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[フェイトが施設員の手により運ばれて行くのを見送った]
あ、ぼくですか?
ぼくは平気……です……。
[答えを聞いた施設員は、それは良かったと小さく笑顔を見せる。
けれどクラムの方は、そんな気分でもなく]
……みんな、あんなに頑張って戦ってたのに。
ぼくだけ……。
[役割の違いと言ってしまえばそれまでだが、護られてばかりの割に術も未熟な自分に苛立ちを覚えた]
……もっと……。
[思い詰めた表情で、救護施設の与えられた部屋へ戻って*いった*]
うおっ、まぶしっ!?
目があぁ…目があああぁぁ!!
[カージが投げた閃光玉をモロに見てしまい、しばらく悶えていた**]
[言い伝えではそういわれている。他の事も背いたことも既に確かめられている。
だから力がほしかった。形振り構ってられなかった。]
?…何が我侭なんですか…?
[誰が己に話しかけてるかも認識できない。ただ目の前の己よりも力のある侍が羨ましい。少なくとも超えなければならなく。居合いから振りぬく腕は、既に刀の柄を握る力もなくただ虚しく空をきった]
/*
ミリ目線で言いますと、
本当に今の地上組みの中で過去に絡んだ人が僅かなんで……
昨日一緒に調べものをしたのがヴェルデさん、
一緒に戦ったけど殆ど絡まなかったメイアルさん、のみ。
く、くるしい><
*/
作るより、外す方が専門なのでござるが。
[少し考えて、目印に銅貨を一枚罠の近くに置いた]
さて、本当は獣人と手合わせしてみたい気もしますけれど……。
[デカカボチャを斬り捨てたシロガネの豪腕を思い出して、一度体を震わせた]
[ヒルダが、獣人を追いこんでいのは感じている。ヒルダの『意思』がどんどん身近く。獣人のすぐ後ろについているのかもしれない。闘志が滾っているのが分かるから]
意思が……届きそう。……もう私が抑えるしかないわね。
体を張って止めるしか。
[もっとも、可弱い…の体など、あのスピードに当たった瞬間、粉砕されてしまうだろうが]
/*
ミリの戦闘能力的なもので言えば、
リュミさんをいっしょに連れて行きたいものです。
が。
ミリにはリュミさんを推薦できる理由が無いのだった!!
ががーん。
*/
/*
まあ、そんなことだろうなぁ、と。
知恵を絞って、推薦相手と理由をでっち上げました。
勝手に出していいかな?いいともー!
博打屋 ヴェイドは、神官 リュミエール をおそっちゃうことにしたよ。
[そろそろ決めなければならない。どうすべきか、ヴェイドは迷っていた。
選抜基準はある。あるのだが。]
・・・・。
[しばし目を瞑る。]
(理由なんか、いくらでもこじつければいい・・・。)
[悩んだ末、基準と照合するための情報収集を省略した。
そっと右手に視線を走らせる。そこには、ギルドの使いが。ぎりぎりまで考えるために、そっと待機させていた。目配せをして、そして続いて・・・リュミエールの後姿を、視線だけで示した。
使いの男はひとつ頷くと、リュミエールの元に駆け寄る。]
「突然で済みませんが、こちらのミリさんと同行する相手に推薦されました。リュミエールさん。よろしくお願いします。」
[用件だけ簡単に伝えて、使いは去っていく。]
[片膝を突いたまま、力なく腕が揺れる。
倒れることを拒むように抗い彫刻のように動かない]
死ねない………戻らないと…
[これ以上毒も増えようがなかったのか。帰還の札を探すように震える手で己の体を這わせるが、救護院に戻れたのはメノミリアによるものか。自力によるものかは...にはわからないだろう]
[どのくらい時間が経っただろうか。
夜なのか朝なのか。声を上げて起きた]
うぁぁ! …ぁっ……?
[辺りを見回して救護施設に居るらしい事が分かる。
息も絶え絶えに、顔を手にうずめた。]
………っくしょう…。
― エント街中・草原が見える場所 ―
[明らかに強がっているミリだったが、依頼を、との言葉に頷いた]
ヒルダが?
ヒルダは何か見ているかもしれませんね。
ヴェルデさん、ヴァレリアさんを探して頂けませんか?
[そういって、自身は商店街の方に早足で向かう。
そう遠くない場所からざわめきが聴こえた]
―草原広場―
[…は覚悟を決めて、掌に力を込めた]
ラフィは、間に合いそうにない……いいわ。もう、来なさい。玉砕よ。
何とかして、約束を果たさないと。
[そう口にしながらも…の意識は、もはや切れ切れとなっている。草原の方へ向かい、一直線に飛んでくるヒルダと獣人。その姿も、もうすぐ見えるのかもしれない。もっとも見えた時が、…の倒れる瞬間なのかもしれないが]
[シロガネの居合が外れたのを見て、呪文を唱える。
術を発動させようとしてカ―ジオーガがシロガネに何か投げたのを見て、慌てて狙いをそれに返る。吹き矢を4(5)本燃やしたが、それ以外はシロガネに命中するか。
更に追撃しようとして、閃光弾の光で目がくらむ]
シロガネちゃん!しっかり!
