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ああ。
青が俺と二人はいやだってんなら別だけど、な?
[顔を覗き込んで頬に口づけ]
ん……俺もお前といると。すげぇ安心する。
僕はお前が良く分からないよ……。
[頭を抱えうつむいた。なんだか涙が出そうだ。どうしようこれ]
双海にもやったのか。そういう関係ならもうここを出てるはずだし……昨日みたいなことにならんか。しかし、よく殴られなかったな。
[なんだかどうでも良くなって、とりあえず言わなければならないことを言っておく]
とにかく、以後はやるな。特に女子には。
いい子だから分かるだろう? いい子だから分からなくてもウンと言っておけ。
まあ、今は一緒に住んでいないけどね。
[なんでもない事のように小さく笑った]
僕も兄貴か弟の方が欲しかったかな。話題がかみ合わないんだよね。漫画とかスポーツとか。
[どうぞ、という仕草をして、碓氷のサーブを待つ]
そっか、男女の兄弟だと趣味とか違うもんね。
[二回玉をバウンドさせて、サーブの構え。
腕の振りはコンパクトに。
玉をめがけて振り抜く。
1.空ぶる
2.からぶる
3.カラフル
4.宇留間の頭を超えていく
5.鋭いサーブが宇留間を襲う
6.空振り
2(6)]
[鶯谷の懐かしそうな声を聴きながら、冷蔵庫をチェック……するまでもなく、杏の食材メモが貼ってあった]
豆腐かあ……。
[崩れた豆腐が好きなんだろうか。麻婆豆腐、最強。そんな単語が脳に飛び込んできた。
中辻さんが囁いたんだろうか。はて。
しかし、残念。麻婆豆腐の作り方がぱっと思い浮かばない。チャイナのくせに(謎]
……鶯谷くん。
私は、料理が出来ないわけでは、ないのです。
で、す、が。
杏ちゃんにあって、私にないものがあるのです。さて、なんでしょう。
1.レシピ
1.経験
1.繊細な調理
5...4...3...2...1...0!! TimeUp!!
――はい。答えは1(1)です。
[神妙な顔で頷く城に肩を落とす]
ジョジョ、世界は広大だ。
この島で夜の星を眺めれば、宇宙の無限を感じることができるだろう。
この島の砂丘の真ん中で四方を見渡せば、自分の手がいかに短いか思い知るだろう。
この島の林に足を踏み入れれば、いかに自分が整備された道しか歩んでこなかったか分かるはずだ。
だから、もう少しよく考えて行動してくれ。頼む。
[何が”だから”なのか、自分でもよく分からなかった]
嫌なわけ、ない。
…居られるのは、嬉しい。
[照れながら、頬に口づけを返す。笑んで]
…そか。ん、 ありがとう。
……駿
[謂ってから照れた。]
……。
どんまい。
[コメディでもなかなか見ないぐらいに美しい空振りに思えた]
うん。初心者だって少し納得できた。ありがとう。
[ちょっとゴルフをやらせてみたくなった。無性に]
やっぱり、初心者でしょ?
[少し恥ずかしそうに笑った。]
そだ、シーツ干してたんだった。取り込みに行かなきゃ。
宇留間君も手伝ってくれる?
204号室のも一緒に洗っちゃったから、枚数多いんだよね。
投票を委任します。
二越 鈴は、結城 丈二 に投票を委任しました。
どうしてそこで双海さんが、え、ちょっ。
[ものすごく理不尽な選択肢が用意された。
用意されたと思ったらもうtime upだった。なんだこれ。]
つまり、矢口さんは料理が……。
[苦手なんだね、とか言うとトドメになりかねない。
食べられれば何でもいいよ、はもう終わってるだろう。
誰もいないことを確認し、ダンボールを外す。]
うん。分かった。僕も手伝うよ。
……上手く出来るかは自信はないけど。
[男子厨房に入るべからずとも言うしね、と立ち上がる。]
おやすい御用さ。
[軽くさむずあっぷして、ラケットを片付け片付け]
それ、干す時も大変だったんじゃないかな。誰かに手伝ってもらったの? 僕は暇を潰している事が多いから、気軽に声をかけてくれて構わないよ。
ん、ならいい…な。
[肩に回していた腕で、更科の首筋を軽く撫でる。]
きっと青が居なきゃ、またずっと独りだっただろうし、な。
それが今は誰かと…しかも最高の彼女と一緒だ。
安心できなきゃ嘘っちゅう話だよ。
料理は車の運転と同じで、慣れていくしかないよ。
僕も何度、流しを爆発させかけたことか。
[どうやって流しが爆発するのかは聞かないように。
てとてとと矢口の下へ歩いた。
そうして、目を見て訊ねる。]
矢口さんは、今日は何か食べたいものはあるのかな。
[なんかスゲェ殴りたい。ぶっちゃけ食堂で殴ったときもこんな気分だった。つか黙れ神っぽい何か]
まあ……いい。それは、今後注意するならそれでいい。
で、昨日はどうだったんだ。僕はお前らが帰ってきたこと以外は知らないんだが。
投票を委任します。
戸田 万寿夫は、結城 丈二 に投票を委任しました。
[ラケットを片付けると、娯楽室の扉の方へと歩いていく。]
うん、ありがとう宇留間君。
干す時は考え事してたから、そんなに時間経つのは感じなかったな。
結構大変だったけど。
でもまとめて持てるでしょ?
