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/*
さて、暫定的に選択肢だけは設定しておこう。
グー:格納庫直通ルート
チョキ:格納庫へ向かう途中で何かが起こるルート
パー:なぜか迷って資材倉庫に来てしまったルート
ニーナさんしだいでパーは変わるやもしれぬが。
*/
――大会会場/スピードレース用BigFire格納庫――
[空で弾幕バトルを行うというメインイベントの前座として、先程まで、BigFireのスピードレースも行われていた。ここは、メインイベント用BF格納庫とは、また離れた格納庫。]
「ふー…っ。」
[「速度」を追い求めた流線型の小型BigFire。流線型ではあるがBFのコアが一部露出している。
そのBFに腰をかけ、煙草に火をつける人物が一人。男か女かは分からない。ただ、腰掛けている傍に尻尾が見える。]
「メインはバトルだからって言ってもさ。まだ、足りない。」
[光を最低限に落とした格納庫。明り取り用の窓から差し込む光が、空中の塵に反射してきらきらと光る。その光る塵のカーテンに向けて、紫煙が吐き出された。]
「ったく…。
まだ足りない。誰かと競争したい。
そいつにBigFireがなくても、ここに有るのを使えばいい。レース用にカスタマイズだって出来るし戻す事も出来る。
空が使えなくても、地上の低空レースフィールドはあるんだから。」
[誰なのか分からない人影は、格納庫の天井を見上げ呟く。呟きは反響し、やがて*消えた。*]
―大会運営本部前・ホログラムBBS―
ふむふむ。
スピードレースに射撃大会、BFパフォーマンスと…
運営側もいろいろと考えるものでありますな、フヅキ。
[そのうちのいくらかは、既に終了しているようだけど。
腕に抱えた端末に話しかける声は、感心が半分と、呆れが半分といったところ]
…ゴードン殿も同じようなことは言っていましたが…
やはり戦闘前に手の内を明かすというのは…
[けれど、前座とはいえ数々のBF競技会の中には、単独で賞金がかかっているものも少なくない様子。
その事実と、本命である戦闘前に機体性能を晒すことに対する危惧との板ばさみで、BBS前で一人、頭を抱えて悩む姿があったそうな。
…そもそもそこを通りがかった目的である、『資材倉庫探し』は、急ぐ用事でもなしと棚に上げて。]
いっそもう、宇宙連邦の軍の兵器工廠で良いのじゃないかなー。
一部署とかせず、統一しちゃいなよ、YOU!という囁きが聞こえる…。どちらにしても、色んなセクターには分かれてそうだけれど。
―― 大会本部 ――
[マリアの胸についている宝石形ネット端末がきらりと光を増した]
『……あ。テスト飛行の許可、おりたんだ』
[賑やかでファンタジーな音と小さな光の競演。
……その端末が「胸元」なのは設計者の趣味だ。
予め設定しておいた明滅パターンなので、
すぐにその意がマリアに伝わる]
『……さぼっちゃえ。
ウィリーなら1人でも平気でしょ』
[マリアは大会会場が写されたホロスクリーンにちらりと視線を流して、両手を合わせながらいかにも「いい事を思いついた」風な声音を出した]
[もちろん、脚本どおりに]
『ウィリー、がんば♪』
[MiddanEden以外にも試走に申し込んだ人がいるのだろうか。レースとレースの合間の時間にのそのそとモニターの中に姿を見せる水晶竜や、その他BFにマリアは軽やかに投げキッスをして会場とは逆方向に足を向けた]
[マリアがいかなくても、私が飛べばその経験は共有されるのだから]
[声をかけた少年−もっとも特別な者であるのはわかっていたが、わざわざ手をズボンでぬぐい手を差し出すのを見て微笑む。]
私の名前を知っているとは光栄な事だ。
……握手でよければ、いくらでも構わないよ。
[少年の目の前に手を差し出す。
少年の表情を見ていると、例え周りからシルバーコレクターだの揶揄されていたとしても、純粋な憧れで見ている者もいる、という事を思い出させてくれる]
君ならば、中々優秀なBFの乗り手になれる。
……何、少し話してその上で握手をすればわかるものだよ。その人間の器量、というものがね。
