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(流れを壊さないよう、ゼウスも所轄の刑事として登場します。ご了承ください。返事などはいままでどおりメモで。)
[目つきのきつい女がツカツカと踵を鳴らして会議室に入ってくる。分厚い資料を机の上に置いた]
皆さん、今までの報告や事件の詳細はこちらに(http://wolfbbs.jp/F468%BA%C6%A...)纏めていますので、一度目を通しておいてください。
それでは、失礼いたしました。
[女は表情を変えることなく会議室を出て行った]
[...は、足をとめてケヴィンに振り返った]
言われて素直に休むようなヤツは、
ハナから無理なんかしないもんさ。
ま、一応ドクターには伝えておくぜ。
あんまりバタバタ倒れられると、
それこそ士気に関わるし、な。
―――現場から持ち出してきた、山のような痕跡を、科学鑑定している間に、いつの間にか夜が明けていたのに、今さらになって気づいた。
グリフィスが自分に挨拶をして出ていったような気がするが、それが何時間前だったのかは正確には覚えていない。
「……」
夢に見ていた、鑑識の仕事に入ることができたが、嬉しくない。
それより不安が大きかった。無理をしてないと笑うメルヴィンの笑顔が、頭から離れない。
こんなことなら、自分が側にいたかった。自分が彼を見張っていたかった。その方が安心できたから…。
「先輩の……ばか……」
心配をかけるメルヴィンに憤りを感じている。しかしどうすることもできない。
彼が何も話してくれないから…。
聞き出そうとしても、どうせ誤魔化されてしまうだろう。自分だけでなく、レオナルドですらはぐらかされているのだ。
―――現場から持ち出してきた痕跡を、夢中になって…いや、むきになって科学鑑定している間に、いつの間にか夜が明けていたのに、今さらになって気づいた。
グリフィスが自分に挨拶をして出ていったような気がするが、それが何時間前だったのかは正確には覚えていない。
「……」
夢に見ていた、鑑識の仕事に入ることができたが、嬉しくない。それより不安が大きかった。無理をしてないと笑うメルヴィンの笑顔が、頭から離れない。
こんなことなら、自分が側にいたかった。自分が彼を見張っていたかった。その方が安心できたから…。
「先輩の……ばか……」
心配をかけるメルヴィンに憤りを感じている。しかしどうすることもできない。
彼が何も話してくれないから…。
聞き出そうとしても、どうせ誤魔化されてしまうだろう。自分だけでなく、レオナルドですらはぐらかされているのだ。
それもそうか…。
[グリフィスの言葉に頷くが、だからといってこのままでは全員が共倒れになってしまう。人員の補充要請権限すら、その倒れた人間が持っているのだから]
[グリフィスを見送りながら、自分も手洗いへと向かう]
──記憶の欠片──
母は出て行った。私は残された。
父の標的は当然の如く私になった。
私が母に似ているのも、運が悪かった。
いつも首に何か巻いているのは、痣が残っているから。
出ていない方の肩には、煙草を押し当てられた痕が。
月夜は特に酷かった。
父が人狼の血を引いていたせいもあるが、激しく凶暴になった。
警察に保護されるまで、毎日が地獄だった。
全ての責め苦は僕が一人で受けた。
彼女は何も知らない。
何も知らないのに、この職についているのは、何故だろう。
…嬉しかった。
[静かにドアをノックして、会議室に入る]
[ケヴィンと入れ違いになるが小さく会釈しただけで通り過ぎ]
……お疲れ様です。
[集まっていた顔触れを見渡し、硬い表情のまま少し首を傾げ]
[どことなく重い空気に気付くが、別方向に解釈する]
あまり……捜査は進展していないようですね。
[溜息を吐いて、捜査資料用のノートパソコンを開いた]
鑑識官になりたかったのも、幼い頃に発露していた観察眼と情報収集能力を親が見抜き、「お前には向いている」と太鼓判を押してくれたからだ。両親ともに警察関係者だったから。
医学の道を志したのは、教師の薦めが大きかった。メディカルスクールに入るには学位が必要なので、それには法学を選択していたが、それを選んだのも祖父の希望…。
一族に法律に明るい人間がいれば便利だからという理由で。
自分は恵まれていて、愛されていて、そこにいることを前提として将来を、未来を、人生を周囲が考えて、道を周囲が与えてくれていた。
しかし、メルヴィンは違うのだろう。自棄になるような行動をする彼は、自分が愛されているという自覚がないように思える。
彼とは逆に、流されるように生きてきた自分は、心から望んで道を選んできたとはお世辞にも言えない。
そんな自分に、心配だからという理由で、何かのために必死になっているメルヴィンを止める資格なんかないのだろう。
それを考えると、不安でもすがりついて、止めてくれだなんて言えるはずもなかった。
[鏡に映してみると、唇の左端が切れているのに気づく。小さく青ジミになり、時間が経過したからか少し膨れて来ているようだ。ただでさえ柔和と言い難い表情が、余計におかしな迫力をもたらしていた]
冷やしたほうがいいか…?
