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傅き、平伏する。
隙をうかがい、如何にかして全てを取り戻さんとする。
皆を救い、楽しかった日々に戻る。
そう思って
雷に打たれた。
「……お?」
眼前が白み、これまでかと覚悟をしたのだが。
「ふむ、特に変化はないようだな!」
自分の身体に問題がないことをあちらこちらを触れて確かめる。
「それにしてもなんだ、この鬱陶しい布は。こんなものを纏っていては動きづらかろう。狩りには向かんし、何より、【肌が見えんではないか。】」
邪魔そうに上着を脱ぎ捨て、結いていた髪を振りほどいた。髪留めの宝石が床に落ち、乾いた音を立てた。
>>-1849 マシュマロさん
それは……複雑……。来世で再開して幸せになろう……ね……。9割方私が悪いので……今回のことは本当に申し訳ありませんでした……。マシュマロさんの心をみだりに乱してしまって……。**
/*
>>京さん
あー、これ、魔法はまだ使っちゃダメ……?
一発広間の壁ぶち壊したいんだけど………ダメならその手前でやめる……
「ええい、邪魔だ。布め!この布め!」
弾丸の髪飾りは、アルテミスの神官や眷属が成人の祝いにくれたものだった。
弾丸の服は、選定の儀に向かう前日、アルテミスがしつらえてくれた服だった。
「ふむ……《育まれし悠久の賛美》。」
弾丸…アメリアの肉体が成長を始める。
少女の躰は膨らみ、締まり、完成されていく。
「…このくらいか。」
歳の頃は十八、九。揺るぎない色欲の姿がそこにあった。
[少年は、ただ一点を見つめていた。
黒い瞳は、目の前の鏡を見つめていた。
鏡に映る自分の姿は、あまりにもみすぼらしかった。
綺麗だったはずの瞳。海のような深碧の瞳。
それは堕ち、黒く染まっていた。
太陽の下、キラキラと輝いていた鱗のような銀色の髪。
それは落魄し、輝くことがない鈍色へと変わっていた。
ゼウスの声が聞こえてくる。
その意味を理解したくないと脳が拒否反応を起こす。
その中で、ただ一つ、解ったこと。]
[それが最期の抗いか。
分け与えられた大罪は、
少年の身体を蝕んだ。心を蝕んだ。
腹の底から湧き上がる感情を、抑えることは出来ない。
脳に浮かぶ汚い言葉を、抑えることは出来ない。
ただ、ただ、ただ。
少年は、怒っていた──────]
おかしい、おかしくない。
これが僕?これがぼく。
元からそうだった?元からこうだった。
おかしくないね、おかしくないよ。
だって、ずっと耐えてきた。
ずっと一人で耐えてきた。
誰かが助けてくれた?ううん、だあれも。
そうだよね、そうだよ。
だからさ、ほら、早く。
そろそろ楽になっても、いいよね?
「あぁ…………あぁぁ………あ"あ"あ"あ"!!!」
「ああああああ、あは、あははは、あははは!!!!」
「────────あーあ。」
「──────────破れ。」
声と共に、地面が割れた。
割れた地の隙間から飛び出た石を魔法で持ち上げて、力の限り壁へ叩きつけた。
大きな穴が空く。
あぁ、それでも、まだ足りない。
「もっと!だめだよ!こんなんじゃぁ!
足りない!足りない!足りない足りない!」
怒りに歪んだ形相のまま、狂った声で喚き続ける。
掻き毟った髪は、いつの間にか黒く濡れ。
覗いた双眼は、ただ深紅に染まっている。
全てに疲れた少年は、ただ与えられた感情のまま。ただ、憤怒し続けた。**
「そっか…。」
「ずっっっっと、夜のままなんだ。」
疎ましい朝は二度と来ない。
星も月もない夜は静寂と眠る。
今まで恨んだ太陽を睨む必要は無い。
人生を照らす灯火は、彼女がきっと吹き消した。
これからは彼女が僕の道標になる、居場所になる。
この人が僕の全てになる。
今まではずっと不安だった、
この人と仲良くしたい、この人と友達になりたい
一緒にご飯食べていいかな、お酒の飲み比べしたり、
決闘でしのぎを削ったり、たまに悪戯したり、
鬼ごっこしたり、
僕がそんなことしていいのかな、なんて迷っていた。
そんな中で手探りで進んでいた。
【でも、そんな必要なかった。】
貴方が止まっていいって。貴方に仕えるのだけが幸せだから。
紅い涙は涙を流そうとした。
だけど涙は流れない。
彼女がそれを許可していないから。
ああ、幸せだ。きっと、幸せなんだ。
これからは何も考えなくていい。
考えたくない。
僕は生まれ変わってしまった。
こうして、一つの国は消滅する。
ギリシャという国が復活する日は遠く、果てがない。
いや、その国名はもう口にされる事はないのかもしれない。
【全ての人民は滅んだ。】
地上はまさに生き地獄と言っても過言では無い有様だ。
そんな炎の中、屋根の上から見つめる男の影が一つ。
??? クロノス が見物しにやってきました。
??? クロノスは、見物人 を希望しました。
「……久々に我が子を見に来てみれば、こんなことになっているとは。」
ゼウスに少しばかり似た男は目を細め、陰気な表情でこう呟いた。
「他の時空に干渉してはいけない決まりは破れない。彼女がゼウスである限り。」
『……時よ、戻れ。』
「愛しの子らよ、終わりがあるからこそ美しい。
だが、せめて。悔いを残さずあれれば。
……蛇足かもしれない、命への冒涜かもしれない。だが、私はそう願おう。」
そして、男の姿は消えた。
────時は巻き戻る。
全ての始まり、ステンドグラスが割れる前へ。
祭りの、二日目のへと。
文字通りに【時は巻き戻ったのだ。】
皆がまだ何も知らず、神秘が保たれていた頃に。
時間の神 クロノスはほんの少しばかり細工をした。
他時空への干渉は許されない。だが、この結末を迎えるには酷すぎた、と。
やり残した事を行わせる。それをもって手向けの花とすると決めたのだ。
【運命は定まった。】
変わることはない。それでも、穏やかな時は目の前にある事だろう。
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