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/*
木苺のレシピって何があったっけ。
プリンと、ゼリーと、ヨーグルトケーキと、
レアチーズケーキと…。
…駄目だ、実は中身はあんまりお菓子作らないから
あんまりバリエーションが無い。検索するか…。
*/
―バーベキュー会場―
そうだな、声をかけておいてみるよ。
交代して欲しい時は謂うだろう。
うん、生クリーム添えておいてくれるかな。
豪華だな、ケーキ屋みたいだ。
[ありがとう、と皿を受け取った。]
…大丈夫か否か、で謂えば大丈夫じゃない。
いや、ちゃんと起きてたんだ、攻撃食らう前は…。
そこに追い打ちがだな、何故か、御手洗から。
[面白そうだったからなんて理由だったなど知らない。]
…まあ養生するしかないだろう。
ありがとう、運んでくるよ。
[皿とコップを器用に持って、ログハウスの方へ戻っていった。]
ああ、まあ、携帯通じひんかったけど…。
[優雅だろうがなんだろうが、失敗は失敗だ。
それを認める気はないのだろう]
…アホか。
しゃあないな…あとであそこ探してみるとして、
うちの着替え貸そか?流石に下着は無理やけど。
ジャージぐらいやったら、着られんのちゃう?
[軽く首を傾げて尋ねてみた]
ジャ…ジャージか。ふむう。
[ジャージなどという粗末なものを…という理由で難色を示されているかとお思いでしょう。実は御手洗様はご自宅で誰とも会わない日はもっぱらChampionなのでございます。なので、どちらかというと「異様に似合っている姿を見られたくない」のでございますが、酒まみれの現在のお召し物とジャージ、どちらをチョイスするかと言われると難しい問題なのでございます]
し、仕方ない。有り難く借りさせてもらうとしよう。
[しかしジャージ姿にスティックは似合うのでしょうか]
ん。その時は遠慮なく言ってね。ずっと一人に任せきりも悪いし。
[どういたしまして、と皿を手渡す。
ケーキ屋のものにしては、お皿がプラスチックだけどね、と小さく笑って]
そうだよね、追撃まで食らっちゃったのに大丈夫な筈ないか…。
…あ、え?一度は起きたの?
[起きたのに、まさかの追い打ち。
流石に可哀想になった。心の中で合掌しておく。
安らかに眠って下さい。]
うん、お願い。
あ、結城君起きたら…言ってくれたら、お肉とか取っておくから。
…、さ、流石に直ぐには歩けないだろうし…。
[持ってくよ、と付け足した。
流石に直ぐに元気になるとは思い難い。]
/*
御手洗さま、まさかの自宅でチャンピオン愛用wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwww凄い一般庶民wwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
一気に親近感が湧いてしまわれましたどういうことなのwww
*/
…うちのが嫌やったら、風峯辺りに借りてもええと思うけど。
[サイズが合わないのが気になっているのだろうか。
軽く首を捻って見守るも、OKサインが出たので]
解った、ほなあとで持ってくわ。
…取り敢えず、先にお茶とやらにする?
そろそろ鶏の丸焼きもええ頃合いやけど
―川近く―
[ダンボールの姿は林の中にあった。
一度、バーベキュー会場に向かうことは向かったのだ。
ただ、賑わっている大勢を改めて見た阿太郎が、例えダンボールでも割り込めるはずはなく。
せめてさっと取って帰ろうとしたのだが、危うくダンボールに燃え移りそうになった。何かが。
本格バーベキューは諦め、川辺りへと退避した。
お腹はさすがにおじや一杯ではすいていたが、手元には双海に貰ったおにぎりがある。]
―ログハウス2階203―
――葛城?
[呼びかけても返事がなかった。
扉を開くと、相変わらずの死人と
居眠りする葛城の姿があった。]
……
[足音立てないようにそっと傍によると、
テーブルに飲み物と食べ物一式を置く。
ふわりとよい香りが漂った。]
さすがに疲れてる か。
[ぽんぽん、と軽く頭を撫ぜてから自分のブレザーの上着を葛城に肩からかけてみた。]
こら。これは僕のご飯だ。
あ、あああっ。このー!
