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そういえば、危うく、
ジュリアンを吸血鬼から血人に戻すところだった。
それはそれで、面白かったかもしれないけれど。
シェーフヒェンがはじめては、おどろき。
ティータが来たときにも、おどろいた。
似ているグラフィックでも、ぜんぜん違うのだと、再確認。
水の中で逢えなくて残念。
ああ。
勝手な消し方して、ごめんなさい。
とてもとても、残念だったものだから。
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>グエン
いえいえー。消えた事を目撃して下さっただけでも嬉しく。
消えたのはランダムなのでー。不可抗力としか。
猫仙人&猫さんズ可愛かったです。ミルクの中に消えたりとか、幻想的で。
ジュリアン君の吸血鬼活躍が見られなくて残念同意。完全ランダムだと、物語がいいところでもばっさり終了防げないのですね。*しみじみ*
[ 地面に降り立つとすぐ、木の周りを歩き回った。
ぐるぐる回って捜したけれど、全然どこにも見つからない。
ふと気がついて、木の上を見上げてみたけれど
やっぱりどこにも見あたらない]
そんな…………ひぁ!?
[ 途方にくれた、そのとき。
肩に、なにか硬いものがぶつかった。
あわてて振り向くと、そこには見知ったひとの姿]
あっ……
[ グエン、と呼ぶよりも早く、とっさに頭を抑えた。
問われると、慌てて口を開く]
わたし、帽子。
なくして、さがしてて。
帽子が、ないと、
ないと……
[ その先が続けられず、くちごもる。
頭を抑える手が伝える、どうぶつの毛の感触には、気づけない――気づきたくないまま]
[ グエンがおどろきのいろを見せたのはいっときだけ。
今、眼差しは、シェーフヒェンを見つめている。
髪に隠れされたひとみを覗くように。]
帽子。そう。
ないと、だめ?
たいせつな、ものかしら。
……。
帽子がなくても、耳があっても。
あなたは、あなた。
あなたは、わたしの知るシェーフヒェン。
それに、変わりはないけれど。
[目をそらしはしなかったけれど、怯えた視線をグエンに返す。
変わりない、と言われると、目を見開いて、まばたき二回]
でも、わたしは、
わたしは……
[声は、だんだんと小さくなった。
驚きの色は徐々にうすれ、どこか諦めたような表情に変わる。
そしてゆっくりと、頭から手を下ろし]
そう。
ひつじの、あなた。
あなたは、ひつじ。
そうだったのね。
かたちが嘘。
気持ちも嘘なのかしら。
いっしょにいたあなたは、
ぜんぶ、まぼろしだって、言う?
/*
買tランに▼せんじゅされてる、どなただろう…(じー
時間ある内にちょこちょことえんどろーるを、すすめさせてもらいますねノシ
*/
…指、つめたいな。
[まっくら森にも夜があるのか、一段と冷えた闇の中
吐く息の白さに、こどもははしゃいでヒグラシに纏わりついた。
のんびりと散歩でもするように、ゆっくりと歩いて。
目指すのはみずうみを越える長い橋]
[踏みしめた霜柱が足の下でさくさく折れる
そんなことすらも楽しくて、傍らの誰かをいちいち見上げてた。
一緒に歩くだけで、嬉しくて。
そんな嬉しい理由も、楽しい理由も、
どうしてなのか、もうとっくに気付いていたけれど。
どう伝えていいか、わからない。
尻尾があればいいのにな。
言葉は難しいけど、あれはとっても簡単だから。]
ほら、オマエにもあれが見える?
[指差す先に見えるもの、
みずうみから生まれる無数の蛍火をアーチに映し、
ガラスの橋はまっくらやみに、白く青く浮かび上がる]
…なあ、どっちが早く向うに着くか、競争しないか?
かけっこには、自信があるんだろ?
[ふふん、と挑発するように笑った**]
[>>14グエンの言葉に、ぶんぶんと、首を振って]
うそなんかじゃ、ない。絶対、ない。
……グエンは、ゆるしてくれるの?