乾いたら結構ボリュームあるから。
[鶯谷の視線が、なんか、生温かかった。
誤解、誤解! 単にメニューの創造力が足りないだけなの!
私ちゃんと、2日目にサラダ作ったよ……!
でも挽回できそうにない。くそう]
……ええと。
…………カレー?
[やっぱり想像力が貧困だった...]
ん、と。
[思い出す]
川沿いを歩いてたらリンちゃんの声がかすかに聞こえたからそっちに行って。
そしたらアンとリンちゃんとツカサに会って。
四人で帰ったよ。
それから後は、僕はずっと浜辺にいたから解らないけど。
昼前にはアンもここにいたから、部屋に戻ったんじゃないかな。
考え事かあ。どんな事かはわからないけれど、まあこんな状況だし色々あるよね。
それが辛い内容でなければ、疲れを感じないのは良い事かもね。
[無理に踏み込むつもりはないようだ。果たしてこれはへたれなのか気遣いなのか]
じゃあ、さっさと取り込もうか。日光の匂いを堪能したいし、ね。あの匂いは結構好きなんだ。
[娯楽室を出た]
カレー。カレーか。
[矢口をじっと見た。
あのサラダ、食べたかったんだけどタイミングが……。
長い沈黙。そして屈託のない笑顔。]
かわいい好物だね。
[子供みたいだ、とか男の子みたいだ、とかは死亡フラグに繋がりかねないので言わなかった。
Dead endの罠はどこに隠れているか分からないのだ……!]
よし。じゃあ今日はカレーにしよう。
[頑張るぞーと腕まくりしてキッチンへ。
何故かわんこと中辻までついてきた。ちょ、お前ら。狭い。]
この世はあまりにカラフルで、だからみんな迷うんだよね。(もりえと
http://www.nicovideo.jp/watch/...
[――カレー。それは、魔法の料理。
材料を切って、一部炒めて、放り込んで煮れば完成。
お手軽で、手間がかからなくて、誰が作ってもある程度の味は保証される。
それは、魔法の料理(大事なことなのでry]
−島から離れた場所・船内−
あーくそ!面倒なことになりやがった。
「どうかしましたか?」
……政府のトップが変わりやがった。
発表は明日、俺を含む各地区の指揮官は今日中に本部に招集だ。
「もしかして……。」
ああ、強硬派が次から指揮を執りやがる。
……とにかく通信借りるぞ。
構成員ウルフ、今すぐ応答!
[いつも冗談でアナコンダと呼んでいた戸田が、初めて正式なコードで呼び出す。]
まあ、双海が帰ってきたのは僕も知ってるから、大事に至らなくて良かったというところか。
[その場に御手洗がいたのは驚きだった。なんで双海追っていったんだっけアイツ]
[ふと思い立って。準備をはじめた鶯谷に、ひとこと]
……ああ。お味噌汁もつくろっか、お豆腐の。
足りなくならないように、大きなお鍋で、ちょっと多めに。
[ついでに、ご飯も多目に炊いておけば。まあ]
―ログハウス周辺―
[地面に寝そべっていたが、i-podから聞こえてきた通信に身を起こす。]
は、はい。
こちらウルフ。どうしましたかトーマス。
[いつになく真剣な声に驚いた。これはトーマスじゃない。ニセモノだ。]
―キッチン―
[――――そして時は過ぎ。]
―――――。
[阿太郎は、目の前の黒い鍋を見つめている。]
―――。さて、敗因を考えようか。
[目の前の魔法を、冷静に口にした。]
−島から離れた場所・船内−
……いいか、時間がない。
手短に説明するから、今すぐ理解をしろ。
政府のトップが変わった、日恋も大幅な人事入れ替えで強硬派が指揮を取る。
――特別プログラムの存在は知っているな?
アレは確かに存在はしているが、今までそのプログラムに送られた人間は過去ゼロだった。
俺たちは生憎真面目な公務員でな、マニュアル以上の事はしないんだ。
そうだね。
[うんうん、と頷いた]
あれほど単独行動を慎むように皆に言ってた僕が、アンを一人にしてしまうなんて。
きっと僕一人浮かれちゃって、色んな事が見えなくなってたんだろうな。
現在のマニュアルにはこう書かれている。
「恋愛をしなかった者に適用する」と
つまり、だ。片思いでも何でも恋愛してたら送らなくてよかったんだよ、文面通りならな。
[正に役所仕事。]
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