[嗽をして血を流すと、既に傷口自体は血が滲まなくなっていた。しかし腫れを抑えるには冷やしたほうがいいのだろう。
手洗いを出ると、医務室に向かい軽く手当てをしてもらう。閉ざされたカーテンの先にはナタリアが寝かされているのだろう。医師にナタリアの状態を聞き、自分が持つ情報を伝え注意を喚起したのち会議室に戻った]
医師もだ。
[レオナルドの言葉に付け加えて、カーラに近寄る。現在の指揮トップはこの人間だ]
ナタリア君のことなのだが、そちらで彼女の状態は把握しているのか?
把握した上で捜査に加えているのか?
>>385レオナルド先輩
…はい。ありがとうございます。この事件を解決するまでは…死ぬわけにはいきませんから。絶対に…。
…あの人に…顔向けできないから…
[...は最後だけは聞こえないようにつぶやいた]
…そうですね、暇なほうがいいんですが…。忙しいとちょっと悲しくなりますね。
恋愛RPふって、ふるのもイヤ、見るのもイヤという人も中にはいるからなあ…。
村が始まる前に訊いておけばよかった…。
葬儀屋や墓守も、でしょうか。
[ケヴィンの言葉に更に続け、くすりと笑い]
ナタリア捜査官の状態、ですか。
[少し考えて、思い当たったように頷く。昨日の会議の様子でも、察しの良い者は気付くだろう。その程度であれば、まだ]
……能力に問題があるとお考えですか?
彼女は有能な捜査官であり、特性を買われて本庁から出向しているわけですが。
[しかし、ふと不安がよぎり]
……それとも、何か問題があったとでも?
[コーヒーサーバーからコーヒーを入れて口に含める]
>ケヴィン
医者は失念してたわw
でも、産婦人科は忙しい方がいいんじゃね?唯一病名がわかって「おめでとうございます」って言えるんだからよ。
>グリフィス
いや、お前ならやりかねないと思ったから(口元をにやつかせる)じょーだんだって、マジに受け取るなってw
[メルヴィンの【あの人】の言葉が気にはなったが…人に言えない闇なんかいくらでもあると思い、この先の追及をしない事にした]
[口の端に貼られたテープのせいか、少し喋りにくい。ただでさえ口数が多いと言えないものが、更に短文使用になってきている。他から見れば、試合後のボクサーのような口元になっているのだろう]
今のところ能力に疑問はない。
[そもそも彼女が指揮官のメンバー内でどのような役割を持っているのかも把握できていない]
問題があると感じたから聞いている。
彼女は多重人格者か?
[冷やされることで逆に感じる患部の熱に、喋りに億劫さを感じ、つい単刀直入に聞いてしまった]
>>290レオナルド先輩
そうですね…命が生まれるのは、喜ばしい事です…。祝福されて生まれてくる命なら…あ、いや、なんでもないです。
[...は曖昧に笑った]
ニコラス署長代行に頼まれていたFlower-EWについても調べなきゃね…。
[...は鑑識課のパソコンを立ち上げた。データベースにアクセスし、過去のファイルを探し始める。使用者の電子カルテを弾きだす]
人種、性別、年代、生活習慣…関連があるような、ないような…ってところね。
筋力検査をしたわけじゃないから、正確な値はわからないけど能力的見積もりは誤ってないみたい。
既往症の方のデータがないかしら…。事件性がないものはさすがに資料課にも記録がないでしょうから、これは個別に調べていかないといけないかな…。
<中>
とりあえず突っぱねておきます。COのシーンをニヨニヨして待つんだぜ。
……反省文くらい要求しても大丈夫?(笑)
産科でも、正常分娩だけとは限らん。
[むしろ産科が忙しいのは、異常分娩や新生児に問題があった場合のほうが多い。とまでは言うのが億劫で口を噤む]
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