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おいおい坊主。
お前は混沌六芒の民か?
──初めて出会った奴の事を好く信じられるもんだなぁ。おめでてぇ。源吸血鬼を消滅させて、「ポール」のためにまた同じ事が繰り返されるってんだぁよ。
そう──元凶の因子だ。
源吸血鬼よりも先に──因子を滅ぼそうかねぇって言っているのさァ!!
……随分と御目出度いコトだなぁ、えぇ?
[顔を覆う指の隙間から、微細なものが剥落していく]
[ぱらりぱらりと、光を受けて薄茶に光る──]
今更になって原因だ、偽者だァ?
テメェら今んなってまだ、生きて逃げられるとでも思ってんのか、あァ?
ぜーーーんぶ無駄なんだよ。てめーらまとめてここで死ぬんだ。
ジ・エンド。アディオスアミーゴ、ほなサイナラ。
どかーんでオワリ。なーんも残らねェ、いっそ綺麗なもんだぜ?
テメェらゴミ虫ウジ虫にゃあ、お似合いじゃねえか。
なァ?
[嗤笑]
[その瞳に湛えられるは]
[血の紅]
[やはりいつもと同じように首を傾け、]
[どことなく不思議そうに、]
[だが、ただ意志を確認する口調で、ドナルドへと]
あなたも、公安局や降魔局と同じく、わたしの消滅を望んでいるのですか。
[目を伏せる]
[何を期待したのだろう]
[自嘲が唇の端に浮かぶ]
そうね。
答えてくれてありがとう。
「牧師様」
[上げた顔は]
[どこまでも冷たい表情]
[ここに来るまでの間、人々を撃ってきた時と同じく]
へっ、黒杖捜査官も妖術技官も来た今となっちゃあ、おれ達が生き延びる術なんてものぁ、
一つも残っちゃいねぇだろうなぁ。
圧殺的に
「消毒」だ。
クリーンってのはいい事らしいしなぁ。
──坊主。
「全ては決まっているのさ」
早いか遅いかの違いさぁ──訪れる時には訪れるだけだ。ここで訪れないのなら訪れねぇ。
時計の針を早めても遅めても
通過しなけりゃならねぇものを迂回する事ぁ出来ねぇってぇの──知ってるか?
[ホリーの言葉にす、と哄笑を治め]
あなたに私が殺せますか?
かつてのように。先ほどまでのように。
肉親、友人、知る人全てを殺し。
生き延びるためだけに。
──かつて生き延びたように。
[打って変わり、穏やかな微笑・穏やかな声]
[慈愛に満ちた視線でホリーを見詰め]
それ謂うんなら俺ぁ昨日今日出会った奴らと
生死を半ば共にしてるんだ。
今更だな。
因子なんぞ知ったことか。
[不機嫌そうに包帯の端を逆の手で解く]
迂回できないなら
その御し方ってもんがあるだろう。
牧師様はねぇ……へへっ、あっしのひよこを貰ってくれやしたからねぇ。へっ、喰らうのかもしれねぇが。
──さぁ、退いてもらおうかねぇ。へっへ……。敢えて、ポールを護ろうと言うのであれば。
[すぅ]
あっしを殺せ!!!!
[決して大きな声でないに関わらずビリと震える声]
この世の事象の全てが予め定められているとするなら、それは「神」の領域です──人類は未だその域に到達したことはありません。
すなわち。
それが「予め定められた結果」であるかどうかを絶対確実に確認することは不可能なのです。
[少年は静かに告げる。]
さあ?
どう思われます?
[半眼を伏せる]
私のこの手は。
救うだけでなく殺しても来ました。
直接的にも間接的にも。
[その瞳に浮かぶものを隠すように]
ならば私に出来るのは。
彼らの分も生きることだけ。
[唇が動く]
でも、そうですね。
単純に憎むことの出来る人だったなら。
或いは全く知らない人だったなら。
[壮絶なまでの微笑を浮かべて]
どれだけ楽だったかしら。
[そしてその手はゆっくりと上がって]
[ざぁ──…]
[灰色の空]
[靄のようなもの]
[うるえる]
[蟻がざわざわと集まるように]
[手の内には灰色のひよこ]
──さぁ。
牧師様を殺そうと言うなら、その前におれを殺せ!!!
[周囲を喰い殺すひよこの発動は握りつぶし捻り潰す事]
未だ──そう、早いだろう?
デビッドさんよぉ。
未だ未だだ。
未だ。
──未だだ。
そんなちっぽけな拳銃で、私を殺すと?
面白い。
その前に殺されなければ良いのですがね──。
[指を鳴らす]
[聖堂へと繋がる道のあちらこちらから]
[牙の群]
[シャァと哂い]
[無数に]
闘い、勝ち、生き延びてくださいね。
私はあなたを愛しているのですよ。
全てを己がモノとしてしまいたいほどに。
ラプラスの魔としての私は不完全な存在──
であるならば、私はその不完全な未来に自分自身を投じます。
そこに生存の可能性が僅かにでもある限り。
言うならば……
「当たって砕けろ」です。
ハハッ
神の不在を説きたければ──降魔へ言ってくれよぉ、坊主。そう一瞬足りとも思った事はないのか?
