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✵驚きのあまりに騒ぐ声をよそに、レフティスの視界の先を蜂蜜色が通り過ぎて行った。
一筋の光のようにみえた蜂蜜色は、星の反射を受けて輝く髪だ。後ろ姿だが、白いワンピースを着少女は長い髪を揺らして駆けていく。✵
>>474 ゼウスさま
ねむるのがおしごと?
[きょとんとしながらも頷く。]
それ? ……おはな?
おはなとおどるけんぞくこうほさまがくれたの。ひとつは、あげたいひとに……プレゼント、って……。
[声は、最後には消え入るようにしぼんでいた。]
✵さながらステップのような足音に、後ろからついて行く。
どんなに大きな声を上げても反応すらしない彼女。きっと、これは夢なのだとそう思い込む事にした。✵
『…………▇▇▇!ここにいたのね!』
✵彼女はスカートがはためくのも厭わず、誰かの名を呼んで彼に抱きつく。
抱きつかれて振り向いた彼は─────ゼウスだった。
柔らかに目を細めて、蜂蜜色に手を伸ばす。俗に言う、頭を撫でられた彼女は心から嬉しそうにはにかむと、少し低い背をつま先立ちで伸ばして彼の頭を撫で返した。
まるで本物の兄妹のように睦まじい二人を、自分の主君を目の前にしてレフティスは呆然とする。✵
✵……ふと、視界が切り替わる。
白いドレープを揺らして、蜂蜜色の彼女は歩いている。落ち着きのない様子に、レフティスも背を追いながら不安になっていればとある部屋に辿り着いた。✵
✵独り言にしては大きな声で言うが、水鏡に向き合う彼女には届かない。✵
『……鏡よ鏡、▇▇▇の姿を見せて。』
✵掠れたノイズの音。
世界中の、どの言語にも当てはまらない発音はレフティスの耳には聞き取れなかった。
恐らく、ゼウスの名を呼んでいるのだろうか?
そう考えていれば、水面にはゼウスの姿が映される。
彼の前には、端正な顔立ちの女性。
思わず目を見張る、絵になる光景。楽しげに話している彼等を他所に異質な音が響き渡る。✵
……パチン
…パチン
パチンッ、と。
✵音の先を見れば、蜂蜜色の女性は自身の親指の爪を齧っていた。確かな憎しみと、怨嗟の篭った瞳で水鏡を見つめながら爪を抉るように齧る。
蜜蝋を閉じ込めたような艶やかな爪は跡形もなく、ぼろぼろに歪む。肉の断面からは血が滲み、彼女の唇を朱へと色付けた。✵
『……嗚呼、いけない。私ったら、また。』
✵女性は傷付いた爪へと手を翳す。暖かな光に包まれて元通りになった手を力なく下ろせば、ふらふらと素足で水鏡の前から立ち去った。
その景色を最後に、またゼウスの私室へ戻っている事に目を大きく見開く。
気付けば、ゼウスの部屋でオルゴールを握り締めていた。元の世界に、戻って来れたのだ。✵
>>469 アテナ
「ふむ。断られてしまっては仕方がない。貴方の矜持もあるのだろう。恥をかいたなどとは微塵も思っていないからな!気するなよ?な?」
少し拗ねた様に見えたかもしれない。
「…………なんだったんだろう。今の」
✵何が起きたのかわからない。わからないからこそ、怖い。
だが、初めて味わう感情に胸が苦しい。
レフティスは、ゼウスの部屋の掃除もそこそこに自室へと戻って行くだろう。✵
>>446 デメテル
「かつて太陽を目指して飛んだ男は羽を散らして墜落死した。
畏敬との付き合い方を間違えた好例だろうな。」
遠くを眺めながら紅茶を飲む。
クッキーに手を伸ばし、紅茶を啜り、やがて夜会の食事はそれぞれの腹に収まった。
「悪くない夜だった。
夜のオレからお前を楽しませてやれるものはやすやすとは出てこない。
……それでもいいのなら、陽の光なきアポロンの暇をつぶしに来い。」
静かにギガース・ヘーリオーティスを下ろしてやる。
デメテルの背を見送り、自分もまたひとり散歩をぶらぶらとする。
パチン。指を鳴らすと光の巨人は夜の闇に光の粒となって弾けた。
✵時は巻き戻り、部屋の掃除の前。✵
>>471 ハデス
「やっぱり痛いんですね……もっと早くに気づければなあ。」
「えっ!?それはダメですー!
ゼウス様がよくても!私がゼウス様の側に居たいので!!
はい!それでしたらいっぱい歌います!
あ、そろそろ行かなきゃ……また明日!お会いしましょう、ハデス様!」
✵自分の歌を褒めてくれた優しい冥府の神へ手を振れば、その場を去った。✵
>>485 ゼウスさま
めがさめたらおしごと。ん、できる!