森が叶えてくれた願いごとを、ずっと隠してたことを。
/*
>グエン
遅れてごめんなさい。
>>-50 ティータ
推理可RP村は、とても楽しそう。
BBSではいつも、ガチとRPの比率が序盤8:2→中盤以降10:0になってしまうけれど……
RP前提推理あり、かつ発言制限が緩ければ、うまくいくかしら。
*/
わたしには、本当の名前もない。
わたしはひつじ。群れのひつじ。個のない、ひつじ。
わたしは「わたし」であることも、嘘かもしれないのに。
[ 首を傾げて、グエンは微かに笑んだ。
いつの間にか、そばには、紫いろと、橙いろがいる。
紅鬱金の猫は、どこかへ行ってしまったようだった。
にゃあ。うなぁ。
ちょっととぼけた鳴き声は、同意を示すよう。 ]
だって、こうやって話している。
これが、嘘だとは、思わない。
あなたが、たくさんのひつじの中の、ひとりでも。
願ったのは、きっと、ほんとう。
なにもないところから、生まれはしないから。
[東屋を出てー。
寒そうに指に息をふきかけるモモをみて、
手を繋ごうとしたが、元気よく動き回ってつかまらない。
霜を踏むのに夢中になったかと思うと、
寒い、といいながら自分にまとわりついてくるのを、]
…まったく、子供は忙しないなぁ。
[そう言いながらも微笑ましく見守りながら、後を行く。]
[ グエンの言葉>>20にぽかんとしたまま、その手を頬に受ける。
続く言葉>>23が届くと、また驚いて目を見開いた。
前髪から、水気を帯びた岩井茶◆色の瞳が覗く。
しばらく、だまりこんだけれど。
やがて、ゆっくりと、彼女の手に右手を重ねようとする]
わたしは、まぼろしじゃない?
うそだったけど、うそじゃない?
ああ、夢…か。
(額の汗をぬぐい、焚き火の光を見つめる。揺らめく炎は誰かの顔にも見え、目をそらす。その視線の先に――)
光る…魚!
(上空からゆっくりと降りてきた魚はすっと洞窟の中に滑り込んで行った。)
「魔女を探せ。」
ああ、解ってるよ。どこまでも…ね?
(焚き火もカンテラもそのままに…は走り出す。洞窟の中へと――。)
[ 重ねられる右手。
水の中でも、あたたかく思えた。
まぼろしではない、いのちの存在。
グエンは目を細める。まるで三日月のよう。]
わたしは、そう、思う。
あなたは、ここにいるのだと。
ここは、ふしぎな森。
夢のような場所。
でも。
すべてが嘘ではなくて、ほんとうも存在するって。
想えば、叶うと思うの。
あなたが「あなた」である証がほしいというのなら。
わたしは、あなたに、名前をあげることも出来る。
ひつじのシェーフヒェンではない、
あなたの名前。
でも、あなたがそれを望むのか、わたしにはわからない。
あなたが名前を贈ってほしいひとが、ほかにいるかもしれないから。
皆を追って急ぐ足は、不意に沸いた塵煙霧に絡め取られ。
ただでさえ、先の見通せぬまっくら森から、更に視界が奪われた。
姿は見えずとも、どこかに感じられた他のモノの気配すら失われ、独りぼっちで森を彷徨っていた。
本当は、独りで歩む道のはずだった。
その道すがら逢った交わるはずのない人たち、わずかでも絡み交わした言葉達は、何かの暗示だったのだろうか。
それとも、まっくら森が見せた幻?
気がつけば、温かい声が聞こえる。早くおいでと優しく励ます声。
森の向こうに、一筋の光が感じられる。希望に満ちた、まだ何色にも染まっていない光。
「思い出した」
アタシは孤児なんかじゃなかった。
この先に、パパとママが待っている。やっと逢えるんだ。
胸の高ぶりに急き立てられるように、振り返らず一目散に走り出した。
この森のことは、いつのまにか思い出せなくなっているかもしれない。
*でも、いつの日にかまたこのまっくら森に、帰ってくるかも、しれない。*
あっ…!
オマエいきなりずるいぞ!
[言うより早く駆け出した背中に叫ぶと、
負けじと咄嗟に走り出す
追いついた誰かの横に並んで、得意げに]
ほら、ぼくだってこんなに走れるんだ!
もっと早くだって走れるよ!
[そうして誰かを追い越し際、一度くるりと振り向いた
その満面の笑顔が、固まった。
儚げなガラスの橋は
さらさら、きらきら、砂のように崩れていく]
想えば、叶う。
……うん。
そう、想うことにする。
[はっきりと言って、続ける]
名前、あなたにつけてほしい。
[グエンの手の、思いの暖かさを感じながら、笑みを見せた]
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