[そして少年自らが最年少の大会参加者であるという事を話すとなるほど、と目線で答えつつ話をする]
―― 大会会場 空域 ――
[各種BFイベントの合間を縫った、僅かな時間。
水晶の次元竜が大空を舞う]
[風を切って流れる、長い緋色の鬣。
エメラルドグリーンにきらきら光る鱗の数々。
ばさり、ばさりと時折力強く翼はためかせた]
[舞台の広さを感じるように、上に、下に、色々な角度から空を集会する。華やかなショービジネスでナノマシンに蓄積された経験をフルに生かした優雅な動きの流れで]
―― 屋台村 ――
[一方その頃。
マリアは軽やかに運ばれる足で、屋台村の中でも怪しげな土産物を売っている一角へと向かっていた]
[極彩色のアイスクリームを舐めながら]
―運営本部前―
んんっ…
[不意に頭上が翳った気がして、顔を上げる。そこにはBFと言うにはあまりに有機的に見えるドラゴンが、悠然と宙を待っていた。
先ほど格納庫でも見かけた、大会参加者のBFだ。
逆光を翳した手で遮りながら、その姿をしばし眺める]
ふぅむ…見たところショーパフォーマンスを前提とした機体でありましょうか…?
形状からしてその技術力は侮りがたしといったところでありますが…
[その形状は、空中機動という面にはいささか不向きであるように思える。と。その言葉を飲み込み、一瞬の思索に耽る]
…ふむ。フヅキ、大会本部へ弾幕の使用許可申請を。
スターダストの出力を最低に抑えればダメージにはならないはずでありますし…
[星型ばら撒き弾をかいくぐるドラゴンの空中機動はデモンストレーションにもうってつけだろうことを告げれば、許可申請は通りやすくなるはず。
リトルアースが整備中とはいえ、機体を動かすことなく弾幕兵装の一つを地上から撃ち上げるだけならば問題にもなるまいと判断して、許可が下りるのを待つことにした。
もっとも、相手BF側への意思確認も必要であろうから、時間がかかるのはもとより覚悟の上ではあったけれど]
――大会本部周辺・屋台近辺――
[大勢の人々がごった返す屋台村の一角。呼び込みを続ける声に少女は立ち止まった。右手にはイカ焼きの串。口の周りにはべたべたとソースが付いていた。空いた手で拭い行儀悪く舐めとる]
エキシビジョンイベント……何だろ?
行ってみようかな?
っと、その前に。手とか、洗ってきた方がいいか。
[食べ終えて残った串をダストボットへと投げてよこす。小柄なロボットの頭がぱかんと開いて、ゴミを回収していった]
―― 空域 ――
[ドラゴンは空中を旋回する。
空中に散布されたナノマシンの援護が得られないこの地球では、空を飛ぶ感覚もとても新鮮で]
[私の耳元で、装備班からの連絡が入った。
弾幕の同時発射許可が来たらしい]
(私は構わないが。
どうせ、全力では来ないだろうし)
[話を聞いて、そんなことを言った直後。
その許可はとうに会社から出ていたことを私は告げられる]
(なんとまあ。
それならば、こちらに聞くこともないだろうに。
こちらは、どうせ生命をかたに取られた奴隷の身なのだから)
[皮肉気な声は、ナノマシンの調整によって万全だ。
私は喉の奥でくくと声をたて、風切り音を高く鳴らした。
連絡された、発射するというBFを見つけてそのすれすれを通ってみた。諾意を示すように]
―― 格納庫 ――
[クロノは仁王立ちで、自機「メテログラフト」の前に居た。
周囲を固めるのは、ラント軍でも過激派である側近達、自らの忠実な部下。そして「ClockWorks.rant」の技師数人だった。]
「クロノ隊長。最終チェックが完了。
チキュウ環境へのシステム同期が出来ました。」
良くやった。
流石、カ・エディーリだ。
[技師を褒めて下がらせる。
クロノの眼前には、床から浮いて静止したラント製BigFire――精緻で荘厳な芸術品の域に達する、ものだった。]
ワレらが…メテログラフト。
[双眸を細める。
天球儀に近しい全貌。母星を象るBF本体。
そしてその周囲を計8つの環が取り囲んでいる。]
[弾幕使用認可]
ん…意外と早かったでありますな?