──ここで起こるこれらは
決して逃れようのない己が道の一石であったと。
ぐ、あ――。
[赤い][朱い][紅い]
[ネルの瞳]
[剥き出しにされた敵意と哄笑]
てめえ、っ――
[朦朧とした意識のままEマグのグリップを探る]
[だがその手はぶるぶると震え抜き出せない]
なら、コイツならどうだってんだ、牧師よぉっ!
[威勢良く叫び声を上げる]
[どこかからガチガチと鳴り響く音に遮られ]
[照準が合わせられない]
ち、クソ……っ!
アンタ殺して何になる。
用があるのは源吸血鬼だけだ。
[灰色の雛、
牙の群、
教会の境界を埋め尽くす。
色の無い色。
赤の中の緋。]
私は死にたくない。
ちゃんと言ったでしょう?
[引き上げられた腕]
だから、生き延びてみせます!
[放たれた銃弾は]
[澄んだ音を立てて]
──撃たないのか?穢れた栄光持つ吸血鬼殲滅部隊の生き残り。
それとも、撃てないのか?
ハッハァ!逃げ出した臆病者には怖くて撃てませんってか。
そら──
[血塗れたローブの前を肌蹴り]
吸血鬼を殺すなら心臓と脳幹だ。
逃げ出したってもそれくらいは覚えてんだろう?
[デビッドを見る瞳は三日月に歪み]
[五感は泥酔時のように覚束ない]
[ドナルドの声が己の名を呼んでいた]
『未だ──そう、早いだろう?
デビッドさんよぉ』
……早い……何が、だ。
……俺がくたばるには、もう、充分な、はずだ。
……あいつが死ぬには、どう、なんだ。
[声帯から紡がれたのは自嘲と疑問]
[視線をドナルドに向けようと思考したものの]
[ネルの変貌ぶりは意識の視野を覆いつくすかのようだった]
なら──全部、虚無に返すまでよ。
[メルヴィンへそう返す]
[魄を核とし小さき命を瞬間の媒介と為す]
さぁて……屍体人形繰り人形。
[皮肉げに唇の片端を歪めた]
ポールより前に、坊主。
お前から殺ってやろうか。
──さぁ、退きなぁ。
[ポールへ向けて足を踏み出した]
おれを殺すか、ポールの前から退くか。
二択だ。
[歯の鳴る音が止んだ]
[代わりに、ゴキッ、と。何かが砕ける音]
[口の中に現れた異物を吐き出すとそれは]
[白い塊。犬歯だった]
ホリー。メルヴィン。
あなたたちの目的は「生き延びること」でしたね。
わたしに構わずネルに向かうことを勧めます。
デビッドだけでは荷が重過ぎます。
[ホリーの放つ銃弾が着弾]
[鮮やかに血飛沫が舞う、が]
[心臓の僅か数cm上]
[流れる血はしかし数瞬後には消えうせる]
……甘いなあ、ホリー。
言っただろう?頭か心臓だ。
[安全装置をゆっくりと解除。震えは収まっていた]
てめえ――ッ!!
[緋色の瞳が歪んで哂う]
[銃爪に掛けた指に力を込めた]
は、は、ははははっはは――!
殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやる、殺してやるっっ!!!!
ばっきゃろ、
確りしろよオッサン!!
[紅い眼、
見るな見るな見るな。]
うっせぇよ酔いどれ。
ポールは殺させねぇ!
[高らかに響く銃の音が合図。]
ああそうだよネル、殺してやるよお前を、この今の距離でも俺はお前を撃ち抜く事が出来る、俺の『支配』はまだ俺には及んじゃいない、だからお前はもうじきくたばる。
そうさ、だが、その前に一瞬だけ時間をくれてやるさ、魂が無くなったと言ったって聖職者なんだろう?
だったら最後の祈りくらいは上げさせてやるぜ、クソったれが。さあ三つ数えてやる、そら、一、――
[続けて引き金を引く]
[その数のうちには]
[銀の輝きも混ざり]
全てを受けても。
まだそれが言えるのかしら!?
[貫くことが出来なければ]
[仕留める事は出来ないが]
[動きを阻害することにはなるはずで]
いいや、不要だ。
[紅い瞳が揺らめき光る]
祈るのはテメーらの方だろうよ。
居もしない神とやらにな!!
[飛翔]
[一飛びで聖堂の対面]
[彼らの背後へ]
はっ……それは──残念だぁな!!!!
[ぐしゃり]
[手の中でひよこ/符の封は破られ/起動]
[魂/魄は円を描き][陰/陽]
[顎(あぎと)巨きく]
[二重螺旋を描く白と彩]
[吸収した魄は一瞬にして肥大化]
[周囲を喰らいて喰らいて破を為す凶暴な嵐とならん!]
[記憶の声が甦る]
『デビッド。吸血鬼を相手にした時はもたついてちゃいけない』
『奴等を無力化しようなんて考えるんじゃない』
『可能な限り、迅速に、徹底的に、完全に』
『再生不能になるまで破壊するんだ』
[だが、時すでに遅し]
[ドナルドの瞳の奥の奥まで]
[或いはその心の奥底、]
[魂の在処を覗き込むように]
あなたが殺したいのはわたしだけのはずです。
メルヴィンを通して下さい。
[迷いも淀みもなく、話し掛けた。]
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