1970 †闇の雲居さん村†
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幼女の雲居さん
「おっはなー。おっはなー。おはなはいかがですかーっ。」
両手一杯に花を抱えた少女が弾むような声で舗装された煉瓦道を歩いていきます。
踵でステップを踏んで…おや、これはスキップですか？どうやら花が一輪売れたようですね。
ですが雲居ちゃん、そんなふうに抱えては前も見えずに転んでしまいますよ？
「きゃぁっ」
ああほら、言ったそばから、前が見えていなかったんですね？
「あいたた……へへ、へーきへーき！」
四方八方に散らばって、花は平気ではなさそうですよ。
韻踏む雲居さん
用意したrhyme使い切って
無限のtime歌いきって
…とか思ってたらまだ初日？
心折れずに入れてけスイッチ
俺はまだそんなもんじゃないだろう
乗り越えてこその俺だろう
だけど既に後悔しつつあるこの選択
徐々にふわふわしてくる俺のrhyme
そんなの無視していけよなあ
とにかく騒げよMake Some Noize！
【独】 韻踏む雲居さん
脳が死んでてもできるRPをすればよかった！
ちくしょう！せっかくふざけ倒せるチャンスを貰えたのに…！！
まあ全然ここからふざけるんだけどね。(願望)
胡散臭い雲居さん
辺りを見渡すと、ひらひらと手を振りながら挨拶する。
「やあやあ、これはこれはみなさんお揃いだねえ。少しだけ来るのが遅かったかな？いやいや、ワタシも本当はもっと早めに来るために、昨夜から準備をしていたんだよ？これでも、約束は守るタイプなんだ。反論はあえて聞かないことにしようかな。」
うんうん、と頷く。
「だってワタシにとってはそれは要らない情報。ワタシが『約束を守るタイプだ』と言ったさっきの主張は、ワタシがそう信じていさえすれば、常に真実なんだからね。誰かがもし、あいつは約束を守らなかった！って言ったとしても、それはあくまで一事象に過ぎない。ワタシが約束を守らないタイプであることを証明するモノではないからねえ。」
張り付いた笑顔のまま、すれ違う人すれ違う人に順に手を振る。
ドーナツさんな雲居さん
韻を踏むのが流行っているというの？
私たちにそれはハマっているの you know？
…迂闊。まさかこんなに才能があったなんて。
ワンフレーズで全米が泣くとはこのことね。それにしても全米ったら軽率に泣き過ぎではないかしら。
お嬢さまな雲居さま
韻踏みは乙女の嗜みとは遠いものだけど、言葉を探究するにはよきことだわ。
にこにこ笑顔のお兄さまに手を振り返したのは果たしてよきことかしら？顔を覚えられてしまったら誘拐されない？でも攫われるのは乙女の嗜みかしら！なんだかわくわくが湧き出てきたわ！
【独】 無い言葉を喋る雲居さん
ん、韻踏み？と来りゃ登場さ俺が真打ち
金麦 片手にビーム撃ち bang！
ほらお前らも 構えんだゴンフィンガー
そりゃ近えだろ？ 離れんな持ち場
保て距離 ソーシャルディスタンス
あの人に 伝えるLOVE いつか
今は一人 こねくり回す real heart
無い言葉を喋る雲居さん
……ハッ。俺はたしか舵畝を……うーん、よねよね待ちくびりて荒らぐなあ。
ランプ穴のことも心寝かさないし、どうにも野出っている。やはり炉下の灰は冷めてからドン、だ。
夜も明けるし、睦早の李湯でもこぶるかな。
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