[それは、相手方の『BF操縦者』を飛び越えて、会社側から出された許可であったために手続きが手早く済んだ、という事実までは知らず]
まぁ、なんにせよこれであの機体の実性能が多少なりとも見られるはず…
…被弾なんてしたら『かっこ悪い』でありますからな。
[ショーパフォーマンスを重視するのならば、そのことをこそ気にするはず。そして散弾をばら撒くスターダストは単純に回避性能だけを見分するには都合がいい…と。コチラにとっても、弾幕兵装の選択は都合のいいものだったわけで]
フヅキ。予定通りリトルアースをコード・サテライトにて遠隔起動。
起動後機体は現座標のまま固定、スターダストの砲門を射出し最小出力にて弾幕を“散布”するであります。
散布の終了タイミングと機体の停止処理はフヅキに委任。
準備はよろしいでありますか?
[一つ一つの指示がクリアされていく様子が、手にした端末に羅列される。
すべての処理の終了を待って…]
…スターダスト、発射であります!
[号令一下。地上からの星型散弾が、宙を舞うドラゴンへ向けて発射された]
―大会本部→格納庫―
[上空にて何かしらのパフォーマンスが行われているのか、竜が空を舞っていた>>208]
……綺麗。
それに、とても細やかな動きを魅せてくれるのね…あの子。
[あの子、とはBFの事を指しているようだ]
それにしても…忘れていたけどそういう催しものもあるんだったわね。私は…無理、かな…。
あの子なら元気に飛んでいるかしら…?
[そう独り呟いて、空色の少年を思い出して格納庫へと早足で歩いて行く]
―― 空域 ――
[低空、相手の青い球体BFの側を通り抜けた私は、
上昇気流に乗って高度を急速に上げた]
(……弾幕ショーだと言うのに、大気成分の調整を同時に出来ないのはきついね。レーザー光が生えるには、少しばかり今は上空の湿度が高い)
[やれやれと、私は首を振る。
弾幕発射許可完了まで数秒。私はぐるぐるとその近くを旋回して、そのときを待った]
[私の手の内を見ようとする動きであっても構わない。
どうせ、優勝することなど期待もされていない身の上だ。
「優勝するのは、マリアには似合わない」のだから]
[そうだ。副官があのふざけたクソガキに人質(ラント質)になる前、ここで過去の出来事に思考をリープさせていた。]
ギリースァ
モメアルコ
テテン・トラ
ガイ
ビリアス
ミギリア
ヴァチコ
そして、
フレゥジ
[呟き。あの時行っていた思考の続き。
宇宙連邦の調査隊と共に母星に降り立った部下の一人、その結果。不可解な――]
――観戦スタンド――
[広大な戦闘空域を見渡せるスタンド席は、すでに大半の席が埋まっていた。少女は最上段の立ち見エリアから、階段状に並んだ観客席を眺めおろす]
すごい人の数……まだここから、もっと増えるんだよね。
なんか、想像できないよ。
初めて見た。こんな人だかり。
[と、何かアナウンスが流れた。内容を聞き漏らし、誰かに尋ねようとするものの、手元の端末と空域を見比べる人々の様子におじけづいてしまった]
[青いBFが煌いて、いっせいに星型の散弾が襲い来る]
(分かっているね。このセンスは好きだ)
[私は呟いて、身を翻した。
散弾をひきつけるように大きく大きく空域を移動。
ある程度迫ってきたら、鬣を翻してくるくると時折腹を上向きにして回避する]
[けれど、そのうちのいくつかは、自分の動きだけで回避しきるのは難しい。慣れない大きさのフィールドは、厄介だ]
[風渦巻く人工の谷の上。いくつかの星に、囲まれた。
本戦ならば、何とか駆動だけで切り抜けることを考える位置。けれど、今、傷を負うのは良くない。痛覚はこれでも生きているのだ]
[私は、散弾にわざと追い込まれながら大きく息を吸った]
[そうして、巨大な炎の渦を吐いた。
コストパフォーマンスから見れば、派手に、無駄に]
―格納庫―
[男は機体から、あのへんてこりんなBF、メテログラフトの調整を見ていた。
俺にはさっぱりだが、担当研究員長ならわかるんだろうな]
しかし、あのへんてこりん
屑とぶつかって星屑になったら面白いだろうな。
[オープンチャンネルで機体に乗り込んでいるものなら聞こえるように挑発する]
―格納庫―
スネイルネン、ただいま…!
