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広間の様子を無機質な瞳で見つめていた。
神は恋など知らない。伴侶を作り、人を愛す事はあってもそれは恋ではないのだ。
何かに焦がれる前に我が手中に収める。
それ以上でも、以下でもない。
恋をするならば、私より強い者がいい。
けれど、駄目ね。そんな者はいないし、いたとしても……きっと、嫉妬で殺してしまうわ。
口の端を上げて、ゆっくりと腹を擦る。
”恋”と呼べる物があるとするならば、それは─────。
>>デベルザ
水を受け取った時はロクに顔を見なかったけど、口元を拭いながら顔を上げたら、あー、この人話したかったんだわ。
「あー、えーと、丸焼きになったりしてた人だ。
俺、アンタの、あれ、着てた服、好きだぜ……
怠惰を貪るの……いいよ……な」
意識が危うい。
ヘラと話し終わったり、気が済むまで話したあと。
「貰いゲロする前に退散するわ!!じゃーな!」
と、気分よく広前から離れる。部屋に戻れば、そういえば風呂があったなと思い出し、匂いを取るために水浴びを始める。夜だし冷たいが、酔い覚ましには丁度いいと蛇口を捻れば、暖かいお湯が出てきて飛び跳ねる。便利なものがあんだなと感心した。
体を清めるのはいつぶりだが覚えてないが、贅沢ができるのなら毎日風呂に入ろうと決めた。
「今日も飯旨かった!」
と、寝る前に天に話しかけるのは習慣化してきたかもしれない。今日も毛布にミノムシのように包まれば、気分よく眠りについただろう。
>>ゼウス
もう命あっての物種だけどそりゃでもちょっと流石に替えの服がないとキツイっていうか今日このまま寝るのは流石に不敬でしょ聖職者的にも人間的にも乞食じゃないんだから
ってなことでゼウス様のおわす方に向けて絨毯になった。
「ゼウス、様、願わくば…………新しい……服、を……たまわり、たく」
>>376ヘラ
「ん、そーしといてくれな」
そういえば、文化の違う服を着ていた唯一の人だったなとぼんやり思う。食事の席で一緒になれば、今日出てきた食事について色々聞けたかもしれないので、儀式に勝てればまた聞こうと思った。
>>380 アルテミス
「ああ、そうだ。
お前にくれてやるはずのものを作り損ねた。
明日の朝部屋に投げ込んでやるから惰眠でも貪って試すんだな。」
@部屋に戻る前@
「あーそういや、結果ってデメテルより先に言った方がいいとか悪いとかあるなら、俺が起きてくる前に指示してくれな。同時刻っつーなら午前中は無理だ。午後なら起きてると思うわ」
「ったくよぉ…んで俺に難しいこと考えさせるかね…頭動かすとかダルいししたくねぇっつうのに…あー、それもこれも、怠けてる共有のせいだ、デメテルがまとめ役名乗り出たせいだわくそ…マジでいつもの3倍は賢くなった気がする…熱出ねぇよな?ま、出てもデメテルから解熱剤かっぱらえばいーか」
卓の周りは我慢ならない臭気と、なんとも言えない怨念のようなものが渦巻いている……気がした。
巻き込まれる前にとっとと退散しよう。
立ち上がった俺は、一足先に行く相手の背中に声をかけた。
>>384 ヘパイストス
「僕としてはー、お姉さんが先だと安心だと思ってるよ。
デメテルと明日の結果が分かれるとは思ってないけど、念のため程度かな?」
>>387ヒュプノス
「あそーお?んじゃ頑張って早く起きてから2度寝すっかな」
また違う意見があればヒュプノスの意見と加味して明日決めればいいかとそんなふうに思った。
>>382 デメテル
「ふぇ?なんか知らんけどありがとです?
