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――。
[ゆっくりと檀に歩み寄る花嫁。]
――。
[二人が並ぶ。式としての役者が揃った。
横目で花嫁の姿を確認する。その時、目があっただろうか?
その瞳は、"夢"の中の少女と重なって。]
[誓いの言葉を交わしている間も、無意識に夢と重なる部分を探していたかもしれない。]
[式は滞りなく終わった。……いや、瓶が落ちてくるアクシデントがなければ、だが。
しかし、特に支障が出ることはなく、ただ頭が少し痛むだけ。問題はなかった。
緊張していたのだろうか。あっという間に終わったというか、自分が何をしたかすらもあやふやで。]
………。
[可笑しくはなかったよな、と少し困り果てたように頬を掻いた。
ガーデンに移動する際、彼女と目が合った。
何かを言いたそうにしていたような気がしたので、どうした?と声をかけただろう。]
…本当に、大丈夫?
[何処からか瓶が飛んできて、新郎の頭にぶつかったようだ。
カラスの悪戯ということで落ち着いたけれど、
彼が急に頭を抑えた時は、一瞬体の芯が冷えた。
大したことはないと、特に手当もしなかったけれど、
後で先生に診てもらおうと、思った。
できれば式にも来て欲しかったけれど、忙しいみたいで。]
来てくれて、ありがとう。
これ、もらってね。あなたに持っていてほしいの。
[ブーケは、はじめから渡す相手は決めていた。
病院で仲良くなった女の子。
楽な格好で来てねって言ったけれど、
少し余所行きの格好で来てくれて、とてもよく似合っていた。]
[どうした?そう聞かれて、彼の顔をじっと見つめた。
式が終わって、少し気が抜けてるみたい。思わず笑みがこぼれた。]
ふふっ、おかしいね。
どうして“森”で会った時、怖がってしまったんだろう。
私は、あなたのこと、1度も怖いなんて思ったことなかったのに。
[呟くようにそう言って、]
あのね、私、病気がよくなったみたいなの。
すぐに退院できると思う。だから…。
[耳元に顔を近づけて、小さな声で。]
これからはずっとずっと一緒にいれるよ。
…側に、いてもいいかな?*
-現実世界-
[...がふと気付くと見覚えのある緑色のリノリウムの上に立っていた。目の前には開かれた扉、その向こうには教え子がぽつりぽつりと、まばらに椅子に座って...の方を怪訝な顔をして見ている]
・・・・・・・・・・。
[絶句してしばし凝視してしまう。そんな...を前にして、不思議そうに生徒達はお互いの顔を見合わせていた。代表するかのように、一番前の座席の子が話しかけてくる。
「先生、あの靴をどうされたのですか?」と]
あ……あー
[見ると、自分は裸足で立っている。それを見て実感した。]
夢じゃない。夢なんかじゃないんだ。
あのまっくら森の出来事は。
[...は教卓に名簿を置くと、鼻歌交じりに出席確認をした]
〜〜〜♪
今日は気分がいいから、生姜とドクダミの薬効のテストやっちゃおうかな!
[生徒達のブーイングを綺麗に聞き流し、いい天気ねえ、と窓から空を仰いだ。]
[生徒達が忙しく鉛筆を走らせる中、...は一人で窓から下を見下ろしていた。
どうも外が騒がしいと思ったら、校舎に隣接する教会で結婚式を挙げているようだ。
ちょうど式が終わったところなのだろうか。どこか照れくさそうで、でも幸せそうな笑顔で新郎新婦が出てくる。
ふふふ、結婚式に行き会うのって縁起がいいとかいうけどね、などと思っていたが、...は目を見張った]
あれは・・・・・・・・・!
[まっくら森で見た、彼らに面影がありすぎて、思わず声をあげてしまう。急に声をあげた...に、生徒たちも「先生?」と驚いたようにこちらを見ている。]
えっと、えっとー、ごめん!!テストは中止!授業も自習!! 宿題にするからレポートとして明後日までに提出して!
[「ええ!?」とざわつくクラスを尻目に駆け出した]
[...は走りながらも、にやけが止まらない。]
そうかー、そうか、あの人たちねえ。
…なんていってたらおばさんくさいわね、我ながら・・・。
[それでも嬉しそうに独り言を言いながら、教材置き場兼資料室でもある温室に飛び込んだ。手馴れた手つきで、そこにある草花を剪定バサミで切っていく。]
えっと、コーンフラワー、バジル、シナモン、ハニーサックル、ローズ…
花期を迎えてなくてもいいや!この際、切っちゃえ!!
[花かごに集めたハーブたち。腕の中にあると草の香、花の香で爽やかな空気を周囲に振りまいてくれる。それを手早くまとめて花束状にすると、大急ぎで教会に向かった]
あー、大丈夫よね?間に合うよね!?
[おめでとう、の声に拍手、そしてライスシャワー。皆が今、夫婦となった二人に注目していて...の存在には気付いていないようだ。
...は二人が乗る予定の飾り立てられた自動車、その後部にかけられた看板の脇に、飾りのように持ってきたその花束…どちらかといえば草束になっているハーブの花束を添える]
これ、デコレートした人、ごめんなさーいっ!
いたずらじゃないんですぅ〜、祝福するつもりなんですぅ〜だから許して!
[...は謝りながらそっとそれを置いた。]
うーん…。
気付かないだろーなぁ…。タッジーマッジーなんて知る人いないもんね、普通。
地味だし単なるゴミ、で終わっちゃうかもだけど、まいっか。
[花嫁のブーケの原型とも言われるタッジーマッジー。元は魔よけとして用いられていたが、ハーブの花言葉を組み合わせることにより、贈った人の気持ちを伝えることもできるものだ]
どうぞ、二人が・・・ううん、皆が幸せになりますように。
ハーブたち、幸福と愛と絆を伝えなさいね!