…あら?
[格納庫に駆け込むと、一目散に自分のBFへと向かった。
ところが、普段見かけないものがマリンブルー・スネイルに追加されている>>188]
スネイルネン、これ…何?
どうして、こんな酷い事…。
[追加されていた物体は、ステーキ肉が付いたままの串。
...は震える手でそれを取り、カバンから携帯用の袋を出してそこに放り込み、口を閉じた]
噂は耳にしているよ。私の記憶している限りでは、大会の参加者は若くても高等教育を出たかその途中、位ではあるが、君はそれよりも若い。
その年齢でBFを操ることが出来、それだけではなく大会に出る事を選んだ、というのは珍しい事だから印象に残っていたんだ。
[ロジャーのへへ、と笑った顔は、昔にあのグレンが見せていたような表情よりはさすがにわかかったが、憧れのパイロットを目の前にした時の目の輝きはそれに近い物であった]
ロジャー・ブルー。いい名前だ。覚えておくよ。
私も君のような可能性を秘めた者と手合わせを出来ると思うと嬉しいよ。
私に敬意を持つのはありがたいが、私も子供だからと言って手加減はしないさ。空に一旦上がれば、そこは年齢も性別もどの位BFに乗っていたかも関係は無い、戦いの世界だ。
私も勝つつもりでこの戦いに、そして君に挑ませていただくよ。
次に会う時は空になるのか。君の戦い方が楽しみだよ。
ロジャー・ブルー。
[ロジャーの見せた参加者用のピンバッジに敬意を示し、ロジャーと別れる]
――観戦スタンド――
[客席のざわめきが、ひときわ大きなどよめきへと変わる。
空中を指差す観客達。
はっと見上げた方向には宙を舞う水晶竜の姿と、地上付近から撃ち出された星型のエネルギー弾の群れ]
あんなのも、出るんだ。
……綺麗、だな。
[それはどちらに向けられたものか。角度の広いコーン型にばら撒かれた弾幕はきらきらと七色に輝きながら、飛翔する竜へと迫る]
おい。
まだ「大会」は始まらないのか。
[後ろを振り返らずに。]
「定刻通りの開始。大会本部の決定はそうなっています。」
フン
悠長な事だ。
―――
[シュッ。
クロノの眸だけを残像として残し、格納庫内を振り返る。]
BF乗りに憧れる子供は決して少なくは無いが、あの年齢でそれを叶える子供はそうそういない……。
面白そうなBF乗りに出会えて光栄だよ。
ロジャー・ブルー。
[大空の色と同じ言葉を名前に持つ少年の方を見ながら呟いていると、空では既に軽い弾幕ショーが始まっている。
観客のざわめきと音に気が付き、空を見上げると二機のBFがいる]
[何か退屈しのぎはないかと、格納庫内を見ていると
あの蝸牛型のBFの前に操縦者らしき女がわなわな震えているのが見えた。
端末を作動させ、データを調べる]
あの女が、気持ち悪いBFの操縦者か。
お前はその蝸牛と共に地を這うほうがお似合いさ。
[いやみのようにひらひらと手を挙げる。
ただ操縦席の中は、外からは見えないつくりなので、女がBFに乗ってから見ることになるだろう]
―格納庫―
[...は頭をぶんぶんと振り、串が置かれていた箇所の汚れをハンカチで拭き取った]
…こんなに人が多い所だもの、よく、ある事だわ。
ごめんね、スネイルネン。
[曲線を描く機体に触れ、声を掛けても返事は無い。それでも...は延々と語り続ける]
――観戦スタンド――
[回避を繰り返しつつも数発の被弾をこうむったドラゴン。
とはいえ“殺意”のある弾幕ではない、いわば模擬戦のための一方的な射撃なのだろうか。そう少女が考えたとき――]
『――おっ! 出るぞ!』
『ウィルアトゥワのブレスか! 撮らなきゃな!』
[周りの男性数人が期待に満ちた歓声を上げた。あるいはハンディカムを構え、あるいは多目的バイザーの操作ダイアルへと手をやっている]
……ブレス?