まあ死ぬタイプのやつはやめといてくれると助かるですよ。」
庭園は隅から隅まで手入れがされており、さまざまな葉を付けた花の蕾が太陽を待って浅い眠りへとつく。
目的もなしにふらふらと歩いていれば、月夜に照らされ薄い花弁が花開く一帯があった。
「……………」
花の名を覚えたことはない。
綺麗だと思ったことは…立ち止まったことは……
ふと、寝る前に見た水鏡で気になったので言葉を残しておく。冷静になれば見え方も変わるものだ。
>>309アレス
「ヘルメスはただの失恋者…もとい村人になったのが分かったから占いにヘルメスを希望したっつってるけど、それってなんで?」
>>386 ゼウス
朦朧とする意識の中、俺の説法などとは比べるのも烏滸がましいありがたーーいお声が頭に響く。
朦朧としていてもこの声だけは聞き落とそうはずもなく。
うーん!自称預言者が奉られるのちょっとわかる!!時々マジモンがいるのかもしれない!!
口が回らないので、心中で返事をすることにした。
脳内に語りかけてくるってことは聞こえるよね?え、これも聞こえてる?やだ急に恥ずかしいね。
(ありがたき幸せ。御言葉、確かに聞き届けました)
酔いと毒で霞む目で見た服は、べらぼうに質のいい服だということはわかった。わかったけど、穢れた身で触るのが恐れ多すぎて困った。
玉座に呼び出しって……ってなんだろ……。
>>367ハデス
手折ろうと手を伸ばしたところで、どう迷い込んだのか、今この場で自身に与えられた名を呼ぶ人の影。
なんとなしに手を引っ込めて、踵を返すように振り返る。
「………寝る。わかった。」
腕がなくなったことへ気にも留めない様子で空とも揃いの黒髪を揺らす姿に、何故だか強さを感じ取る。
アルコールの匂いがするのは、お酒でも飲んだからだろうか。一人で。……誰かと?
「……………」
疼き始めた嫉妬に舌打ちをしながら、思考の話題を変える。
「………名前。必要?」
自身へとグラスを投げてきた。あれが誰だったのかすらも名前はハッキリしない。
そもそも目の前で名乗られた覚えもない筈だ。
先程の出来事を代わりに思い出せば、それだけで眉間に皺を寄っていきながら部屋へと向かい歩いていった。
お酒が入っていてなんだか冴えている気がする。
「ディオニュソスが今日アレスの物真似してて、返事返してなかった所をヘルメスが本物のアレスと気付かずに振られたパターンもあるけど、ないと思うぜ。ヘルメスじゃなく、アレスからラブレターの話を切り出してて、齟齬があればヘルメスが指摘しそうじゃね?」
「でもヘルメスのラブレター、俺でも想像できるし、一概には言えないのか。そもそも、確率的には低そうだよなーとかアレスが暴露した時周りの記録見てて思ったから、明日は頭いい奴らがこういう事も考えてくれ。」
「風よ」
小さく唱えれば、広間には等しく風が吹き、汚物やゴミを乾かして剥がし、まとめて神殿の外へと運ぶだろう。
風と共に空気が入れ替われば、室内の臭いも多少はマシになるはずだ。
足下に情けなく転がる「アテナ」に自分を重ねてみる。
同じ名を賜った者同士、何かしらの縁はあるのかもしれないが、違いに戸惑い、友ならなんと言うかなと思った。
ディオニュソスは酒を無駄にするなと怒るのかもしれない。
「……聞こえるか。この服はお前の部屋に置いておく。よく身を清めてから袖を通せ」
明日玉座に来るなら、また顔を見ることになるだろう。
ペルセポネと別れた後。
一度伝令の部屋に行ってみたら、彼がまだ戻っていないようだったので再度庭を探す。
気を遣ってばかりの伝令のことだ。きっと今日も外で寝ようとしているんじゃないだろうか。
「はーあ、なんか変な気揉んだな」
がしがし、頭をかく。まったく、ヘルメスがあんなことになろうとは。
昨日無茶をしすぎたせいか昼寝の時間が長く、結局深夜まで起きてしまっている。
