1983 怪談短歌村 8 〜寂れた避暑地にて〜
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>>1
開かずの金庫の番号を言わないまま亡くなったおじいちゃん、という話かと思ったけれど、盆が終わると金庫に帰るんだから、金庫の中に"いる"わけなのね。
と理解したら一気に怖くなった。
あるいは、金庫の中があの世に通じてるとかでも、別種の怖さが。
( -8 ) 2021/08/03(火) 23:05:50
( -9 ) 2021/08/03(火) 23:07:07
/*
>>9
以津真天さん……(なむなむ)
(おいしくいただきました)
( -10 ) 2021/08/03(火) 23:08:02
砂浜に ひとつ捺された 小さな手形
波寄せ 引いて うぞりと増えた
( 17 ) 2021/08/03(火) 23:16:25
/*
>>17
診断メーカーより
人から聞いた話。張りつめるように冷え切った冬の朝、砂浜の続く海岸に手形がひとつあったそうな。
( -11 ) 2021/08/03(火) 23:17:16
/*
>>5
猫たちが集まって。
ふふふ。昔、この別荘地もね……。
( -12 ) 2021/08/03(火) 23:18:40
/*
>>16
沼に住むなにかになっちゃった乙女なの?
乙女を食べちゃったなにかなの?
想像膨らんで怖い愉しい。
( -13 ) 2021/08/03(火) 23:22:38
>>6
生首を 小脇に抱へし さむらひの
むかしばなしは 処刑の作法
( 18 ) 2021/08/04(水) 00:04:18
>>10>>11
窓ガラスに 爪を立てれば
背筋凍る 音して受話器も ただふるへをり
( 19 ) 2021/08/04(水) 00:09:33
>>15
金庫より 鬼が出ぬやう 見守りし 一族
骨となれども 盛夏
( 20 ) 2021/08/04(水) 00:12:15
背後から 視線感じる 振り向けば
肩の高さに 目玉がひとつ
( 21 ) 2021/08/04(水) 00:50:21
清流に 麦わら帽子 浮かんでる
拾えば重し 黒髪よどむ
( 22 ) 2021/08/04(水) 07:31:34
>>16
人面魚 ゐるとふ沼も 埋められて
跡地に花を 供へし河童
( 23 ) 2021/08/04(水) 08:18:17
/*時制がおかしいけど57577に入らない…。*/
( -14 ) 2021/08/04(水) 08:21:04
夢うつつ 寄り添う重みに 猫かなと
撫でつつ気付く うち猫いない
( 24 ) 2021/08/04(水) 10:29:17
( -15 ) 2021/08/04(水) 10:30:40
道ばたの 麦わら帽子 拾い上げ
被ってみたら がぶり噛まれた
( -16 ) 2021/08/04(水) 10:31:57
/*
麦わら帽子が被ったのでそっと埋めておく。
>>22
清流に帽子と黒髪って、ビジュアル綺麗で怖くて涼しいわ。
( -17 ) 2021/08/04(水) 10:33:29
( -18 ) 2021/08/04(水) 10:34:09
( 25 ) 2021/08/04(水) 13:42:33
>>22
「ぽ、ぽぽっ…」と をんなの声に 振り向けば
八尺様の 麦わら帽子
( -19 ) 2021/08/04(水) 13:43:33
帰る家 忘れて迷っていましたと
警察官に 送られてくる母 (故人)
( 26 ) 2021/08/04(水) 19:21:03
>>12
行楽地は 腐肉の臭ひに 包まれて
ハイチ生まれの 死者の地と化す
( -20 ) 2021/08/04(水) 20:11:55
( -21 ) 2021/08/04(水) 20:18:42
>>14
活気ある 夜店の売り子に 問へば
「猫団子」 珍味と 自慢されたり
( -22 ) 2021/08/04(水) 20:26:17
( -23 ) 2021/08/04(水) 20:46:22
>>21
真夏日に 焼かれし 黒のボンネット
目玉落とせば ぢゅうと音して
( -24 ) 2021/08/04(水) 20:47:56
>>26
警官の 注意も聞かず 母は笑む
モンペ姿と 二十歳の貌の
( -25 ) 2021/08/04(水) 20:50:20
/*あついよーしんどいよーあせも?かゆいよー。*/
( -26 ) 2021/08/04(水) 20:52:03
/*隣の村も出たり入ったりですね。
【初心者限定誰歓】で自由編成だから、まずはいろいろな役職を経験して、ってコンセプトかなあ。ぼっち共有者なぜ笑*/
( -27 ) 2021/08/04(水) 20:57:53
>>24
「昔いた猫の夢よ」と妻が言う
うなずき気付く 俺、嫁いない
( 27 ) 2021/08/04(水) 21:48:05
>>27
爪長き妻の 習慣
夜ごと夜ごと 猫の姿勢になり 爪を研ぐ
( -28 ) 2021/08/04(水) 22:09:50
熱帯夜 虚ろな顔の ベートーベン
バケツで水をかけるニノキン
( 28 ) 2021/08/04(水) 23:14:44
/*
>>26
故人ーーー!
