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山田 太郎が「時間を進める」を選択しました。
グッモーニン、ウルフ
御手洗の体調はどうかしら…
あの水死体…
もしや、このクラスに執拗なイジメでも?
[現実ああいうイジメのなぶりごろし判例を読んだ事があるとか]
―昨夜のあらすじ―
[助けならガルシアを呼んできてくれれば頼もしい、と言われた鶯谷阿太郎は、呼びに行こうとしたら既にガルシアが食堂からいなくなっていると気付き、慌てて引き返すと中で双海×矢口が成立してしまっていて驚いたが、何か手伝おうと努力するも結局役立たずで、カルロスと西野が運ぶ様を眺めていたのだとさ。]
投票を委任します。
鶯谷 阿太郎は、結城 丈二 に投票を委任しました。
鶯谷 阿太郎が「時間を進める」を選択しました。
―207―
[阿太郎は雨の音を聞いていた。]
―――…。
[窓辺に立ち、じっと曇天を見上げている。
表情には、端から見れば何も浮かんでいないように見えた。]
[部屋の中央へ引き返す。
そこにあったのは古い椅子。
椅子を引いて、窓辺へまた戻る。
取り出したのは文庫本。
タイトルは保護カバーがついていて分からない。
阿太郎は特には題名を確認することなかった。
窓辺に座り、膝の上で文庫を広げていた。
読み進めるスピードは、とても*遅かった*。]
-食堂-
[階下へ降りる。
昨夜は遅くまでクラスメイトたちが騒いで居たようだ。
食堂には誰もいな……]
み、みやちゃん!?
[テーブルに突っ伏したままの葛城発見、慌てて傍に行き背中に手を当てる。]
具合でも悪い…?
[暖かい背中の温もりと規則正しい呼吸が、気持ち良さそうな居眠りを連想させた。]
ウッカリ寝ちゃったのかな?
ここは暖かいから風邪ひいたりも、しないよね。
[ホッと笑うとキッチンへ。
料理は出来ないが、更科のような大惨劇を起こす程美味しい設定では無かった。
湯を沸かし、先日もいできたマンゴーを剥いて氷と一緒にジューサーにかけた。
湯が沸いたらお茶を入れ、パックご飯をレンジで温め、インスタントのお味噌汁に冷や奴の朝飯完成。
2人分のマンゴージュースと一緒に食堂へ運んで太郎の朝のはじまりはじまり]
―食堂―
待って…!そのトラックまだ出さないで下さい!今すぐ窓口の方に持っていきますから……っ!!
[叫びながら、がばりと起きる。]
………夢、か。
[悪夢、超悪夢だった。
まるで〆切を1週間余裕越えしたあげくに、クロネコの受付に電話で泣きついているような、酷い夢だ。]
あれ、山田……
…っと、もう朝、か?
[色々と時間軸がおかしい気もしたが、長い人生そんな事もある。たぶん。
立ち上がろうとすると、肩からバスタオルがはらりと床に落ちた。]
みやちゃん、大丈夫?
[なんだか切羽詰った夢を見ていた様子の葛城に、笑いをこらえながら尋ねる。
テーブルの上には、2人分の朝食とジュース。]
アタシ料理できないから、こんなもので口に合うかな?