[頭を撫でる手に、頬を寄せる。この大神と出会ったのは最早覚えていない程に前のことであったが、彼はいつどんな時であろうと淡然として穏やかな存在であった。少なくともシャルルの前では。]
……いつか……いつか、わたせる? そっか……。
[彼の言葉ならば、きっと確かなのだろう。
偉大なる神々の眷属たちから貰った花と水玉をそっと握り直した。]
✵時は巻き戻り、部屋の掃除の前。✵
>>476 ヘスティア
「いーえー!ゼウス様に皆様を助けるように仰せつかってますので!
むしろ、すぐにでも声を掛けてください!
大丈夫ですよお!ちょこちょこ動き回っても怒られないし、皆さんがいて楽しい今が、レフは好きです!
……はわっ!ダイタンな台詞!
それもそうですね!では、この一回に全てを込める勢いで頑張ります!!」
>>491 ペルセポネ
「承知致しました!」
✵ペルセポネにぴしっ!と敬礼を一つ。
客人の頼みなら聞かないわけにいくまい。
ヘスティアの諌める声になんとも言えない表情を浮かべた。✵
>>ヘスティア
✵ペルセポネに返事をしてから、すぅ、と小さく息を吸ってその声帯を震わせる。
セイレーンの歌声とはまた違った、神秘的な美しさを秘めたメロディーはヘスティアへと注がれた。✵
「🎼.•*¨*■■■■■•.¸¸🎶🎼.•*¨*■■■■•.¸¸🎶•*¨*•.¸
¸♬•*¨*•.¸¸♬」
✵聞けば心があたたかくなるような、そんな歌声は傷にも効果を示す。
全てを込めると言っただけはあり、傷は跡形もなく治ってしまった。
歌い終えれば、魔力切れを誤魔化すように微笑む。✵
「……よしっ!ヘスティア様は、お美しいですから。治ってよかったです!
怪我は名誉の勲章と言われるのはわかるのですが……それでも、レフは皆さんの無事を祈りたいですから。」
✵烏滸がましいかな、と思いながらもつい口に出てしまう。
戦うヘスティアやペルセポネは美しかった。だが、傷ついてほしくないとどうしても願ってしまうのだ。✵
[じわじわと先端から色を薄めていく手指に、僅かばかり不安な気持ちになる。慌てて自分の寝床に戻り、少ない荷物から15枚のカードを引っ張り出した。]
[16人分の似顔絵と名前が刻まれた古びたカード。記憶はごちゃ混ぜになり、本当の顔はもう思い出せない人すらいる。それでも忘れたくないと頑なに抗った結果が今だった。
紫色と青色で書かれた名前を、愛おしげに撫ぜる。]
[寝床に唯一、ゼウスにお願いして置いてもらった大きな鏡の前に立ち、話し出す。]
……あのね、おはな、もらったの。いまはわたせないけど、いつか。だって。
それに、あめ……じゃなくて、みずたまも。よくねむれるおまじないなんだって。
[手の跡が付くから触るなと何度もケル・ベ・ロスには怒られたものだった。]
[鏡に映った少年の青い瞳から、大粒の涙が落ちる。思わず鏡に額を寄せた。]
なかないで……、なかないでよ……せんせい……。
[もう感じられない温度に、触った気のしない感触。それでもずっとそうしていた。]
アルテミスと話し終わってから。
部屋に戻りがてら、明日すべきことを頭の中で整理する。
───そういえば。アレスには話し掛けられたが、ポセイドンはまだハッキリ見ていない。明日様子を伺うべきか。
ヘパイストスとも先攻後攻を入れ替えてもう1戦できれば良いが、アルテミスとも決闘してみたい。
かなりの実力者らしいハデスも気になる。
時折声が聞こえるアポロンは。今日名前の呼ばれていたペルセポネは、ディオニュソスは……
そうやって順番に思いつく限りあげていけば、気がつけば全員だった。
ふ、と、僅かに見える口元が笑う。
こんな風に、他者を知りたいと思うのは……女神アテナ以外では初めてであった。
楽しい、と思った。
>>493 ヘスティア
「申し訳ございません。そのようなことは……いえ、気を悪くさせてしまいましたことお詫び申し上げます。」
自分のふとした一言が彼女の名誉を傷つけてしまったようだと思えば慌てて非礼を詫びる。
「出過ぎた真似でございました。……私、誰かに傷をつけたことはこれが初めてなのです。少し動揺していたのかもしれません。……でもやっぱり。よかったです。」
レフティスの癒しの歌声を聞きながら最後は穏やかな笑みを浮かべる。
>>495レフティス
「レフティス様、ありがとうございました。もしかしたら私も今後お世話になることがあるかもしれません。その時はまたその美しい旋律をお聞かせいただけましたら…勿論、無いに越したことはございませんが。」
そうして二人に頭を下げればその場を去っただろう。
「……ああ、すてき、」
レフティスの歌を文字通り全身で感じながら、あたたかな恵みに包まれます。
遥か昔の、初めてヘスティア様の権能により智を得てヒトの姿を与えられた頃の記憶が蘇りました。
「……ふふ」
それは少し困った顔にも見えたやもしれません。
長く生きているとどうしても、自他の境界は色濃くなります。
彼女も例外ではありません。
他人の権利、意思を尊重しない行動はともすれば無礼とされますから、当然のことと言えばそうでしたが。
しかしそれは、相手のことを切に願うがゆえの情熱に突き動かされているが故なのもまた事実。
目の前にいる二人の女性が、少し眩しく感じられました。
「……そろそろ、寝たほうがいいかな。」
ヒュプノスとも別れれば水鏡をゆっくりと覗き込む。
そこには自分が他の者と話している裏で起きたことも正しく映し出すだろう。
ひとしきり見終われば波紋を描くその水鏡にも別れを告げてゆっくりと広間を回りながらやがて仮初の自室へと下がるだろう。
✵時は巻き戻り、部屋の掃除の前。✵
>>502 ペルセポネ
「いいえー!
