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ただいまー!
[昨日から一日の大半をマギア=ヴィアの商人たちと広場で過ごしていた。だから帰ってきた喫茶店の空気が、やけに懐かしく私の肌に馴染んだ。]
……さてと、まずはキッチン。
これをこうして……こう、かな?
ニコラスのテントの前を通ることがあれば、張り紙を見て少し驚いた表情を浮かべることだろう。
本当にどこかに行っちゃったのか、と。
マギア=ヴィアの広場は、ニコラスがいない、という事実だけでどこか寂しく感じられた。
「……英雄ゲームとは、一体何なのでしょうか。
ニコラスにもう一度会った時に、詳しく聞いてみたいものです」
自身の簡易テントのすぐ側に開いた露天の側に立つ。
姿勢は寸分の狂いもなく、伸びた背筋は訪れたお客様に品格を感じさせるものであるだろう。
もしかしたら、あまりグランシャリオを利用しない人にとって、それはネガティブに緊張感となって現れてしまうのかもしれないが、エレノアはまだ気付いていない。
[商品についてきた説明書を広げ、文字を目で追いながら取り付けをする。初めてリミロン公国に訪れたときは、どれもこれも最先端の魔法技術で驚いたっけ……。
あの頃から更に技術は進歩して、今では薪に火をくべてお湯を沸かさなくても、こんなに小さな器具一つであたたかいお湯が出るのだからすごい]
人間の発明ってすごいなぁ。
[なんて感心をしながらシャワールームの蛇口にも、調整してもらった温水器を取り付けて完了。
手伝ってくれた妖精たちは、真新しい魔法器具に興味が沸いたのか、取り付けられた温水器を間近で見ている……と思ったら、そこに映る自分の顔を見ていたみたい]
手伝ってくれてありがと、みんな。
ちゃちゃっとシャワーを浴びてくるから、みんなは先に食材を運んでいて。
杖屋─三本足の梟─ パオラは、ランダム にうしろゆびをさすことにしたよ。
>>5 リュクス
商会員時代も顔が広かった、というか名前が色々は意味で知られていた、というか悪名高かったというか。
商会の人の情報も平気で売るものだから追い込みをかけられたこともしばしば。悪いことをしてるのはわかってるのだけど、商売なのだから!
そんな中でも許してくれる人とか、中立的な立場の人がいて、鬼はそれに縋ることができたから今がある。
懐かしい小さな笑いがセンサーに引っかかり、いつかのお礼も含め挨拶をすることにした。
「使い魔屋さん、リューさん!ホントに久しぶりーーと!おはようございます!
筋肉お化けから逃げているときに匿ってくれたの覚えてる?超えてきた夜は多いけど、あの夜が一番長かっタ。」
村の用心棒として雇われるはずの傭兵とゴロツキだが、村側が痛恨のはダブルブッキング。アタシから情報を買ってどちらかを選ぶはずが、いらないことを話しすぎたのか二組ともそのまま帰らされた、とカンカンだった。
「あ、ゲームの話なんだけど、村側の鬼が面白いなんて鬼差別なんだからね!この時代じゃ笑われるヨ??
といってもアタシがいた国でも鬼はほとんどヒールでたまに出てきた良い奴は泣き虫だったりして…。損な種族だ!」
朝が来た。
からと言ってやる事は変わらない、店の準備をして店番をする。
日光を浴びて大の字になる。
勿論、商品の補充も忘れずに行うのだった。
「あ、アタシが占われた結果については把握だよ!なんとなく文学的なポエトリーな言い方だね?
まあこの段階で村側って言われても、あんまり参考にはならないと思うんだけど、参考程度にね?
ということで、今日もヨロシク!」
**
発言もできてなかったし、コアタイムズレすぎてて轢き殺されるかと思ったけど、色ついたおかげで寿命が伸びた気がする。フィーヴマジで感謝。大好き。後で絡んでいい?ありがとう。
すっごく気持ちよかったぁ!
火の魔法は熱くて苦手だなぁって思っていたけど、このくらいのあたたかさなら私の体にも良さそう。
髪もいつもよりも調子がいい気がするし、今すぐニコラス……はいないんだった。
あとでクーとコーネリアスに褒めてもらおうっと! アミなら褒めてって言わなくても、可愛いって気付いてくれるかな?