警察さんありがとうーーー!
( -29 ) 2021/08/04(水) 23:17:33
( -30 ) 2021/08/04(水) 23:18:12
>>24
腕の中 ゴロゴロ喉を 鳴らす君
甘えん坊は 相変わらずね
( 29 ) 2021/08/04(水) 23:26:21
地獄にて 仏が垂らす 細き糸
登りて落つは 蜘蛛の胃の中
( 30 ) 2021/08/04(水) 23:27:48
/*
>>28
ニノキンってなんだ? と思ったけど、二宮金次郎かな。
愛称で呼び合ってるの想像するとクルw
( -31 ) 2021/08/04(水) 23:28:48
鉄橋に ぷらぷら人が 揺れている
風で飛んで 来るらしいと聞く
( 31 ) 2021/08/04(水) 23:29:15
( -32 ) 2021/08/04(水) 23:30:06
/*
>>30
実は蜘蛛が恨んでたパターン。
あるいは単純に捕食活動。
( -33 ) 2021/08/04(水) 23:30:54
「カネ貸してくれ」と頼みに来た友の
腹に大きなガマ口(ぐち)開く
( 32 ) 2021/08/04(水) 23:33:16
今夜更新なので、セルフ解説とか。
>>6
最終節以外は普通の光景。
お母さんとか保母さんとかイメージしてたので、
>>18でさむらひが来てびっくりだった。
切腹させてもらえなかったってどんな罪人なんだろ。
>>12
時事ネタ。
ゾンビでいっぱいの世界。行楽地もゾンビだらけだけど
別に旅行してるわけじゃなくて、ただ徘徊してるだけ。シュール
>>13
返歌で、童話ネタ。
あの赤い靴ってただ踊ってるだけだよな? とか思いつつ。
( -34 ) 2021/08/04(水) 23:36:07
>>16
沼の妖怪。女が身投げして、とか伝説があるんでしょう。
餌やってるのは伝説の関係者か、寺の住職か。そんな想像も楽しいですよ。
餌が何かを考えるよりかは()
>>21
ぼんやり怖いのから原因発覚した怖さに変わるって怖さ的にどうなのかな。
肩の高さにあるので、見下ろされてる感しないでしょう。
だからどうという意味はない(
>>22
情景を想像してもらいたくて詠んだ一首。
帽子に黒髪びっしりは定番じゃないかなと。
よどむ、としているので、よくみたら川の中、うぞぞと管巻いてそう。
( -35 ) 2021/08/04(水) 23:36:40
>>26
認知症に見せかけて、字数カウントしない補足でオチつけるネタもの。
お盆のことだと推察していただければ。
>>27
返歌。
猫も嫁もいないみさしさって怪談よりこわくね?
>>32
即物的な化け物イメージで。
ルビはふるか悩んだけど「ガマロ」と読まれると意味不明になるからな。
あっ、でもガマ口自体、死語か?
( -36 ) 2021/08/04(水) 23:37:52
皆様の作品雑観
>>11
リカちゃん電話怪談を思い出した。
あれも今だとLINEになってたりするんだろうか。
>>17
これは情景が浮かんでいいね。
増えるのがヨいよ。
ちょっとカニの群れとみまごう感じで。
手形はどっちを向いてんだろうな。皆のイメージを聞くのも面白そうだ。
( -37 ) 2021/08/04(水) 23:41:15
>>16
過ぎし日の 乙女よ哀れ
渡せずの 恋文流し 是(こ)を手向けとす
( 33 ) 2021/08/04(水) 23:49:58
>>28
宿直の 教師気づけば みづたまり
バケツの穴が 犯人示す
( -38 ) 2021/08/04(水) 23:52:42
( -39 ) 2021/08/04(水) 23:54:53
>>29
帰省すれば 実家の猫が 喉鳴らす
鴨居に頭を ぶつけながらも
( -40 ) 2021/08/04(水) 23:56:49
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