そうよ、戻りましょ、皆待ってるわ!
[慌てて駆け寄ってシロガネを抱きかかえる。何故か近くに落ちていた傷薬を応急処置に傷口に振りかける]
とりあえず一刻も早く本格的な治療を!
[慌てて転送の札を発動させた。二人の姿がダンジョンから消える]
…もともときゃろっとはここの住人ぞ。
迎えを出すより、あやつ自身に任せたほうがカクジツなはずぞな。
[スコルについていっちゃったらしいきゃろっとについては、そう結論を出した]
だ、だいじょーぶぞな?
…ふぅ。まずは帰るぞな…
[どりあんさんに指示を出し、目を押さえて転がっていたマリンを回収させる。さっきのブレイモノに対する復讐とか、失った分のセンリョクの補充とか、そもそもの目的だった探し物だとか。いろいろとすべきこと、したいことはあったけど、どうにも気が乗らなくてひとまず保留にして、魔王城に戻った]
ざぼんさん、どりあんさん。片付けお願いするぞよ。
[そう言い残して中に入れば、外に残ったざぼんさんとどりあんさんが完全にカンペキに庭先の掃除をしてくれていただろう**]
/なか/
……ダンジョンが遠いよ。
でも立候補できるほどPC活躍してないし。
大盗賊のマリンとプロから遊びたかったんだぜ。
しくしくしくしく。
――救護所――
[シロガネを直ぐに救護所の職員に引き渡す。
...も治療を勧められたが、怪我してないと断る]
……。
[救護所の隅の椅子に座ると、大きな杖を抱えたまま*しばし思いをはせる*]
―救護施設―
[転移とともに倒れ伏す。メノミリアによって職員に引き渡されたが、力がないはずの左腕が腰に下げる刀だけは放さないというように*握られていた*]
[街中で魔法を撃っても大丈夫だろうか。
目的地に駆けながら集中して、右手を強く握る。]
……大丈夫、魔力は殆ど無いけど、一回なら何か出来る。
[昼前の依頼のせいでほとんど空っぽの魔力を集中させる。
攻撃でも回復でも、一回だけなら何とか発動させられるはずだ。]
― 草原広場 ―
[ここから先の行き止まりは確か…罠が張ってあったはずだ、とブツブツ確認しながらヴァレリアの姿を探す。
また、ヒルダも同じように凄まじいスピードで飛んでくるのが見えた。その手前にはおそらく依頼にあった獣人と思しき姿。そしてその遥か先へ視線を移すと]
…ヴァレリア!!
[足を止め、大急ぎでスリングショットを急ぎ構えて布で包んだ石をセットする。自分と獣人の距離はかなり離れている、当てる事が出来るか否か。
表:獣人に命中!
裏:反れてしまい獣人の手前を掠めるだけ。
+裏+]
[ぷつっと閉ざされた通信の回線が開く]
……ごめんなさい…私の判断ミスだわ…守り切れなかった…
[か細い声で途中でアンテッドに遭遇して交戦したこと、
初心者の中に大けがを負ったものがいることを何とか伝える]
[ギルド員が去るのを見て、リュミエールに言う。]
良かったな、リュミエール。
お前さんは回復魔法を使えるし・・・そういうやつは、何人いても、いい。
何かあったら回復を、頼む。・・・頼む。
俺はまだ、行けないから。
[何らかの期待のこもる声。]
――商店街→草原広場の近く
[誰かの叫ぶ声が聞こえたような気がして、メイアルを歩く足を止めた。
雑音に紛れて聞き取りにくかったが、確かにそれは叫び声だったと確信する。]
なにか、起こっているのでしょうか……?
[くるりと踵を返し、声の聞こえた方へ向かって走り出した。]
―草原広場―
[獣人の姿が、見えた。ヒルダは、しっかりとその後ろをマークしている。近づいてくる獣人の影……速すぎる]
だからって、逃げていられないわよね。
[その時、獣人の手前に打ち込まれた何かが。
……あれは?]
ヴェイド?
ヴェイド!! お願い! その獣人を捕まえて!!
[伝わったかどうかは分からない。当然落とし穴の存在など知らない…は、どうすればいいのか分からないままだ。ただ、ヴェイドの姿を見かけ、ほんのわずかに気が緩んだのか。がくり、と膝をつく]
―救護所―
[入口近くの長椅子にぐったりと座り込んでいる。
シロガネを伴ったメノミリアは程なく現れた。
少しの間呆然と見ていたが、隅に座るメノミリアに近付く。
隣に、ちょこんと腰を下ろした]
……フェイト君、命に別状はないって。
……シロガネさんの傷、浅ければ良いけど。
[職員が温かい飲み物を持って来てくれた。
どこか力なく礼を言い、コップを両手で包む。
口をつけようとして、溜息をついて膝の上に戻した**]
・・・・・・ばっ、馬鹿やろう!!!!!
[やっと届いたメノミリアの言葉に、ヴェイドは思わず怒鳴った。]
ああぁ、もう決めちまった後じゃねーか。
くっそう・・・。
あ、いや、その、新米のやつは大変だったな・・・。
[怒鳴っていた自分にはっとして、誤魔化すようにぶつぶつ。]
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