目覚めてからいつものルーティンを行い、普段通りの装いが完成する。
お店には新たにツーショット写真が飾られ装飾が変わったものの、閑古鳥が無く杖屋でその変化を見つける者はいないだろう。もっとも、誰も来ないで欲しいと思うパオラにとっては願ったり叶ったりだが。
店には新たに【杖とスタンプはこちら】と書かれたプレートと、木製のステッキとスタンプが加わった。
不用心かとは思われるが、目的を達成しなければスタンプを押してもインクが付かないので問題は無い。
商品に至っては、特殊な硝子匣に仕舞って居るので防犯的にも安全だ。
パオラが居なくても誰でもスタンプラリーが行える準備をして、広場へと向かった。
杖屋─三本足の梟─ パオラは、【クーのワンダーキッチン】 クー をまもっちゃうことにしたよ。
「まだ揃っていませんが、フィーヴさんの占い結果は確認しています。
印象論しか話すことがないので印象論を話しますが、
あとから出てきて、一番に占い結果を報告する姿勢自体は本物らしさがありますね。
そう思わせることを狙っている偽物の可能性もありますから断定はできませんが。
それと、アカさんが狼陣営ではないことについては私の方から言及できることはありません。
特に不審な行動等は今のところ見当たりませんので。
役職が多いですから、理詰めで勝てるものではないと感じています。逆に、役職が多い分、個々人の不審な動きも増える……と予測します。
そのあたりから当たりを引けるといいな、というのが現時点での感想です。」
>>パオラ
[確かあの綺麗な女の人は……三本足の梟でときどき見かける店員。名前をちゃんと覚えてないのよね。なんだったかなあ、と眉を寄せて考えていると、物覚えが良い妖精が私の耳を小さな手でくいくい引っ張る。]
……ん? あ、そうだわ!
パオラ、ごきげんよう。
[杖屋にはときどきお世話になることがあった。私は木や水……特に木と相性がいいから、どうしても火とは不仲。
全く扱えないわけではないけど、この国ではニコラスの魔法道具や三本足の杖を利用して、日常生活を不便なく過ごしている。
挨拶を返してもらえた喜びで、ぱたぱたと彼女のそばに近づく。この人、美人な上に背も高いなあ]
ね、これから広場に行くの?
スタンプラリーをやっていきたいなって思ったんだけど…もう行っちゃう?
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「おはよ〜!
【ハナエミは黒狼側ではないみたい!】
下駄の人か求婚者かもしれないけど、今のところは疑わなくても大丈夫!」
「妖精のお兄さんが言ってた、みんなが自分の役職話したら〜っていうのは、前にも言ったけど大事なお仕事の人もバレちゃうし、求婚者がいるからあんまり意味ないかなって。迷ってたら手数が足りなくなっちゃう……よね?指が足りなくて計算できないけど。」
「今日は誰を占おうかな!(明日の)夜までには決めるね!」
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
>>11 アカ
「わ、びっくりした!おはよう、アカ。
本当、どれくらい振りかな?」
元気よく駆け寄ってくる相手に驚いて、続いてにこりと相好を崩す。
子供のような小柄な体躯だが、外見からその年齢は押し測れないのが鬼という種族だ。
それはこちらも同じではあるが。
「それいつの話だっけ?たしかうちの店の中まで彼らが入ってきて、アカったらケージの陰に隠れて何かの鳴き真似して誤魔化したんだよね」
「あはは、ごめんごめん。怒らないでよ、わざわざ種族で強調されてるのが珍しくってさ」
昔の話はそこにいた人間以外がいる場だとしらけさせてしまうから、こんな風に笑い合えるのは貴重な機会だった。
「まずはごきげんよう。それから、【フィーヴ、さんの占い結果を確認。】それ以外は後ほど。以上」
・.。*・.。*
今日の発言や行動を振り返った後、挨拶をして結果の確認だけ行ったことを伝える。昨夜の自分が休息している間のことはこれから遡るため、他に伝えることは無かった。
材料の足りない料理など美味しく仕上がらない。欠けたパズルピースを埋めなければ美しくない。ワンダーキッチンの
魔道具に記録を残して広場を歩く。
「妖精さんお兄さん、昨日はぴりぴりしてたけど、悪い人じゃないみたいだし。せっかくライバルなんだから仲良くしたいなあ。」
うんうん唸りつつ、気付かないうちに同じところをぐるぐる回っている。
「そだ、今日はお兄さんのとこ遊びに行ってみようかな?」
そうと決まれば行動が早いのがクー。
ぱたぱた駆け出し、フィーヴの店までやってきた。
>>12 フィーヴ
「お兄〜さん!いる〜?」
きょろきょろと店の前を見回し、声をかける。
「あ、クーもおはよう。占いの結果ありがとう、確認したよ。
うーん、とりあえず情報は出揃ってる気がするけれど、手がかりは掴めない感じだなあ」
「霊能者を名乗る人ってボク以外にはいないみたいだし、占い師でも霊能者でもないって明言してない人から選ぶのがいいのかな?追い出す人」
>>17ハナエミ
「そのつもりですが。ゲームは最優先事項…ですが、ええ、うちで良ければ。……こちらの杖を。風をイメージして、看板に向けて一振り」
・.。*・.。*
先程も人懐こい笑顔で手を振ってもらったが、一層喜びを体現しながら近寄る彼女は誰だったろうか。何度か店で見かけた筈なのだが…なんて考えていれば、そばにいる妖精で思い出した。魔力のある食事を提供する店の店主。…だった筈。
喜怒哀楽の表現が匠で、パオラは表情筋を分けてもらえとヴォルペに言われたことを思い出して、消した。
広場に向かうのかと尋ねられ、首を縦に振る。スタンプラリーについて『置いてあるのでご自由に』と御得意先を前にして薄情な性格でもないので、ハナエミに木製のステッキを手渡した。説明を軽くすれば、あとは見守るだろう。
今の時点での中身予想(事前に聞いてない人)
クー→くもいさん(プロでは分からなかった)
アミ・エレノア→えるるんor桜飴ちゃん(どっちかだろうと)
リュクス・ハナエミ→みをさんorゆきっちゃん(どっちかがどっちか)
フィーヴはフィーヴですし、パオラの登場時は久しぶりの凪さん!って感じでとても良きでしたね……
>>19 リュクス
「にゃー、わんー、がおー、ってね、あはは!柿の木に登った山伏みたいだったよ?リュクスの口車の大車輪が炸裂して事なきを得たけどさ?
