ、お世話になってます。
お孫さん長々とお借りしてすいませんでした。
[ぺこりと、いつもの調子で頭を下げた。]
[修復が完全に終わった私にマリアはひらりとまたがった]
『elen sila lumenn' omentielvo』
(elen sila lumenn' omentielvo)
[マリアと私は古い人造言語を唱える。
これは私たちが完全に一つになる呪文。
私の胸にあるコアとマリアの胸にある宝石型端末が、同じ色の光を発して私たちを覆う。光が収まった時、マリアの首裏、背筋、足。露出されていた多くの部分に私のうろこが絡みついて、私とマリアは一つになった]
[アップでこの映像をゆっくり見た人は気がつくかもしれない。光が発せられる一瞬、私のコアに、コアと完全に同化しているかのような人の脳の影が映ったことを]
ふむ…
では、検査も込めて…フヅキ、リトルアースをコード・スターリィスカイにて通常起動。
出力が安定次第、リミテッドコード・プロトスターに移行。
各部パーツの許容強度を走査しつつ、安全値の150%まで出力を上げてください。
出力臨界を調査するであります。
[エネルギー出力を本来の安全値を超えて出力させる、下位の限定コードを指示しつつ。パイロットスーツを身に着け、バイザーを下ろす]
あ、予期せず出力が暴走した際は、余剰エネルギーをコメットに。
[告げて、左手の光輪を天に向ける。これで、万が一暴発しても機体爆散なんていう大惨事は免れるだろうと判断して、フヅキがエネルギー出力を上げていくのを待った。
バイザーに映るエネルギー出力は、期待通りにぐんぐんと上昇していき…軽々と以前の出力を上回り、その倍近い量を叩きだして、止まった。その止まった数値も、そして上昇量も、以前に比べてはるかに高いうえに、安定した数値が出ている]
村の設定が変更されました。
―格納庫…の隅―
あ、あの…その…私、シャーロット・ブルーメンと、言います。こ、今回初めてですが、その、が、頑張ります!
よろしくお願いします…。
[しどろもどろになりながら、自己紹介をして大慌てで戻る旨を伝えてナサニエルに挨拶をして別れた]
も、もう…私の、馬鹿…!!
[上手く話せるようになりたい、と。
空への願いとは違う願いをまた思い描いて。]
―格納庫―
遅くなってごめんなさい…!
準備します!
[整備を終えて、...を待ち構えていたスタッフから大会用のスーツを手渡され、大急ぎで着替えを済ませて各所を点検する。
両肩には社名のロゴが入っている。
一見すると少々線が細いが普通の白いパイロットスーツ、更にその上から同じ白いロングスカート型の追加のスーツを着用し、肩からは青色の薄い付属のパーツを被せる。スカートにも同じ青色のパーツを追加する]
パイロットも、防御性重視だからかしら。
[やや重いスーツを着たその左胸には、紫陽花の青色と紫色の花が描かれている。
それに触れて、手を胸の前で握った]
皆さん、それでは…行って来ます。
スネイルネンと一緒に、空へ。
[乗り込む直前、父の顔を見て小さく微笑んだ]
じゃ、写真はまたあとでね。
[連れ戻されるシュウちゃんにひらひらっと手を振って、自分もコックピットへ戻る。
端末はフォトフレームモードで機内のホルダーへ。。
さほど大柄ではない身体は、シートベルトでがっちりと固定されていく。]
では、待機状態に入ります!
[操縦桿を握ると、両翼はまるで指先の延長のように思える。
ゆっくりと回りだすコア。
レッカートレイルに引かれて機体が外へと姿を現せば、頭上の抜けるような青空が眼に焼き付いた。]
…うん、これなら…
…フヅキ。起動コードをプロトスターに維持したままで、出力を100%に。
以降、大会本戦の開始時間に合わせて出力が180%になるよう調整しつつ、エネルギーをチャージするであります。
[そうフヅキに告げて、改めてリトルアースによじ登り、パイロットスーツを固定させて、BF機体の出場ゲートへと機体を移動させる。
リトルアースが指示通り出力を上げていく音を聴きながら、静かにそのときを待った]
いっけね。寝ちまった。
[翼の上で意識をベイルアウトさせていた老人は、くぁ、と欠伸を噛み殺し、時間を確認する。
幸い、開始には間に合ったようだ。]
折角だから、出撃まで見届けさせてもらうか。
スタンドから入場を見るよりわくわくするってもんだぜ。
[私の脳の命令を受けたナノマシンが、私の体を、マリアの体を、マリアの体に繋がった各武器を、駆け巡る]
[いつもの数千倍の量のナノマシンが私たちの中で飛び回っている。それら全てが正常値。マリアと私の体温や心拍数を測る。正常値]
―― 出撃準備、完了 ――
『行くよ、ウィリー』
(アイ・マム)
これだけ派手に引き離したんだ、あの謎の機体はもう追ってこれねーだろーし、焼きそばはいっぱい売れたし、天気はいいし……平和だなー。
[この星は、かつて少女がいた、星々が星域の覇権をかけて戦いに明け暮れていた、そんな場所とは異なり、血が流れることのない戦いが「大会」の名で開かれる、そんな場所。]
ここに来れて……良かった。
[胸中を去来するのは、ただ、ここにいることへの感謝と、
この平和がずっと続けばいいという、ささやかな祈り。]
−格納庫にて−
ご苦労だった。
[BFの機体を整備していたロボット達に声をかける。
他の機体の辺りからは、人間ないしそれに准ずる意思を持った整備担当及びチームの一員の声が聞こえてくる。
その様子をちらり、と伺うが再び向き戻る]
お前達はしっかりと仕事をしてくれた。
私が優勝した暁には、のんびりとさせてやるからな。
……最も、私は満足しないだろうからのんびりする機会も無いだろうが。
[元々は、人間の作業員は休憩も必要だったりするし、思う通りに整備を行ってくれなかったりという理由でチームの整備員は全て意思を持たないロボットにしたつもりであったが、それでも長い間付き合っていると愛着も出てくる]
……私らしくも無い。
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