こんなんじゃデベルザのおじさんのこと、怠惰だなんだと責めることもできないなと重いながら月を眺めていた。
すると、とたとたという軽い足取りが聞こえる。
木の上から下を覗いてみれば、アマリアの姿があった。
こんな夜中まで起きてるなんて。って、俺が今日放置しすぎてた気もするけど。またロンヒに怒られるかも。
>>アマリア
「やっほーアマリア、まだ寝ないの?」
木の上から声を張ってみる。
>>403 アマリア
「俺を?」
きょとん、と目を見開く。そしてすぐに、あー、と昨日のことを思い出した。そういえば、大分心配かけちゃったっけ。
うーん。俺が原因で夜更かししてたんなら、やっぱりこれはロンヒに怒られそうだ。
「木登り? 別に、良いけど……落っこちないようにね?」
すとん、と一度アマリアの元へと降りる。木登りなんてこの子、絶対したことないでしょ。
しょうがないので、よっと小脇に抱えてよじ登ることにした。これもロンヒに怒られそうだけど、知らない知らない。だってアマリアが登りたいーって言ったんだから。
「ほい、着いた! どーお? 木の上からの景色は」
>>404 伝令
「わわ、」
抱えられて、身体が少し強張る。前に盾に抱えられたときもそうだけど、この2人、唐突だ。
「高いですね…!」
伝令に連れてきてもらった木の上からの景色は、思ったよりも足が震えた。それでもなんだか、頬を切る風が下よりも気持ち良く感じて目を細める。
「……伝令は、私に寝る場所を譲ってからいつもここで寝ていたんですか?」
彼が昨日以外、部屋を使っていないのは知っていた。気を遣わせてしまっているな、と眉尻を下げる。
「あの。今日、デメテルに薬草について教わったのです。今日、それを採取して……だから、少しは私も治療ができると思うんです! 無理は……しないでください」
>>405 アマリア
「ん、そう。まぁでも、木の上も案外寝心地良いよ? きもちーし」
やっぱり心配をかけちゃってたらしい。そんなつもりはなかったんだけど。
「デメテルに? へー! 仲良くなったんだね」
アマリアが参加者に打ち解けられているか、っていうのはちょっと心配していた。ので、気兼ねなく話せる人が出来たのは素直に安心する。
あのデメテル、研究熱心でたまに怖いことはあってもそんなに悪い人ではなさそうだし?
よしよし、とアマリアの頭を撫でる。こんな子守みたいなことするの初めてだなァ。
「昨日は心配かけたみたいでごめんね。まァ、ちょっと反省もしたから……うん。次治療が必要そうな奴見かけたら、アマリアに頼るね」
もう充分頼らせてもらってるんだけどなー、とは思いつつ。昨日のこともあるので大人しくしとく。
「……どう? 色んな奴と、話してみて」
ふと。アマリアは、悪徳の世界に住む彼等のことをどう思っているのか気になった。
>>406 伝令
木の上が気持ち良い、なんて。本当だろうか。でも、飄々とした彼にはすごく似合っているとも思った。
頼ってもらえるということにホッとしつつ、自分に気合を入れる。伝令が無理をしないように、頑張らなきゃ、と気が引き締まった。
「ここの人は……皆さん悪徳に満ちた世界からいらっしゃったとのことですけど。そんなに悪い人だとは、思えないんです」
へにゃ、と微笑む。
「確かにちょっと発言内容にびっくりすることもありますし、困ってしまうこともあります。でも、彼等の心が全て悪で染まっているようには思えません」
「優しい心も勿論あって、他者を慈しむこともできるのだと思うのです。気遣うこと、元気づけることもできる」
「……伝令から聞いた世界の話は。どんなに酷いものなのかと思っていました。ご友人が犠牲になった世界は、あってはならないものなのかもしれないとも、確かに思いました」
「でも……彼等の住まう世界の中にも。きっと、守るべき尊いものは、存在するのだと思います」