[バスタオルが落ちるのに気付いて、腰を浮かしかけた葛城の背後のバスタオルを拾う。]
―207→―
[文庫が終端に至った。
阿太郎は何度か前のページに戻る作業を繰り返し、
――やがてそれも限界を迎える。
文庫をどこかへしまい、新たな文庫を取り出――さない。
立ち上がり、椅子を引いてまた中央に戻す。
ずるずる、きいきい、いやらしい音。
手を離すと、止まった。
完全に元あった位置には戻らなかった。
特に表情は変わらないまま、部屋を出る。]
ありがとう…
[バスタオルを受けとると、なんとなく頭から被った。
目の前に朝食が並べられると、申し訳なさそうに山田の顔を見る]
なんか、色々、ありがと…
[いただきます、と言ってお味噌汁をずずず]
―廊下→―
[沛然(はいぜん)と降る雨が、ログハウスを包んでいる。
窓を見ればそこに眺めることの出来る景色。
滴る音は、どこか遠い出来事を伝えるかのよう。
踵を返し、窓を背にして階段へ歩く。
霞がかったノイズを除けば、いつもの静謐な朝の空気だ。]
[何をどう考えても、目の前の葛城の様子はおかしい。もともとキャピキャピ騒ぐようなタイプの女子ではなかったが、さりとて塞ぎこむようなタイプでもないと思っていた。]
ううん、いいよぅ。
友だちだもん。
[聞いてよいのか悪いのか。判断出来ず小さく笑って答えると自分も食事を始めた。]
―→食堂―
[とん、とん、たすん、とん。
とんとん、とん、たん、たたん。]
[階段を降りきり、立ち止まった。視線の先にはエントランス。
更科と風峯のプログラム終了の報せは、まだ貼ってある。
味気なくも黒い印字が、ノイズの中で踊っていた。
数瞬、目を瞑り。
空白の後、方向を転換して食堂へ向かった。]
―食堂―
[背後から降る、中辻の声。
阿太郎は返すことも、振り返ることもしなかった。
食堂の扉を開けると、二人分の影が見える。
味噌汁を啜る葛城と、これまた食事をしている山田。
阿太郎は二人におはよう、と挨拶をした。
上げた顔は先ほどまでの無き表情ではなく、笑顔。]
あ、タイツおはよ。
[しかし、彼はもうタイツを被って居なかった。]
ふぅん……。
[そうか、もう幼き頃のショッカーに憧れた日々から卒業し、タイツを脱皮し、まさに大人の階段を上るところなのだろう。
まさか中辻と会談できる能力をもっているなどとは露知らず、そんな事を思いほほえましく笑顔を返す。]
キッチンにジュースとか、あるよ。
[山田太郎に、持ってきてあげよう的なサービス精神という文字はなかった。]
ジュースか。飲もうかな。
ありがとう山田さん。
[座ったばかりの椅子をあっさり立ち上がる。
山田に礼を言った表情はまた薄っすらと笑んでいた。
白い人の形は、いつもと変わらぬ足取りでキッチンへ向かう。]
―→キッチン―
[程なくしてジュースを発見すると、コップを探した。
幾つか大きさがあった。
少しの間見比べてから、一番小さいものを取り出した。
注ぐと、マンゴーの甘い香りが鼻をつく。
半分少し過ぎたくらいまで注ぐと、その場で飲んだ。
もう一度注ぐために手を伸ばしかけて、引っ込める。
コップはその場で洗うことにした。
流水が排水溝へと流れていく。
換気扇の向こうから、相変わらず雨の音が聞こえている。
目はどこを見ているのか分からない。
――結果、黒い瞳は手からつるりと滑るのを映し損ねた。
カシャアン、と、小気味悪い音がした。]
[食堂に現れた鶯谷に軽く挨拶をする。
笑顔のょぅι゙……もとい、彼の様子を見て、キッチンに向かう背中にふと尋ねた。]
…そういえば、上手く行ったのか?
[寝ていたので、昨夜の惨状など知りません。]
[ちくり。ほんの少し表情を歪める。
見れば、人差し指から血が浮いていた。
ちろりと舐める。
片手のまま欠片を拾う作業を続行した。
拾い終えると、ダンボールを取り出して中へ収納する。
「ガラス破片、安易に触れるべからず」とマジックで書いた。
作業を終えると、指を咥えたまま食堂へ戻る。]
―→食堂―
[食堂へ戻り、視線は葛城の方へ。
指から口を離し、行く際にかけられた言葉に答える。
静かな声。]
無事だったよ。
ガルシアくんと西野くんが皆を運んでくれたんだ。
[答えた顔はまた少しの笑顔。
白い気配は、そのままさっき座っていた椅子へと戻る。
また指を咥えながら、座った。]
……おい、大丈夫か。
[ガラスが割れたような音に、思わず腰を浮かせてキッチンの方に目をやる。
向かおうかと腰を浮かせたところ、鶯谷が戻ってくるのが見えた。]
…おい、切ったんじゃないか?