……回復魔法だけでなく、普通に歌うことも出来ますから。ご入用の時は呼んでやってください!
おやすみなさいませ、ペルセポネ様!」
✵去りゆく彼女にぺこっと頭を下げて見送った。✵
>>506 ヘスティア
✵ヘスティアの反応(>>503)から、きっと困らせてしまったのだとわかった。
だが、彼女自身がこれ以上の言葉を求めてないのであればとにこっ!と笑ってみせた。✵
「えへへ、これだけは出来るので!
はわ……聡いヘスティア様が本格的に勉強をしたら負けてしまいます……いえ!私も頑張ります!!」
✵ふんす!と意気込むと優しく抱き寄せられ、頬と頬を合わせられる。
警戒を解いているので、不思議そうに目を瞬かせていればじんわりと魔力が流れ込んでくる。ヘスティアの魔力はしっとりとしていて、それでいて心地のよいものだった。✵
「!」
「ありがとうございます。
ヘスティア様も本日はお疲れ様でした!おやすみなさい!」
✵魔力が補充され、ぴょんぴょんとその場で跳ねれるくらい元気になればヘスティアと別れた。
明日も皆様方と話せるのだと思えば楽しみで仕方なかった。
……そう、ゼウスの部屋での出来事が起こるまでは。✵
我が主が儀に不要な者達を消し去るのを見つめる。(>>486)
私は、自力で地下の奥底まで行くようにと言われている。明日からは陽の光を浴びる事も適わない。
永遠ではないが、少しの別れに感傷的になっているのだろうか。
消えゆくイリアの側に立てば、彼が消えるまで隣にいた。
何か言われるかもしれないが、どうせ一週間ほどは話せないのだ。今の内に話しておこうってだけだ。
こうして、夜が明けるまではそう過ごしていた。
「眠い……
この時間帯はさすがにカラッケツだな。」
パチン……と、指を力なく鳴らす。
掌の上で小さな光の"巨人"がちんまりと座る。
「明日またでっかくなろうな」
ぐっと握り込み、あてがわれた自室へと向かった。
彼女はひとりきり歩いておりました。
夜の帳がこの空飛ぶ島を着替えさせたように、昼間とは異なる静謐と美しさがそこにはあります。
けれど、それらも今の彼女の目には映りません。
「今日は反省点ばかりですわ。
決闘には負けてしまい、そのまま時間を失って特技の披露もままならずに終わってしまうなんて。
これではゼウス様の眷族となるどころか、ヘスティアさまの名に泥を塗ることに……いいえ、そんなことにだけは––––あら?」
ため息まじりに呟きながらたまたま足先で蹴飛ばした小石の行方を目で追うと、涼やかな木陰が目に入ります。
月明かりが木の葉の間から漏れ、何股にも分かれた根が土へ太く伸びています。
どこか生まれた土地に似たものをおぼえ、すこし肩の力がぬけました。
「今夜は、ここで休むことにいたしましょう」
誘われるようにして風とともに木陰へ滑り込み木の枝を集めてから、ぽん、と火種を投げて焚火を起こします。
そして彼女は––––大きなその蛇は、身体を丸めて眠りにつきました。
>>510 アトラス
「ふ。感傷的だな、アトラース。」
俺の隣にいることを別に咎めたりしない。
俺たちに年の差なんてほとんど関係ないものの、やっぱりケル・ベ・ロスは年下なんだよなと思いながら。
「一週間ほど顔を合わせられなくなるが、まあ、上手くやれよ。オマエの方が絶対世話係は向いてるんだけどな」
大浴場で入浴を済ませ、部屋へと戻ります。そして約束通りにアフロディーテから貰った薬を飲みます。これ舌についたら色が取れなくなる…とか無ければよいけれど。
飲み終わると電気を消し、どこまで見えるのか試すことでしょう。うっすら月明かりが照らす部屋とは言えど、暗さに慣れるには限界がありますから。
しばらくすると、目が慣れてきました。不思議です。周りは暗く、普段なら動きまわれないと思うのに、テーブルの木目の模様までハッキリと見えてしまいます。
今までならば考えられない出来事に、感心してしまいました。
それから夜空を眺めてみたり、部屋をくらいまま動き回ります。
明日、アフロディーテには感想を伝えるだろう。
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