[群がる野犬と奮戦しつつ食べた。
勝率は3割。
……でも、3割の双海おにぎりでも十分に味わえた。]
ちゃんと家に帰るんだぞ。
よしよし。
[撫でてやると、野犬は尻尾を振った。
手を離すと暫く阿太郎見つめていたが、「お帰り」ともう一度言うと、素直に山の方面へ帰った。]
いや君ので全く問題ないが。
[どうもそういう部分はあまり執着がないようで]
そうだな、やはりここは優雅にティータイムといこうではないか。
[まだスプラッシュハザードのダメージから抜けきっていないスティックを、再度地面に突き立てる]
[ログハウスに帰ろうかと少し思ったが。
普段はステルス並に影が薄いのでどちらでも同じなのだし、何より構造的に誰かと同室すべきに設定されていたようだった。
(ちなみにこれはステルスで徘徊して得た情報である。)
さすがに夜はタイツを脱ぐ。
だが相手がいるとなっては恥ずかしくて脱げないし、何よりあの一件の後だ。
ならタイツままで寝る――のは寝苦しい。
モニター室で眠ったにしても、寝坊すると結果は同じである。
あと、あの部屋は色々あったので方角がよくない気がする。
鬼門でも設定されているのではなかろうか。]
ん......。
[物言わぬはずの死人が蠢いた。
ぼにゃりと瞳を開く。先ほどとは違う天井。違う床………床? いや、これはベッドだ。]
あれ、、、僕。なにg
[身を起こそうとして、股間に激痛。]
あ。そう。
[なら構わない。
こっちも男親とタイマンで暮らしているせいか、その辺は頓着がない]
はいはい。
せやけどここには執事さんおらんで、ペットボトルのお茶で我慢しや。
そのかわり、バウムクーヘンは超おいしいと思う。
鈴が作ってるんやもん。
[根拠のない理由だが、妙に確信している。
御手洗のペースに合わせて、ゆっくり林を歩く]
[残りのバウムも人数分に切り分けて皿に乗せていって
頃合いを見計らって城や西野、風峯にも手渡した。
話に割り込むのは聊か気が引けたけれども、
こう言うのは大概にして焼きたてが一番おいしいし。]
ジャムの方が簡単に出来ちゃうけど。
ソースにしちゃうほうが、後の使い勝手いいかなぁ…。
[ボウルいっぱいの木苺を見つめて、むむ、と唸る。
つくるならさっさとしてしまった方がいいだろう。
折角なら生クリーム添えで豪華に召し上がってしまいたい。]
ん、じゃあさくっと作ってこよ。
ちぇこちゃん、ちょっとこの場お任せしていい?
[了承を返した友人に礼を告げて、とてとてと台所へと向かう。]
―203号室―
…ああ、結城 起き
[その激痛が 伝わるかのような 仕草に
思わず瞑目した。嗚呼。
ベッドから一歩離れた位置で見下ろす。]
……、…無理に動くな、寝ておけ。
此処はお前の部屋だ。葛城に感謝しておくといい。
[なにぶん処置が分からないのでそれくらいしか謂えることがなかった。]
あ、、、更科、さん。
うん、そうする。
[涙のにじんだ顔で頷き。]
m...葛城さんが?
[見れば、椅子に腰掛けた姿勢で眠る葛城の姿。]
うん、ありがとう。起きたらそう言うよ。
[ほにゃ、と。微笑みを浮かべベッドに身をあずけた。]
は、日恋にって……そりゃまたなんでってオイ!?
ちょっとまてジョジョ、俺はそんな事一言もいってねぇ!
[突然捏造された事実に大声で突っ込む。]
―バーベキュー会場―
[双海殿がゆっくりと歩いてくれたお陰で、バーベキュー会場まで優雅に散歩された様子。とはいえ酒まみれ。どうも騒がしい]
で、バウムクーヘンは何処にあるのだ?