今回もニコラスにあったらまた説教されそうだし、声域なら特訓して広げてきたからアタシ専用のスペースはまた空けておいてね!」
リュクスとはお互い改めて口にはしないが、共通点が沢山ある。見た目と実年齢の事だったり、種族のことだってそうだし、元々兄弟や姉妹とやってたもの離れてお店の経営を続けてたり。
「昔話」の尺度が同じだったり、思い出の共有が出来る仲間というのは本当に限られた人達だけだ。
そういった点でアタシは形容出来ないような信頼をリュクスに置いていた。ゲームとは別の話だけどね!
「あ、そういえばリューさんの所もスタンプラリーやってるよね、今からお邪魔しても大丈夫?
キマイラ見るのも久しぶりだから楽しみなんだ!!
前もふもふした時に火を吐かれたのは忘れてないけどネ…!!!」
気が付けば毛布にくるまって眠っていた。
どうやら昨日は記録再生機に言葉を吹き込んだ後眠ってしまったらしい。
花瓶に挿していた中紅の花が淡く光り、眼と頭が冴えてくる。
花に水を与えて今日のやる事を頭の中で整理する。
まずは今までの録音内容を聞き取って……その後食事にしよう。
そうと決めたオレは広場の方へと歩いていく。
ニコラスやフローレンスが居なくなった広場はいつもよりも広く感じた気がした。
「おはよう、占い師の結果確認しました。
期待値的には別陣営に当たる確率は最大1/3だったので両占い師から白が出たというのも、何かの取っ掛かりになりそうですね。」
指折り数えて、もしも占い師を騙っている人物が狂人だった場合、占い師と霊能者と騙りを抜いた残り9人の中に魔物、呪狼、智狼がいる事を思案する。
「あ、一応今のところは占い師には狂人と本物が出ているって前提で考えてます。
それと役職毎に動きが変わるって話がありましたけど、それなら近いうちに下駄の人は何かアクションするんじゃないでしょうか?」
>>22 パオラ
! ありがとー、パオラ。
[表情をぴくりとも変えないパオラは、その静かな雰囲気と同じで感情も全然にじみ出てこない。
私が普段、好んでそばにいたがるような人たちとは正反対のタイプよね。パオラは一体どんな夢をみるんだろう]
あなたも真面目なんだ。でもそうよね…くじで決まった出店場所ならある程度諦めもつくけど、こんな風にゲームで勝敗をつけるんだもん。
[お店にはいかにも「ご自由にどうぞ」と言わんばかりのプレートや木製のステッキ、スタンプが置かれている。
どうやら彼女は私に付き合ってくれるようで、私はうきうきとステッキを受け取った。]
ふんふん、このステッキを振ってあの看板を揺らすことができたらいいのね……それなら魔法を使えない人でも、楽しくチャレンジできそう。
風をイメージして……よし。
ちゃんと見ててね、パオラ!
てるぼーず日記☔️
下駄の人っていう役職をもらっちゃった! クーやニコラスと一緒の陣営がいいなあと思ってたけど、ニコラスが嬉しそうに紹介する下駄にすごく興味があったから。
「今回の目玉はこちら!」なんて言われたら、気になっちゃうわよね。
それにしてもすっごくキラキラ……私、キラキラしているものは好きだけど、ここまで主張が強いものはちょっとなあ。
ゲームに勝ったらお店に飾って妖精たちのご飯にしようと思っていたけど、骨董品店に売りに出しちゃおうかな。
ティルグやエレノアだったら興味を持ってくれそう?
記録再生機に録音し終えた後は、何処で食事をしようか考える。
「そう言えば、ハナエミさんにまだ挨拶してなかったな……」
昨日ふと、フローレンスと話していた時に話題に挙げたハナエミの事を思い出す。
丁度食事も出来るし、スタンプラリーもまだだ。挨拶も兼ねて彼女の所に行こう。
今ならまだ朝のセット割りも……うーん、正午を回っている気がする。微妙だな。
少し小走りになりながら魔法専門喫茶ルナカルドへと赴く。
>>ハナエミ
「すみませーん……朝のセットってもう終わってます?」
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