見せてみろ…
[指を咥えた様子に、眉根を寄せ]
[葛城が指について言及してきた。
阿太郎は再度顔を上げ、笑顔で答える。]
大丈夫だよ。これくらいの傷ならすぐ治るさ。
唾液は血小板の代わりをするんだっけ。そんな感じ。
[指を咥える作業を続行した。
血が止まったか確認しては、舐めて、を繰り返す。]
※唾液は血小板の代わりはしないよ!
阿太郎の言動が微妙におかしいことを表現したかっただけなので、みんなは信じないようにしよう! ちなみに唾液は血小板の凝固を促進するんだ。多分。
[ガルシアと西野が、と言った事に軽く肩を竦めた。]
…そうか。
[咥えるのをやめない鶯谷の指をぐい、と引っ張る。]
コップか何かで切ったんだろ?
ガラスは、万が一細かい破片でも残っていたら危険だ。
舐めるんじゃなくて、流水で洗い流す方がいいぞ。
……大丈夫、か?
[鶯谷の頬を、ぺちぺちと叩いてみる。]
[聞こえたガラスの破壊音。
そして指を咥えて戻る姿。
なんだなんだ。
空気が暗いぞ。
雨だしね。]
昨日なんかあったのかしら。
皆を運ぶとか、集団自殺でもあったわけ?
[島に隔離された生活の中で、そんな心理が芽生えても特段おかしなこともない。]
投票を委任します。
葛城 都は、結城 丈二 に投票を委任しました。
葛城 都が「時間を進める」を選択しました。
痛い、よ。葛城さん。
[指を引っ張られ、目を丸くする。
しかし次の言葉を聴くと、徐々に細くなっていった。]
心配してくれてありがとう。
でも僕は大丈夫だよ。
葛城さんにはそんなに大丈夫じゃないように見えるの。
[ぺちぺちと叩かれ、少しだけ笑顔に戻る。
キッチンへ向かうため、再び立ち上がろうとした。]
[立ち上がろうとして、山田の言葉が耳に入る。
葛城に向けた薄ら笑顔のままで、白い人の形は答えた。]
集団自殺だなんて不思議(ミステリー)は起きてないよ。
長くお風呂に入っていたから湯中りしたんだって。
うん、見えるな。
[鶯谷の言葉にあっさり答えると、少し強引に手を引っ張り、そのまま椅子に座らせた。]
まあ、私の勘違いかもしれないが。
それならそれで後で謝るとして…。
なんかあったのか?差し支えなければ話してみろ。
聞くくらいの事は出来るぞ。
[な、と傍らの山田にも了承を取る]
ああ、なるほどね。
[そう言えばあの時、女子と男子の一部が露天風呂に行くとか言っていたと思い出した。
あの時食堂に残っていた西野とガルシアが呼ばれたと言う事か。食堂に残ってなくてよかった。アタシ非力なんだからね。矢口に妄想的計算式を立てられていたなどとは知る由もなかった。]
湯あたりなら、しばらく寝てれば直ぐ良くなるね。
[鶯谷を心配する葛城の同意を求める声には、うん、と頷きながらも…視線は葛城を見つめていた。]
[手を引かれ、浮かしかけた腰が再び落ちる。
言葉に、葛城を少し見て、目を閉じた。
頷く山田の気配を感じる。目を開いた。]
―――――――。
何もなかったよ。
[沈黙の後、くすり、とまた一つ笑みを浮かべてそう言った。
静かな響きは部屋を漂った後、遠い雨の音に掻かれて溶けた。]
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