「友を救いたいという、伝令の気持ちを。否定するわけではありませんが」
>>407 アマリア
「……そ、」
今日まで話してきた参加者の言葉、表情を思い浮かべる。
確かに、全部が全部悪い奴等ではないのかもしれない。簡単に暴力振るったりし始めるところはどうかと思うし、人が苦しんでるの見て愉しんでるのもどうかと思うけど。
なんならアマリア、そういう場面に遭遇しない率高くない? とかも思っちゃうけど。
でも──今日、ヘルメスを皆でちゃかして、どんちゃん騒ぎして、笑い合っていたことを思い出す。
ちょっとだけ。重ねてしまった。昔の自分たちと。
くしゃり、アマリアの頭を撫でる。
「確かに……全部が全部悪いってことは、ないんだろうね」
──でも。それでも。
友を救いたいという気持ちに、変わりはない。
「……未来なんて、知らない方が楽だったかもしれないな」
ぽつり、小さな声で呟いた。
夜明けよりもかなり前に目が覚めてしまった。
そのまま二度寝を決め込んでも良かったのだが、思うところがあり俺は広間の水鏡のところへやってきた。
「寝る前にさ、ヘパイストスに先に結果言ってほしいって言ったけどよく考えたら逆だったね。
憑狼が移ってる可能性があるとしたらデメテルの方だから、デメテルに先に言ってほしい、に変更しときまーす。
眠たくて頭働いてなかったのかも。ごめんね」
空が近いと星も近い。
手を伸ばしたら届きそうだと思ってしまうくらいに。
もちろん伸びをしても指にキラリと何かがぶつかる、なんてことはなくて、俺は欠伸をしながら静かな広間をを後にした。
目覚めればやや頭が重い。
そんなに酒に弱い覚えはなかったが、初めて飲んだアレはそれなりに効いたようだ。
ふらふらと窓辺に立つ。
窓を開け放てば風が心地良く、酒臭かった部屋を清めていった。そして、どうやら吊るしてあったラベンダーの花が乾いたらしい。作業が遅れたが、その分仕上がりは良さそうだ。
指で摘んで穂先を枝から外してやる。
その度に柔らかな香りが……昨日散々な臭いにばかり攻め込まれた鼻を満たしていく。
「…………殺菌。消毒。滅菌。」
呪文のように唱えながら、しかし"楽しい"夜だったと振り返る。思えばあんな風に人の失恋を肴に飲んだことは初めてだった。
今思い出しても……ヘルメスの顔は間違いなく夜更かしの甲斐があった。
油断は、ならないのだが。
思い出したように似たような色の花が咲くトケイソウの、こちらは茎と葉を乾かしたものを呪い(まじない)程度にラベンダーに混ぜる。
「……よし。」
仕上げは朝の散策の後でいいだろう。
水鏡の前に立って夜間の会話を聞いてみる。
「お前たちの事情に別に首を突っ込む気はない。
だが、僕も消えるわけにはいかない。」
消えるとは限らないんだろう、ただ歴史なんて玉突きのようなものだと思っている。
どんなにロクでもない玉であっても、それが僕に連なるのなら簡単にどけられてたまるか。
***
ヘスティアの言葉には「ああ」と呟いてやがて訪れる翌日に備えることにした。
くあ、欠伸をかみしめる。
夜明けが近い。太陽の気配を感じて、ごしごしと目をこすった。
「──ヘスティア。今回のヘスティア、めちゃくちゃ顔そっくりだよ。性別も性格も全然違うけど。あんまりまだ話せてないけど、話せたら料理もできるのか聞いてみるね」
「──ポセイドン。今回のポセイドン、なんか無邪気。はは、案外さ。話してみたら君ら、友達になれるかもね? いやごめん適当言ってる。」
「──ロンヒ。アテナの名前を継ぐ者があの人で、気が揉む理由ちょっとわかった気がする……って、これは直接言えば良いか」
くすくすと笑う。
ぐっと伸びをして。そのまま木の上から、今朝の儀式の展開を見守ることにした。
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