[...はこっそりと祝福する参列者の中に入り込み、手に残していたローズをこっそりと二人に向けて放った。
...は気付いていなかったが、それはあのまっくら森で胸に差していた薔薇と同じ色だった。]
あぁ、大丈夫だ。
[カッコ悪い所見せちまったなぁ、と内心ヘコんだ。下駄が飛んできた時のようにならなくてよかったと思うべきか。
心配そうな表情を見れば、笑って誤魔化した。折角の晴れ舞台なのだし。
ブーケを渡された青髪の少女を見れば、目が見開いた。もしかしてお前。とは、声にはならなかった。……驚いた。]
え、森、って。お前もあの夢を?それじゃ、"あの"ジェリコは……
[まさか同じ"夢"を見ていたとは。アレは本当に夢だったのだろうか。それに、あの同じ瞳を持つ少女は……]
……そりゃぁ、子供だったら怖いかもしれねぇよ。
それに。オレも気がつかなかったんだ。いくら幼い姿をしていたとはいえ、な。
[気付かなかった自分は鈍感だ、と今更な言葉をつぶやいた。]
その……やっぱり、本当、なんだな?信じていいんだよな?
[本人の口から聞くと、やはり安心できて。
また目頭が熱くなるのを、花嫁を抱き寄せることで誤魔化して。]
勿論だろう?病気であってもなくても。
ずっと一緒に居るために、ずっと側にいるために……
[耳元で囁けば、少し身体を離し。真っ直ぐ瞳を見つめた。]
共に道を進もう。オレだけだと……崖に落ちてしまうだろうから。
[心配してくれる人がいるから。自分が死ぬと泣いてくれる人がいるから。もう、自分だけの道は消してしまおう。"光"が導いてくれる道を進みたい。だから――]
――愛してる。オレと一緒に生きてくれ。
[不意打ちのように、彼女の額に軽くキスを。
それを見ていた者は歓声を上げたかもしれない。]
まずはどこに行こうか。快復に向かっているなら、旅行もいけるな。
[キスという慣れないことをしたためか、悪戯をしたかのように笑う。彼女は笑ってくれただろうか?*]
うん、検査うける前の日に、“森”の夢をみたわ。
[子供だったら怖いかもというジーマに向かって、
ちょっと眉を寄せながら、]
すぐ、そういうことを言う。
“森”でも少しお話しただけで、
この人は怖くないってわかったわ。
ジーマが鈍感なのは、本当に今更ね。
[目を細めながらクスクスと笑った。
そういう自分も、“森”にいる間は誰のことも初対面だと思っていたけど、
これは内緒。ジーマ自体は思い出せなかったけれど、
“思い”だけはすぐに思い出していたのも内緒にしておこう。]
えへへ、私も、夢じゃないかと思ったけれど、
本当なのよ。先生の口からちゃんと説明してもらったの。
[不意に抱き寄せられて、え?人前で?と思ったけど、
もう結婚しているのだからいいのよね、なんて思いながら、
そのまま身を預けた。
囁きを聞いて、目を潤ませながらも、口元は笑みを浮かべて。]
うん、一緒に。
ジーマが危険な目に遭わないように、ずっと見守ってるから。
[幸せそうな花嫁花婿と、自分の胸に預けられたブーケを見つめていれば、会場の片すみの赤毛の女性と不思議な男性の幸せそうな姿が目に入るか]
……似てる?
………よかった!
[勝手に心得たりと口角をあげてにっこりし、それだけつぶやくと、こんどは天高くブーケを放りあげる。
それは空のうえの魔女にもとどくくらい……そして解けた花たちは、散り散りに舞い降りるだろうか。
………それは長い長い夢の夜を明かした幸せの種となって**]
ん、……ん。あぁ。
[周りに聞こえないような小さな声。
面食らったような表情になるが、頷き、少し顔を赤くしてはにかむように笑う。]
……んで。お前ら、やっぱり……ッ
["夢"で出会った面子の顔を見るや否や、慌て、顔が一気に赤くなるのだった。
特にマーブル、お前に言われたくねぇッ*]
[あれから数週間、…の店に郵便が届く]
あいつら、いったい何時迄ハネムーン行ってる気だ?
[くっくと笑いながら裏返す絵葉書は現地で作ったものだろう、明るい空の下海をバックに大きな笑顔のジェリコと照れ笑いのジーマ]
ぬぬ。ジェリコにねだられたと見たぜ!…もう尻に敷かれてるのか。くっくっく。
[昼下がりの店内は客もおらず、コーヒーを飲みながら絵葉書に返事を書く]
…よし、後は郵便局に行くだけだな。
[手紙の中にはお祝いだから滞在費に使え、と一枚の小切手。妹みたいに大事なジェリコと親友のジーマの出会いを思い出してぷっと吹き出すと、笑いながら店の外へ]
あの時の二人の顔ったらなかったぜ!
…{配達中}っと。
[扉の札を引っ繰り返すと笑いながら郵便局に向かったのだった**]
『ひぐらしせんせー、またあのおはなししてー!』
[子供達に囲まれる。もう夕暮れも近い]
お前らまたか…。
じゃあ、これが終わったらまっすぐ帰るんだぞ。
[子供達は嬉しそうに、首がとれそうな勢いで頷く。
ため息を一つついて、近くのベンチに腰をかける]
昔かも今かも分からないが、何処かにまっくら森というところがありました。
そこは…
[真剣に聴き入る子供達とヒグラシの頭上を、金色の小鳥が横切っていった**]
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