―203号室―
うん。痛いだろうな…
まあ、なんだ、必要そうなものがあれば謂ってくれ。
二越も気にしていたから。
[何か謂いかけたのを不思議そうに見たが
特に問い掛けることはなく]
それがいい。
ああ、食事できそうか…というか
体を起こすとつらいかな…。
[結城は自然体なようだった。
今は静かなところで休む方がいいだろうな、とは胸の内。]
[ボウルに入った木苺を、幾つかの塊に分けておく。
ジャム用と、ソース用と、その他。
今使わないモノはビニール袋に入れて、冷凍庫へ。
ジャムならばそのまま粒が入っていても良いのだけれど、
ソースとして使うには裏漉しする必要があるし、少し時間が掛る。]
今使う分には、ジャムで大丈夫だよ、ね?
[自問自答してみたが答えは出ない。
…粒がダメって人はいるだろうか。いるかも。まぁいいか。
そう言う場合は残念ながら今回はご相伴に与れない事にはなるが。
小鍋に洗った木苺と砂糖と蜂蜜を入れて火をかける。
その間に、ソース用の木苺はミキサーへ。
出来たペーストを漉して、ボウルへ分けてラップして
それを冷蔵庫へ入れる頃には、良い感じに煮詰まっていた。
幾らかを空き瓶へ移してまずは常温で冷ましておく。
残りは小鍋から小鉢へ移し変え。こうすれば直ぐに冷ます事は出来ないけれど、まだマシだ。それを抱えて、再びバーベキュー会場へと戻る。]
−ログハウス傍−
んーと…鈴か矢口が配ってへんかな…。
[さっき不機嫌丸出しで消えたあとだけに、戻ってくるのは、ちょっとばつが悪い。
とりあえずコップにペットボトルの紅茶(一応無糖を選んでおいた)を注いで
御手洗へと差し出した後、自分は愛しのステンレスダッチオーブンの発掘に向かう。
上とサイドについた炭をきれいに落とし、アルミの覆いをはがすと
幾らか重いそれをミトンを嵌めた両の手でテーブルの上へよいしょ。
おそるおそる、蓋を開ける。
ステンレスを使うのは初めてなので、ちょっと緊張してもいた。
ふわーっと立ち上るいい匂い。
中を覗きこめば、香りづけのセロリは焦げているけれど、
その下にはこんがりジューシーに焼けた鳥とほくほくの野菜たち]
…やっぱ、これ欲しいわぁ…。
[素晴らしい出来に自分でうっとりしつつ、ステンレスのダッチオーブンに対する
購入意欲がふつふつと増したのでした]
ただいま、鈴。
バウムクーヘン、まだある?御手洗が食べたいんやって。
[鈴の来るほうから、ラズベリーの甘酸っぱいいい匂いがふわーっとする。
女の子ってこうやんなー、なんて内心ほのぼのしているも、
後ろのほうでまた缶のあく音がした。
うっかりダッチオーブンの蓋を投げてしまいそうになったが、
流石に今回は脳内でぶつけておくだけにした。うっかり殺人事件になりかねない]
うん、あるよ。ちゃんと人数分。
ちぇこちゃんに切り分けて貰ってるの。
[こっち、と寄ったすぐ近くで、矢口が一つずつ皿に取り分けているところだった。
ジャム持ってきた、と小鉢をテーブルに置いて、代わりに一皿受け取った。
生クリームと、ジャムを添えてはい、と手渡す。]
あ、御手洗くん、ラズベリー平気だった?
[かけてから聞く。遅い。]
っ!
[気付いた。無防備にまじまじと顔を見られている。
慣れない状況に顔が赤くなっていく。みじろぎし、窓の外を見るようにして更科から顔を背けた。]
あ、うん、ええと、、、なにか、飲み物。お願いできる?