[全開にされた水晶竜の口から、轟、と大きな火炎の渦が巻き起こった]
―― 空域 ――
(それは、本戦まで取っておくことにするよ)
[オープンチャンネルで入ってきた声。
おそらく、参加者なのだろう。
低い、低い声でくつくつ笑いながら返した。
もっとも、その直後から余裕などなくなってぶつんと切れたのだが]
―― 屋台村 外れ ――
『何、あれ。ウィリーってば、馬鹿なの?』
[溶けかけのアイスクリームを片手に、
マリアはぽかんと口を開けて空を見上げた]
『テスト飛行は弾幕使わないって言ってたのに』
[マリアは首を傾げる。
どうせ、会社の決定なのだろうと分かるけれど。
こうした不測の事態でもマリアが動けるように私がマリアなのだから]
[マリアが手にする、商談中の極彩色な謎の機械が揺れる]
へぇ…あのサイズであの挙動か…
[星屑の群れを避け、炎を吐いて蹴散らす竜を見上げて呟く。]
なるほど、羽ばたき運動の切り替わる瞬間と、ブレス前のタメのタイミング…か。
―― 格納庫 ――
こそこそと呟く卑怯者か。
[かっちん こっち かっち こっちん
騒がしい筈の格納庫内であるのに、時計の歯車のような音が聞こえる。だが、規則正しいというよりは、何処か、狂ったような数種類の歯車の音だ。]
まあいい。
[すぅ、とその音は消える。
クロノの呟きは、BF内部からでは集音されてなければ聞こえない小さな呟きではあったろうが―――]
あと暫くの辛抱だ。
チキュウが有能だと?
有能であるのは、ワレワレラントだ。
忘れさせるか。忘れさせてたまるものか。
[クロノはメテログラフトを斜めに振り返った。]
ふぅん?
ふむふむ…
[星屑の散弾を交わしていくドラゴンの身のこなしは予想していたよりも軽快で、けれど想定の枠を大きく外れるほどでもなく。
追い詰められていながらどこか余裕を感じさせる挙動に、これは何かあるな、と思った、その瞬間]
…おおー…
[ドラゴンの口吻から放たれた、轟炎。渦を巻くそれは迫っていた星屑を焼き尽くして、消えた]
なるほど。
回避できずとも防御の手段はある、と…。
けれど、それをこうもあっさり手の内をさらすということは…
[見たところ、轟炎の威力と効果はすばらしいものがありそうだが、範囲や射程を考えれば迂闊には使えない代物であるように思う。まだまだ奥の手があるのか、それともあるいは勝とうというつもりが元々ないのか。
パフォーマンスを好んだ外観からして、後者の可能性は十分高いように思うけど…などと。
空中での“ショー”に沸いた一般客が盛り上がる周囲をよそに、フヅキが宿った端末とにらめっこをしながらそんな風に分析して]
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