[正直、食欲はない。しかし今日はどれだけの空気を吐き出したのか・・・喉はガラガラだった。]
―203号室―
ああ、すまない。
[眼を微妙にそらした。
更科は眼をあわせて喋る方であったせいもあろう。]
飲み物か、了解。
お茶とかの方がいいか。
[尋ねてから、扉に手をかけた。]
すぐ戻る。
養生するんだぞ。
テンプレ的暴力ツンデレ:双海
テンプレ的エロゲー野郎:結城
テンプレ的ツンデレ幼馴:葛城
テンプレ的癒し系双子妹:二越
テンプレ的耳年増委員長:碓氷
よし、主役はお前だアナコンダ
…まあ、ラズベリーは問題ない。
[やっぱりこういう場は苦手なようで、どうも居心地が悪い気がする。
背中越しにビール缶を開ける音が聞こえる。なるほど、どうやら彼らが原因らしいな]
[この私の優雅な服にアルコホルをスプラッシュさせたのは…ゴゴゴゴゴゴゴ]
ほうか。ならよかった。
御手洗も、冷めんうちに食べや。
[鈴と御手洗のやり取りを見つつ、自分はと言えば
大皿を用意して、ダッチオーブンから鳥の丸焼きを取り出して乗せ、
小粒の新じゃがや人参、皮つきで焼いたので蕩けるようにジューシーな
玉葱がゴロゴロと周りを飾る。
我ながら会心の出来の鶏の丸焼きをドーンとお皿に乗せて]
鶏焼けたけどー。食べる人はよせんとなくなるよー。
日恋は決して悪じゃない。やってることはムチャクチャだけどな。
それに楽しいじゃないか。他人の恋のお節介だ。これはプロジェクトの経験者がやるべきだと思うね。
[風峯には、笑ってやった。バウムクーヘンを持ってきてくれた二越に礼を言って、城に向き直る]
そういうジョジョは?
二越か双海のどちらかか? 島の精霊か? 他の誰かか?
/*
取り敢えず、あと喋れてないのはうるまんとちなたんかしら。
大丈夫かなあ。すげー喋ってみたいのこの二人。
発言数をガンガン伸ばしている俺の台詞ではないのですが。
―203号室―
うん、ありがとう。
[出て行く更科に礼をいい、大きく息を吸いこんだ。]
・・・・・・。
[更科が部屋を出たのを確認し、少し離れた椅子で眠る葛城の方を見やる。
こういう状況でもない限り、じっくりと葛城の顔を見ることはできないが、、、。]
………、、、。
[何故だか顔が赤くなる。
きっと女の子の無防備な姿を見ているからだと、慌てて寝返りをうち窓の外を眺めた。]
ああ・・・いただこう。
[だが、彼の意識はその缶ビールを開けた人物をいかに破壊するかのシミュレーションへと注がれている。あぶないにげてー!]
―バーベキュー会場―
[双海の姿を見止めると
まずはそちらへ歩み寄り]
いい匂いだな。
嗚呼、双海、さっきはすまなかった。
酒等に頓着しないのは悪い癖でな…。
[そう詫びた。
ひとり暮らしであるせいもあろうか。]
――二越、結城が眼を覚ましたぞ。
飲み物が欲しいと謂ってる。
……で、御手洗は何をしてるんだ?
[どこかで貴族がスーパー1的な千党体制をとっている事など知るはずも無く。
男3人の会話は続けられていた。
途中でバウムクーヘンを届けてくれた二越には礼を言っておく。]
まぁ、傍迷惑なおせっかいではあるけどなー。
でもまぁ……。
[周りを見渡す。
もしも極普通の修学旅行ならば自主的なバーベキューなどしていなかっただろう。
そういう意味では、この光景は日恋のお陰ともいえるわけだ。]
楽しいんだから、いいんじゃねぇかな。
俺にとっては、だけどよ。
ってちょ、西野お前今笑ったろ?
[笑い事じゃねーっつうのと、手に持つビールを再び飲む。]
あー、ビールで一番うまいのは最初の一缶だな。
少し微妙になってきた。
[窓の外に見える空は暗い。
下に赤い明かりが見えるのは、バーベキューのものなのだろうか。]
、、、、、、。えっと。
[静かにしていたら、背後にすぅすぅという寝息が聞こえてしまった。葛城だ。
なにか色々と意識してしまいそうで、寝息が聞こえないだけの音を欲して口を開くも。喋る言葉は浮かんでこなかった。]
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